アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。   作:naogran

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30話・新しい春

4月5日。SKY ANGLE・イラスト部。

 

優之「いやぁ〜、俺達が入社して1年が経つな。」

 

トミー「はい。早いもんですね。」

 

フィオ「遂に後輩が出来ますね。」

 

優之「このイラスト部に新しく入る方が来るしな。」

 

トミー「優之さんがおあにた荘に入居して1年が経ちましたね。」

 

優之「そだな。盛大なパーティーを祝ってくれてありがとな。2人共。」

 

トミー・フィオ「いえいえ。」

 

冴子「皆、注目。新入社員を紹介するわ。今日からSKY ANGLEイラスト部に入る事になった宮本結子さん。挨拶して?」

 

結子「宮本結子です。宜しくお願いします。」

 

社員達が拍手した。

 

冴子「それじゃあ宮本さんは、彼処の愛川君の前にあるデスクに着いて貰うわ。」

 

結子「はい。」

 

冴子「それじゃあ皆、宮本さんと仲良くね。」

 

優之「俺が指導するのか。」

 

トミー「なら、先輩として頑張らないとですね。」

 

優之「先輩らしい事をする機会なんて皆無なんだよなぁ〜。でも、社会人としてしっかりやらないとだな。」

 

結子「愛川先輩、宮本結子です。宜しくお願いします。」

 

優之「ああ、宜しく。愛川優之だ。優之で結構。」

 

結子「はい。優之先輩。」

 

優之「早速だけど、この参考書で仕事を覚えて。終わったら仕事を回すから。」

 

結子「はい。」

 

参考書を読みながら仕事の確認をする。

 

優之(この子があの宮本の妹さんだもんな。兄妹のギャップが凄い。)

 

 

 

 

 

 

青山学院高校。

 

遥香「もう私達、3年生かぁ〜。」

 

茜「はい。そして受験生ですから。」

 

美佳子「志望大学に合格出来るよう、定期的に勉強しなきゃだね。」

 

茜「今日は悠里さんは居ませんね。」

 

美佳子「そりゃあそうだよ。今日からアイドルデビューなんだから。」

 

遥香「アイドルかぁ〜。良いな〜、私もなってみたいな〜。」

 

美佳子「今からでもなっちゃう?3人組アイドル!」

 

茜「いやそれは・・・」

 

 

 

 

 

 

モロダスト。

 

女性トレーナー「それじゃあ、まずはステップから行くわよ。」

 

悠里・樹々・響子「はい!」

 

まずはステップ。3人はトレーナーに付いて行くようにステップを踏む。

 

女性トレーナー「そうそう良いよ。綺麗に踏んでるよ。」

 

悠里・樹々・響子「ッ!ッ!ッ!」

 

女性トレーナー「はいOK!」

 

悠里・樹々・響子「ふぅ・・・」

 

女性トレーナー「あなた達流石ね。初心者とは思えないステップだったわ。」

 

悠里「ありがとうございます。」

 

樹々「実は、今日までいっぱい練習しました。」

 

響子「頑張ったんです。」

 

女性トレーナー「成る程ね。デビューまで堕落せず、練習を積み重ねたのね。あなた達のデビューは近いわ。そう言えば、あなた達のグループ名は決めてあるの?」

 

悠里「はい。Angelicaです。」

 

女性トレーナー「Angelica。天使って意味ね。」

 

響子「私達にピッタリなグループ名ですよ。」

 

 

 

 

 

 

東京電機大学。

 

淳一「遂に大学3年!ここから心機一転!頑張って頑張って頑張りまくるぞ!」

 

圭一「心機一転って、俺達は何時もの同人誌制作しかないけど。」

 

真知子「また百合ものじゃないでしょうね?」

 

圭一「その可能性は0じゃないな。」

 

文典「もう確定じゃないですか。」

 

雅美「相変わらずですね部長。」

 

圭一「その時はモデル頼むよ。祐規。」

 

祐規「また僕に・・・まぁ良いけど。」

 

淳一「もうお前、女装が天職になるんじゃね?」

 

 

 

 

 

 

東京大学。

 

有香奈「ふぅ。もう大学3年生かぁ。来年は4年生。そろそろ将来の事とか考えなきゃね。」

 

???「有〜香奈〜!」

 

有香奈「深雪。」

 

彼女の名は、有香奈の同級生の三枝深雪。

 

深雪「な〜に?そろそろ将来考えなきゃいけないな〜みたいな顔してどうしたの?」

 

有香奈「鋭いわね。」

 

深雪「コスプレイヤーとして活躍すれば良いんじゃないの?結構有名なんだしさ。」

 

有香奈「まぁそれもアリだけど。深雪の方こそどうなの?将来看護師になるんじゃないの?」

 

深雪「勿論そうよ?お父さんが院長を務める病院で働くのが私の夢!それに私、付き合ってる彼氏と結婚する約束してるし。」

 

有香奈「気が早いわね。」

 

深雪「有香奈も彼氏さん見付けたら?楽しいよ?」

 

有香奈「余計なお世話。私は普段のペースで彼氏見付けるの。」

 

深雪「はいはい。とは言え、私達は遂に大学3年。お互い頑張ろうね。」

 

有香奈「ええ。」

 

 

 

 

 

 

杉原カンパニー。

 

康介「裕樹、双葉ちゃん元気してる?」

 

裕樹「ああ元気してるよ。お義父さん達と楽しく遊んでるし。」

 

康介「宗太郎さんと翠さん、本当お孫さんにデレデレだね。」

 

裕樹「僕の両親も同じさ。父さんはね、『仕事サボって双葉と遊びたい!』って毎回言うんだよ?」

 

康介「あはは。それだけ愛してる証拠だよ。」

 

???「嶋村先輩羨ましいですね。」

 

裕樹「まあね。悟君も彼女さんとか居る?」

 

2人の後輩はなんと、優之の幼馴染みの広瀬悟。

 

悟「彼女ですねぇ・・・友達なら居ますけど、付き合った経験は無いです。そう言えば聞きましたよ。嶋村先輩の奥さん、愛川冴子さんだって事。」

 

裕樹「え?知ってるの?」

 

悟「知ってるも何も。冴子さんは優之のお姉さん。優之は俺の幼馴染みなんですから。」

 

康介「あー。優之君言ってたね。悟君の事。」

 

悟「今度会いたいです。冴子さんに。」

 

裕樹「じゃあ今度機会があれば、ウチに遊びに来なよ。」

 

悟「ありがとうございます。」

 

 

 

 

 

 

SKY ANGLE・食堂

 

トミー「舞さん、小学生になったんですよね?」

 

優之「ああ。入学式の時に雅春先輩と梨奈ちゃんに会ってね。もうすっかり梨奈ちゃんと仲良し。」

 

フィオ「良かった。」

 

結子「あ、優之先輩!」

 

そこに結子が来た。

 

優之「おや、結子さん。」

 

結子「優之先輩。昨年の兄の愚行、お詫び申し上げます。」

 

優之「あ〜去年のね。俺は別に気にしてないけど、そこに居るトミーとフィオはすっごい傷付いたからね。」

 

結子「トミー先輩、フィオ先輩、兄に代わって私が謝罪申し上げます。本当にごめんなさい!」

 

トミー「あ、頭を上げて下さい。結子さんは悪くありませんから。」

 

フィオ「そうそう!悪いのはお兄さんの方なんだから!」

 

優之「兄と違ってしっかりしてるなぁ。そう言えばお兄さんの方はどう?」

 

結子「あ、はい。兄は今も神奈川の建設現場で汗水垂らしながら仕事してます。借金返済はまだまだですが。」

 

優之「神奈川に居るんだ。」

 

結子「でも、あれから信じられない事が起きたんです。」

 

優之「え?何?」

 

結子「実は、兄は心を入れ替えて頑張ってるんです。」

 

優之・トミー・フィオ「え?」

 

結子「家でもあんなに横暴な態度を取っていたのに、建設現場で働いてる最中に改心するなんて信じられません・・・」

 

トミー「建設の仕事って・・・歪んだ心を改心させる仕事なんですね・・・」

 

フィオ「それは違うと思う。」

 

優之「1つ気になったんだけど。宮本って何であんあ横暴な態度を取ってたんだ?」

 

結子「実は兄は、高校の時にいじめグループに入っていたんです。そこで生徒さんを殴ったり、弱い人を脅したりと多くの愚行を行ったんです。ですが高校2年のある日、兄に未成年飲酒やタバコが発覚して退学させられて引き篭もりになったんです。引き篭もりしてから凡そ4年。」

 

トミー・フィオ「4年!?」

 

優之「当時高校2年で引き篭もり4年・・・だとすると21歳。それで、専務であるお父上のコネで入社したと。」

 

結子「はい。ですが専務の息子って言う肩書で社員さん達を脅して・・・挙句の果て、マレーシア人であるお2人にも迷惑を・・・」

 

優之「んで、会社の金を横領してギャンブルやキャバクラに溺れたと。そして横領現場を目撃した社員に対して鋭く脅迫したと。本当人間なのか?あの時の彼奴。」

 

トミー「宮本は僕達の事を人一倍バカにしてました。その原因が何なのか未だに・・・」

 

結子「それなんですが・・・兄は中学の頃、マレーシア人の上級生にイジメられてて・・・」

 

優之「え?まさかそれが・・・」

 

結子「はい。それ以降マレーシア人に酷い恨みを持っていまして。」

 

優之「それ、完全に逆恨みじゃ。」

 

結子「クビになったあの日、兄は言ったんです。『あの2人もマレーシア人だから同罪だろう!』って。」

 

フィオ「確かに私達はマレーシア人だけど、国籍はマレーシアで元々アメリカ人だけどね。」

 

優之「色々話してくれてありがとう。結子さんはお兄さんと違って真面目なんだね。」

 

結子「はい。私は両親の教えの通りに人生を送っています。」

 

専務「結子。」

 

結子「あ、お父さん。」

 

父である専務が来た。

 

優之「専務。お疲れ様です。」

 

トミー・フィオ「お疲れ様です。」

 

専務「お疲れ様。どうかね?結子と仲良くしているか?」

 

トミー「もうすっかり仲良しです。それと先程、お兄さんの事を聞いたばかりです。」

 

専務「そうか。彼奴は色々困ったものだ。しかし今、すっかり改心したみたいだ。」

 

優之「不思議ですよね。」

 

トミー「結子さんは、権力を振らないんですね。」

 

結子「はい。権力使うと自分が恥ずかしい思いを背負う事になりますし。」

 

専務「・・・・・」

 

結子「ん?どうしたの?」

 

専務「いや、お前とトミー君、何か馬が合いそうだなって。」

 

トミー・結子「え?」

 

 

 

 

 

 

おあにた荘。

 

舞「ただいま〜!」

 

真奈美「舞ちゃん、おかえりなさい。学校楽しかった?」

 

舞「うん!梨奈ちゃんと双葉ちゃんと遊んだんだ!」

 

真奈美「それは良かったわ。おやつのプリンあるから食べてね。」

 

舞「ありがとー!」

 

 

 

 

 

 

定時になり、優之が退社しようとイラスト部から出た時。

 

佑美「優之くーん!」

 

廊下の奥から佑美が走って来た。

 

優之「ん?佑美先輩?どしたの?」

 

佑美「優之君、今週の金曜日も休暇取ってる?」

 

優之「金曜日?ああ、取ってるよ。それがどうかしたの?」

 

佑美「それでさ、その日私とデートしない?」

 

優之「・・・ほえ?」

 

『END』




         キャスト

      愛川優之:濱田龍臣

      日高淳一:宮田俊哉
      三峯悠里:近藤玲奈
     竹下有香奈:大西沙織
      松浦康介:寺島拓篤
      新田樹々:佐藤亜美菜
       三峯舞:大空直美

      宮本結子:前田佳織里

      嶋村冴子:友永朱音
      嶋村裕樹:興津和幸

       広瀬悟:浦和希
      杉原響子:本渡楓
      三枝深雪:尾崎由香

 トミー・ブライアン:福原かつみ
 フィオ・ブライアン:花井美春

      雨原佑美:伊藤美来

      横沢圭一:狩野翔
      小野雅美:和多田美咲
     曽根川祐規:小林大紀
      瀧本文典:諸星すみれ
     古川真知子:M・A・O

      矢口遥香:若松来海
       石原茜:大和田仁美
     赤坂美佳子:黒木ほの香

        専務:小西克幸
   女性トレーナー:新田ひより

     東山真奈美:後藤邑子

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