アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。 作:naogran
6月10日。秋葉原・おたちゅう秋葉原店。
優之「さて、今日も何か収穫品を探さないとな。」
???「巫山戯ないでよ!何で売ってないのよ!!」
優之「ん?」
レジの店員に怒鳴り散らしてる女を目撃した。
店員「ですから、もう他のお客様が買われておりまして・・・」
女「私が狙ってたのに何で保管してないんだよ!!この店頭可笑しいじゃないの!!」
優之(何だアイツ?店員さんが商品を保管してくれる訳ねぇだろ。バカか。)
女「使えないわね・・・」
怒りを募らせながらレジを後にした。
女「くそッ、高く売れると思ったのに・・・」
そう呟きながら去って行った。
優之(高く売れる・・・アイツ転売ヤーか。今時転売しても無駄だっつーの。)
モンスターアーツを見る。
優之「もうモンアツも殆ど買ってるし。この前のデストロイアなんて結構高額だったけど。そう言や初代ゴジラのアーツが今年の9月に再販されるな。あれ持ってなかったな。9月まで待つか。」
ウルトラアーツを見る。
優之「もう全部揃ってるしなぁ。これだけ並ぶとまた買いたくなっちゃうこの感覚は何なんだ?ん?」
S.H.Figuartsウルトラマンジードプリミティブを退かす。すると。
優之「おぉ!コレは!?」
ある激レア商品を見付けた。
優之「上海限定のS.H.Figuarts ウルトラマンジード プリミティブ ULTRA HEROES TAMASHII Limitedじゃねぇか!そうだこれ持ってなかったんだよ!まさかここで出会えるなんてウルトラ感激でございますな〜!価格は結構するな。新たな収穫品手に入れた!」
レジに持って行き、上海限定のジードを買う。
優之「大丈夫ですか?先程の女に怒鳴られて。」
店員「あ、大丈夫です。あの人毎日のように来るのでもう慣れてますし。」
優之「気を付けて下さい。あの人転売ヤーですよ。」
店員「え?」
優之「レジから去る時、高く売れるって呟いてましたし。」
店員「そうですか・・・」
優之「まぁ気にしないで下さい。」
おたちゅう秋葉原店を出た。
優之「新たな収穫品ゲット!もうすぐで12時か。何処か昼飯食うか。えっと、何処で飯食おうかな〜?」
スマホで周辺の飲食店を調べていると。
???「ねぇあなた。」
優之「ん?」
先程の転売女が優之に絡んで来た。優之はスマホをジャケットの胸ポケットに仕舞った。
転売女「ねぇ、さっき買ったそれ譲ってくれないかな?」
優之「あ?」
転売女「ねぇ頼むよォ。それ譲ってくれたら大助かりなのよォ。」
優之「もしやあなたもウルトラマンがお好きで?」
転売女「私がそんな女に見えるの?転売よ転売。それ転売すれば高値で売れて大儲け!もう私には1000万の利益があるのよ。」
優之「へぇ〜。」
転売女「だから譲ってくれたら見逃してあげるから。ね?」
優之「嫌だと言ったら?」
転売女「はぁ?断るの?あなたに断る権利はないのよ?さぁ早く渡しなさいよ。渡さないと、分かるわよね?」
こっそりとナイフを出し、刃先を優之の喉に向ける。
優之「(コイツの目、イカれてる。過激派転売ヤーか。こっそり凶器を持って、特定の品を買った購入者を脅して商品を奪って転売する新たなやり口か。)良い年した大人が転売なんて恥ずかしい事辞めて、真っ当に働く事だね。じゃあ、俺はこれで。」
その場を去ろうとした時。
転売女「うわあああーーーーん!!!」
優之「ん?」
突然転売女が号泣した。その女の頬には切り傷が。周囲の人達がこちらに注目する。
転売女「酷い!!私に振られたからって叩く事なんてないのに!!!!」
優之「・・・・・・」
周りの人達の冷たい目線が優之に集中した。
転売女「あ!お巡りさん!あの人が私の頬をナイフで切ったんです!!」
たまたまそこに居た2人の女性警官が優之を取り調べる。
警官A「すみませんが、彼女の頬をナイフで切ったのは本当ですか?」
転売女(フフフフフww冤罪で地獄送りにしてあげるわww私の要求に応えなかった罰よw!)
大ピンチになった優之。だが。
優之「その前にお巡りさん。これを見てくれますか?」
警官A「ん?」
ジャケットの胸ポケットからスマホを出した。
優之「実は先程の一部始終を録画してあるんで。」
転売女「・・・へ?」
優之「この動画を見て、判断して頂けますか?」
警官B「は、はい。」
スマホで撮った動画を見せた。
転売女『ねぇ、さっき買ったそれ譲ってくれないかな?』
優之『あ?』
転売女『ねぇ頼むよォ。それ譲ってくれたら大助かりなのよォ。』
優之『もしやあなたもウルトラマンがお好きで?』
転売女『私がそんな女に見えるの?転売よ転売。それ転売すれば高値で売れて大儲け!もう私には1000万の利益があるのよ。』
優之『へぇ〜。』
転売女『だから譲ってくれたら見逃してあげるから。ね?』
優之『嫌だと言ったら?』
転売女『はぁ?断るの?あなたに断る権利はないのよ?さぁ早く渡しなさいよ。渡さないと、分かるわよね?』
こっそりとナイフを出し、刃先を優之の喉に向ける所までクッキリ撮られてる。
転売女(嘘・・・!?全部撮られてたの・・・!?相手に夢中でスマホに気付けなかった・・・!!どうしようどうしよう・・・!!)
優之「これを見て俺が彼女に危害を加えた事になりませんよね?」
警官A「これは・・・すみませんでした。」
警官B「申し訳ありません。」
優之「分かれば良いんですよ。」
転売女「ちょっとあなた!!盗撮なんて立派な犯罪よ!!お巡りさん!騙されないで下さい!!この人はきっと盗撮犯ですよ!!」
警官A「その前にあなた。この動画を見る限り、脅迫とナイフを持っているじゃないですか。まだ隠し持っていますよね?お荷物確認させてくれますか?」
転売女「何でそんな事しなきゃいけないのよ!!盗撮の方が悪いでしょ!!」
警官B「あなたの荷物を確認してから判断しますので。」
転売女「触らないでよ!!!」
警官A「うっ!?」
ナイフで女性警官の腕を裂いてしまった。
警官B「大丈夫?」
警官A「大丈夫。制服が切れただけ。」
転売女「あ、あなたが悪いのよ!!あなたが手を伸ばすから!!」
警官A「・・・分かりました。では今のを公務執行妨害の現行犯で逮捕します。」
手錠を転売女に掛けた。
転売女「何でよ!!私は悪くない!!悪いのはあの男なのよ!!!!」
警官B「はいはい暴れないで。」
警官A「あなたも交番に来てくれますか?」
優之「勿論です。先程の動画を証拠品として出しますので。」
近くの交番へ行き、転売女は優之が撮った証拠動画を見せても否認した。更に、女の腕に痣があり、調べると彼女が薬物中毒者だと判明した。
解放された優之は。
優之「まさかあの女の人、転売ヤーと麻薬中毒者の両立だったなんて思いもしませんでした。」
警官A「はい。しかも確定申告もされていないようなので、懲役は免れないでしょう。」
優之「目がイキってた理由がそれだったって訳か。何はともあれ、事件は解決。お巡りさん。毎日の勤務、ご苦労様です。」
警官B「いえ。私達はそれがお仕事ですので。お気を付けて。」
優之「ありがとうございます。それじゃ。」
交番を後にした。
ごっつ秋葉原店。
優之「まさか転売ヤーに絡まれるなんて初めてだったな。しかも中毒者だったとは思いもしなかった。まぁ、あんな事なんて忘れて飯食いまくろう!」
注文した料理を食べる。
優之「ん〜!夢塩と水餃子が美味え〜!米との相性もバッチリ!」
おあにた荘に帰宅。
淳一「過激派転売ヤーかぁ。また新たな種が現れたもんだ。」
有香奈「凶器を持ってる上に薬物中毒なんて。」
優之「ああ言う輩は本当厄介なもんだ。下手して刺激したら殺人を起こし兼ねないからな。」
淳一「にしてもお前、動画を撮ってたなんて凄い判断だな。」
優之「おたちゅうで転売女の顔を記憶してたからな。絡まれた時、咄嗟に録画モードで撮ってたから。」
有香奈「その動画、ニュースになるんじゃないかな?」
その夜。優之が撮った動画がニュースで流れ、転売女は麻薬使用と脅迫罪と転売による罪で懲役刑が科せられた。
優之「本当に流れた。」
『END』
キャスト
愛川優之:濱田龍臣
日高淳一:宮田俊哉
竹下有香奈:大西沙織
女性警官:鈴木亜里沙
鈴木絵里
転売女:くるすみや
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