アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。   作:naogran

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37話・天使に迫る魔の手

アンジェリカ。大手芸能事務所モロダストに所属する3人組のアイドルグループ。メンバーは三峯悠里、新田樹々、杉原響子。オーディションで狭き門を突破した3人はライブやメディアに引っ張り凧。中高生のファンが多く、彼女達の学校にファンが沢山居る。更に親衛隊が結成される程人気絶頂中。

 

 

 

 

GW明けの5月10日。

 

優之・淳一・康介「・・・・・・」

 

有香奈・真奈美・舞「・・・・・・」

 

おあにた荘に届けられた数十枚の手紙をテーブルに置いて見てる。

 

康介「これは、由々しき事態だね・・・」

 

真奈美「見てるだけで鳥肌が立つわね・・・」

 

淳一「まさかこれが全部ファンレターかと思いきや・・・」

 

優之「全部ストーカーからの手紙とは。」

 

この手紙は全てストーカーからの手紙だったのだ。

 

康介「一昨日から送られて来てるし。」

 

優之「それに横にある荷物。これはストーカーからのおにぎりやぬいぐるみ。」

 

テーブルの横にある段ボール。中にはおにぎりとぬいぐるみ。

 

淳一「しかもおにぎり見てゾッとした。コレ、コンビニのじゃなく手作り。」

 

おにぎりはストーカーの手作りだと言う。

 

優之「しかも、握りが粗い。」

 

有香奈「悠里ちゃんと樹々ちゃんは?」

 

舞「まだ帰ってないよ。」

 

”ガチャ”

 

康介「あ。噂をすれば。」

 

悠里と樹々が帰宅した。

 

真奈美「おかえりなさい。どうだった?」

 

悠里「うん・・・ここ最近気配が止まないの・・・」

 

樹々「夜が怖い・・・」

 

有香奈「響子ちゃんの方は?」

 

樹々「響子は家政婦さんの車で帰った。」

 

有香奈「それは安心だね。」

 

優之「しかし、3人を執拗に付き纏うストーカー野郎は何処のどいつなんだ?諸星様に相談した?」

 

悠里「うん。セキュリティ強化と警備員と監視カメラを増やすって言ってくれた。」

 

樹々「後私服のSPさんを各地に配置するって言ってた。」

 

優之「私服警官ならぬ私服SP。流石諸星財閥。」

 

 

 

 

 

 

翌日。アンジェリカはバラエティ番組に出演。

 

 

 

 

一方SKY ANGLEの食堂。

 

トミー「アンジェリカにストーカーするなんて、命知らずですね。」

 

フィオ「しかも送られた荷物の中に手作りおにぎりがあったんでしょ?気持ち悪い・・・」

 

優之「淳一はそれを見て吐き気がしたって。」

 

佑美「ストーカーは悠里ちゃん達に何か恨みとかあるのかな?」

 

幸彦「もしくはあれか。自分以外の害虫を近寄らせない為のアプローチ。独占欲の一種かもな。」

 

涼子「怖いですね・・・私もストーカーされたら背負い投げしたいです・・・」

 

結子「涼子先輩、戦闘モードに入らないで下さいね?」

 

雅春「このまま続いたら、裁判沙汰になりそうだ。いやもうなってるか。」

 

胡桃「アンジェリカ・・・私ファンなのに!3人のお陰で競馬で勝ち続けてるんだよ!」

 

佑美「どれ位勝ってるの?」

 

胡桃「大穴で勝ったり、ランキング最下位えお選んだらそれが勝ったりしたんだよ?それが数回的中して、総最高額は史上最多の1000万だよ?もう天使の恵みが付いてるんだよ!」

 

優之「全額また競馬で無くなりそうだな。」

 

胡桃「失礼な優之君!半分の500万は実家の仕送りと寄付してるんだよ?それと私は倹約派。」

 

優之「分かってるって。茶番は置いといて、アンジェリカを救わないと・・・」

 

涼子「こう言うのはどうです?誰かが変装して、ストーカー犯を欺くって言うのは。」

 

優之「変装って言っても・・・3人居る訳だし。ストーカーは3人の内誰を狙ってるのか分からねえし・・・」

 

雅春「こう言うのって、警察に任せた方が良いんじゃない?」

 

優之「まぁそうだよねぇ。諸星様も手筈を打ってくれるって言ってるし。・・・お!そうだ!」

 

幸彦「ん?どうしたんだ?」

 

優之「私に良い考えがある。」

 

 

 

 

 

 

モロダスト。

 

悠里・樹々・響子「・・・・・」

 

諸星「3人共、大丈夫かい?」

 

響子「諸星様・・・」

 

諸星「君達を狙うストーカー犯。まだ正体は分からない。」

 

悠里「一体何で私達に執着するんでしょうか・・・」

 

諸星「分からない。モロスターテクノロジーのドローンで周辺を捜索しているけど、ストーカー犯らしき人物は見当たらない。」

 

”コンコンコンコン”

 

諸星「どうぞ。」

 

そこに、ニコが社長室に入って来た。

 

ニコ「諸星様。ストーカー犯らしき人物を捉えました。」

 

悠里・樹々・響子「え?」

 

諸星「見せてくれ。」

 

タブレットでドローンカメラを映す。

 

ニコ「モロダストの事務所の周りを彷徨く男です。」

 

諸星「この男だね。君達の中で、この男に見覚えはないかい?」

 

響子「・・・分かりません。樹々は?」

 

樹々「私も・・・」

 

悠里「この人・・・喫茶店の常連客!」

 

樹々・響子「え?」

 

ニコ「喫茶店って・・・悠里さんがバイトしてた喫茶店ですか?」

 

悠里「はい。私がシフトの時にだけ来店してた男です。」

 

諸星「もしかすると、狙いは悠里さん。」

 

ニコ「その可能性がありますね。」

 

”ピリリン”

 

諸星「ん?優之君からだ。」

 

優之からの電話に出る。

 

諸星「もしもし優之君?え?作戦?成る程。それは面白そうだね。快く協力するよ。じゃあ、また夜に。」

 

通話終了。

 

諸星「皆、少し協力してくれるかな?」

 

悠里・樹々・響子「え?」

 

 

 

 

 

 

夜8時。千代田区にある公園。今悠里達3人だけ居る。

 

悠里「・・・・・」

 

響子「樹々、大丈夫?」

 

樹々「・・・うん。」

 

怯える樹々の手を握った。

 

悠里「・・・・」

 

”ガサガサ”

 

???「見付けたァ。」

 

悠里・樹々・響子「っ!?」

 

茂みから男が現れた。ドローンが捉えたストーカー犯。

 

響子(あれがストーカー犯・・・)

 

ストーカー「やっと会えたねぇ。悠里ちゃん。」

 

悠里「何で私に付き纏うんですか・・・」

 

ストーカー「僕はね、君に一目惚れしたんだよ。喫茶店でウエイトレス姿でこっちを見た君の眼差しにトキめいて恋が芽生えたんだ!けど君が居なくなって、僕はショックだった・・・でも君がアイドルになった時驚いたよ!アイドルになったら他の男達に集られてしまう可能性がある!だから僕が君を守ってやらねばと言う正義感に目覚めたんだよ!!」

 

悠里「それなら私だけで充分なのに!どうして樹々ちゃんと響子ちゃんまで巻き込むんですか!」

 

ストーカー「簡単さ!その2人も僕が守らなければならないと!!」

 

樹々「・・・・!」

 

ストーカー「これからも僕が君達を守ってあげるから、安心してね?」

 

悠里「困ります!!私達はあなたの粘着に恐怖を抱いているんですよ!!」

 

響子「正義の味方の皮を被った歪んだ悪党に過ぎないね!あなたは!」

 

ストーカー「そんな事言わずに。僕に任せて安心してアイドル頑張ってね。」

 

悠里「嫌です!!あなたに守られる位なら死んだ方がマシです!!」

 

ストーカー「・・・ああそうかよ。」

 

怒りが爆発したストーカーがナイフを取り出した。

 

悠里・樹々・響子「っ!?」

 

ストーカー「アイドルになった途端調子に乗りやがって・・・そんなに自分達が偉いってのかよ!!僕が嫌いなら、僕がお前達の遺体を一生愛でてやるよ!!!」

 

3人に迫る。だがその時。

 

 

 

 

???「おやおや?何か面白そうな事やってんなぁ〜。」

 

 

 

 

悠里・樹々・響子「え?」

 

ストーカー「あぁ?」

 

そこに現れたのは、3人組のチンピラ。

 

チンピラA「お?おい兄貴、彼処に可愛子ちゃんが居るぞ?」

 

チンピラB「しかもアンジェリカの3人じゃねえか。」

 

チンピラC「俺達運が良いなぁ〜。なぁお嬢ちゃん達、俺達と遊ばない?」

 

そう言って3人に近寄る。

 

ストーカー「何だお前達!彼女達に触れるな!!」

 

ナイフでチンピラ達を刺そうとしたが、チンピラ3人がナイフを避け、ストーカーは転んだ。

 

チンピラA「なぁ、あんな男より俺達と遊んだ方が楽しいぞ?」

 

悠里「え、えっと・・・」

 

ストーカー「おい!!汚い手で彼女達を触るな!!」

 

チンピラC「五月蝿え兄ちゃんだなぁ。おい、連れて行け。」

 

チンピラ2人「おう!」

 

2人のチンピラが悠里達3人を何処かへ連れて行った。

 

 

 

 

木の下へ連れて行った。

 

悠里「あの、何なんですかあなた達?」

 

チンピラA「おいおい、俺だよ。」

 

チンピラB「俺もだよ。」

 

するとチンピラ2人がサングラスを外した。

 

響子「優之さん!」

 

樹々「雅春さん!」

 

その正体は、優之と雅春だった。

 

優之「驚かせてごめんな。」

 

響子「じゃあ、あの男の人は?」

 

優之「幸彦先輩だ。」

 

 

 

 

幸彦「おいお前。何ナイフ持ってんだ?警察行きの覚悟を持っての勇気か?」

 

ストーカー「黙れ!!僕があの子達を守るんだ!!お前みたいな輩から守る為にな!!」

 

幸彦「ふぅ〜ん。今すぐナイフ仕舞え。そうすれば見逃してやる。」

 

ストーカー「っ・・・!」

 

幸彦「おいどうした?ナイフ仕舞ったら通報されず済むぞ?」

 

ストーカー「・・・五月蝿い五月蝿い!!そんな甘い考えに引っ掛かる僕じゃない!!」

 

説得を拒否し、幸彦を刺そうとする。

 

幸彦「ほいっ。」

 

横に避けた。ストーカーはまた転んだ。

 

ストーカー「よくもやったな・・・!!」

 

幸彦「いや自分で転んだ癖に。でももうこれで終わったな。」

 

ストーカー「どう言う意味だ!!」

 

幸彦「おーーい!」

 

上に向かって手を振った。すると1機のドローンが降りて来た。

 

幸彦「流石諸星財閥のカメラドローン。静音で現場を撮ってくれるとは。」

 

ストーカー「へ・・・?」

 

幸彦「気付かないのか?お前の行動は全部諸星財閥のドローンが一部始終撮ってくれてたんだ。俺達を刺そうとしてる場面もな。だが俺達は反撃せず避けた。この意味が分かるか?」

 

ストーカー「う、嘘だろ・・・?」

 

すると遠くからサイレンの音が聞こえた。

 

幸彦「もうお前は、普通の人生を歩めない。」

 

ストーカー「そんな・・・」

 

優之「流石先輩。」

 

幸彦「俺は避けただけだけどな。」

 

こうして、アンジェリカを苦しむストーカー犯は御用となった。

 

 

 

 

 

 

翌朝。おあにた荘。

 

優之「気分はどうだ?」

 

悠里「うん!やっと憑き物が取れたって感じ!」

 

樹々「気分上々。」

 

淳一「良かった良かった。」

 

悠里「優之さん、ありがとう。」

 

優之「お礼なら俺だけじゃなく、雅春先輩と幸彦先輩と諸星様に言ってくれ。」

 

有香奈「あ、見て?昨日のストーカー犯のニュースよ。」

 

逮捕されたストーカー犯が報道されてる。

 

康介「あれじゃもう、普通の生活は送れないね。」

 

舞「うん。」

 

真奈美「今日もお仕事?」

 

悠里「うん。今日はクイズ番組に出るんだ〜♪」

 

有香奈「それは楽しみね〜。」

 

アンジェリカの魔の手は消え去り、再び平穏が訪れた。

 

『END』




         キャスト

      愛川優之:濱田龍臣

      日高淳一:宮田俊哉
      三峯悠里:近藤玲奈
     竹下有香奈:大西沙織
      松浦康介:寺島拓篤
      新田樹々:佐藤亜美菜
       三峯舞:大空直美

      杉原響子:本渡楓

 トミー・ブライアン:福原かつみ
 フィオ・ブライアン:花井美春

      雨原佑美:伊藤美来
      栗田雅春:梶原岳人
      猪本凉子:茜屋日海夏
      澁谷胡桃:山口立花子
     長谷部幸彦:松風雅也
      宮本結子:前田佳織里

    ストーカー犯:柳晃平

      諸星志揮:???
        ニコ:???

     東山真奈美:後藤邑子

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