アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。   作:naogran

56 / 136
54話・個展の下準備

8月21日。モロスターアート・共同アトリエ。

 

優之「・・・・・」

 

この日の優之は、集中して描いてる。

 

紫「今日の優之さん、何時になく集中してるね。」

 

結衣「諸星様から個展の話が舞い込んで来たって茂成さんが言ってたわ。」

 

奈々「もう個展の話が来たんだね。」

 

茂成「まぁ、彼奴の事だからウルトラマンとゴジラの絵が並んだ個展って決まってるしな。」

 

優之「それだけじゃない。創作イラストを兼ね備えた空想創作個展だ。俺の持ってるウルトラアーツとゴジラアーツをリアルのように組み合わせた絵の創作やクロスオーバーの創作イラストを展示する。」

 

茂成「それ、ジオラマも被写体にしてるのか?」

 

優之「持ってるけどジオラマ使ってない。俺の頭の中で創作した物だけだ。」

 

”ピリリリン”

 

スマホが着信した。

 

優之「ん?諸星様だ。」

 

諸星からの電話に出る。

 

優之「もしもし?諸星様。はい。はい。分かりました。今行きます。」

 

通話を終了し、椅子の横に置いてる丸めたポスターを持つ。

 

優之「皆。俺ちょっと会議室行って来る。」

 

茂成「諸星様からのお呼びか?」

 

優之「個展の打ち合わせで話があるって。」

 

アトリエを出て会議室へ向かった。

 

 

 

 

 

 

モロスターアート・第1会議室。

 

優之「失礼します。」

 

会議室に入ると、諸星とニコが待っていた。

 

諸星「優之君。久し振りだね。」

 

ニコ「ご無沙汰しております。」

 

優之「お盆期間中は会えませんでしたものね。まぁ個展の電話は頂きましたけど。」

 

席に座り、諸星と打ち合わせを始める。

 

諸星「君の個展の開催期間が決まったよ。10月7日から9日の3日間だよ。」

 

優之「結構先ですね。諸星美術館で何か展示会とかあるんですか?」

 

諸星「そうだね。他のモロスターアートのアーティストの個展がびっしり詰まっててね。」

 

優之「確かに。10月7日からだと親子で行ける絶好のチャンスですね。」

 

ニコ「そうです。優之様、絵の作業は順調ですか?」

 

優之「ええ。半分以上完成したんです。後は、ウルトラマンとゴジラのクロスオーバーシリーズの絵だけです。」

 

諸星「実は俺とニコと他のメイド達も来るから楽しみにしててね?」

 

優之「ありがとうございます。あ、そうだ諸星様。ちょっと2つお願いがあるんですが。」

 

諸星「ん?何だい?」

 

優之「1つは、俺の個展で俺の拘りがあるんですよ。これ、見て貰えますか?」

 

持って来たポスターを広げた。ポスターには、個展の設計図が書かれていた。

 

優之「ウルトラマンには、それぞれ世代があるんです。なので、俺が設計した展示ブースを取り入れて欲しいんです。ここが46歳以上の昭和世代。そしてここが26〜45歳の平成世代。最後にここが25歳までの令和世代。それぞれのブースに世代別の展示を試みているんですが。どうでしょうか?」

 

諸星「成る程。それぞれ交わらず、自分が世代だったウルトラマンの絵を見て楽しむ。君らしい拘りだね。決めた。それを採用しよう。」

 

優之「ありがとうございます。そしてもう1つは、それぞれのブースで主題歌を流したいんです。昭和世代なら昭和うウルトラマン。平成世代なら平成ウルトラマン。令和世代なら平成〜令和ウルトラマン。と言う感じにしたいんです。」

 

諸星「見て楽しむだけでなく、聴いて楽しんで懐かしむ。とても素晴らしい拘りだね。」

 

優之「まぁ、殆どは俺の我儘ですけどね・・・」

 

諸星「いや、是非とも採用しよう。」

 

優之「恐縮です。」

 

諸星「じゃあ、今日の打ち合わせはこれで以上だ。またあった時は俺から連絡するから。」

 

優之「分かりました。失礼します。」

 

彼は第1会議室から出た。

 

ニコ「優之様、目が輝いていましたね。」

 

諸星「あれが優之君の良い所だ。自分の好きな物をプレゼンする姿勢が彼の長所だ。」

 

 

 

 

 

 

共同アトリエ。

 

優之「ただいま〜。」

 

茂成「おう。おかえり。どうだった?打ち合わせ。」

 

優之「諸星様が俺の拘りを採用してくれるって仰ってた。」

 

紫「やっぱり、諸星様は誰に対しても優しいね。」

 

結衣「甘く見てると、怖いかもよ?」

 

茂成「まぁ、怒らせたら社会的に抹消されるって有名だし。」

 

優之「んじゃ、作業再開するか。」

 

仕上げ途中の絵を描く。

 

紫「今どんな絵を描いてるの?」

 

優之「ウルトラマンブレーザーと-1.0のゴジラの戦闘シーン。ゴジラ-1.0の特報で凄い絶望を感じたから、そこにブレーザーを登場させて戦わせてる。」

 

茂成「俺も見たぞその特報。ストーリーがめっちゃ気になるな。」

 

優之「公開初日は佑美さんと一緒に観なきゃな〜♪」

 

紫「ねぇ、優之さんの個展は私達にも楽しめるのかな?」

 

優之「そこは心配無い。俺が指南書を作っておくから。知らない人でも知ってる人でも楽しめるから。」

 

紫「それなら安心だね。」

 

茂成「でも大丈夫なのか?ウルトラマンの絵を飾るって言っても、著作権とか・・・」

 

優之「実はな、インスタのフォロワーの中に円谷プロがあってな。個展でウルトラマンの絵を展示したいって話したら、快く承知してくれたんだ。」

 

茂成「インスタの人脈凄いな。相変わらず。」

 

 

 

 

 

 

30分後。

 

優之「よし出来た。」

 

ウルトラマンブレーザーVSゴジラ(2023)の戦闘絵が完成した。

 

優之「絶望に希望?を取り入れてみたら、イイなコレ。早くフィギュアーツとモンアツで並べたいなぁ〜。」

 

 

 

 

 

 

夜。おあにた荘・優之の部屋。

 

優之「色んな展示会があるんだな。」

 

モロスターアートの入り口にあった諸星美術館の展示会のフライヤーを拝見している。

 

優之「この世界紙幣展覧会が面白そうだな。諸星様が集めた世界の歴代の紙幣の展覧会。こりゃあ、康介さんと有香奈さんを連れて行こうかな?」

 

個展まで後44日。

 

『END』




         キャスト

      愛川優之:濱田龍臣

      畦間茂成:上村祐翔

       宗像紫:礒部花凜
      日野結衣:堀内まり菜
      坪川奈々:熊田茜音

      諸星志揮:???
        ニコ:???

どっちが好き?

  • 特撮
  • アニメ
  • どっちも好き
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。