アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。 作:naogran
10月5日。諸星美術館。
優之「その絵はここでお願いします。あ、ここにソファーを置いて下さい。」
明日の個展に備えて、優之が監修している。
スタッフA「愛川さん、こちらの絵はどうします?」
優之「それはあちらへ。」
諸星「順調そうだね。」
そこに諸星とニコが歩み寄って来た。
優之「この個展は、俺の一大イベントでもありますから。準備も気合い入れさせ頂いております。」
諸星「お客さんは、ご家族が多そうだね。」
優之「何たって創作と特撮ですから。これを機に、俺の名前を響かせたいです。」
スタッフB「愛川さん、BGMの選曲ですが。」
優之「あ、今行きます!諸星様、また後で。」
スタッフの方へ行った。
ニコ「優之様、今日は活き活きしていますね。」
諸星「そうだね。」
夕方。おあにた荘。
真奈美「いよいよ明後日からね。優之君の個展。」
康介「初めての個展だね。」
優之「とは言っても、実は心の隅でちょっとした不安があったりして。」
淳一「そうなのか?俺から見たら何時ものお前に見えるが。」
優之「顔は平常だが、心の隅では不安を抱えてる。」
悠里「気にし過ぎだよ。」
樹々「深呼吸必須。」
佑美「優之君の個展は大成功する!私の未来がそう言ってる!」
優之「心配してくれたりがとう。」
有香奈「優之君、私達も個展行っても良いかな?」
舞「私も。ウルトラマンは詳しくないけど、面白そう。」
優之「そう言うと思って、実は人数分のチケットを持ってるんだ。」
彩乃「本当ですか!?」
個展のチケットを皆に配った。
優之「はい樹々ちゃん。」
樹々「ん?何で私だけ4枚?」
優之「響子ちゃんと道茂さんと千夏さんにも渡してあげて。」
樹々「本当に?ありがとう。」
優之「それと諸星様に頼んで、トミー達にチケットを郵送して置いたから。」
淳一「警備員も準備完了か?」
優之「ああ。諸星様が手配してくれたんだ。諸星財閥の屈強のSP。」
悠里「迷惑客を一網打尽確定だね。」
優之「ただ、スーツ姿で警備させると、お子さんが怖がりそうだから。諸星様に頼んで私服にして貰ってる。」
佑美「確かに。私も初めてSPの皆さんを見たけど、結構コワモテでムキムキマッチョが多かったね。」
悠里「でも、とても優しくて面白い人達。」
真奈美「明日も個展の準備?」
優之「うん。BGMと会場の最終確認をしなきゃならないから。」
10月6日。諸星美術館。
スタッフB「選曲どうですか?」
優之「OK。それで行きましょう。」
スタッフB「これでBGMの最終確認は完了ですね。」
優之「はい。後は、会場の最終確認だな。」
スタッフA「あ!愛川さん!」
そこに、スタッフが慌てて駆けて来た。
優之「ん?どうしました?」
スタッフA「美術館にこんな物が!」
優之「手紙?」
渡されたのは、1通の手紙。
優之「手紙。ファンレターじゃなさそうですね。どれどれ?」
『お前の個展に爆発物を仕掛けた。爆発されたくなければ、今すぐ中止しろ。さもなくば、強制的に爆発し、お前諸共殺す。』
それは、脅迫状だった。
優之「成る程な・・・」
スタッフA「どうしましょう?開催を中止しますか?」
優之「いえ、これは寧ろ好機です。このまま続けます。」
スタッフA「え?」
優之「こうなる事は予想してましたので。この脅迫状、預かっても良いですか?」
スタッフA「あ、はい。」
優之「んじゃ早速。」
そう言うと何処かへ電話する。
優之「あ、諸星様?お時間良いですか?」
30分後。諸星がやって来た。優之が諸星に届けられた脅迫状を見せた。
諸星「成る程。優之君の一大イベントを壊そうと必死みたいだね。」
優之「その脅迫状、筆跡鑑定してくれますか?」
諸星「任せて。犯人が分かったら逮捕して君に連絡するから。」
優之「それと一応聞きますが、美術館のセキュリティーは大丈夫ですか?」
諸星「今日はメンテナンス日だから。今作業してるよ。」
優之「そうですか。お時間ありがとうございました。」
諸星「気にしないで。仕事はひと段落したからこっちに来たんだ。」
午後3時。
優之「これで全部OKですね。」
遂に、個展の準備が完了した。
優之「スタッフの皆さんありがとうございました。ご苦労様でした。」
スタッフA「愛川さんも監修ご苦労様でした。」
”〜〜〜♪”
優之「ん?諸星様だ。もしもし?」
諸星『優之君。脅迫状を送った犯人が捕まったよ。』
優之「本当ですか?犯人は?」
諸星『犯人は男女。女性は麗花と名乗っていた。』
優之「麗花・・・あの女か。」
諸星『知っているのかい?』
優之「ええ。俺の先輩の、栗田雅春先輩の元妻。不倫に手を出して離婚・絶縁され、不倫相手と共に慰謝料を一括で支払って行方を眩ましていました。まさか俺の個展に手を染めようとしてたなんてな。それで動機は?」
諸星『私の人生を狂わせた報いらしい。』
優之「雅春先輩じゃなく俺に矛先を向けたか。まぁ俺の正論が非常にムカついたんでしょうね。」
諸星『でも大丈夫。あの2人には告訴しておくから。』
優之「モロスターアートの個展って、必ず誰かから狙われてるんですか?」
諸星『今までこんな事はなかったけど、茂成君の個展から急に現れ始めたね。』
優之「今後は警備やセキュリティーを強化した方が宜しいかと思います。」
諸星『勿論今後も強化しておくよ。監修は終わったかい?』
優之「ええ。丁度終わりました。」
諸星『明日からの個展、楽しみにしているよ。じゃあまた。』
優之「はい。失礼します。」
通話終了。
その日。脅迫罪として告訴された麗花と不倫相手には、懲役刑が課せられた。
10月7日。諸星美術館。午前8時50分。
優之「おぉ〜・・・」
外を見ると、既に行列が出来ていた。
優之「凄い・・・もうこんなに行列が・・・」
茂成「殆どがご家族だな。」
紫「流石だね。優之さん人気者になるね。」
結衣「警備は万端ですよね?」
優之「ああ。8時頃に最終チェックしたから。」
奈々「なら大丈夫ですね。」
茂成「奈々、それフラグとしか言いようがないぞ。」
優之「何はともあれ。この個展が皆を楽しませてくれる事を祈ろう。」
そして、9時。個展が開展した。
『END』
キャスト
愛川優之:濱田龍臣
日高淳一:宮田俊哉
三峯悠里:近藤玲奈
竹下有香奈:大西沙織
松浦康介:寺島拓篤
新田樹々:佐藤亜美菜
三峯舞:大空直美
愛川佑美:伊藤美来
松浦彩乃:佐藤聡美
畦間茂成:上村祐翔
宗像紫:礒部花凜
日野結衣:堀内まり菜
坪川奈々:熊田茜音
諸星志揮:???
ニコ:???
東山真奈美:後藤邑子
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