『【炎上覚悟】異変起こしてみた』
視聴回数:235632423回 チャンネル登録者数:+1235426人 高評価数:23563 計:2120936人
コメント:123421件(一部抜粋)
黒木:『流石にこれは……擁護できませんね。』
男の子のしょんぼり:『炎 上 案 件』
主菜おばさん:『やりすぎw』
サーモン捨て:『迷惑なんだけど』
真アメリカ合衆国:『早く投稿者逮捕されて』
紫「投稿後8時間でこの数字……凄いわねぇ。」
それもそうだ。日本全国での異常現象、その原因の動画でニュースなどで大々的に宣伝され、消去されないとなると大注目される。
紫「代償として物凄い炎上ねぇ。まぁ結局炎上商法が数字を稼げるのねぇ……なんか切ないわねぇ……」
紫は言葉とは裏腹にそんなに切なくなさそうに、むしろ嬉しそうに語った。
紫「……前に試した境界を用いた炎上のさせかた、あの逆をやればいいだけ。」
紫はスマホの『二次元と三次元の境界』を弄り、湧き出している間欠泉にスマホを投げ入れた。スマホは間欠泉で多量の水を浴びるとブーメランのように紫の手に戻ってきた。
紫「ふふふ……やっぱり。炎上で荒れてたコメントが鎮火されて平和なコメント欄に変化したわ。」
こうして歴史上最大のインターネット炎上事件になる筈だった動画の火は、強制的に鎮火された。
紫「ま、これは置いといて、確認でもしましょうかね。」
紫はスマホの画面にソニウムライブ幻想期生の個々のチャンネルページを開いた。
紫「……凄いわね。全員100万人越えてるわ。ついでに……」
紫はソニウムライブ5期生の饕餮尤魔(菫子)と叶月ルナのチャンネルページを開いた。
紫「……こっちも凄いわねぇ。」
それぞれ150万人と130万人。結構最近デビューにしては多い。
紫「これで戦闘員は十分っと。後は……」
紫はスキマを開き、すぐに入った。
~『ラバー』本社前~
紫が繋げたのはラバーの本社。前に視察に来たところだ。
紫「まぁただの視察の予定だけど。」
紫はさらに濃く、曖昧となっている境界を眺めていた。
紫「きっとこの異変も関係してるわねぇ……こんな幻想的で、非現実的なこと、仮想現実が本体の2つがいつひとつになってもおかしくないわ。」
紫は『仮想現実と本体現実の境界』を指にかけたりあやとりしたりして遊んでいたところ、力加減を誤ってしまい境界が壊れてしまった。壊れてしまった境界はドミノのようにどんどんと崩れてゆき、仮想現実と本体現実の一体化が進んでしまう。
紫「アーヤッチャッタナー。」
棒読みの声が響き渡る。
紫「まぁVCablerの中がV側のアバターと設定に置換されるだけだけどね。それに境界なら私が再制定すればいい。」
今度は余裕が含まれた声が響き渡った。