幻想の賢者はトップ動画配信者を目指すようです。   作:架空柿

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real goes to virtual world

 菫子は雑談配信中に(ママ)から来た『コラボして頂戴』という文言に脳死で『良いですよ!』と返したがよくよく考えると現実と拡張現実、realとvirtualと活動場所が違う。どうやってこちらに来るのだろうと。

菫子(まあ境界を弄るんだろうなぁ。)

尤魔「お前ら速報だ。たった今、コラボ配信の予定ができた。コラボ配信はこの雑談配信から変更して送る。コラボ相手は私の『ママ』だ。」

コメント『ママキター(゚∀゚)』『そういやママって誰だろ?』『楽しみ!』

 コメントが盛り上りを見せ、ハイチャも飛び交う。

─────────────────

 紫は菫子の配信を見ながら自分の出るタイミングを見計らっていた。

紫「それにしても登録者73万人…凄いわねぇ。ちょろっと無と有の境界を弄ってあげただけなのに。本人の努力もあるわね。」

 そんなこんなで出るのに丁度良い感じになった。紫は『二次元と三次元の境界』を弄り、スマホの画面の前にスキマの様なもの(通常のスキマとは違い目が微笑んでいるのと怒っている『ファンとアンチ』を表した目となっている。)を開き、紫はスキマに入った。

        ~バーチャル世界~

 紫は尤魔の横に立っていた。配信画面上では紫が先程使用したスキマが突然現れ、その中から紫が歩いて出てきたかのように見えていた。

紫「どうも皆さんこんにちは。幻想賢者、紫よ。」

黒木『ゆ、紫さん!?』

コメント『初めて見た。』『ふつくしい…ふぅ…』『登場の仕方すこ。』

 コメントは驚愕や好意(行為)のものが多かった。

尤魔「というわけで、私のママの紫です。」

紫「よろしく。」(この子から呼び捨てされるのもも良いわね。)

尤魔「じゃあ何します?」

紫「そうねぇ…」(現在の同時視聴者数は10万…多いわね。そしたら…)

紫「『平面と立体の境界』と『近と遠の境界』を弄れば…」

コメント『?』『?』『?』

 その瞬間、同時視聴していた者のスマホ、パソコン、さらには携帯ゲーム機から『饕餮尤魔』が立体的に写し出された。その写し出された饕餮尤魔に触れようとした者も大勢いたが手を近づけた瞬間に延々と反発…手と尤魔の体が遠くなり触れることは叶わなかった。

コメント『スゲー』『ホログラム?にしてはすげえな。』『【速報】たまごっち勢のわい、尤魔ちゃんが写し出される』『どういう仕組だこれ?』

紫「まあこれは私の力のようなものです。信じて貰えるかは分かりませんが。」

尤魔「実は私も超能力者だけどね。」

コメント『え???』『新設定?』

紫(…言ってしまったわね。)

 紫は菫子の超能力発言に嫌な予感、『この配信を機会に過去の動画を見た人が尤魔と菫子との関係に勘づく』事態を防ぐために『解明と不明の境界』の呪いをかけ、関係性に気づく…解明されてもまた未知に戻すようにした。視聴者に細工をしないのはアーカイブを見る人も居るためである。しかもこれが初コラボなのもありアーカイブを残さざるを得ない。その後2人は質問などを読みつつ、配信を終えた。

       ~配信終了後10分後~

紫「今度から超能力発言は控えるように。」

菫子「はい…」

紫「分かったなら良いわ。それじゃあ、私は帰るわ。」

 紫はスキマに入る直前に『普と怪の境界』を弄り、これから来る会社を普通の、大企業にした。菫子(尤魔)の『murmuring』にダイレクトメッセージが来た。相手は大手VCabler事務所、『ソニウムライブ』からであり、内容はタレントへのオファーであった。




 どうやら内定を貰ったようです。
ソニウムライブ…現在もっとも注目されている大手事務所。所属ライバー(タレント)はまだ不足気味で直接オファーを出している。ライバルには『うしとら』という事務所があげられる。
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