アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。 作:naogran
1月2日。藍澤組事務所。
優之「藍澤組。来るの初めてだな。」
淳一「そっか。優之は来た事なかったか。」
優之「組長の源一郎さん、若頭の秋良さん、それと組員の皆さんは顔馴染みだけど。事務所自体初めてだし。」
悠里「お屋敷、凄い立派でしょ?」
優之「うん。まさにヤクザ事務所って感じだな。」
秋良「樹々お嬢。お帰りなさいませ。」
藍澤組若頭の秋良と6人の組員が出迎えてくれた。
樹々「秋良。お迎えご苦労様。」
秋良「皆さんもようこそおいで下さいました。奥で親父が待っております。」
樹々「ありがとう。」
優之「秋良さん、お久し振りです。」
秋良「優之坊ちゃん。ご健勝で何よりです。」
事務所・大広間。
樹々「お祖父ちゃん。」
源一郎「樹々。元気してたか?」
樹々「うん。お祖父ちゃんは?」
源一郎「この通りピンピンしておるぞ。」
陽子「樹々。アイドル生活充実してる?」
樹々「お母さん。お陰様で充実してるよ。」
陽子「それは良かったわ。」
源一郎「皆さんもよくおいで下さいました。ささ、どうぞ座って下さい。」
真奈美「ご招待頂きありがとうございます。」
おあにた荘の面々が座る。組員達も座る。
源一郎「皆、明けましておめでとう。」
秋良・組員「おめでとうございます!」
全員が頭を下げる。
陽子「2024年が始まりました。皆さん、今年も宜しくお願いします。」
秋良・組員「宜しくお願いします!」
源一郎「それでは、今年のお年玉を贈呈しよう。」
1人の組員がお年玉を乗せた台を持って来た。全員1人ずつお年玉を贈呈した。
源一郎「樹々。お前にもお年玉だ。」
樹々「え?良いの?」
源一郎「お前は私の大事な孫だ。そして、私はお前のファン第1号だ。」
陽子「樹々。お母さんからのお年玉をどうぞ。」
樹々「ありがとうお祖父ちゃん。お母さん。」
2人からお年玉を貰った。
佑美「良かったね樹々ちゃん。」
樹々「うん。」
康介「お年玉、大事に使わないとね。」
お年玉の後は、おせち料理。
淳一「うん。どれも美味いな!」
有香奈「黒豆に伊達巻に数の子、そしてエビ!今年も良い年になりそうだわ〜!」
舞「黒豆・・・私初めて食べる。」
真奈美「舞ちゃん。黒豆美味しいよ?」
舞「うん。」
人生初めての黒豆を食べる。
舞「美味しい!」
真奈美「でしょ?」
佑美「舞ちゃん。おせちにはね、色んな願いが込められてるんだよ。」
舞「そうなの?」
佑美「黒豆はね、魔よけの意味があって、「まめ(豆)に働けるように」という無病息災と言う意味が込められてるんだよ。」
舞「そうなんだ!じゃあ、この伊達巻は?」
佑美「巻物に似ている事から、学問や教養を身に付ける願いだよ。」
舞「学問と教養・・・もしかして、これを食べたらピアノがもっと上手になるって事!?」
佑美「そうだね。沢山食べれば、立派なピアニストへの近道へ進めるよ。」
舞「私、黒豆沢山食べてピアニストになる!」
佑美「他のも食べようよ。ね?」
彩乃「舞さん。海老も美味しいですよ。」
優之「もう2人共、舞ちゃんの母親みたいだね。」
佑美「だって舞ちゃん可愛いんだもん!ねー彩乃さん!」
彩乃「はい!本当の娘みたいです!」
優之「舞ちゃん、完全にウチのアイドルになったな。」
陽子「そうだわ!お父さん、アレを出さなきゃ。」
源一郎「おぉ!忘れておったわ。樹々、お前の好きなアレを出してあげよう。」
樹々「本当!?」
源一郎「秋良、例の物を。」
秋良「へい。」
ある物を取りに行った。
1分後。
秋良「親父、持って来ました。」
源一郎「ウム。ご苦労。」
持って来たのは、1つの壺。
優之「壺?」
秋良「お嬢。どうぞお召し上がり下さい。」
壺の蓋を開けた。中に入っていたのは、野菜のぬか漬けだった。
樹々「美味しそう・・・!」
優之「糠漬け?樹々ちゃん、漬物が好きなの?」
樹々「元お父さんが連れて行かれた後、お祖父ちゃんが食べさせてくれたの。それから好きになってて。」
優之「意外な一面・・・」
樹々「・・・美味しい!」
源一郎「そうかそうか!」
淳一「源一郎さん!俺にも下さい!」
源一郎「ええ。皆さんでどうぞ。」
全員が糠漬けを食べる。
淳一「ん〜!このにんじんのぬか漬け、めっちゃ美味い!」
康介「うん!この大根のぬか漬けもとっても美味い!」
有香奈「ナスも絶品だわ!」
優之「そんなに美味いんだ。では俺も。」
きゅうりのぬか漬けを実食。
優之「んっ!?きゅうりのあっさりした味にコクのある酸味が口の中に広がって、更に爽やかな柑橘系の香り、そして酸味とあっさりに、ぬかの甘み加わった事でボルテージが高まった!あ〜、今まで食べたぬか漬けの中で頂点の美味さだ〜!」
陽子「す、凄い食レポね・・・」
真奈美「優之君は食通で、食レポが身に沁みてのよ。お姉さんの冴子さんから聞いてね。」
源一郎「はっはっは。我が組のぬか漬けを彼処まで表現してくれるとは。作った甲斐がありました。」
樹々「お祖父ちゃん。ぬか漬け貰って良い?」
源一郎「勿論じゃ。好きなだけ持って行きなさい。」
おせちとぬか漬けを食べた後、組員やおあにた荘全員で余興が行われた。その間に樹々と秋良が優之に事務所を案内してあげる。
優之「立派な事務所だな。樹々ちゃんって凄い家系だなって改めて思うわ。」
樹々「私も最初聞いた時は驚いた。でも、お祖父ちゃんや組の皆が私に優しくしてくれてる。だから何時も感謝している。」
優之「もしあのまま源一郎さん達が助けに来なかったら?」
樹々「あのまま死んでたと思う。」
優之「ゾッとするなぁ・・・樹々ちゃんのクズ親父は何でヒモになったんだろうな。」
秋良「アイツの親に聞いた所によると、昔から楽したい生活に憧れていて、自分を優しくしてくれる女と結婚したかったって言ってました。」
優之「女好きですか。」
秋良「ええ。ウチの組に借金してるにも関わらず、それを踏み倒して何も知らない素振り。陽子様がヤクザの娘だと知った途端に発狂しましてね。挙げ句の果て、大事な組員に暴行した程でした。」
優之「何処までも腐ってますね。」
秋良「だがアイツは脱走し、杉原カンパニーの響子お嬢に逆ギレして手を出そうとしましたからな。」
樹々「でも結局、藍澤組に再び連れて行かれ、厳重管理下に置かれ、借金返済の為に働いている。」
優之「親父さん、もう一生普通の生活送れないですね。」
秋良「当然でしょう。借金は借金した人間が必ず返す。それが当たり前ですから。坊ちゃん。これからも皆さんでお嬢を支えてあげて下さい。」
優之「勿論です秋良さん。」
佑美「優之く〜ん!そろそろ番だよ!」
優之「おお!今行く!」
1月3日。おあにた荘。
優之「ん〜。ぬか漬け美味いな〜。」
真奈美「優之君、すっかりハマってるね。」
樹々「お祖父ちゃん達が作ったぬか漬け。ハマるのは当然。」
『END』
キャスト
愛川優之:濱田龍臣
日高淳一:宮田俊哉
三峯悠里:近藤玲奈
竹下有香奈:大西沙織
松浦康介:寺島拓篤
新田樹々:佐藤亜美菜
三峯舞:大空直美
愛川佑美:伊藤美来
松浦彩乃:佐藤聡美
藍澤源一郎:小杉十郎太
藍澤陽子:三森すずこ
秋良:梅原裕一郎
東山真奈美:後藤邑子
どっちが好き?
-
特撮
-
アニメ
-
どっちも好き