アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。   作:naogran

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84話・養子の子

5月2日。おあにた荘。

 

優之・佑美「・・・・・・」

 

この日の愛川夫妻は、とても落ち込んでいる。

 

淳一「2人共大丈夫かな?」

 

有香奈「無理もないわ。あの結果が来たんだもの。」

 

実は佑美は、数日前に妊娠検査をして、今日その結果が帰って来た。

 

 

 

 

 

 

数時間前。諸星総合病院。

 

佑美『え・・・?不妊症・・・?』

 

諸星『残念だけど、佑美さんに排卵因子が認められたよ。』

 

優之『そんな・・・一緒に愛を育んで来たのに・・・』

 

諸星『今から不妊治療となると2年は掛かる。例え治療出来たとしても、子供が出来るのは21%に限られてるからね。』

 

佑美『・・・諸星財閥の技術でも早期治療は・・・やっぱり難しいですか?』

 

諸星『ごめんね。それはまだ未開なんだ。』

 

 

 

 

 

 

そして現在。

 

佑美「まさか私が不妊症だったなんて・・・」

 

優之「しかも排卵因子・・・」

 

康介「不妊治療となると、早くて2年かぁ。」

 

優之「佑美さん、ずっと子供欲しいって言ってたもんな。子供産んで、お義父さん達に孫の顔を見せてあげたいってずっと頑張って来たのに・・・」

 

佑美「・・・・・」

 

優之「佑美さん、不妊治療始める?始めたいなら諸星様に電話するけど。」

 

佑美「・・・ううん。例え不妊症の体でもこれを受け入れるよ!この体はお父さんとお母さんが産んでくれた大切な体。子供が出来なくても、私は優之君と一生の愛を添い遂げ続けるよ!」

 

さっきまで落ち込んでいた佑美が、前向きになり元気になった。

 

優之「佑美さん・・・本当、逞しい嫁さんを貰ったな。俺。」

 

悠里「でも佑美さん、本音は?」

 

佑美「やっぱり子供が欲しい!」

 

樹々「うん。知ってた。」

 

佑美「でもなぁ〜。不妊治療するのに2年となると、子供欲しい欲が強まっちゃうなぁ。どうしよっかぁ〜。」

 

優之「ん〜・・・お!だったら、俺に良い考えがあるんだが。」

 

佑美「ん?」

 

早速優之が電話する。

 

優之「あ、諸星様?突然すみません。今お時間ありますでしょうか?」

 

 

 

 

 

 

諸星財閥系列の養護施設。

 

佑美「ここって、諸星財閥が運営してる養護施設だよね?」

 

優之「俺なりの提案なんだけどね、養護施設で暮らす子供を養子として家族になろうって考えたんだ。まぁそれが佑美さんの為になるのか分からないけど。」

 

佑美「成る程養子縁組って事ね。それ、今まで考えてなかった。めっちゃ良いアイデアだよ優之君!」

 

優之「気に入ったんだ。ありがとう。」

 

諸星「おまたせ2人共。」

 

そこに諸星とニコがやって来た。

 

優之「突然すみません。急なお願いに対応してくれて。」

 

諸星「気にしないで。」

 

ニコ「では、ご案内しますね。どうぞ。」

 

 

 

 

 

 

養護施設の1つの部屋。

 

諸星「ここだよ。」

 

この部屋には、沢山の子供達が遊んでいる。

 

佑美「わぁ〜可愛い〜!」

 

子供A「諸星様!この方々は誰なんですか?」

 

諸星「この養護施設に遊びに来た愛川優之君と佑美さん夫婦だよ。」

 

子供B「初めまして!」

 

佑美「きゃ〜!ご丁寧に挨拶して可愛い〜!」

 

子供B「ねえお姉さん!私達と遊ぼ?」

 

子供C「おもちゃで遊ぼ?」

 

佑美「よぉ〜し!お姉ちゃんもまぜて〜!」

 

子供達と遊びに行く佑美。

 

ニコ「佑美様凄く元気ですね。」

 

優之「すみません。佑美さん子供好きな一面がありまして。舞ちゃんや姪っ子の双葉をとても可愛がっていまして。それで、彼は何処へ?」

 

諸星「今トイレへ行ってるよ。」

 

すると部屋に誰かが入って来た。

 

真吾「ただいま〜・・・あれ?諸星様に優之お兄ちゃん!」

 

優之「真吾君。キャンプ以来だね。」

 

真吾「どうしたの?遊びに来たの?」

 

優之「実はね・・・」

 

ここに来た経緯を真吾に洗いざらい話した。

 

真吾「そうなんだ・・・それで、養子にする子は決まったの?」

 

優之「それはね、君を養子にしようと思ってるんだ。」

 

真吾「え!?僕を!?」

 

佑美「?」

 

優之「そう。真吾君を俺達家族の養子にしたいんだ。どうかな?君で良かったら、家族にならない?」

 

真吾「僕は・・・・・・」

 

優之「勿論無理にとは言わない。君が決めた事を言って欲しいんだ。受け入れるなら受け入れる。断りたいなら断る。君はどうしたい?」

 

真吾「・・・僕、優之お兄ちゃんの家族になりたい!あの頃の僕は家族から蔑ろにされたから・・・だから!僕を家族の一員にして下さい!」

 

優之「そうか。宜しく、真吾。」

 

2人は握手を交わす。

 

佑美「え?何何?私達の新しい家族!?」

 

優之「うん。養子として新しい家族になる真吾君だ。」

 

佑美「いやぁ〜可愛い〜!」

 

真吾「むぎゅ!?」

 

興奮してる佑美が真吾を抱き締めた。

 

佑美「私達の子供がこんな可愛い男の子だなんて運命だよ〜!真吾君だっけ?妻の佑美だよ〜!宜しくね〜!」

 

真吾「ま、優之さん・・・奥さん過激だね・・・」

 

優之「ほんっとごめん!子供好きが度を越しちゃって・・・」

 

佑美「はっ!ごめんごめん。」

 

諸星「決まったみたいだね。優之君、手続きしようか。」

 

優之「はい!」

 

手続きを終え、真吾は正式に愛川夫妻の養子となったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

真吾と共におあにた荘に帰宅。

 

優之「真吾、自己紹介。」

 

真吾「えっと・・・愛川真吾です!宜しくお願いします!」

 

彩乃「まぁ可愛いですね〜!」

 

淳一「宜しくな真吾君!」

 

樹々「私達に弟が出来た。」

 

悠里「何か新鮮だね。」

 

佑美「そろそろお義父さん達来るかな?」

 

優之「もうそろ来るんじゃね?」

 

 

 

 

しばらくして、愛川一家が訪れた。

 

宗太郎「おお・・・私の新しい孫が目の前に・・・!」

 

翠「まぁ!可愛い男の子ね〜!」

 

真吾「えっと・・・愛川真吾です・・・」

 

優之「この子、諸星財閥の養護施設から引き取った養子なんだ。だから血の繋がりはないけど。」

 

宗太郎「何言ってるんだ!血が繋がってなくても関係ない!大切なのは、子供に愛を注ぐ事だ。」

 

冴子「そうよ。優之が決めた子なんでしょ?だったら末長く家族の愛を注いであげなさい。」

 

裕樹「それが、本当の家族の絆を結束してくれるんだ。自信を持てば良い。」

 

優之「ありがとう親父。姉さん。裕樹さん。」

 

双葉「私、6月に妹が出来るけど、弟も新鮮で良い。」

 

真吾「えっと、双葉お姉ちゃん?」

 

双葉「っ!!」

 

お姉ちゃんと言う言葉に、双葉の全身に電流が走った。

 

双葉「双葉・・・お姉ちゃん・・・」

 

彩乃「あらあら。双葉ちゃん嬉しそうですね。」

 

淳一「ねぇねぇ真吾君!真吾君はどんなアニメが好きなの?」

 

真吾「僕は・・・アニメどころか・・・テレビをあまり見せて貰えなかった・・・」

 

淳一「そっかぁ・・・だったら子供だけじゃなく大人でも楽しめるアニメを見よう!そうだなぁ・・・皆どれが良い?」

 

康介「こう言う時は、やっぱジブリ作品かな?」

 

有香奈「だったらラピュタはどうかしら?冒険心をくすぐる名作よ?」

 

早速真吾と一緒に天空の城ラピュタを鑑賞。

 

真奈美「真吾君、楽しんでくれてるようで良かったわ。」

 

優之「これからは、俺達で本当の家族愛を注いで行かなきゃな。」

 

佑美「頑張ろうね!お父さん!」

 

優之「お母さんも。な?」

 

『END』




         キャスト

      愛川優之:濱田龍臣

      日高淳一:宮田俊哉
      三峯悠里:近藤玲奈
     竹下有香奈:大西沙織
      松浦康介:寺島拓篤
      新田樹々:佐藤亜美菜
       三峯舞:大空直美
      愛川佑美:伊藤美来
      松浦彩乃:佐藤聡美

      愛川真吾:長谷川育美

      嶋村冴子:友永朱音
      嶋村裕樹:興津和幸
      嶋村双葉:久野美咲

     愛川宗太郎:高木渉
       愛川翠:ゆきのさつき

      諸星志揮:???
        ニコ:???

     東山真奈美:後藤邑子

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