アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。   作:naogran

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34話・憧れの秘密

4月24日。

 

優之「こうやって・・・よし。」

 

今日も優之は、帰宅してすぐウルトラアーツを撮影してインスタに投稿した。今回は真骨彫ダイナがゴルザにスペシウム光線を放つシーン。

 

優之「真骨彫ウルトラマンのパーツ、汎用性あるな。昨日なんてダイナのサムズアップ、デッカーに付けれたし。」

 

 

 

 

リビングを降りると。

 

優之「ん?」

 

有香奈「やっぱりどれも可愛いわね〜。」

 

優之「有香奈さん、またコスプレ雑誌読んでんの?」

 

有香奈「そうだよ?今日の特集はね、私の憧れのコスプレイヤーのインタビューが掲載されてるのよ。」

 

優之「へぇ〜。有香奈さんの憧れのコスプレイヤーねぇ。」

 

有香奈「私ね、その人に憧れてコスプレ始めたの。」

 

優之「どんな人に憧れてるの?」

 

有香奈「この人だよ。Keiって言うの。」

 

コスプレイヤーKeiのインタビュー写真を見せる。

 

優之「・・・ゲッ。」

 

有香奈「Keiさんはコスプレイヤーの中でダントツ人気高いから、私が憧れる理由が分かるわ〜。」

 

優之「・・・・・」

 

Keiのインタビュー写真を見て、優之が引いてる。

 

有香奈「ん?優之君どうしたの?」

 

優之「え?いや、物凄いお方なんだな〜ってちょっと驚いてるだけ。」

 

有香奈「そう。あ〜、本人に1度会ってみたいな〜。」

 

優之(あの人はちょっと・・・)

 

 

 

 

 

 

夜7時。広瀬悟が渋谷区のマンションへ帰宅した。

 

悟「ふぅ。今日も仕事疲れた〜。」

 

???「お帰り〜!」

 

悟「うっ・・・」

 

帰って来た悟を待っていたのは、有香奈の憧れのコスプレイヤーのKeiだった。Keiはメイド服のコスプレでご飯を作ってる。

 

Kei「ご飯もうすぐ出来るわよ。ちょっと待っててね〜。」

 

ご飯を作ってるKeiを見ながら、カバンをソファーに置いた。

 

悟「ま〜た俺の家に勝手に上がり込みやがって。断り位入れろよ。」

 

Kei「良いじゃない。私とあなたの仲なんだし。」

 

悟「仲って言っても・・・」

 

Kei「さっ、ご飯出来たよ!Keiちゃん特製のオムライスだよ!」

 

悟「もうメイド喫茶じゃねえんだから。」

 

”ピリリリン”

 

儚くも永久のカナシの着信音が鳴った。

 

悟「ん?優之か。もしもし?」

 

優之『悟、Keiは居るか?』

 

悟「ああ、勝手に家に上がり込んで晩飯作った。」

 

優之『そっか。実はそのKeiに憧れを抱いている人が居るんだ。』

 

悟「え?」

 

優之『その人と1度会わせてやってくれねえか?』

 

悟「あ〜・・・ちょっと聞いてみる。なぁ。」

 

Kei「ん?」

 

悟「今優之から電話が来てるんだけど。」

 

Kei「あら、優之君が?」

 

悟「それで、アンタに憧れてる人が居るって言うんだけど、1度会わせてやれねえか?」

 

Kei「私に憧れ!?勿論大歓迎よ!」

 

悟「会ってくれるって。」

 

優之『マジか。じゃあその人にも伝えておく。』

 

悟「お前は来ないのか?」

 

優之『あまり関わりたくないけど・・・まぁ、一応仲介人として行くわ。明日の夕方に練塀公園に。』

 

悟「分かった。じゃあな。」

 

電話を切る。

 

Kei「私に憧れを持ってる人ね〜。会うの楽しみね〜。」

 

悟(ドン引きされなきゃ良いけど・・・)

 

 

 

 

 

 

4月25日夕方。秋葉原練塀公園。

 

優之「悟、この人が竹下有香奈さん。俺の住むおあにた荘の住人で東大に通うコスプレイヤーだ。」

 

悟「初めまして。広瀬悟です。優之がお世話になっております。」

 

有香奈「そっか〜。君が優之君の幼馴染みの悟君ね。改めまして、竹下有香奈です。Yu-Naって名義でコスプレイヤーしています。初めまして。」

 

悟「いえいえ。」

 

有香奈「それで、Keiさんは今何処へ?」

 

悟「ああ、今こっちに向かってる最中です。」

 

有香奈「ねぇねぇ悟君、Keiさんとどう言う関係か知りたいな〜。」

 

悟「え?まぁ、俺はKeiの弟で・・・」

 

有香奈「弟さんなんだ!」

 

悟「んでKeiは・・・」

 

Kei「お待たせ〜!」

 

丁度そこに、コスプレイヤーKeiがやって来た。今回はジャンスカJKのコスプレをしている。

 

有香奈「キャー!Keiさんだー!」

 

悟「遅えよ。」

 

Kei「ごめんなさい。支度に手間取ってて。あら優之君、久し振り!」

 

優之「え、あ、ああ・・・久し振りだな・・・」

 

目を逸らしてそう言った。

 

有香奈「あ、あの!Yu-Naです!Keiさんにお会い出来て嬉しいです!」

 

Kei「お〜!人気急上昇のコスプレイヤーの新星のYu-Naちゃん!あなたのコスプレ、どれも完成度高くて私好きだよ!」

 

有香奈「ありがとうございます!私、Keiさんに憧れてコスプレを始めたんです!」

 

Kei「そうなんだ〜!嬉しい〜!」

 

優之(悟さんよぉ、俺やっぱ関わりたくねえよ・・・)

 

悟(お前はまだ良いとして、俺の方が人一倍関わりたくねえよ・・・)

 

有香奈「ん?どうかしたの?2人共。」

 

優之・悟「別に?」

 

???「お?可愛い子発見!」

 

優之・悟・有香奈・Kei「ん?」

 

そこに現れたのは、2人組の男。

 

男A「ねぇねぇそこのお2人さん、俺達と遊ばない?」

 

男B「良い所連れてってやるからさ。」

 

優之(おいおい、いきなりナンパするとは。)

 

悟(突飛な展開舞い降りたってか?)

 

Kei「ごめんなさい。私達はもう間に合ってま〜す!」

 

有香奈「そうなんですよ〜!」

 

2人は優之と悟の腕を抱いた。

 

優之・悟「ほえ?」

 

男A「アァ?何だテメェら。この2人の彼氏か?」

 

男B「おいおい、そんな男達より俺らと遊ぶ方が楽しいぞ?」

 

Kei「ちょっと。私の弟を侮辱しないでくれる?」

 

有香奈「弟をバカにしないでくれます?」

 

優之(弟じゃねえけど・・・)

 

男A「チッ、気に入らねえな。ならその弟共をぶっ飛ばしてやるよ!」

 

悟「おいおい、暴力は止めとけ。」

 

優之「後で後悔するぞ?」

 

男B「五月蝿え!お前から黙らせてやる!!」

 

2人の男が襲って来た。

 

Kei「トイヤッ!!!」

 

男2人「グハアア!!」

 

走り出したKeiがジャンプし、男2人の顔面にダブルキックをお見舞いした。

 

優之「あーあ。だから止めとけって言ったのに。」

 

男A「な、何だこの女・・・!?」

 

Kei「おいお前ら!!俺の弟に手ェ出すんじゃねェよ!!」

 

悟「兄貴、あまり怒ると老けるぞ?」

 

男B「え・・・俺・・・?兄貴・・・?」

 

有香奈「Keiってまさか・・・」

 

悟「そっ。広瀬恵。俺の兄貴だ。」

 

有香奈・男2人「エエーーーー!?」

 

そう。Keiの正体は悟の兄である。

 

悟「兄貴は昔から女装が趣味でな。それを活かしてコスプレイヤーになったんだ。」

 

優之「小学校の時から空手を習ってて。九州大会の優勝経験者。」

 

恵「おいテメェら!!俺の弟や弟の親友に手を出した罪は重いぞ!!これ以上痛い目に遭いたくなかったら消えろ!!」

 

男2人「す、すみませんでしたーーーーー!!もう2度としませーーーん!!!」

 

謝罪しながら退散した。

 

恵「はっ!つい本性を露わにしちゃった・・・」

 

悟「いや、逆に助かった。あんなナンパ野郎共を蹴散らす兄貴には敵わねえよ。」

 

優之「有香奈さん、Keiが男だって知ってしまったけど・・・」

 

有香奈「そ、そんな・・・Keiさんが・・・悟君のお兄さん・・・だったなんて・・・」

 

顔を下に向け、両手を震わせる。

 

優之(あ、こりゃあ完全に激怒確定だな・・・)

 

 

 

 

 

 

有香奈「かっこ可愛い〜〜〜〜!!!」

 

 

 

 

 

 

優之・悟「はえ?」

 

有香奈「悟君のお兄さんがかっこ可愛いなんて凄いよ!益々ファンになっちゃった!」

 

悟「あ、あのぉ・・・ドン引きとか怒ったりしないんですか?」

 

有香奈「悟君!私がそんな事をする女性だと思ったら大間違いよ!あの、Keiさん!今後ともコスプレイヤー同士宜しくお願いします!」

 

恵「うん。此方こそ。お互い頑張りましょうね!」

 

有香奈「はい!あ、一緒に写真良いですか?」

 

恵「撮ろう撮ろう!インスタにも載せちゃおうよ!」

 

悟「有香奈さん、兄貴をすんなり受け入れたな。」

 

優之「まぁ、結果オーライだな。」

 

有香奈は、憧れで悟の兄のKeiの事が益々ファンになったとさ。

 

『END』




         キャスト

      愛川優之:濱田龍臣

       広瀬悟:浦和希

     竹下有香奈:大西沙織
       広瀬恵:村瀬歩

         男:橘龍丸
           小林竜之

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