アニメオタクだらけのシェアハウスで、俺は特撮に人生を捧げる。 作:naogran
9月6日。おあにた荘。午前9時。
優之「・・・暇だ。」
今日の優之は1人で留守番。
優之「淳一と悠里と有香奈さんは大学。樹々ちゃんは高校。真吾と舞ちゃんは小学校。佑美さんと康介さんと彩乃さんは仕事。真奈美さんはママ友とランチへ行ってる。今日のモロスターアートは休み。だから暇だ。」
ミィミィ「ミー。」
優之「ミィミィは可愛い。もふもふしてて癒される。・・・やっぱりこう言う時は外出するのが1番だな。ミィミィ、ちょっと行って来る。」
ミィミィ「ミー。」
秋葉原。
優之「さて、いつものアキバに到着!何処から回ろうかなぁ〜?」
秋葉原で遊ぼうと思ったその時。
???「あれ?優之様?」
優之「え?あ!明那さん!」
モロメイドの明那と偶然出会った。
明那「こんにちは。」
優之「どうも。あれ?今日は私服。もしかして休暇ですか?」
明那「はい。諸星様から休暇を頂きまして。」
優之「そうなんですね。」
明那「優之様も休暇ですか?」
優之「ええ。今日モロスターアートお休みなんで。」
明那「そうですか。」
優之「明那さんはこれからどちらへ?俺は秋葉原で遊びまくりますが。」
明那「それが、何の計画も無しに外出中でして。」
優之「あらそうなんですか。・・・あの、もし良かったら俺と一緒に遊びませんか?」
明那「え?」
優之「計画無しに外に出て、危険な所に入ったら危なそうですし。」
明那「ありがたいですけど、佑美様がどう思うのか・・・」
優之「今佑美さんにLINE送っておきますね。」
LINE『今モロメイドの明那さんと偶然会った。今日は明那さんと一緒に遊んで大丈夫?決して不倫じゃないから安心して。』
送信した。
”ポコン”
優之「お、来た。」
明那「早い。」
佑美からのLINE『オッケー!1人だと退屈だよね。明那さんをエスコートしちゃって!』
優之「許可取れました。行きましょう。」
明那「あ、はい。」
2人で秋葉原を回る。
優之「明那さんはアキバとか来たりします?」
明那「はい。実はフィギュアとか集めるのが趣味でして。アニメやゲームや漫画。どれも趣味でやっています。」
優之「へぇ〜。因みにメイドさんの中にもアニメとかが好きな方がいらっしゃるのですか?」
明那「そうですね。一緒にアニメ鑑賞会やゲーム大会をやったりしてます。」
優之「あ〜、ウチとほぼ同じですね。」
あみあみ秋葉原。
明那「どれも殆ど持ってますね。」
優之「やっぱりどれもクオリティと値段も高いですね。あの、モロメイドってかなり高給って噂で聞いたんですけど。実際どうなんですか?」
明那「そうですね。」
耳元でモロメイドの給料を教えてあげた。
優之「ひ、ひぇ〜・・・!」
あまりにも高額な給料に、優之の顔は青ざめた。
優之「そりゃあ高いお買い物出来る訳ですわ・・・」
明那「ウフフ♪この事は内密ですよ?」
優之「は、はい・・・」
コトブキヤ秋葉原店。
優之「明那さんはフィギュアもそうですが、プラモとか作ったりするんですか?」
明那「実は父が昔からプラモデルが大好きで、子供の頃に父と一緒に作った事がありまして。」
優之「ほほう。因みにお父さんは今何のお仕事を?」
明那「父はマニスティンホテルの社長をしておりまして。」
優之「マニスティンホテル!?5つ星ホテルと呼ばれてる超高級ホテルじゃないですか!」
明那「実は今でも父とプラモデルのお話で盛り上がっています。」
優之「は、はあ・・・」
TAMASHII NATIONS TOKYO。
優之「やっぱキングオブモンスデカいわホンマ。明那さんは特撮系も得意方ですか?」
明那「すみません。特撮はあまり詳しくなくて。」
優之「そうですか。アニメや漫画がお好きと言ってたので、特撮系もお好きなのかなって思ってたら違ったんですね。」
明那「優之様の周りには特撮がお好きな方がおられるのですか?」
優之「そうですね。佑美さんと姉さんと裕樹さん、雅春先輩とトミー、特撮姉妹と文典が特撮ファンですね。残りの大半はアニメとゲーム好きですね。」
明那「あはは。」
優之「どうですか?今度佑美さんと一緒に特撮トークしませんか?」
明那「機会があれば是非。」
優之「分かりました。」
明那「それにしても、どれも素晴らしいクオリティですね。」
優之「魂ネイションズは造形がどれも素晴らしいですよ。特にフィギュアーツは造形が良くてしかも可動域が広いんです。明那さんはどうです?可動フィギュアとか。」
明那「私はスケールフィギュアは集めているんですけど、可動フィギュアはあまりないですね。下手したら壊れちゃうか、パーツを無くしそうだなって思ってまして。」
優之「あ〜、ありますよねそれ。悟が言ってました。ガンプラのパーツを無くすと戦意喪失するって。」
明那「やっぱり。」
優之「でも可動フィギュア良いですよ。好きなポーズや好きなシーンを再現出来ますし。それにジオラマを使えば臨場感半端ないですよ。今度教えてあげましょうか。淳一と一緒に。」
明那「はい!是非!」
高山珈琲。優之がココアを飲む。
優之「ふぅ〜。いやぁ〜、最近暑いですねぇ。」
明那「はい。今年の残暑は長引くらしいですよ。」
優之「今年はしっちゃかめっちゃかですね。そう言えば明那さん、これを聞くのは野暮かと思いますが。ご家族は何人で?」
明那「父と母と妹の七海と4人家族です。ですが妹は私を貶めてたんです。」
優之「貶めてた?何故です?」
明那「七海は昔から完璧にこなしていて、それが原因で高飛車で我儘な性格になってしまったんです。そして、姉の私を貶める性格になってしまって。」
優之「・・・・」
明那「そして七海は超有名大学を卒業して、大学時代にマッチングアプリで出会った彼氏と結婚しました。七海はそれから私を人一倍貶めるようになって、更には高学歴と言う肩書きを傘に着てました。」
優之「出ましたよ高学歴と言う称号。そう言う人ってロクな奴しか居ないですもんね。でも明那さんは、妹さんに負けずモロメイドになれたんですよね。」
明那「はい。高校の勉強と試験勉強を必死に頑張って努力した結果、高校卒業と同時にモロメイドになれたんです。」
優之「努力は必ず報われる。まさにそれを体現したって感じですね。明那さんは高学歴の七海さんから馬鹿にされても、モロメイドだから学歴は気にしてない様子ですね。」
明那「そうですね。」
優之「それで、今七海さんはどうしているんですか?今でも明那さんに絡んでいるとか?」
明那「いえ。七海とは和解したんです。」
優之「和解したんですか?」
明那「実は、七海の旦那さんは昔から詐欺をしていて。しかも有名大学卒業は嘘だったんです。」
優之「いわゆる学歴詐称ですね。」
明那「更には1000万の借金まであって、七海がその借金の連帯保証人にされたって知った時は驚きました。」
優之「自分の妻を詐欺の連帯保証人にするなんて、クズの所業ですね。」
明那「七海は絶望に陥ってしまって心を閉ざしてしまったんです。けど私が借金を返したんです。私を貶めた人でも、私の妹に変わりないんです。」
優之「優しいんですね。明那さん。」
明那「七海は自分を救ってくれた私に感謝と謝罪をしてくれて、私達は和解しました。七海は専業主婦を辞めて、平塚製菓で頑張って働いています。」
優之「良かったですね。七海さんと仲良くなって。確かに高学歴は素晴らしいですけど、高学歴は人生のパスポートじゃないんですからね。」
”ピリリリリ”
明那「ん?あ、お父さんからだ。」
父からの通話。ビデオ通話にする。
明那の父『明那。元気しているかい?』
明那「お父さん。うん、相変わらず元気だよ。」
明那の父『ん?今日はメイドはお休みかい?』
明那「そうだよ。それで今、知り合いの方と喫茶店で珈琲を飲んでるの。」
明那の父『知り合い?』
優之「あ、初めまして社長。愛川優之と申します。モロスターアートに所属しているSKY ANGLEの社員です。」
明那の父『ああ、君が。明那がお世話になっております。』
優之「社長、私をご存知なのですか?」
明那の父『ああ。この前のお菓子祭典のポスターのモデルにしてくれたって明那から聞いたぞ。』
優之「あ、それはどうも。」
明那の父『君の事は娘と諸星様から色々聞いてね。今度マニスティンホテルのポスターを新調する事になってね。もし良ければ、君にポスターのイラストを依頼したいのだが。どうかな?』
優之「わ、私がですか?」
明那の父『君の絵を明那から見せて貰ってね。どれも素晴らしい出来で感動したんだよ。どうかな?お願い出来るかな?』
優之「・・・それでしたら、お願いがあるんですが。」
明那の父『何だい?何でも言ってごらん?』
優之「モロスターアートで私が入ってるアトリエに4人がいまして。5人での合作にしたいんですが。どうですか?」
明那の父『ほう。それは良いアイディアだね。1人でやるより仲間と一緒に作品を作る。勿論、君の自由で構わないよ。』
優之「ありがとうございます。ではその依頼、承ります。」
明那の父『宜しく頼むよ。』
明那「お父さん。ホテルの方はどお?」
明那の父『ああ。毎日忙しい位だよ。それじゃあ明那、モロメイド頑張るんだぞ。』
明那「うん、ありがとう。じゃあまたお話しようね。」
ビデオ通話終了。
優之「マニスティンホテルの社長、凄く穏やかなお方でしたね。」
明那「ありがとうございます。」
高山珈琲を出た。
明那「今日はありがとうございました。」
優之「こちらこそ。1人で退屈でしたので、暇無く過ごせました。」
明那「それでは、私はこれで。」
優之「はい。またお会いしましょう。」
2人は別れた。
『END』
キャスト
愛川優之:濱田龍臣
明那:???
明那の父:???
どっちが好き?
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特撮
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アニメ
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どっちも好き