アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。   作:naogran

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47話・特撮姉妹の挑戦状

7月5日。優之が伊織と電話を終えてリビングへ降りる。

 

優之「お。」

 

真奈美「あら優之君。もうすぐで夕飯出来るわよ。」

 

優之「ああ。」

 

康介「伊織さん、再婚して良かったね。」

 

優之「ずっと結婚に憧れていたからな。雅春さんの新しいパートナーとして結婚したんだ。」

 

悠里「雅春さんと梨奈ちゃん、喜んで良かったね。」

 

佑美「やっと、雅春君に救済が舞い降りて良かったわ。」

 

優之「だな。」

 

淳一「お!そろそろモロスターTVが始まるぞ!」

 

テレビのチャンネルを変え、モロスターTVを映す。

 

優之「本当ハマってるなそれ。」

 

淳一「憧れの諸星様が企画、司会を務める人気番組だからな。毎日欠かさず観てるからな。」

 

 

 

 

 

 

7月6日。モロスターアート。

 

優之「さて、今日も被写体を描くか。」

 

ウルトラアーツの真骨彫ダイナとアブソリュートタルタロスを被写体にし、キャンバスに描く。

 

茂成「本当好きだな。創作。」

 

優之「創作は俺の人生の一部だからな。これが欠けたらやる気無くすし。」

 

紫「もしかして、死ぬまで手放せないの?その創作。」

 

優之「いや、死んでも天国で描き続ける。」

 

奈々「拘りが凄いですね・・・」

 

紫「だったら私も創作イラスト描こうかな?」

 

結衣「いや私達は普通で良いんじゃないの?」

 

するとそこに、ニコがやって来た。

 

紫「あ!ニコさん!」

 

茂成「どうしたんですか?個展は来週と打ち合わせしたはずですが。」

 

ニコ「いえ、今日は優之様にお話がありまして。」

 

優之「俺ですか?」

 

ニコ「実は優之様にお客様がいらしておりまして。」

 

優之「お客様?通して下さい。」

 

ニコ「分かりました。どうぞ。」

 

そのお客さんは、2人の女子高生だった。

 

???「あなたが愛川優之さんですね?」

 

???「お会い出来て嬉しいです。」

 

優之「その制服、桜蔭高校の?」

 

茂成「桜蔭高校って、女子校じゃん。しかも偏差値高い難関校の。」

 

???「そうです。私は徳原彩月です。」

 

???「私は徳原司沙です。」

 

茂成「同じ苗字。って事は姉妹?」

 

真由姫「はい。私が姉で、詩織が妹です。」

 

紫「そんなお2人が、どうして優之さんに用があるの?」

 

優之「徳原彩月・・・徳原司沙・・・まさか!あの特撮姉妹!?」

 

彩月・司沙「その通り!」

 

茂成「特撮姉妹?」

 

優之「特撮界隈で人気を博している特撮大好き姉妹。その知識は通常の特撮ファンよりも博識で、しかもファンのみならず、初心者の方々にも分かりやすく説明してくれる動画などを投稿しているんだ。YouTubeでの登録者数は驚異の500万人。インスタのフォロワーは90万人を誇ってるインフルエンサーでもあるんだ。そんな姉妹が、どうして俺に?」

 

彩月「愛川さんが物凄いウルトラマンファンである事を噂で聞いてね。是非とも会ってみたくて。」

 

優之「成る程。」

 

司沙「実は私達、今日のモロスターTVに出演してウルトラマンに関するクイズに出場するんだけど、相手のお方が怪我で出演を辞退してね。そこで、熱狂的なウルトラマンファンである愛川優之さんに出演をオファーしたいのよ。」

 

茂成「優之がモロスターTVに?」

 

紫「しかもウルトラマンのクイズに?」

 

優之「そう言う事か。実は俺も、君達の動画やインスタを常々視聴しているんだ。どれも分かりやすくて、グッズが凄いって驚かされたよ。良いだろう。君達の対戦相手として出演するよ!」

 

彩月「ありがとう!今日を楽しみにしてるよ!」

 

司沙「ニコさん、優之さんが出演する話を諸星様に伝えてくれますか?」

 

ニコ「そう言うと思いまして、既に連絡してありますよ。」

 

手に持ってるスマホを見せた。

 

ニコ「諸星様も、優之様の出演を楽しみにしておりますよ。」

 

司沙「ありがとうございます!」

 

優之「初めてのテレビ出演・・・すっごい緊張するなぁ・・・」

 

 

 

 

 

 

モロスターTVスタジオ。

 

諸星「今日のゲストは、今特撮界で人気を博している特撮姉妹の徳原彩月さんと、徳原司沙さんです。」

 

スタジオに特撮姉妹が入り、椅子に座る。

 

諸星「今日は出演してくれてありがとう。」

 

彩月「こちらこそありがとうございます。」

 

司沙「素敵な番組に出演させてくれて光栄です。」

 

諸星「早速だけど、俺からの質問を良いかな?」

 

彩月「はい。どうぞ。」

 

諸星「君達は生粋の特撮ファンである事を公言していてるね。特撮が好きになったキッカケは何かな?」

 

彩月「そうですねぇ。キッカケは両親ですね。両親が物凄い特撮、特に仮面ライダーが大好きで。私達が子供の頃に両親のススメで見たんですよ。」

 

司沙「私達は悪と戦うヒーローの格好良い姿を見て感銘を受けたんです。それから色んな特撮に触れて来たんです。」

 

彩月「それから中学に入り、自分達の知識をSNSに投稿したんです。そしたら多くのファンから沢山のフォロワーやコメントを頂いたんです。」

 

諸星「成る程。そんなお2人にゲストが来ています。愛川優之君です。」

 

スタジオに優之が入って来た。

 

諸星「ようこそ愛川優之君。」

 

優之「初めまして。愛川優之です。SNSでは優と言う名義で活動しています。現在テレワークしながらモロスターアートに所属しております。」

 

自己紹介し、ゲスト用の椅子に座る。

 

諸星「実は優之君も、お2人と同じ特撮ファンだと言う事で急遽オファーしました。」

 

優之「ええ。まさかこの素敵な番組にオファーしてくれるなんて思ってもいませんでした。オファー受けた時、緊張しっぱなしでした。」

 

諸星「優之君もお2人と同じ特撮ファンなんだよね?」

 

優之「はい。特にウルトラマンに関してはガチです。幼少の頃からずっと見続けまして。今は可動フィギュアを収集していまして。」

 

諸星「そんな優之君が提供してくれた、自前のコレクションを撮った写真があります。コチラです。」

 

モニターに、現在収集しているウルトラアーツとモンスターアーツの写真が映し出された。

 

彩月・司沙「おぉー!」

 

優之「いやぁ〜、ここまで集めるのに苦労しましたよぉ。あの左端に映ってるデストロイアのアーツ、あれ中古品だけでも7万位しましたよ。」

 

彩月・司沙「高!!」

 

モニターが切り替えられた。

 

諸星「流石優之君だね。ファンも伊達じゃない。」

 

優之「いえいえ。」

 

諸星「実はね、お2人から優之君にある要望があるんだ。」

 

優之「要望ですか?」

 

諸星「徳原彩月さん。」

 

彩月「はい。愛川優之さんとクイズ対決がしたいです!」

 

司沙「特撮ファン同士である私達と優之さん。全力でクイズ勝負したいんです!」

 

優之「ファン同士でクイズ大会。良いでしょう。受けましょう!」

 

司沙「ジャンルは、優之さんが大好きなウルトラマンで!」

 

諸星「優勝者には豪華賞品が用意してあります。」

 

 

 

 

ウルトラマンクイズが始まった。

 

クイズ司会者「このクイズは全部で6問。それでは第1問。今年で創業60周年を迎えた円谷プロダクション。では、創業当時の円谷プロダクションの正式名称は何?」

 

”ピンポン!”

 

クイズ司会者「はい!愛川さん!」

 

優之「株式会社円谷特技プロダクション。」

 

クイズ司会者「正解です!」

 

優之「因みに創業から5年後の1968年に、株式会社円谷プロダクションと変更されたんです。」

 

クイズ司会者「凄い!物知りですね!では第2問。昨年公開されたシン・ウルトラマン。ウルトラマンがスペシウム133で倒した敵の数は?」

 

”ピンポン!”

 

クイズ司会者「はい!特撮姉妹!」

 

彩月・司沙「1体!」

 

クイズ司会者「正解!お見事!」

 

彩月「スペシウム133で倒した禍威獣はネロンガだけで、それ以降は防がれたり押し出したりしました。」

 

クイズ司会者「流石特撮姉妹!さぁ続いて第3問!平成三部作として今なお人気を博しているウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ・ウルトラマンガイア。この3作で、それぞれ最高視聴率を獲得した回と、その視聴率は?」

 

”ピンポン!”

 

クイズ司会者「はい!愛川さん!」

 

優之「えー・・・ウルトラマンティガ第14話・放たれた標的・9.9%。ウルトラマンダイナ第1話・新たなる光前編・9.0%。ウルトラマンガイア第3話・その名はガイア・8.4%。」

 

クイズ司会者「凄い!正解です!」

 

優之「余談で、ウルトラマンガイア第3話で初めてアグルが登場した回でもあります。」

 

クイズ司会者「細かい所までお詳しいですね!続いて第4問!ウルトラマンの故郷のM78星雲の姉妹都市・・・」

 

”ピンポン!”

 

クイズ司会者「特撮姉妹!」

 

彩月・司沙「福島県須賀川市!」

 

クイズ司会者「正解お見事!」

 

彩月「これは有名だよね。」

 

クイズ司会者「さぁ続いて第5問!ウルトラセブン生誕40周年記念で放送されたULTRASEVENXはどんな形態?」

 

”ピンポン!”

 

クイズ司会者「愛川さん!」

 

優之「セブンの弱体形態。」

 

クイズ司会者「お見事!」

 

優之「あれが強化形態と勘違いしてる人も居ますが、弱体形態ですからね。異世界へ飛んだセブンが、主人公ジンと一体化する時に何らかの不具合が起きて、セブンの意識が表に出られなくなり、ジンも記憶を失った事からあの姿に変貌してしまったんです。」

 

クイズ司会者「抜かりない知識ありがとうございます。さぁ最後第6問!1972年に放送がスタートしたウルトラマンA。その初期タイトルは?」

 

”ピンポン!”

 

クイズ司会者「特撮姉妹!」

 

彩月・司沙「ウルトラエース!」

 

クイズ司会者「正解です!」

 

彩月「その当時、玩具メーカーのマルサンが発売した怪傑透明ウルトラエースが発売され、急遽ウルトラマンAと変更されたんです。」

 

クイズ司会者「その知識もあるとは素晴らしいですね。さぁ結果は、おっと?両者同点!それでは、サドンデス問題に入ります!この問題を正解すれば勝ちになります!尚、不正解になればお手付き。1回休みになります。」

 

 

 

 

ニコ「お2人共凄い接戦でしたね。」

 

諸星「お互いファンなら、譲れない戦いになるね。」

 

 

 

 

クイズ司会者「それでは!サドンデス問題!ウルトラマンやゴジラの生みの親、円谷英二さんが飛行機パイロットになる為に通っていた日本飛行機学校。その学校で教官を務めた・・・」

 

”ピンポン!”

 

クイズ司会者「おっと!ここで正解し優勝なるか!特撮姉妹!」

 

彩月・司沙「玉井清太郎!」

 

クイズ司会者「・・・・・・・・残念!!!」

 

彩月「え!?嘘!?」

 

司沙「違ったの!?」

 

クイズ司会者「特撮姉妹は1回休みになりました。まだ続きがあります。その学校で教官を務めた日本の民間飛行機家の玉井清太郎さんと弟の玉井藤一郎さんに付いた異名は何でしょう?」

 

彩月「え?知らない・・・」

 

司沙「これ、優之さん分かるのかな?」

 

”ピンポン!”

 

クイズ司会者「ここで正解なるか!愛川さん!」

 

優之「日本のライト兄弟。」

 

クイズ司会者「・・・・・・・・正解!!!!」

 

優之「っし!!!」

 

クイズ司会者「優勝は、愛川優之さんです!!」

 

彩月「いやぁ〜優之さん流石だねぇ〜!」

 

司沙「私達もまだまだ知識を蓄える必要があるよ!」

 

優之「いや、君達の知識も中々だったよ。これからもお互いファン同士頑張ろう。」

 

彩月・司沙「はい!」

 

3人は固い握手を交わした。

 

 

 

 

優勝賞品は、一番くじティガ・ダイナ・ガイアのABC賞のフィギュアとラストワン賞。4つのフィギュアをゲット出来なかった優之は大喜びで賞品を受け取った。このモロスターTVは特撮界隈で話題となり、今までの平均視聴率を獲得した。

 

 

 

 

7月7日。モロスターアート。

 

優之「今日は七夕。そして、ウルトラマンコスモス22周年かぁ。」

 

紫「優之さん、昨日のモロスターTV観たよ!とっても面白かったよ!」

 

優之「そうか。」

 

紫「私、今日から特撮に目覚めようかな?」

 

優之「それだったら、まずは全ての特撮をぶっ通しで全話観なきゃだな。徹夜を惜しんで。」

 

紫「あ、それ多分無理かも。」

 

結衣「諦め早。」

 

奈々「特撮姉妹のお2人と仲良くなったんですか?」

 

優之「ああ。お互いのLINEを交換し、お互いのインスタにフォローしてる。勿論佑美さんもLINEとインスタを交換してるから。」

 

茂成「またお前の同士が増えたな。」

 

優之「同士が増えるとこれまた嬉しい。来週の12日だったな。茂成の個展。」

 

茂成「ああ。会場は諸星美術館でやるんだ。」

 

優之「お前の絵を気に入ってくれる人が居たら良いな。」

 

茂成「そうなるよう祈ってるよ。」

 

『END』




         キャスト

      愛川優之:濱田龍臣

      日高淳一:宮田俊哉
      三峯悠里:近藤玲奈
      愛川佑美:伊藤美来

      畦間茂成:上村祐翔

       宗像紫:礒部花凜
      日野結衣:堀内まり菜
      坪川奈々:熊田茜音

      徳原彩月:松田利冴
      徳原司沙:松田颯水

      諸星志揮:???
        ニコ:???

     東山真奈美:後藤邑子

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