ライスシャワー故障事故発生の報は、瞬く間に全国に知れ渡った。
当然トレセン学園の者たちも知ることとなる。
事故当日の夕方、チームスピカの面々もその話をしていた。
「ええええ!!ライスが転倒して大怪我!!!?」
チームスピカの部屋で、テイオーが叫ぶ。
「そんな…!程度はひどいのですか!?」
続くようにマックイーンも声をあげる。
「記事には詳しく書いてありませんけど、
見ていた人によると大きく出血していたらしいです…!」
とスペシャルウィークが言う。
「そんな出血ってヤバいんじゃねえか…?」
「スズカ先輩やテイオーの時より酷いんじゃ…」
「ライス、マジかよ…。ちゃんと治るといいけどな…」
ウオッカ、スカーレット、ゴールドシップも心配そうな声をあげる。
「トレーナーさん!わたくし、お見舞いに行きたいですわ!行ってもいいでしょう!?」
「ボクも行きたい!今すぐ行けば今日中に着くかな!?」
「二人とも落着け!もう5時過ぎてるんだ、
仮に今日中に着いたとしても病院が開いてるわけないだろ!」
と沖野がたしなめる。
「じゃあ明日の朝一で行けるよう今日中に向かおう!行くよマックイーン!」
「はい!」
「だから二人とも落着け!
お前ら、ライスシャワーがどこの病院に入院してるか知ってんのか!?」
「「!!!」」
「知らない!」
「知りませんわ!」
「だろ!?お見舞いに行くのはいいけど落ち着いて考えて行動をしろ!」
「は~い…」
「すみません…」
ようやく少し落ち着いたテイオーとマックイーン。
「じゃあトレーナー、ライスの病院がどこか知らない?」
「オレは知らんが…理事長か、たづなさんなら知ってるかもしれん。
聞いてきてやるからその間に出かける準備しとけ」
「わかりました、お願いします」
沖野が出て行ったあとでマックイーンが言う。
「冷静に考えてみると今すぐ出発しても到着は夜中になりますし、
わたくしたちだけではよくありませんわね。じいやに付き添ってもらいましょう」
「おお、じいやさん。頼りになるなあ。
そうだ、ブルボンも誘ってみない?きっとボクたちよりも心配してるはずだよ」
「そうですわね、誘ってみましょう」
そうしてテイオーがミホノブルボンに電話をかけると数コール後に出た。
「あ、もしもしブルボン?」
「黒沼だ」
「ヒョエッ!?間違えました!?」
「いや、間違ってない。このタイミング、用件はライスシャワーの事か?」
「は、はい。ボクたち、
これからお見舞いに向かおうと思ってるんですけど、一緒にどうかって」
「丁度いい。ブルボンがさっきから見舞いにつれてけ、
連れて行かないなら走って向かうと大騒ぎしていてな。
他のやつに何とか抑えてもらっているところだ。
俺は別な用事があってついてはいけん。お前らの方に入れてくれ」
「わ、わかりました。こっちは付添もいるので大丈夫ですよ」
「そうか、感謝する。ブルボンに話しておくからそっちに向かわせる、よろしく頼む」
黒沼がそう言って電話が切れた。
「うへえ、ビックリした。
ブルボンのスマホなのにいきなり黒沼トレーナーが出てくるなんて思わないよ」
「ブルボンさんもやはり動揺してたようですわね…」
会話が聞こえていたらしく、マックイーンが心配そうに言う。
「そういえばブルボンって一人じゃ電車も乗れないもんね。
ほっといたら本当に走って行きそうだ」
数分後にミホノブルボンが来て、そのさらに数分後に沖野が戻ってきて入院先を教えてくれた。
マックイーン、テイオー、ミホノブルボンの三人は、
メジロ家のじいやの付き添いのもと、ライスシャワーのいる病院へと出発して行った。
残ったスペシャルウィークが言う。
「大阪じゃさすがに遠いですね。近かったら私もお見舞いに行きたかったです」
それを聞いて沖野が言う。
「いや、行かなくて正解だったかもしれんぞ」
それに反応したゴールドシップが言う。
「ん?どういうことだよトレーナー?」
「実はな、あいつらには言わなかった…というより言えなかったんだが、
ライスシャワーの状態はある程度理事長が教えてくれたんだ。
まあどうせ数日後には広く知られることになるだろうけどな」
「まさか…そんなに酷いんですか?」
「…予後不良だそうだ。もう治る見込みはない。
見るときっとショックを受ける」
「「「!!!」」」
その場にいたメンバー全員が絶句する。
「状態については学園からも発表しなくてはならないだろう。
だからすぐみんなに知れ渡ることだからお前らには隠さず言うよ。
でもあいつらには…今言う勇気が出なかった…」
ライスシャワーはテイオーとマックイーンの大きな目標になっているウマ娘。
そしてミホノブルボンも同じだ。
その目標が、もう二度と走れなくなったと知ったらどう感じるだろうか。
今この段階で知っても姿を見ることすらできない状態なので、
不要にショックと不安を煽ることになるかと思ったが、
だが最初に言っておいた方がよかったのではないか。
現地でそれを見たら、やはり大きなショックを受けるだろう。
今はあいつらの心の強さを信じるしかないか…。
翌朝。
マックイーン、テイオー、ミホノブルボンの三人は
病院の面会開始時刻とともにライスシャワーの病室に向かった。
「怪我や麻酔の影響かまだ起きてないって言ってたけど、どうしようか?」
「別にかまいませんわ。目が覚めるまで病室で待っていましょう」
「そうですね。今はまず無事な姿を見たいです」
そうしてたどり着いた病室で目の当たりにしたのは、
あまりにも痛々しいライスシャワーの姿だった。
三人とも言葉が出なかった。
自分たちも大きな怪我を経験しているが、あまりにもレベルが違いすぎた。
一目見ただけでわかる。彼女は二度と走れるように戻ることはないだろうと。
ミホノブルボンが涙を流しながらライスシャワーのそばに寄り添った。
「ライス…。私はあなたと再戦することを、ずっと楽しみにしてきました。
それなのに今度はあなたが怪我をしてしまうなんて…うっ、うう…」
「ブルボン…」
テイオーとマックイーンはその姿を見て、自分たちのことを思い浮かべた。
勝負をしようと約束したのに、お互い怪我をしてしまい
あの天皇賞の1度きりで未だに勝負はできていない。
誰も声を出そうとはしなかった
ただ静かに悲しみを覚え、ライスシャワーに寄り添っていた。
それから2時間ほどもしたころ、ライスシャワーが動き出した。
「ん…う…」
「ライスさん!?目が覚めたんですのね!?」
「ライス!」
「よかった!」
「…?マックイーンさん…ブルボンさん…ここは…あうっ!」
体を起こそうとするライスシャワーは、痛みですぐに動きを止めた。
「あっ、動いちゃだめだよ!絶対安静だって聞いてるよ!」
「あん…せい…」
ライスシャワーは周囲を見渡した。
ぼうっとしていた意識が覚醒しはじめる。
「そうだ…ライスはレースに出て…。これじゃあ負けちゃったみたいだね…?」
「ライス、勝ち負けは…。今はあなたが起きてくれてよかった…」
「ああ…ブルボンさん、ごめんね。ライスの背中を見せてあげるって言ってたのに…。
天皇賞まで時間がないから…トレーニングしないとね…」
そう言いながら体を起こそうとするライスシャワー。
「ライス、ダメだって!安静にして!」
「次のレースだってあるんだから休んでられないよ…早くトレーニングしないと…」
「落ち着いてください!今の状態では無理ですわ!まず体を治してから…!」
「や…約束、したんだよ…。ブルボンさんと一緒に走ろうって約束したんだ…
ずっと、ずっと、ずっと待ってたんだよ。うぐっ…。だから…だから…!」
「落ち着きなさいライス!勝負は後にしましょう!
まず体を治しなさい!」
「やだよ…!ライスはヒーローなんだ…!倒れていちゃダメなんだ…!
もう少しなの…もう少しでライスの目標が…!」
なおも立ち上がろうとするライスシャワーを、テイオーとミホノブルボンが抑える。
「次があるよ!今無茶したら次もなくなっちゃうよ!?」
「まず体を治してから考えましょう!」
「やだ…!離して…二人とも離して!!
ライスは立ち止まっちゃダメなんだ!約束したんだ!ヒーローなんだ!
うああああああ!!!!」
錯乱し、叫びながら暴れはじめるライスシャワー。
「ライス!我慢してください!!」
「っ!!これヤバいよ!マックイーン、ボクらで抑えてるから先生呼んできて!!」
「わ、わかりました!」
「離して!離して!!!あああああ!!!」
マックイーンが医者を呼ぶと、錯乱状態ということで鎮静剤が投与された。
また眠りについたライスシャワー。その瞳からは涙が流れ続けている。
「ふう…ようやく落ち着いたね…」
「疲れました…」
「でも無理もないですわ。わたくしが同じ立場なら同じようになったかもしれません」
「あー…。ボクもどうにかなっちゃうかも…」
「ライスが次目を覚ましても同じことになったらどうしましょうか…?」
「そうなったら…わたくしたちの手には負えませんわね…」
「暴れたら危険なので、常に二人は見てるようにしましょう。
抑える方と連絡する方が必要ですから」
「そうだね。大丈夫だったらいいんだけど…」
「ライス…。なんて痛ましい…」
それから面会時時間終了まで一緒に過ごしたが、
その日はライスシャワーが目覚めることはなかった。
「結局ずっと寝たままだったね」
「そうですね、暴れられなかったのはよかったですが、問題が解決したわけではありません」
「ですわね。わたくしたちが帰った後に目覚めて同じことになったらまた危険ですわ」
「まあ、よく監視しといてくれるみたいだから信じるしかないね」
「テイオーさん、マックイーンさん。私は明日もお見舞いに来ようと思うのですが、
お二人はどうしますか?」
「そうだね。今日はろくに喋ることもできなかったし、いろいろ不安だし…
ボクも来るよ」
「そうですわね、わたくしもそうします」
三人は強い悲しみと不安を募らせながら、一度宿へと戻って行った。
テイオーたちがライスシャワーのお見舞いをしたその日、
トレセン学園では朝から大騒ぎだった。
学園の周りはライスシャワーの故障についての取材を試みる報道陣でごった返している。
「憂患ッ!よもやこのような事態になろうとは…!」
理事長はライスシャワーの記事を眺めながらつぶやく。
最近のライスシャワーは学園の顔として大活躍してもらっていた。
初めの頃は引っ込み思案でインタビューもほとんど受け付けないウマ娘だったが、
半年ほど前にメジロマックイーンに勝利したあたりからは積極的に対応してくれるようになった。
それに甘えて広報などで何度も仕事をしてもらっていたのだ。
「トレセンの顔役が大怪我とは…如何様に対処すべきか…」
今後の対応を考えていると、部屋の扉をノックする音が響く。
「うむ、入ってよいッ!」
「理事長…。失礼します…」
「おお、たづなか!ちょうどいいところに。取材の申し込みが大量に来ておる!
いちいち対応していてはキリがないので会見をするつもりだ!どうかッ!?」
「私もそれがいいと思います。今も門の近くに記者がたくさん来ているようですし」
「断案ッ!致し方あるまい!午後にでも会見をしよう!
それを伝えて記者諸君にはお引き取り願っておいてくれ!」
「分かりました」
「それに関して、ライスシャワーのトレーナーと連絡を取ってもらいたいッ!
気は進まないが、彼女にも出てもらわないと収まりがつかない可能性大ッ!」
「あの、理事長…そのことなんですけど…この部屋にきたのがその要件でして…」
「むむッ!?なんだ!?」
たづなが状況を話すと。
「何、たづなの机にトレーナーの辞表が置いてあっただと!?」
「そうなんです。昨日のレースで大阪にいたはずでしたから驚きました。
夜のうちに帰ってきたようです」
「なぜそれほど急いで帰ってきたのだ…?それに今ここで辞められると困る!
トレーナーとは連絡がつかないのか!?」
「電話は一切通じないので家にも行ってみたんです。
そうしたら大家さんのところに書置きがあったそうで」
「書置きだと…?」
『本日限りで部屋を引き払います。荷物がそのままで非常に申し訳ないのですが、
迷惑料と処分費用として代金を置いていくので、お手数をかけますがどうかお許しください。』
「と書いてあったそうです」
「…煩慮ッ。
それ、なんというべきか…まずくないか…?」
「ええ…」
「……」
「……」
「捜索ッ!!!たづな、トレーナーの事は捜索願でも出して何とか見つけるのだ!
仕方がない、会見は我々でやるぞ!」
「わ、わかりました!諸々準備してきます!」
その夕方、ライスシャワーについての会見が始まった。
「謝罪ッ!まずは、このようなことになってしまったことを申し訳なく思う!
関係者各位、ファンの方々には陳謝する!」
『ライスシャワーさんの状態はどうなのでしょうか?』
「憂虞ッ!非常に大きな負傷だと聞いている!
治療には相当の時間がかかる模様!」
『それは実質的に引退であるという宣言ととらえてよろしいですか?』
「…不明ッ!それはライスシャワー自身が決めること!我々の口からは言えん!」
『転倒はどのような経緯で発生したのですか?』
「見解ッ!走行中に発生した骨折により、バランスを崩して転倒した可能性大ッ!」
『大きな出血もしていたそうですが、それは転倒時の傷ですか?』
「一部ッ!骨折部は開放性骨折!その出血によるものが殆ど!」
『走行中に発生した骨折というのは、原因はなんですか?疲労骨折ですか?』
「…調査中ッ!その可能性はあるがまだわからぬ!」
『もし疲労骨折によるものだとすると、
トレーナーや学園の指導体制が疎かになっていたということで
責任問題になるかと思われますが?』
「否定ッ!…はできない!
ライスシャワーは定期的に必ず休日を取っていた!
そのため指導そのものに大きな問題があったとは考えていない!
しかしこのような事態が発生したことを考えると、どこかに問題があったことは否定できない!
その辺りもただ今調査中ッ!」
『ライスシャワーさんのトレーナーさんはいないようですが、どうしてですか?』
「…体調不良ッ!公の場に出せる状態ではないと私が判断した!」
『本当ですか?会見から逃げたか、あなたが庇っているだけなのでは?』
「…否ッ!そのような事実はない!」
『学園としてはこれからどのように対処していく予定ですか?』
「治療ッ!まずはライスシャワーの治療には全面的にサポートする予定!
それから今一度学園内のウマ娘の生活内容に問題がないかを精査し、
今後同じような事態を引き起こさないように対策する所存!」
それからも暫く会見は続き、何とか一通り騒ぎを治めることとなった。
その会見内容を見たテイオーたちは。
「ライスなあ…めちゃくちゃハードなトレーニングやってたもんね…」
「最近のライスは私が慄くほどの高密度な内容でしたね。
私は…それを知っていながら…。ライスがこうなったのは私のせいです…」
申し訳なさそうな表情をするミホノブルボン。
「ブルボンさんのせいではありませんわ。わたくしたちもトレーニング内容は知っていましたし。
ライスさんは自らの意志でそれを行っていました。
人に言われたくらいで変えるような方ではないと思います。
それよりも…わたくしのせいですわ」
「マックイーンさんが…?何故ですか?」
「わたくしはそのハードなトレーニングは危険だと考えておりました。
ですが口で言っても考えを変えるような方ではない、なのでレースでわたくしが勝ち…
レースで気持ちを伝えようと思っていました。それなのに…わたくしは負けてしまった…」
「そういうことならマックイーンさんの責任ではありません。
あなたが勝つことは義務ではないのですから」
「そうだよ、誰のせいでもない。しいて言うなら、
ライスが自分の意志で行っていたことなんだからライスの責任ってことになるね
あとはトレーニングの管理をしていたトレーナーかな…」
テイオーが二人を慰めるも、あまり気分は晴れないようだ。
テイオーが話題を変えようとして話を振る。
「そういえば、会見にもいなかったけどライスのトレーナーって何してるんだろ?」
「病室には一度も顔を見せませんでしたね。私は何度か電話をしたのですが通じませんでした」
「確かに…。
会見に出たのならば学園に戻っていたということになりますが、そうではないようですわね」
「あのトレーナーがライスのそばを離れるなんて考えにくいよ。なんかあったんじゃないの?」
「何かといいますと?」
「いや、わからないけど…理事長が体調不良とか言ってたけど、
あの人はそのくらいで止まるタマには見えないよ」
「それは同意ですね。しかし、もし他者に感染するようなものだった場合は、
ライスにうつさないように離れているのもあり得る話では?」
「まあそうだけどさ…なんか不安を感じるなあ…」
テイオーが沖野に連絡を取ってみると。
『おう、テイオーか。様子はどうだった?』
「うん…。その、もうレースに戻るのは無理そうな大怪我だったよ…。
ライスもすごいショック受けてるみたいだった」
『そうか…残念だな…』
沖野は初めて怪我の様子を聞いたような反応をしておいた。
「ちょっとトレーナーに聞きたいんだけどさ、そっちにライスのトレーナーっている?
病院にはいなかったんだけど」
『あー…。うーん、そうだな。そこまで見舞いに行ってるお前たちになら話してもいいだろう。
実はな…ライスシャワーのトレーナーは行方不明らしい。
俺のところにも居場所を知らないか聞きに来られたよ』
「えっ、行方不明!?」
『理事長も居場所を知らんらしい。
今日の会見見たか?会見では体調不良って言ってたが、
トレーナーがいなかったのはそういう理由だ。
その様子じゃ病院にもいないようだしどこ行ってんだか…』
「ライスを放り出してどっか行っちゃったってこと!?
あのライスに執心のトレーナーが!?」
『そういうことになるな。まあこの事故は彼女にとっても相当応えただろうから…
病んで人前に顔を出せなくなってるのかもしれんな。
万一そっちで見かけたら教えてくれ。
マックイーンたちには言ってもいいが、それ以外には他言無用で頼む』
「うん…わかった。じゃあ、ボクらはもうちょっとこっちにいるから」
『おう。それじゃよろしくな』
電話を切ると、テイオーは他二人に内容を話した。
「失踪したというのですか!?あのトレーナーさんがライスさんを置いて!?」
「ボクと同じリアクション~。いや、本当の本当らしいよ」
「トレーナーさんが失踪…。なぜでしょうか?
データベースを検索。該当項目なし。…………………………」
動きが固まるミホノブルボン。
「やば、ブルボンがフリーズしてる!再起動!再起動!」
テイオーがミホノブルボンの肩を掴んでガタガタと揺らしまくった。
「…ハッ!申し訳ありません、私のデータには情報がありませんでした」
「わたくしたちにもありませんわ。一体どうして…」
「こんな時にトレーナーがいないなんてライスがかわいそうだね。
せめてボクらが励ましてあげないと」
「ええ、明日はできるだけのことはしてみましょう」
「プロジェクト『元気づけ』、インストール完了です」
三人はまた明日も朝一でお見舞いに行くことを決意し眠りについた。