小豆沢こはねに結婚を前提でお付き合いをお願いする話 作:こはねかわいいよこはね
キャラ崩壊要注意
「……あ、あぁの、えと……うぅ」
どうすればいいのか分からずオロオロとする少女を見て、流石に出会い頭に告白はマズったかなと思いつつも後悔はしていません。ほらよく言うじゃないですか、思い立ったが吉日、即行動って。
「こはねに何してんのっ!」
「ごふっ!」
お辞儀をし90度に折れ曲がった私の背中、背後から忍び寄っていた影によって破壊力抜群の右エルボーが叩き込まれました。クッソいてぇです。思わず床に倒れ込んでしまいました。
「あ、杏ちゃん……」
「こはね大丈夫?ごめんね、ちょっと目離した隙に……このバカに変なことされてない?」
「うん、大丈夫。それより、この人の方が大丈夫かな?今、凄い勢いで倒れてたけど……」
私の背中に右肘を繰り出してきた少女、名を白石杏と言います。彼女は私と同じ高校に通う同級生でありここWEEKEND GARAGEの看板娘でもある、私の数少ない友人の一人です。
彼女と出会ったのは確か、10年ほど前……語り出したら長くなりそうなのでまた今度時間があるときにしましょう。ココでコーヒーでも飲みながらゆっくりとね……
そして愛しのマイエンジェル、初対面の相手に唐突にプロポーズ紛いのことをするキチガイ*1を前にして混乱していたであろうにも関わらず、私の心配をしてくれています。うーん、これは紛うことなき天使ムーヴ。結婚したい。
彼女今、杏さんにこはねと呼ばれていましたね。恐らく彼女の下の名前でしょう。こはね……ふむ、素晴らしい。なんと甘美な響きでしょうか。
あぁやばい、名前を知っただけでますます好きになってしまいます!結婚して!
「いいのいいの。これ無駄に頑丈だから」
「これとはなんですかこれとは……聞き捨てなりませんね」
「うわ、喋った」
「そんなに引きます?杏さんは私をなんだと思ってるのですか?」
「私の相棒に手を出そうとした変態」
「返す言葉もないですね」
ぐぅの音もでませんよクソッタレ。いやでも、自覚してるだけマシですよね?
「自覚してるだけマシとかないからね」
「???」
なんでナチュラルに心を読んでくるんですかねこの女。……え、ほんとになんで?
……まぁいいか。気にしたら負けですね。
「……あ!ていうか相棒ってなんですか!これこそ聞き捨てなりませんよ!」
「相棒は相棒だよ!こはねと私はタッグ組んでるの!今日だって一緒のイベントに出て歌うんだ」
「は?タッグ?なんで人の嫁に手ぇ出してんですか?」
「よ、嫁……?」
こはねさんが私の発言を聞いて頭の上にクエスチョンマークをいっぱい浮かべています。
ちょっと待って可愛すぎ!?ここが公共の場じゃなければ発狂していたましたよ!
「嫁って……嘘でしょこはね?」
「嘘ですよ」
「ぶん殴るよ?」
「それ殴ってから言うセリフじゃないですよね?」
杏さんにぶん殴られ右頬が真っ赤に腫れました。肘の次は拳ですか……クソいてぇ……です。
「そもそも彼女とは初対面ですしね」
「初対面の相手になにやってんの???」
「そりゃあ勿論、求婚」
「ぶん殴った」
「事後報告やめろ」
今度は左をぶん殴られて私の顔面がおたふくみたいになってしまいました。痛い……自業自得だけど……痛い……。
「あの、杏ちゃん。この人は一体……?」
こはねさんが何がなんだかといった様子でそう尋ねました。まぁ無理もないでしょうね。友達が訳分からんキチガイと茶番してるのを見せられてるんですから。
「人?何言ってるのこはね?人なんてどこにも居ないよ?」
「まさかの人外認定!?」
「え、えぇ……」
「ドン引きされてますよ杏さん」
「ドン引きされてんのはそっちでしょ?」
「多分どっちもですよ」
「え?そうなのこはね?」
「あ、うん……その、ごめんね?」
「―――」
こはねさんが自分にドン引きしていたという事実に耐えかねた杏さんが自ら己の息の根を止めてしまいました。
「杏ちゃん!?」
「白石杏は死にました。さて、これでようやく二人きりになれましたね」
「ひっ……」
「えっそんな怖がります?」
「当たり前でしょ」
「なんで生き返ってんだてめぇ」
「そもそも死んでないから」
途中から何書いてんだ俺ってなってた。
思い付いたら続き書く。