アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。 作:naogran
4月24日。
優之「こうやって・・・よし。」
今日も優之は、帰宅してすぐウルトラアーツを撮影してインスタに投稿した。今回は真骨彫ダイナがゴルザにスペシウム光線を放つシーン。
優之「真骨彫ウルトラマンのパーツ、汎用性あるな。昨日なんてダイナのサムズアップ、デッカーに付けれたし。」
リビングを降りると。
優之「ん?」
有香奈「やっぱりどれも可愛いわね〜。」
優之「有香奈さん、またコスプレ雑誌読んでんの?」
有香奈「そうだよ?今日の特集はね、私の憧れのコスプレイヤーのインタビューが掲載されてるのよ。」
優之「へぇ〜。有香奈さんの憧れのコスプレイヤーねぇ。」
有香奈「私ね、その人に憧れてコスプレ始めたの。」
優之「どんな人に憧れてるの?」
有香奈「この人だよ。Keiって言うの。」
コスプレイヤーKeiのインタビュー写真を見せる。
優之「・・・ゲッ。」
有香奈「Keiさんはコスプレイヤーの中でダントツ人気高いから、私が憧れる理由が分かるわ〜。」
優之「・・・・・」
Keiのインタビュー写真を見て、優之が引いてる。
有香奈「ん?優之君どうしたの?」
優之「え?いや、物凄いお方なんだな〜ってちょっと驚いてるだけ。」
有香奈「そう。あ〜、本人に1度会ってみたいな〜。」
優之(あの人はちょっと・・・)
夜7時。広瀬悟が渋谷区のマンションへ帰宅した。
悟「ふぅ。今日も仕事疲れた〜。」
???「お帰り〜!」
悟「うっ・・・」
帰って来た悟を待っていたのは、有香奈の憧れのコスプレイヤーのKeiだった。Keiはメイド服のコスプレでご飯を作ってる。
Kei「ご飯もうすぐ出来るわよ。ちょっと待っててね〜。」
ご飯を作ってるKeiを見ながら、カバンをソファーに置いた。
悟「ま〜た俺の家に勝手に上がり込みやがって。断り位入れろよ。」
Kei「良いじゃない。私とあなたの仲なんだし。」
悟「仲って言っても・・・」
Kei「さっ、ご飯出来たよ!Keiちゃん特製のオムライスだよ!」
悟「もうメイド喫茶じゃねえんだから。」
”ピリリリン”
儚くも永久のカナシの着信音が鳴った。
悟「ん?優之か。もしもし?」
優之『悟、Keiは居るか?』
悟「ああ、勝手に家に上がり込んで晩飯作った。」
優之『そっか。実はそのKeiに憧れを抱いている人が居るんだ。』
悟「え?」
優之『その人と1度会わせてやってくれねえか?』
悟「あ〜・・・ちょっと聞いてみる。なぁ。」
Kei「ん?」
悟「今優之から電話が来てるんだけど。」
Kei「あら、優之君が?」
悟「それで、アンタに憧れてる人が居るって言うんだけど、1度会わせてやれねえか?」
Kei「私に憧れ!?勿論大歓迎よ!」
悟「会ってくれるって。」
優之『マジか。じゃあその人にも伝えておく。』
悟「お前は来ないのか?」
優之『あまり関わりたくないけど・・・まぁ、一応仲介人として行くわ。明日の夕方に練塀公園に。』
悟「分かった。じゃあな。」
電話を切る。
Kei「私に憧れを持ってる人ね〜。会うの楽しみね〜。」
悟(ドン引きされなきゃ良いけど・・・)
4月25日夕方。秋葉原練塀公園。
優之「悟、この人が竹下有香奈さん。俺の住むおあにた荘の住人で東大に通うコスプレイヤーだ。」
悟「初めまして。広瀬悟です。優之がお世話になっております。」
有香奈「そっか〜。君が優之君の幼馴染みの悟君ね。改めまして、竹下有香奈です。Yu-Naって名義でコスプレイヤーしています。初めまして。」
悟「いえいえ。」
有香奈「それで、Keiさんは今何処へ?」
悟「ああ、今こっちに向かってる最中です。」
有香奈「ねぇねぇ悟君、Keiさんとどう言う関係か知りたいな〜。」
悟「え?まぁ、俺はKeiの弟で・・・」
有香奈「弟さんなんだ!」
悟「んでKeiは・・・」
Kei「お待たせ〜!」
丁度そこに、コスプレイヤーKeiがやって来た。今回はジャンスカJKのコスプレをしている。
有香奈「キャー!Keiさんだー!」
悟「遅えよ。」
Kei「ごめんなさい。支度に手間取ってて。あら優之君、久し振り!」
優之「え、あ、ああ・・・久し振りだな・・・」
目を逸らしてそう言った。
有香奈「あ、あの!Yu-Naです!Keiさんにお会い出来て嬉しいです!」
Kei「お〜!人気急上昇のコスプレイヤーの新星のYu-Naちゃん!あなたのコスプレ、どれも完成度高くて私好きだよ!」
有香奈「ありがとうございます!私、Keiさんに憧れてコスプレを始めたんです!」
Kei「そうなんだ〜!嬉しい〜!」
優之(悟さんよぉ、俺やっぱ関わりたくねえよ・・・)
悟(お前はまだ良いとして、俺の方が人一倍関わりたくねえよ・・・)
有香奈「ん?どうかしたの?2人共。」
優之・悟「別に?」
???「お?可愛い子発見!」
優之・悟・有香奈・Kei「ん?」
そこに現れたのは、2人組の男。
男A「ねぇねぇそこのお2人さん、俺達と遊ばない?」
男B「良い所連れてってやるからさ。」
優之(おいおい、いきなりナンパするとは。)
悟(突飛な展開舞い降りたってか?)
Kei「ごめんなさい。私達はもう間に合ってま〜す!」
有香奈「そうなんですよ〜!」
2人は優之と悟の腕を抱いた。
優之・悟「ほえ?」
男A「アァ?何だテメェら。この2人の彼氏か?」
男B「おいおい、そんな男達より俺らと遊ぶ方が楽しいぞ?」
Kei「ちょっと。私の弟を侮辱しないでくれる?」
有香奈「弟をバカにしないでくれます?」
優之(弟じゃねえけど・・・)
男A「チッ、気に入らねえな。ならその弟共をぶっ飛ばしてやるよ!」
悟「おいおい、暴力は止めとけ。」
優之「後で後悔するぞ?」
男B「五月蝿え!お前から黙らせてやる!!」
2人の男が襲って来た。
Kei「トイヤッ!!!」
男2人「グハアア!!」
走り出したKeiがジャンプし、男2人の顔面にダブルキックをお見舞いした。
優之「あーあ。だから止めとけって言ったのに。」
男A「な、何だこの女・・・!?」
Kei「おいお前ら!!俺の弟に手ェ出すんじゃねェよ!!」
悟「兄貴、あまり怒ると老けるぞ?」
男B「え・・・俺・・・?兄貴・・・?」
有香奈「Keiってまさか・・・」
悟「そっ。広瀬恵。俺の兄貴だ。」
有香奈・男2人「エエーーーー!?」
そう。Keiの正体は悟の兄である。
悟「兄貴は昔から女装が趣味でな。それを活かしてコスプレイヤーになったんだ。」
優之「小学校の時から空手を習ってて。九州大会の優勝経験者。」
恵「おいテメェら!!俺の弟や弟の親友に手を出した罪は重いぞ!!これ以上痛い目に遭いたくなかったら消えろ!!」
男2人「す、すみませんでしたーーーーー!!もう2度としませーーーん!!!」
謝罪しながら退散した。
恵「はっ!つい本性を露わにしちゃった・・・」
悟「いや、逆に助かった。あんなナンパ野郎共を蹴散らす兄貴には敵わねえよ。」
優之「有香奈さん、Keiが男だって知ってしまったけど・・・」
有香奈「そ、そんな・・・Keiさんが・・・悟君のお兄さん・・・だったなんて・・・」
顔を下に向け、両手を震わせる。
優之(あ、こりゃあ完全に激怒確定だな・・・)
有香奈「かっこ可愛い〜〜〜〜!!!」
優之・悟「はえ?」
有香奈「悟君のお兄さんがかっこ可愛いなんて凄いよ!益々ファンになっちゃった!」
悟「あ、あのぉ・・・ドン引きとか怒ったりしないんですか?」
有香奈「悟君!私がそんな事をする女性だと思ったら大間違いよ!あの、Keiさん!今後ともコスプレイヤー同士宜しくお願いします!」
恵「うん。此方こそ。お互い頑張りましょうね!」
有香奈「はい!あ、一緒に写真良いですか?」
恵「撮ろう撮ろう!インスタにも載せちゃおうよ!」
悟「有香奈さん、兄貴をすんなり受け入れたな。」
優之「まぁ、結果オーライだな。」
有香奈は、憧れで悟の兄のKeiの事が益々ファンになったとさ。
『END』
キャスト
愛川優之:濱田龍臣
広瀬悟:浦和希
竹下有香奈:大西沙織
広瀬恵:村瀬歩
男:橘龍丸
小林竜之
どっちが好き?
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