アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。   作:naogran

74 / 136
72話・天使の子

11月27日。午後4時。

 

優之「うへぇ〜寒いぃ・・・冬だから寒いのは当たり前か・・・モロスターアートの暖房が恋しいわぁ・・・」

 

 

 

 

千代田区の公園。

 

優之「ふぇ〜あったまるぅ〜。」

 

ホットココアで体を温めてる。

 

優之「そろそろ学生の皆は冬休みに入るな。まぁ俺らも正月休みに入るし。ん?」

 

公園に訪れた3人組の少女を発見した。それは樹々と響子と1人の少女だった。

 

優之「樹々ちゃんに響子ちゃん。それと、誰だ?」

 

響子「あ!優之さーん!」

 

優之「あ。」

 

こっちに気付いた響子が手を振り、3人が優之に駆け寄る。

 

響子「偶然だね!ここで遊んでるの?」

 

優之「いや、ホットココアであったまってる。」

 

樹々「こりゃあ美味いココア?」

 

優之「それフラグになるから止めて。所で、そちらのお嬢さんは?」

 

樹々「私と響子の幼馴染み。」

 

響子「紹介するね!国生蛍だよ!」

 

蛍「初めまして、国生蛍です。」

 

優之「俺は愛川優之。樹々ちゃんと同じおあにた荘に住んでるんだ。優之で構わないよ。」

 

響子「蛍はね、学校では天使って呼ばれてるんだよ。」

 

優之「天使?」

 

樹々「そう。何時も笑顔で、優等生で、誰にでも優しく、歌が上手な事から天使って呼ばれてる。」

 

響子「おまけに可愛いんだよ?ホラ!ギュー!」

 

蛍「わっ?」

 

笑顔で蛍を抱き締めた。

 

響子「抱き締めるととってもあったかいんだ〜!」

 

蛍「響子ちゃんくすぐったいよ〜。」

 

優之「そうなんだ。」

 

響子「優之さんもどお?蛍を抱いてみる?あったかいよ?」

 

優之「いや遠慮しとく。変質者になりたくないから。それで、君達はここで何を?」

 

響子「何時もの遊びだよ?」

 

優之「本当に仲良しなんだね。」

 

樹々「2人は私の大事な友達。遊ぶのは当たり前。」

 

優之「これは野暮な質問だけど、ご家族は何人?」

 

蛍「はい。お父さんとお母さんの3人家族です。」

 

響子「蛍のお父さんはね、杉原カンパニーの総務部の部長さんなんだよ?」

 

優之「おお!」

 

蛍「優之さんは、お仕事は何をやっているんですか?」

 

優之「俺?SKY ANGLEって知ってる?」

 

蛍「はい。イラストや音楽などを制作している会社って樹々ちゃんから聞いています。」

 

優之「俺はそこの社員だけど、今はリモートを中心に仕事をしているんだ。」

 

蛍「リモート?もしかして、何処かご病気になってしまったんですか?」

 

優之「違う違う。諸星様にスカウトされ、モロスターアートで画家として活動しているんだ。」

 

蛍「わあ!諸星財閥のご当主様の推薦でモロスターアートに!?凄いです!優之さんは将来、立派な画家になれますよ!」

 

優之「うおお・・・これが天使のご加護か・・・」

 

響子「ね?可愛いでしょ?」

 

優之「そうだね・・・そうだ、褒めてくれたお礼に、俺が絵を描いてあげようか。」

 

蛍「絵ですか?」

 

優之「3人の絵を描いてあげるよ。ベンチに座って?」

 

 

 

 

ベンチに3人を座らせ、優之が地面に膝を付いてスケッチブックとペンを握る。左に響子、右に樹々、真ん中に蛍。

 

優之「樹々ちゃん、もうちょっと蛍ちゃんに寄って?」

 

樹々「こお?」

 

優之「うんそのまま。蛍ちゃん、優しい笑顔を俺に向けて?」

 

蛍「はい!」

 

優しい笑顔を優之に向けた。

 

優之「良いよそのまま!よし!」

 

ペンが素早く走り出した。

 

優之「出来た!」

 

完成した絵を見せる。

 

蛍「わあ!これ私達ですか!?」

 

天使のような3人の絵が描かれている。

 

優之「蛍ちゃんが学校で天使って言われてるから、樹々ちゃんと響子ちゃんも天使にしてみたんだ。どうかな?」

 

響子「うんうん!やっぱり優之さんは創作イラストの天才だよ!」

 

優之「いやいやそれ程でも・・・そうだ、皆はちゃんと受験勉強してる?」

 

樹々「してる。」

 

響子「モロスター学園入学の為に日々勉強してるよ!」

 

蛍「一緒に同じ高校に入ろうね!」

 

樹々・響子・蛍「ねー!」

 

優之「仲良いなぁ〜。」

 

 

 

 

 

 

翌日の11月28日。午後5時。公園。

 

優之「今日も寒い・・・」

 

佑美「ねえ。もう冬だもんね・・・」

 

優之「早く帰ってこたつで丸くなりたい・・・」

 

佑美「帰ってホットコーヒーで暖まりたい・・・」

 

優之「ん?」

 

目の前を歩く蛍を発見した。

 

優之「蛍ちゃんだ。」

 

佑美「蛍ちゃん?」

 

優之「おーい!」

 

蛍「あ!優之さん!」

 

優之「また会ったね。今日は1人?」

 

蛍「はい。お母さんにおつかいを頼まれまして。今日はお鍋なんですよ。」

 

手に持ってる袋を見せる。

 

優之「偉いね。」

 

蛍「あの、そちらのお方は?」

 

優之「ああ、紹介しよう。俺の妻の佑美さん。佑美さん、こちらは国生蛍ちゃん。樹々ちゃんと響子ちゃんの幼馴染みだよ。」

 

佑美「まあ!樹々ちゃんと響子ちゃんの!初めまして。優之君の妻の愛川佑美です。」

 

蛍「こちらこそ。」

 

佑美「あらあら。蛍ちゃんってとっても可愛いわね〜。」

 

優之「響子ちゃんが言うには、天使って言われてるんだ。」

 

佑美「成る程!ねぇ優之君、私達の子供は蛍ちゃんのような子が欲しいな〜!」

 

優之「佑美さん、暴走してね?」

 

蛍「うふふ。優之さんの奥さんは、とっても個性的で面白いですね。」

 

優之「蛍ちゃん、それ褒めてる?」

 

???「やあ優之君。」

 

優之「ありゃ諸星様!」

 

そこに偶然、諸星とニコとカイネと出会った。

 

カイネ「優之お兄ちゃん!佑美お姉ちゃん!久し振り!」

 

優之「久し振りカイネちゃん。」

 

佑美「ご無沙汰しております。諸星様。」

 

諸星「今日は佑美さんと一緒なんだね。」

 

優之「仕事帰りの佑美さんと偶然会いまして。」

 

ニコ「あら?可愛らしいお嬢様とご一緒なんですね。」

 

蛍「初めまして、諸星様。国生蛍です。」

 

優之「樹々ちゃんと響子ちゃんの幼馴染みなんです。」

 

ニコ「そうなんですね。」

 

蛍「諸星様。樹々ちゃんと響子ちゃんがお世話になっております。これからもお2人を宜しくお願いします。」

 

佑美「蛍ちゃん、2人の母親みたいになってるよ。」

 

優之「そう言や蛍ちゃん。響子ちゃんが言ってたけど、歌が上手なんだよね?」

 

蛍「はい。小さい頃から歌が好きなんです。」

 

優之「折角だから、諸星様の前で少し歌を披露したらどお?」

 

蛍「え?諸星様にですか?」

 

佑美「私も聴きたい!」

 

諸星「国生さん。君の歌を聴きたいな。」

 

蛍「・・・分かりました!頑張って歌います!えっと・・・アンジェリカのデビュー曲を歌います!」

 

 

 

 

彼女は、得意の歌を諸星に披露した。

 

 

 

 

歌が終わった。

 

蛍「ふぅ・・・どうでしたか?」

 

優之「・・・はっ!昇天しそうになった。」

 

佑美「何?今の癒しの歌声・・・」

 

カイネ「心が落ち着く歌声だったよ〜・・・」

 

蛍「だ、大丈夫ですか!?」

 

優之「大丈夫・・・」

 

佑美「蛍ちゃんが可愛くて固まってた・・・」

 

ニコ「とても素敵な歌でしたね。」

 

諸星「また新しい逸材を見付けたね。国生蛍さん。どうかな?君をモロダストのアイドルグループ、アンジェリカのメンバーとしてスカウトしたいんだ。」

 

蛍「え!?私をですか!?」

 

諸星「君のその歌声で、色んな人に癒しと希望を与えてみないかい?」

 

蛍「・・・あの、でしたら帰ってお父さんとお母さんに相談してみます。それからで大丈夫ですか?」

 

諸星「勿論。スカウトを受けるかどうかは君次第だよ。」

 

蛍「分かりました!」

 

 

 

 

 

 

12月1日。午後5時。

 

優之「よっしゃ!予約完了!」

 

ヨドバシカメラで、真骨彫ガイアとエフェクトパーツの予約が取れてウキウキ。

 

優之「これで平成三部作と8兄弟揃うな!」

 

佑美「ガンマフューチャーの3人も揃うね!来年の6月が楽しみだわ!」

 

優之「この調子でアグルも来て来んねえかな〜。」

 

佑美「あ!見て!」

 

優之「ん?」

 

アンジェリカのトレーラーが走ってるのが見えた。

 

佑美「蛍ちゃん、スカウトを受けたみたいだね。」

 

優之「樹々ちゃんが言うには、蛍ちゃん、お父さんとお母さんから後押しを受けて、モロスター学園入学後に、アンジェリカに加入するって言ってた。」

 

佑美「幼馴染み3人組が同じグループになるなんて、運命を感じるね。」

 

優之「悠里に小さな天使が舞い降りたみたいだな。」

 

佑美「だね。嬉しいなぁ〜。蛍ちゃんがアイドルになるなんて。」

 

優之「佑美さん、何時から蛍ちゃんの身内になったの?」

 

『END』




         キャスト

      愛川優之:濱田龍臣

      新田樹々:佐藤亜美菜
      愛川佑美:伊藤美来

      杉原響子:本渡楓
       国生蛍:大野柚布子

      諸星志揮:???
        ニコ:???
       カイネ:???

どっちが好き?

  • 特撮
  • アニメ
  • どっちも好き
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。