幻想の賢者はトップ動画配信者を目指すようです。   作:架空柿

30 / 37
 のーこめ


恐らく最後となるであろう交渉

 深い眠りから目覚めた紫は次の動画について考えていた。

紫(多分この伸びだったら次の動画で登録者百万人……計画の開始の合図となるのよねぇ……そしたら注目を集めるためには……異変を起こしましょう。炎上しても消火できるし。なら……起こしやすい紅霧異変と永夜異変、間欠泉異変、そして四季異変を起こしましょう。)

 そう決めると紫は最初にレミリアの所に向かった。

         ~紅魔館~

 配信外なのを確認済みの紫は直接レミリアの前に現れた。

レミリア「あら、どうしたのかしら?貴方がまた来るなんて。」

紫「計画の最終章に入ったの。それで最後の動画で貴方の力が必要なのよ。その、霧を出す力が。」

レミリア「ふふふ、成る程。良いわ。外を素晴らしい紅で染めましょう!」

紫「話が早くて助かる。」

 紫は次の目的地へと向かった。

         ~魔法の森~

 かつての永夜異変では紫が止めていたが今回は動画の都合上それは信用問題(ほぼ関係なくなるが)に関わるため、紫はとある二人に依頼をしに来た。

魔理沙「お、よう紫!」

アリス「珍しいわね。」

 犬猿の仲の筈なのに何故かお茶会をしている二人である。

紫「ねぇ、『夜を止める魔法』なんて無いわよね?」

魔理沙「あ?私は聞いたこと無いな。」

 紫は知っている。そんな魔法の存在を。あえて聞いたのだ。

アリス「……確か禁書とされる魔道書『グリニッジグリモワール』。その第3章に特定の物の時を止める魔法がある。使えるわよ。」

紫「へぇ……じゃあ、外で永夜異変の再現、お願いしても……」

魔理沙「おぉ!面白そうじゃねえか。手伝おう!」

アリス「まぁ、これも訓練ね。良いわよ。」

紫「ふふ、じゃあ、明日の夜スキマで落とし呼ぶわね。」

 紫はそう告げ、次の目的地へと向かった。

          ~地霊殿~

紫「外で間欠泉出して頂戴。」

 紫は来るや否や言った。

燐「えぇ……あれ?あれここだからできたのであって外でできるかなぁ……」

紫「『空と満の境界』と『液体と個体の境界』、『清と汚の境界』に『静と動の境界』を弄ってサポートするわ。」

 燐は顎に手を乗せ考える。そんな中、彼女の主人が声をかけてきた。

さとり「別に行ってきても良いわ。」

燐「さとり様!」

さとり「……たまには外に出てそういう事も良いでしょう……お空なら一緒に行って水を暖めてもらえば良い。」

燐「さとり様が言うのであれば……」

紫「ふふ、決定ね。じゃあスキマでこっちに来させてあげるからその前に烏に話つけておくのよ。」

 紫は最後の目的地へと繋げた。

         ~後戸の国~

隠岐奈「話は聞いたよ。」

紫「あらそう。」

 隠岐奈は目の前に開けていた扉、紫の後戸を閉めて紫の方を見る。

隠岐奈「外の季節を乱れさせろと言うんだろ?」

紫「ええ。」

隠岐奈「畏れで信仰が増えるだろうなぁ……協力しよう。明日の夜だな?」

紫「そうね。」

隠岐奈「じゃあ、また明日。」

 紫はそれを聞くとスキマを使い、自宅へと戻った。




 次回が動画撮影ラストとなります。最終回ではありませんがね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。