アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。   作:naogran

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39話・合宿と勧誘

5月26日・午後5時。

 

圭一「え〜、我々同人誌サークルは今、諸星邸の前に来ましたー!」

 

東京電機大学・同人誌サークル+優之は諸星邸に来ている。

 

真知子「諸星財閥のお邸・・・初めて生で見るけど凄いわね・・・」

 

文典「流石諸星様ですね。」

 

雅美「初めて会えるの緊張する〜・・・」

 

祐規「僕達は分かるけど、何で優之まで?」

 

優之「俺社会人だし、大学生じゃねえよ。」

 

淳一「いやお前諸星様のお墨付きだし、何より許可証持ってるだろ?」

 

優之「そうだったな。それに祐規も今度諸星様に会いたいって言ってたし。」

 

圭一「諸星様に連絡は入れたか?」

 

優之「即快諾してくれた。諸星様は本当に器が広い。合宿目的は夏コミか?」

 

圭一「そうだ。今年の夏コミも我が同人誌サークルも参加するからな。」

 

優之「楽しみだな。」

 

許可証をカメラに翳す。許可証が認証されゲートが開いた。

 

圭一「では行くぞ諸君!」

 

優之「いや待て俺が先に行く。色々話しておかないと。」

 

 

 

 

 

 

諸星邸。

 

ニコ「お待ちしておりました。」

 

優之「ご無沙汰しておりますニコさん。」

 

ニコ「お久し振りです。優之様。」

 

文典「おぉ。本物のメイドさん。」

 

祐規「メイドのニコさんだ。」

 

優之「ニコさん、こちら東京電機大学同人誌サークルのメンバーです。」

 

ニコ「お話は聞いております。ようこそいらっしゃいました。こちらへどうぞ。」

 

 

 

 

諸星の部屋。

 

ニコ「諸星様。お連れしました。」

 

諸星「ありがとうニコ。皆さん、ようこそ俺の邸へ。」

 

文典「本物の諸星様だ!!」

 

真知子「見ただけでカリスマ性を感じる・・・!」

 

圭一「諸星様、私達を招いて下さりありがとうございます。」

 

諸星「優之君の友人なら大歓迎だよ。今日からここで合宿するって聞いた時は少し驚いたけど。」

 

優之「やっぱり迷惑だったんじゃないでしょうか?」

 

諸星「ううん。お客が大勢来てくれると賑やかで楽しそうだし良かったよ。優之君も合宿に参加するの?」

 

優之「参加はしないけど、まぁ2泊3日過ごしてみようかなって思ってまして。」

 

 

 

 

 

 

来客大室。

 

ニコ「皆さんは、こちらの来客大室をご利用下さい。」

 

淳一・圭一・真知子・祐規・文典・雅美「おぉーーー!!」

 

その部屋は広く、色々な家具が揃っている。

 

真知子「このベッド、高級素材使ってるわ!」

 

雅美「このパソコンも超最新型!まさかこの日の為に用意してくれたの!?」

 

ニコ「諸星様に皆さんの事をお話したら、すぐにご用意してくれました。」

 

優之「流石諸星様。判断が早い。」

 

 

 

 

来客室。

 

ニコ「優之様はこちらのお部屋をご利用下さい。」

 

優之「おぉ。1人暮らしにピッタリな広さ。パソコンとテレビもあるし、ベッドも高級素材を使ってる。ありがとうございますニコさん。」

 

ニコ「これもメイドとしての仕事ですから。」

 

優之「そう言えば諸星邸はメイドさんだけですよね使用人。何でメイドさんだけなんですか?」

 

ニコ「人には言えない秘密があるんですよ?」

 

優之「あ、詮索はこれまでにしておきます。」

 

ニコ「うふふ。ではごゆっくりどうぞ。」

 

来客室からニコが出た。

 

優之「さてと、ちょっと散歩でもするかな。」

 

 

 

 

邸内を散歩する。

 

優之「改めて見ても本当に広いなぁ。メイドさんだけとは、もうハーレム状態だな。」

 

仕事をしている周りのメイドを見る。

 

優之「これもしや、諸星様の趣味か何かか?まぁでもSPも居るからハーレムじゃなさそうだ。」

 

 

 

 

中庭。優之がベンチに座り、花園を眺める。

 

優之「いやぁ〜長閑な庭だなぁ〜。もうフラワーガーデンだな、こうして見ると。そうだ、折角だし。」

 

来客室へ行った後、すぐ中庭へ戻った。

 

優之「このフラワーガーデンを描いておくか。」

 

スケッチブックで中庭を描く。

 

優之「仕事で活かせそうだな。」

 

メイド「ん?」

 

窓拭きをしているメイドが優之の描いている絵を見た。

 

優之「・・・・・」

 

メイド「お上手なんですね。」

 

優之「うおあ!ビックリした!」

 

メイド「ご、ごめんなさい。」

 

優之「あ、大丈夫です。」

 

メイド「優之様は絵がお上手なんですね。」

 

優之「母の影響で絵を描き始めて、今SKY ANGLEで仕事をしています。」

 

メイド「優之様は創作イラストが得意と伺っておりまして。もし良かったら、私の絵を描いてくれませんか?」

 

優之「え、でもまだお仕事中じゃ。」

 

メイド「そろそろ休憩の時間ですので。」

 

優之「じゃあ、良いですよ。」

 

 

 

 

休憩時間が入り、優之が椅子に座ったメイドを中庭をバッグにして描く。

 

優之「良いですね。インスピレーションが閃きました。」

 

メイド「自然と思い浮かぶんですか?」

 

優之「中学の頃に1人の友人とイラスト部に入部して絵を描いたんですが、何か物足りないと自分で感じたんです。そこで創作のインスピレーションを使えば俺と相手が満たせると思って。その結果、凄い反響を呼んで学校中からイラストのお願いが殺到したんです。中にはお金払いたいって言う生徒も居たんです。」

 

メイド「凄いですね。」

 

優之「出来ました。」

 

完成した絵は、フラワーガーデンに差し込む光に当たる天使メイドの絵。

 

メイド「わぁ!凄いですね!とても綺麗です!」

 

優之「そうですか?」

 

メイド「あの、これ貰っても良いですか?」

 

優之「えぇ、どうぞ。」

 

描いた創作イラストをメイドにプレゼントした。

 

メイド「ありがとうございます!大切にしますね!」

 

優之「気に入って貰えて良かった。」

 

 

 

 

来客大室。

 

優之「淳一達は同人誌制作に励んでるかな?」

 

ドアを開ける。

 

優之「失礼しまー・・・」

 

圭一「あーくそっ!また負けた!!」

 

真知子「部長まだまだですね。」

 

淳一「やっぱり真知子強えわ!」

 

雅美「流石スマッシュ真知子ね。」

 

同人誌サークルは現在、スマブラSPで大乱闘中だった。

 

優之「何やってんだお前ら?」

 

圭一「お!優之!」

 

祐規「作業がひと段落したから、皆でスマブラやってたんだ。」

 

優之「スマブラやるのは良いけど、ちゃんと仕事してるのか?」

 

淳一「テーブルを見てみろ。」

 

優之「ん?」

 

テーブルを見ると、10冊以上完成していた。

 

優之「あんな短時間でここまで出来たのか・・・流石同人誌サークル。」

 

文典「優之君も一緒にスマブラやりましょうよ。」

 

優之「俺も?まぁいいけど。」

 

スマブラに参加する事になった。優之はカービィを選んだ。

 

 

 

 

対戦の結果は。

 

真知子「う、嘘でしょ・・・!?」

 

優之「勝っちゃった。」

 

圭一「ありがとう優之!俺の仇を打ってくれて!」

 

優之「いや別に敵討の為にやった訳じゃねえよ。」

 

真知子「あなた強いわね・・・秘密裏に特訓してたの?」

 

優之「いや特訓してねぇし。普通に遊んだだけだけど。」

 

”コンコン”

 

ニコ「失礼します。優之様は居ますか?」

 

淳一「ニコさん。優之ならここに。」

 

優之「どうされました?」

 

ニコ「実は、優之様に絵を描いて欲しいとメイド達が殺到してまして。」

 

優之「ほえ?」

 

 

 

 

来客大室を出ると、諸星邸の全メイド達がニコの後ろに立っていた。

 

優之「す、凄い大所帯・・・」

 

メイドA「優之様!私の絵を描いて下さい!」

 

メイドB「私もお願いします!」

 

メイドC「代金は払いますので是非!」

 

優之「お、落ち着いて!1人ずつお願いします!」

 

 

 

 

 

 

メイド全員の絵を描き終えた後。

 

優之「つ、疲れた・・・あれだけのメイドさんが居ると指が痛い・・・このまま続けたら指の感覚が麻痺しそう・・・」

 

諸星「お疲れのようだね。」

 

優之「あ、諸星様。」

 

目の前に諸星が立っている。

 

諸星「ウチのメイド達の絵を描いてくれたんだね。」

 

優之「良かったんですか?メイドさん達、仕事中のはずなのに。」

 

諸星「俺が許可したんだ。優之君、今度は俺の絵を描いてくれないかな?」

 

優之「いや、俺の指が限界なんですけど・・・」

 

諸星「明日でも構わないよ。その時はニコと一緒に描いてくれる?」

 

優之「構いませんよ。」

 

 

 

 

 

 

夕方・おあにた荘。

 

康介「男性が僕だけなんて、6年前以来だね。」

 

有香奈「そうね。あの頃の康介さん、とてもぎこちなかったのよね。」

 

悠里「ハーレム状態だったからね。」

 

康介「でも皆優しくて、こうして打ち解けたんだし。」

 

樹々「康介さん、最初は怖い人かと思った。でも優しかった。」

 

康介「ありがとう樹々ちゃん。」

 

舞「康介お兄ちゃん、もっとお話聞かせて?」

 

康介「いいよ。何処から話そうか〜。」

 

真奈美「皆、ご飯出来たわよ〜。お話はディナーの後でね。」

 

 

 

 

 

 

諸星邸・食堂。

 

圭一「こんな高級料理食べたの初めてだ!」

 

真知子「キャビア、フォアグラ、トリュフ、松葉蟹、オマール海老・・・」

 

文典「どれも美味しいです〜!」

 

優之「2回目だけど、やっぱ美味いわ。」

 

淳一「ん〜!幾らでも食えるやっぱ〜!」

 

諸星「皆は作業は進んでるの?」

 

圭一「勿論。後5冊程完成すれば終わりです。」

 

淳一「諸星様もどうですか?今年の夏コミを訪れてみては。」

 

諸星「ん〜・・・その時は仕事で忙しいけど、時間が空いたら行ってみるよ。」

 

雅美「やっぱり財閥の当主ですから、休む暇はないんですね。」

 

諸星「幾つもの事業や学校を運営しているからね。」

 

優之「諸星様って何時から当主になったんですか?」

 

諸星「俺が高校の時に父が病気で亡くなったんだ。父の遺言書に息子に当主を継がせると書かれてあってね。俺は自前の頭脳とビジネスを活かして事業や運営会社を急成長させたんだ。」

 

優之「そうなんですね。ニコさんは何時からメイドに?」

 

ニコ「実は私の両親は代々諸星財閥に仕えていたんです。」

 

淳一「って事は、ニコさんは小さい頃から諸星様とご一緒だと。」

 

ニコ「そうです。」

 

 

 

 

 

 

夜。来客室のベッドに優之が寝る。

 

優之(何気に2度目だな。諸星邸のベッドで寝るの。)

 

以前深夜3時に目を覚まし、夜の東京を満喫した事がある。その途中で寝てしまい、諸星邸のベッドで寝た事があった。

 

 

 

 

 

 

翌日。

 

圭一「淳一、ここのペタ塗り頼む。」

 

淳一「OK!」

 

同人誌サークルは残りの仕事を進めていた。そして。

 

圭一「よし出来た!」

 

夏コミに出す品が完成した。

 

圭一「これで夏コミへの準備が整った!」

 

祐規「キーホルダーとクリアファイルも完成したし。」

 

真知子「今年の夏も私達が席巻するわよ。」

 

雅美「そう言えば優之君は?」

 

淳一「朝から居なかったけど。」

 

”コンコン”

 

ニコ「皆さん、お茶をご用意しました。」

 

ティータイムを挟む。

 

圭一「ふぅ〜。紅茶美味ひい〜。」

 

ニコ「作業は順調ですか?」

 

淳一「それが先程完了したんです。」

 

ニコ「そうなんですね。お疲れ様です。」

 

文典「ニコさん、優之君は何処へ行ったんですか?」

 

ニコ「朝にコンビニ等へ行って、先程帰って来ましたよ。」

 

 

 

 

 

 

来客室。同人誌サークルのメンバーがお邪魔する。

 

圭一「優之、居るか?」

 

部屋では、優之が何かをスマホで撮影している。

 

圭一「何やってんだ?」

 

優之「本日の戦利品を撮ってる。」

 

淳一「戦利品?」

 

優之「一番くじのティガ・ダイナ・ガイア。フィギュア揃えたかったけど、D〜F賞ばっかりでね。でもこのビジュアルタオル見てくれよ!ティガ・ダイナ・ガイア・アグルの横顔が最高にCoolだぞ?フィギュアが当たらなかったのは残念だけど・・・俺は後悔しない!フィギュアが誰かの手に渡ってくれればそれで良い!あ、転売ヤーに渡って欲しくない。だからこのタンブラーとチャームとタオルが手に入っただけで俺の心は満たされた!」

 

文典「さ、流石ウルトラマンファンの鏡ですね・・・」

 

祐規「本当にウルトラマン好きなんだね・・・」

 

優之「もしまだ残ってたらまたリベンジするけど。」

 

 

 

 

 

 

夕方。諸星の部屋で優之が椅子に座ってる諸星とニコの絵を描く準備が整った。淳一達は見物。

 

優之「どんな創作イラストにしますか?」

 

諸星「君の自由で構わないよ。」

 

ニコ「私も。」

 

優之「自由だと少しプレッシャーが・・・じゃあやってみます。・・・・・」

 

諸星とニコをジーッと見る。

 

 

 

真知子「優之どうしたのかしら?」

 

淳一「静かに。」

 

 

 

優之「・・・来た!」

 

インスピレーションが舞い降り、スケッチブックにペンを走らせる。

 

優之「諸星様はカリスマ性が溢れる神々しいお方。そしてニコさんは可憐と凛々しさ、そして聖母のようなオーラを兼ね備えている。これらを全て組み合わせれば・・・出来た!」

 

完成した絵は、イエス・キリストの諸星と聖母マリアのニコの絵。

 

ニコ「わぁ〜!」

 

優之「カリスマ性が溢れる諸星様は、キリスト風にしてみました。そしてニコさんは聖母マリア風にしてみました。どうでしょう?」

 

ニコ「素晴らしいです!もう絵画レベルですね!」

 

諸星「やっぱり君には特別な才能があるようだ。どうかね優之君、君を芸術の才能がある若者を育成するモロスターアートにスカウトしたいんだ。」

 

淳一・圭一・真知子・雅美・祐規・文典「ええ!?」

 

優之「お、俺がモロスターアートにですか!?いやでも俺SKY ANGLEの社員で・・・」

 

諸星「大丈夫。吉岡社長に頼んでリモートで仕事を貰うよう話しておく。それでどうかな?」

 

優之「リモート・・・・」

 

圭一「良いんじゃないか?お前の絵が世界中に広まったら著名人になれるぞ?」

 

淳一「お前の創作イラストの成長、楽しみにしてるぜ!」

 

優之「・・・分かりました!そのお誘い、承ります!」

 

諸星「宜しくね。優之君。」

 

優之は、諸星の勧誘を受けモロスターアートに所属する事になった。

 

 

 

 

 

 

翌日の午後。優之と淳一がおあにた荘に帰宅した。

 

真奈美「優之君がモロスターアートに!?」

 

優之「うん。諸星様とニコさんの創作イラストを描いたんだ。諸星様とニコさんがとても気に入って、それで勧誘を受けたんだ。まぁ仕事と両立するつもりで所属するけど。」

 

康介「確かに。リモートだと便利だしね。」

 

優之「モロスターアートは以前淳一と見学に行った事があったからな。新しい仲間に出会えそうだ。」

 

淳一「でも良いな〜。お前がモロスターアートにスカウトされるなんて。俺もスカウトされたいな〜。」

 

優之「お前の場合、ただの諸星様目当てだろ?」

 

淳一「あ、バレた?」

 

 

 

 

 

 

5月29日。朝8時。

 

優之「と言う訳でして。今日からリモートで仕事する事になりました。」

 

吉岡社長『諸星様から聞いているよ。君は本当に諸星様のお気に入りになったな。』

 

優之「ただ諸星様の要望に応えただけですけどね。会議の日にはそちらに出社しますので。」

 

吉岡社長『うん。愛川君もモロスターアートで日々精進し、頑張ってくれたまえ。』

 

優之「ありがとうございます。では失礼します。」

 

通話終了。

 

優之「ふぅ。さて、そろそろ行くかな?」

 

 

 

 

ゴールドウイングツアーに乗り、モロスターアートへ向かう。

 

 

 

 

モロスターアート前。

 

優之「何か、違った緊張感がする・・・よし!」

 

彼は、モロスターアートへ足を踏み入れた。

 

『END』




         キャスト

      愛川優之:濱田龍臣

      日高淳一:宮田俊哉
      三峯悠里:近藤玲奈
     竹下有香奈:大西沙織
      松浦康介:寺島拓篤
      新田樹々:佐藤亜美菜
       三峯舞:大空直美

      横沢圭一:狩野翔
      小野雅美:和多田美咲
     曽根川祐規:小林大紀
      瀧本文典:諸星すみれ
     古川真知子:M・A・O

      吉岡達雄:桐本拓哉

      諸星志揮:???
        ニコ:???

       メイド:月村あさみ
           伊香綾野
           音海奈々

     東山真奈美:後藤邑子

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