アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。   作:naogran

87 / 136
85話・悟とメイドと政略結婚

5月7日。秋葉原。この街を歩く悟の姿があった。

 

悟「あ〜あ。ゴールデンウィークも終わって今日から仕事かぁ〜。でもまあ、何時までも休んでたら、身体がガチガチになるしだるいからな。さて、今日の収穫品を探しますかな?」

 

広瀬悟。優之の幼馴染み、杉原カンパニー本社の社員。昨年の12月に篠崎証券の社長令嬢の篠崎芹香と結婚し、充実した幸せな日常を送っている。そして、女装コスプレが超絶可愛いと大人気コスプレイヤーの兄が居る。

 

 

 

 

KOTOBUKIYAでプラモ探し。

 

悟「ん〜・・・どれも殆ど持ってるな。そう言や創彩少女庭園のエマちゃん先輩来月だったな。最初芹香に引かれると思ったが、あっさり受け入れてくれたな。芹香もアニメ好きって言ってたしよかった。今日の収穫品は・・・お、そうだコレ買ってなかったな!メガロマリアのノーヴィス!」

 

メガロマリアのノーヴィスを購入。

 

 

 

 

品川区。

 

悟「さて、帰って作りますかな?ん?」

 

帰る途中、2人の女性が3人組の家族に絡まれてる光景が見えた。

 

悟「あれニコさん?一緒に居る人と誰かに絡まれてる。ん?何か言ってる。」

 

ニコが何かを言った途端、3人組の家族が悔しそうに去って行った。

 

悟「何だ今の?」

 

 

 

 

ニコ「大丈夫でしたか?」

 

女性「はい・・・」

 

ニコが怯える女性を宥めていると。

 

悟「ニコさーん!」

 

そこに悟が駆け寄って来た。

 

ニコ「あ、悟様!」

 

悟「どうも、お久し振りです。」

 

ニコ「こちらこそ。偶然ですね。」

 

悟「今日から仕事で、その帰り道にここに来まして。何かあったんですか?それと、そちらのお嬢さんは?」

 

ニコ「彼女はモロメイドのジュリさんです。」

 

ジュリ「は、初めまして・・・悟様・・・」

 

悟「あ、広瀬悟です。杉原カンパニーに勤めております。」

 

ジュリに名刺を渡した。

 

悟「それで、さっき絡んできたのは一体?」

 

”〜〜〜♪”

 

FREEDOMの着信音が鳴った。

 

悟「あ、失礼。もしもし?」

 

芹香『あ、悟君?ビーフシチューそろそろ出来るよ。』

 

悟「え?あ、もうこんな時間か。すぐ帰るから。」

 

芹香『待ってるよ。』

 

悟「あ、ちょっと待って?」

 

芹香『ん?』

 

悟「ニコさん、ジュリさん、良かったらウチでご飯食べて行きません?」

 

ニコ「え?良いんですか?」

 

悟「何か訳ありだそうですから、俺達で良かったらお話しを聞きますよ。」

 

ニコ「・・・・」

 

 

 

 

 

 

広瀬家にお邪魔したニコとジュリが、芹香のビーフシチューを頂く事に。

 

ジュリ「美味しい〜!」

 

ニコ「本当!とっても美味しいですね!」

 

芹香「気に入って貰えて良かったです。それにしても悟君、ニコさん達を招くなんて珍しいね。」

 

悟「何か訳ありだなって思って。お2人から話を聞こうと思って。」

 

芹香「訳あり?面白そうね。私もそう言う経験があるから。」

 

悟「元夫の件か。」

 

芹香「そっ。」

 

悟「ニコさん、先程絡んで来たあの3人は何だったんですか?」

 

ニコ「あの方々は、ジュリさんの元家族なんです。」

 

悟「元家族!?」

 

ジュリ「・・・・・」

 

芹香「ジュリさん、もしかして家族から絶縁された身なんですか?」

 

ジュリ「・・・はい。」

 

ニコ「先程絡んで来たのは、ジュリさんのお父様とお母様、そしてお姉様です。」

 

ジュリ「昔から、両親は出来のいい姉を溺愛するばかりで、私を奴隷のように扱ってきたんです。そして1年前、姉が結婚したと同時に私を絶縁し追い出したんです。1人居なくなれば狭くならず広く使えるって。」

 

芹香「何それ!?酷過ぎない!?」

 

悟「落ち着いて。」

 

怒りが込み上げて来る芹香を悟が落ち着かせる。

 

ジュリ「孤独となった私を、ニコさんが拾ってくれたんです。私はニコさんに付いて行き、諸星財閥のメイドとなったんです。」

 

悟「でも絶縁した家族がどうして?」

 

芹香「そうよ!絶縁の言い出しっぺが接触して来るなんて可笑しい話よ!」

 

ジュリ「それが・・・お父さんが私の婚約者を見付けたんです。」

 

悟・芹香「婚約者!?」

 

 

 

 

 

 

絡まれてた時。

 

ジュリの父親『ジュリ!今すぐ諸星財閥のメイドを辞めろ!私の見付けた婚約者と結婚するんだ!』

 

ジュリの母親『これは命令なのよ?あなたに拒否権なんてないんだもの。』

 

ジュリの姉『私達の奴隷なんだから、奴隷らしく命令に従いなさい。でないと、分かってるわよね?』

 

ニコ『待ちなさい!』

 

ジュリが強引に連れて行かれそうになった所に偶然ニコが現れてジュリの助け舟に入った。

 

 

 

 

 

 

ジュリ「偶然居合わせたニコ様に救われまして。」

 

悟「それで、見付けた婚約者って言うのは誰なんですか?」

 

ニコ「平塚健二と言うお方です。」

 

悟「平塚健二・・・もしかして、平塚製菓のご子息!?彼処杉原カンパニーの大手取引先ですよ!」

 

芹香「平塚製菓!篠崎証券の大手取引先で、多くの人気お菓子を生み出してるお菓子業界のトップの仲間です!」

 

ジュリ「そこのご子息と結婚してくれと強要されまして・・・私、ご子息様と会った事がないんですが・・・会うのが怖いのと、もう家族に関わりたくないと言って断ったんです・・・」

 

悟「絶縁宣言した家族がジュリさんに前触れなく接触。これは何かありそうですね。」

 

芹香「ジュリさんのお父さんは何のお仕事を?」

 

ジュリ「倉澤フーズの社長です。」

 

悟「倉澤フーズ。あらゆる人気食品を世に送り出してる食品会社。杉原カンパニーの取引先の会社だな。」

 

芹香「ええ。篠崎証券の取引先でもあるわね。」

 

悟「大手会社の社長なら贅沢な暮らしが出来るのに、何でメイドを辞めて貰うよう強要したのか・・・」

 

芹香「何か訳ありね。私、ちょっとお父さんに倉澤フーズについて聞いてみる。」

 

悟「じゃあ俺も明日杉原社長に聞いてみる。それと優之にも相談してみる。」

 

ジュリ「え?」

 

悟「ジュリさん、俺達も協力しますよ。良いですよね?ニコさん。」

 

ニコ「ありがとうございます。協力してくれる人が多いと心強いです。」

 

ジュリ「で、でもお2人を巻き込ませる訳には・・・」

 

悟「良いんですよ。これは俺達の我儘なんですから。」

 

ジュリ「悟様・・・」

 

 

 

 

 

 

5月8日。杉原カンパニー社長室。

 

悟「杉原社長。お忙しい所、急に申し訳ありません。」

 

道茂「ああ構わないよ。それで、話と言うのは?」

 

昨日起こった倉澤フーズの社長一家がジュリを連れ戻そうとした事を話した。

 

悟「と言う訳でして、社員の私が言うのは烏滸がましいでしょうが、倉澤フーズについて知っている事があれば教えて頂けないでしょうか?」

 

道茂「ふむ。倉澤フーズかぁ。確かに彼処は最大手で多くの人気食品を生み出しているな。でも、彼処は最近経営が傾いていると言う噂があってな。」

 

悟「経営不振ですか?」

 

道茂「うん。実は彼処には、会社の金を横領している社員が彷徨っていると言う噂だ。しかしその社員は、全く証拠を残さず、気配すら消してしまうかなりの手馴れらしい。」

 

悟「何処からその情報を?」

 

道茂「実は倉澤フーズの専務が私の学生時代の後輩でな。彼から色々聞いたんだ。それにしても、絶縁したお嬢さんを呼び戻して、平塚製菓のご子息様と結婚させるとは何を考えているのか・・・」

 

悟「・・・・・」

 

 

 

 

 

 

昼休憩。電話で優之に相談してみる。

 

優之『倉澤フーズねぇ。彼処最近、黒い噂が絶えないって有名だな。』

 

悟「それってやっぱり、会社の金を横領してる社員が存在していると?」

 

優之『耳早いな。』

 

悟「さっき社長から聞いたんだ。その社員のお陰で、経営不振が続いていると。しかも気配すら消して、証拠も残さない手馴れだと仰ってた。優之ならどんな奴が犯人だと思う?」

 

優之『ん〜・・・役員の人か社員、もしくは社長の身内とか?』

 

悟「成る程な。」

 

優之『そこん所、ちょっと諸星様に聞いてみる。諸星財閥が彼処も出資してるって言ってたし。』

 

悟「ありがとう。悪いなお昼時に。」

 

優之『気にすんなって。ジュリさんを救いたいんだろ?だったら俺も協力してやるしかないだろ。じゃあな。』

 

 

 

 

 

 

その夜。広瀬家。

 

芹香「お父さんにも聞いたんだけど、倉澤フーズを近い内に契約解除する予定だって言ってたよ。」

 

悟「何かまた悪い噂でも増えたんかな?」

 

芹香「最近彼処の食品の質が落ちてて、これ以上の契約を続けるのは困難だろうって。」

 

悟「食品の質・・・」

 

芹香「多分こうじゃないかな?経営不振の会社を救う為、ジュリさんを平塚製菓のご子息と結婚させれば多額の出資を約束してくれるって言う魂胆じゃないかな?」

 

悟「所謂政略結婚か。ありえる話だな。」

 

”〜〜〜〜♪”

 

FREEDOMの着信音が鳴った。

 

悟「ニコさんからだ。もしもし?」

 

ニコ『悟様。倉澤フーズの経営不振の実態が判明しました。』

 

悟「本当ですか!?」

 

ニコ『明日、ご家族の皆さんと対面する予定です。悟様も参加しますか?』

 

悟「勿論です。それと、芹香も参加させても?」

 

ニコ『はい。』

 

悟「それにしても証拠集め早いですね。流石諸星財閥。」

 

ニコ『いえ実は、証拠は匿名で送られて来て・・・』

 

悟「匿名で?」

 

 

 

 

 

 

翌日。悟達が倉澤フーズの会議室に訪れた。悟と芹香は休暇を貰ってる。

 

倉澤社長「ジュリ。そろそろ結婚する気になったか?」

 

ジュリ「だから、私は戻りたくないし結婚したくない!」

 

ジュリの姉「使えないわね〜!アンタは私達の奴隷なんだから命令するのが当たり前でしょうが!」

 

芹香「自分の妹を絶縁させておいてよく言うわね。」

 

ジュリの姉「絶縁?そんな事言った覚えないわよ。」

 

悟(コイツ、事実を捻じ曲げやがって・・・)

 

ジュリの母親「私達はね、あなたをまた家族として迎えたいだけなの!だからメイドなんて辞めてさっさと戻って来なさい!」

 

ジュリ「嫌!絶対に嫌!」

 

ジュリの母親「生意気な!!!」

 

ニコ「止めて下さい。暴力で解決しても何もなりませんよ。」

 

ジュリの母親「チッ・・・」

 

ニコ「倉澤社長。あなたの会社が経営不振になっているのはこちらでも知っております。だからあなたは、平塚製菓のご子息様の健二様をジュリさんと政略結婚させて経営を安定させようとした。間違いありませんね?」

 

倉澤社長「正解ですね。最近横領して証拠を残さない社員に手を焼いておりまして。昨日なんて凡そ500万横領されましたから。」

 

ニコ「そうですか。ではその話は本当なのか、彼に聞いてみましょう。どうぞ。」

 

そこに入って来たのは、1人の若い男性だった。

 

健二「失礼します。」

 

倉澤社長「おお!健二さん!よく来て下さいました!」

 

悟「彼が?」

 

芹香「ええ。平塚製菓のご子息の健二さんよ。」

 

倉澤社長「健二さん!この子があなたと結婚するジュリです!」

 

ジュリの母親「どうですか?とても美しくてべっぴんさんですよ?」

 

ジュリ「・・・・・」

 

ジュリの姉「私の可愛い妹と結婚出来るなんて羨ましいですね〜。」

 

健二「彼女がですか。」

 

ジュリ「・・・・・」

 

健二「倉澤社長。私は・・・」

 

 

 

 

 

 

「お嬢さんと結婚しません。」

 

 

 

 

 

 

ジュリ「え?」

 

悟・芹香「え!?」

 

倉澤社長「なっ!?」

 

ジュリの母親「は!?」

 

突然の結婚拒否宣言。

 

健二「ジュリさん、僕があなたの結婚相手になってしまって申し訳ありませんでした。」

 

深く頭を下げてジュリに謝罪の意を表した。

 

ジュリ「あ・・・あの・・・」

 

ジュリの姉「ちょ、ちょっとアンタ!!何で妹と結婚しないの!?妹はこんなに美人なんだよ!?なのに何で!?」

 

倉澤社長「まさか、私の娘だから結婚する事にプレッシャーを感じているのでは!?では後1〜2年後でも良いですので!」

 

健二「倉澤社長。私がお嬢さんと結婚しないのはプレッシャーではなく、あなたのその欲望に失望したからです!」

 

倉澤社長「え・・・?」

 

健二「諸星財閥のニコさんですね?」

 

ニコ「はい。」

 

健二「ニコさん、その証拠資料僕に開けさせて貰えますか?」

 

ニコ「分かりました。」

 

持ってる証拠資料が入ってる封筒を健二に渡した。

 

倉澤社長「それは?」

 

健二「僕が興信所に依頼し、倉澤フーズの経営不振の実態を収めた証拠写真です。」

 

封筒を開けて証拠写真を出した。

 

倉澤社長「なっ!?」

 

悟・芹香「こ、これは・・・!?」

 

その写真に写っていたのは・・・

 

 

 

 

 

 

倉澤社長が若い女性とホテルに入って行く様子や、キャバクラで美女に囲まれてる様子がバッチリと写っていたのだ。

 

 

 

 

 

 

ジュリ「これって・・・!?」

 

ジュリの母親「あなた!!これは一体何なの!?」

 

ジュリの姉「お父さんまさか不倫してたの!?信じられない!!!」

 

どうやら2人は、倉澤社長が不倫している事を知らなかったようだ。

 

倉澤社長「ち、違う!これは・・・ど、どうして健二さんがその写真を!?」

 

健二「ずっと前から怪しかったんです。あなたの会社の突然の経営不振と、食品の質が落ちて売り上げが減ってる事を。社長である父から聞かされた僕はずっと違和感を感じてたんです。だから父と御社の秘書さんに協力を仰いで証拠を集めてたんです。」

 

倉澤社長「な、何・・・!?」

 

健二「そしたらあなたが会社の事を考えず私欲の方を優先していたなんて呆れました。それに倉澤社長。あなたは会社の金が横領されているって言ってましたよね?」

 

倉澤社長「そ、そうだ!」

 

健二「でも、その犯人を知った時は驚愕しましたよ。これがその決定的な証拠です!」

 

横領してる社員の正体を映した映像を出した。

 

 

 

 

 

 

会社の金を横領していた社員の正体は、なんと倉澤社長本人だった。

 

倉澤社長『いいか?この事は誰にも言うなよ。もし報告したら、貴様の将来は無いと思え。』

 

そう言って秘書を脅して口止めした。

 

 

 

 

 

 

ジュリの母親「あなた!!これはどう言う事なの!?」

 

ジュリの姉「自分が横領してたの!?嘘って言ってよ!!!」

 

この決定的な証拠に、ジュリの母と姉が怒り狂ってる。

 

健二「あなたには失望しましたよ倉澤社長。自分の横領の罪を架空の社員に濡れ衣を着せていたなんて。それに同行していた秘書さんに脅迫して口止めしていたなんて。そのせいで会社の経営に目もくれず、私利私欲の為に横領していたとは。大方、僕がジュリさんと結婚すれば平塚製菓が倉澤フーズに出資を約束され損害賠償を賄えると考えていたんでしょうが、今ここで水の泡となりましたね。」

 

ジュリの姉「だ、だったらその証拠を今ここで処分すれば良いじゃない!!」

 

ジュリの母「そうね!!今ここで壊してしまえ!!」

 

2人が証拠資料を全て破いた。証拠映像も床に叩き付けて壊した。

 

健二「あなた方が壊した証拠資料は全てコピーです。本物は既に動画を含めて諸星財閥に送りましたから。」

 

ジュリの姉「はあ!?」

 

ジュリの母「そ、そんな!?」

 

健二「これであなたの会社は、もうお終いになるでしょう。」

 

倉澤社長「・・・・・・」

 

ニコ「今までジュリさんに酷い事をしてきた罰ですね。」

 

どうする事も出来ないと悟ったジュリの母と姉が、ジュリに縋りよった。

 

ジュリの母親「ね、ねえジュリ!私達を助けてよ!」

 

ジュリ「何で?何でこの期に及んで私が助けてくれると思ったの?」

 

ジュリの姉「お願い助けて!私夫と数ヶ月前に離婚されて贅沢な暮らしが出来ないのよ!」

 

ジュリ「それはお姉ちゃんの浪費癖が原因なんでしょ?」

 

ジュリの姉「・・・も、元はと言えば!お父さんとお母さんが悪いのよ!!」

 

ジュリの母親「はあ!?私達を裏切るの!?」

 

ジュリの姉「お父さんとお母さんが私だけ溺愛しなければこんな事にならなかったのに!!!」

 

倉澤社長「お前!!実の父に向かって生意気な!!」

 

悟・芹香「いい加減にしろ!!!!!!!」

 

3人「ひぃっ!?」

 

罪を擦り付ける見苦しい3人に悟と芹香が怒号を上げた。悟が右手で倉澤社長の胸ぐらを掴み、芹香が両手でジュリの母と姉の頭を鷲掴みにした。

 

悟「全部お前らが悪いんだろうが!!ジュリさんの人生を蔑ろにしたお前らの自業自得がこの結果を招いたんだ!!」

 

芹香「状況が不利になったら罪を身内に擦り付けるなんてとんだクズ共ね!!」

 

倉澤社長「き、貴様!社長の私に向かって!!訴えてやる!!」

 

ジュリの母親「痛い痛い痛い!!放しなさいよ!!」

 

ジュリの姉「傷害罪で訴えてやる!!!」

 

芹香「それはどうかしらね?実はずっとボイスレコーダーで録音してるのよ。それにニコさんが着けてるメガネには超小型カメラが搭載されているから、あなた達の愚行はもうすぐ明るみになるわ。」

 

ジュリの母と姉「はあああ!?」

 

倉澤社長「何だと・・・!?」

 

芹香「この事、お父さんにもキッチリ伝えておくから覚悟しておきなさい。」

 

ニコ「では、これにて失礼します。」

 

ジュリの姉「最悪・・・・」

 

ジュリの母「何でこんな事に・・・」

 

倉澤社長「こんなはずじゃ・・・」

 

ジュリ「さようなら・・・」

 

項垂れる3人を残して倉澤フーズを出て行った。

 

 

 

 

 

 

倉澤フーズを出た後。

 

ジュリ「あの、健二さん。」

 

健二「はい?」

 

ジュリ「私のお父さん達のせいであなたまで巻き込んでしまって・・・本当にごめんなさい。」

 

健二「いえ、ジュリさんが悪い訳じゃありませんよ。ジュリさんの結婚相手として名乗り出たのは僕自身なんですから。」

 

ジュリ「そうなんですか?」

 

健二「はい。証拠集めの計画を伏せたまま接触したんです。その結果、あなたを救う事が出来ました。」

 

ジュリ「健二さん・・・」

 

健二「僕の結婚相手は僕自身で見付けます。悟さん、芹香さん、今後とも我が社をご贔屓に。」

 

悟「はい。」

 

芹香「勿論よ。」

 

健二「では皆さん、これで失礼します。」

 

そして、彼は去って行った。

 

悟「平塚製菓のご子息の健二さん、どんな人かと思ったらめちゃくちゃ好青年だったな。」

 

芹香「将来の社長の器に相応しい振る舞いだったね。」

 

ジュリ「ニコ様、悟様、芹香様、私の為にありがとうございました。これでもう家族の呪縛からやっと解放されました。ニコ様、今後もメイドとして仕えて行きますので、改めて宜しくお願いします。」

 

ニコ「こちらこそ。」

 

悟「これにて一件落着かな?」

 

芹香「だね。」

 

 

 

 

 

 

その後。倉澤社長による不倫や横領、更には政略結婚させようとした事が広まり、契約が次々と解除され倉澤フーズは倒産した。更に倉澤社長は業務上横領で逮捕され、会社を倒産され多額の損害賠償を作ってしまった。これで終わったと思いきや。

 

ジュリの姉「何よこれ!?巫山戯んじゃないわよ!!」

 

ジュリの母「あ・・・あああ・・・」

 

何と、ジュリの姉と母は知らない間に父の独断で横領や借金の連帯保証人にされてしまっていた。そのせいで贅沢な暮らしが出来ず、ジュリの母は精神を病んでボケてしまった。ジュリの姉は母を施設へ送り、残ってる借金を残して都会から忽然と姿を消した。尚、倒産した倉澤フーズは平塚製菓に買収され、元社員達は平塚製菓に残る事が出来た。そして残された借金は、倉澤の親戚達が返済した。

 

 

 

 

 

 

5月10日。諸星財閥。

 

悟「あの、諸星様。良いんでしょうか?俺達を夕食に招いて。」

 

諸星「悟君と芹香さんは、俺達の大事なジュリを助けてくれたんだ。そのお礼をしてあげたくてね。」

 

芹香「いえいえ諸星様。私達は当然の事をしただけですから。」

 

諸星「そんな2人に後で、俺から謝礼金と許可証を進呈しようと思う。どうかな?」

 

芹香「そんなそんな恐れ多いです。」

 

悟「でも芹香。俺達は人助けをしたんだ。その実績が諸星様に認められたんだから。」

 

芹香「・・・それもそうね。謹んでお受け致します。ニコさん、ジュリさんは?」

 

ニコ「あの一件解決してから元気になりましたよ。」

 

ジュリ「お待たせしました。」

 

料理を運んでやって来たジュリの顔は、何時もより笑顔が輝いている。

 

悟「良い笑顔ですね。」

 

ジュリ「悟様、芹香様、本当にありがとうございました!本日はお2人の為に大いに振るいました!」

 

豪華な料理が並べられた。

 

諸星「さぁ2人共。遠慮せず沢山食べてね。」

 

悟・芹香「頂きまーす!」

 

2人は並んでる料理をお腹いっぱい大満足に食べた。

 

 

 

 

その後、諸星からジュリを助けたお礼として諸星邸を自由に出入り出来る許可証を受け取った。

 

芹香「これが許可証。」

 

悟「これで諸星様やカイネちゃん達に毎日会えるね。」

 

そして謝礼金を記した小切手を受け取ったとさ。

 

悟「生活費が増えたね。」

 

芹香「今後の暮らしに更に余裕が湧いたね。」

 

小切手に記された金額で、2人の生活に更に余裕が出来た。

 

『END』




         キャスト

       広瀬悟:浦和希
      広瀬芹香:末柄里恵

       ジュリ:???

      平塚健二:島崎信長

      杉原道茂:速水奨

      諸星志揮:???
        ニコ:???

      倉澤社長:野瀬育二
    ジュリの母親:あむここ
     ジュリの姉:くるすみや

      愛川優之:濱田龍臣

どっちが好き?

  • 特撮
  • アニメ
  • どっちも好き
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。