アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。 作:naogran
8月18日。渋谷区。この日、優之は佑美と淳一に初恋の穂花に会わせた。
優之「佑美さん。淳一。こちら淡島穂花先輩だよ。」
穂花「淡島です。今は慶大の大学生です。初めまして。」
佑美「優之君の妻の佑美です。優之君がお世話になっております。」
淳一「日高淳一です。おい優之〜、可愛い初恋さんだね〜。」
いたずら笑顔で優之に肘を突く。
優之「茶化すの止めて。一応言うけど、初恋であって浮気じゃないからな?」
佑美「分かってるよ〜。ねぇ穂花ちゃん。もし優之君から告白受けてたらどうしてたの?」
穂花「う〜ん・・・素直に受け入れてたかも知れませんね。」
優之「ッ!?」
それを聞いて、優之がドキッとなった。
穂花「愛川君は、イジメに苛まれてた私を助けてくれた恩人です。私は彼のご恩を一生忘れません。」
佑美「だってさ。優之君。」
優之「・・・・・・・」
淳一「ありゃりゃ。悶絶してるみたいだな。」
穂花「愛川君。改めて言わせて?もしあなたが私を助けてくれなかったら、今の自分が居なかったわ。本当にありがとう。」
優之「・・・と、とんでもないです。先輩に褒められるなんて光栄です・・・」
穂花「タジタジになってるね。」
佑美「ホラホラ優之君。もっとシャキッとしなさい!」
淳一「そうだぞ!先輩の前で堂々としないと!」
優之「しようにも出来ないよ・・・何しろ俺の初恋の先輩に褒められるなんて・・・」
佑美「今日の優之君、情緒不安定だね。穂花ちゃん、私がしっかり優之君を愛し続けるから安心して?」
穂花「はい。宜しくお願いします。」
優之「何で見合いみたいになってんの・・・」
佑美「そうそう。慶大って私立大学の中で物凄く最難関って言われてるよね?大学でどんな勉強しているの?」
淳一「俺も聞きたい!電機大学に通ってるんだけど、慶大の話も聞きたいんだ!」
穂花「えっと、今はですね・・・」
優之(3人共、もうすっかり仲良くなってる。でも、淡島先輩に褒められて嬉しかった・・・あの時も・・・)
穂花『あなたが居なかったら、私は今も苦しんでたかも知れない。だからお礼を言わせて?本当にありがとう!』
優之(先輩、救われて良かった・・・)
淳一「にしても良いな〜。俺は初恋の人なんて居なかったのに〜。穂花さんみたいな人が初恋だったらな〜。」
穂花「だったらさ!」
すると穂花が、淳一の腕を抱いた。
淳一「え?」
穂花「今日から私が、日高君の初恋になろっかな〜?」
淳一「え?えへ・・・?」
優之「先輩!?」
佑美「ワオ!大胆!」
淳一「お、俺で良いの・・・?」
穂花「プチレンタル初恋って事でどうかな?」
淳一「・・・喜んで!優之!初恋、お借りします。」
優之「彼女、お借りしますみたいに言うな!」
穂花は淳一にプチレンタル初恋になって、渋谷109で遊ぶ。愛川夫妻は付き添い。
佑美「楽しそうね。淳一君。」
優之「先輩がまさか淳一にレンタルするなんて、あの頃より活き活きしてるような・・・まぁでも、楽しそうなら良っか。」
佑美「昔はイジメられてたんだよね?」
優之「3人の佐賀議員の娘達にな。逆らうと権力を使って抹消されるかも知れないって恐れられてたんだ。」
佑美「確か、優之君の相談を快諾した絵梨子ちゃんが助けてくれたんだよね?」
優之「あの3人の議員は、松宮財閥と深い関わりがあってな。絵梨子が探偵や弁護士を諸々紹介してくれたんだ。んで、3人の議員には、県の金の横領罪や自分の娘を入学させる為に校長との密会による収賄罪で逮捕されたんだ。んで、3人の娘は自暴自棄になって発狂。学校を暴れ回ったが、最後は逮捕された後、何処かへ引っ越しして行方不明。」
佑美「酷い人達だね。コネじゃなく自力でやらなきゃ人間が完成しないのに。」
優之「全くもってその通り。」
佑美「そう言えば穂花ちゃん、在学中に司法研修所を卒業して弁護士になったんだって?」
優之「ああ。内定貰ってて、卒業したら弁護士事務所に入る予定なんだ。」
佑美「弁護士かぁ〜。良いね。女性弁護士ってクールで格好良いね。」
優之「未来は、エリート弁護士になってたりして。」
佑美「楽しみだね。」
その後、渋谷からバイクと車に乗って墨田区へ向かう。佑美は優之のバイク、穂花は淳一の車に乗ってる。
穂花「徒歩でしか観光しなかったけど、車で観光すると一味違うわね〜。」
スマホで車窓の景色を撮る。
だが、途中で事件が起こった。
優之「ん?」
淳一「何だ?」
前方の車が蛇行運転している。更に、2人の男女が窓から顔を出して優之達に中指立てたり、親指を下に向けたりもした。
佑美「何?あれ?」
穂花「まさか、煽り運転?」
淳一「生で初めて見るな。優之どうする?」
インカムマイクで優之に言った。
優之「所詮バカのやる事だ。平常にしとこうぜ。」
淳一「だな。穂花ちゃん、俺の好きなアニソンあるんだけど一緒に聴く?」
穂花「良いね!私もアニソン聴きたい!」
優之「佑美さん、俺達は僕らのスペクトラでも聴く?」
佑美「グッドよ優之君!」
オーディオでそれぞれの曲を再生し、煽り運転を無視した。
しばらく走行していると、煽り運転の車から石を投げられ、クラクションが聞こえた。石は優之と佑美の乗るゴールドウイングツアーの横に落ちた。
優之「ん?淳一、何か音がした?」
淳一「いや何も?空耳じゃない?」
優之「それもそっか。アハハ!」
佑美「あ!彼処右折すれば江東区へ行けるよ?」
淳一「よし!じゃあレッツゴー!」
穂花「ゴーゴー!」
優之「よいしょ!」
2台は右折し、煽り運転の車から逃げた。
東京ソラマチ。スイーツ食べながら景色を眺める。
淳一「いやぁ〜、あの煽り野郎メチャクチャ怒ってたなぁ〜。」
優之「相手されなくてクラクション鳴らすなんてアホだよなぁ〜。」
佑美「早くスカイツリーに登ろ?」
穂花「良いですね!行きましょう!」
東京スカイツリーのエレベーター。
佑美「ん?ねぇ見てコレ。」
優之・淳一・穂花「ん?」
スマホにあるネットニュースが掲載されていた。
佑美「さっきの車、煽り運転で逮捕されたみたいよ?」
淳一「おやまあ。悪い事が自分に返ったみたいだな。」
佑美「逮捕されたのは4人の男女で、全員酒飲んでて、運転手の男は免停期間中だったらしいよ。」
穂花「それはそれは・・・懲役刑間違いなしね。」
スカイツリー・展望台。
穂花「広ーーい!やっぱりスカイツリーは良いね〜!!あ!富士山が見えるよ!」
優之「先輩、ずっとスカイツリーに憧れてましたもんね。」
穂花「そうなの!学生の頃からずっと登ってみたかったの。上京して落ち着いた頃に登った時は凄い景色が目に映ったの!あ!」
スカイツリーにあるガラス床。
穂花「やっぱりこのガラス床、怖いけどついつい乗りたくなっちゃうの!」
淳一「初めて会った時、清楚で優しいお方と思ってたけど、意外と活発なんだな。」
優之「先輩が言うには、子供の頃からだそうだ。ご両親がとても明るく元気で、その性格を受け継いでるって。」
佑美「清楚に見えて明るく活発なギャップ。私好きかも。」
優之「ん?佑美さん?」
夕方の帰り道。優之と穂花はバイク、淳一と佑美は車に乗ってる。
穂花「今日は楽しかった!ありがとうね愛川君。」
優之「いえ。先輩が楽しんでくれて何よりです。」
穂花「ねぇ、今度は愛川君が住んでるシェアハウスにお邪魔しても良いかな?」
優之「勿論ですよ。その時は皆に伝えます。」
淳一「佑美さんどお?あの2人、お似合いじゃない?」
佑美「確かにね。もし私じゃなく穂花ちゃんが優之と結婚してたら、もう1つのベストマッチになってたかもね。」
この日は、穂花と楽しい観光を満喫した優之達であった。
『END』
キャスト
愛川優之:濱田龍臣
日高淳一:宮田俊哉
愛川佑美:伊藤美来
淡島穂花:中村繪里子
どっちが好き?
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