紫はスキマに入り、とある湖の真上に来ていた。その湖は滋賀県に存在し、日本国内最大の湖であるが法律上河川と分類されている琵琶湖である。
紫「今夜は見事な満月。そして月は真上で停止。後は……」
紫は『静と動の境界』と『清と汚の境界』により水面を平面にし、湖に映る月を綺麗な鏡写しにした。
紫「これで準備完了。」
念のため『満と欠の境界』を見て、完全な満月であると確認した。
紫「ネタ被りは……うん、無いわね。さぁ、これから歴史上初、月からの配信が始まるわ!」
紫は配信枠を作っておきいつでも配信できるようにした。
黒木『久しぶりのライブ配信、ありがとうございます。 1000円』
紫「相変わらず速いわねぇ……あとハイチャも。」
紫は待機画面の様子を見ながら呟く。着々と増えていく同接数を見ながら、紫は7つのスキマを開いた。開いたスキマはどんどんと下降していくと人影のようなものが見えてきた。
霊夢「ようやくやるのね。」
紫「ええ。もうほとんど準備は終わってる。後は月とここを繋ぐだけ。」
菫子「……あの……何するんですか?」
紫「第三次月面戦争。」
菫子「で、何で私が尤魔になってるんですか?」
紫「『仮想現実と本体現実の境界』を"うっかり"壊しちゃったから。」
菫子「それでこのあとは?」
紫「戦って貰うわよ。」
菫子「拒否権はありますか?」
紫「そんなもん無いわ。」
菫子は物凄く嫌な顔をしてテレポーテーションしようとした。しかし、いくら念じても発動しなかった。
紫「無駄よ。今の貴方は尤魔なの。超能力は封印よ。」
菫子「えー!超能力あった方が強いですよ。」
レミリア「さっきからうっさいわね!黙って従いなさい!」
レミリアは菫子を担ぎ、池へと投げた。紫は慌てて『天蓋月と湖浮月の境界』を弄り、湖の月と本物の月を繋いだ。
魔理沙「もう入って良いのか?」
紫「ええ。構わないわ。」
レミリア「じゃあお先!」
4人はレミリア、魔理沙、咲夜、霊夢の順で湖へと飛び込んだ。
藍「私は紫さまと同伴します。」
紫「あらそう。じゃあ、行きましょう。」
紫と藍も一緒に入った。湖の側にはただ一人、完全に置いてけぼりの人が居た。
ルナ「……私も行った方が良いよね。」
ルナも遅れて湖に飛び込んだ。
~月面~
表の月で紫は配信の準備をしながら、注意事項を話していた。
紫「これから月の都の結界を破壊、侵攻するわ。本来の能力は封じられてることを頭にいれておいて頂戴。」
霊夢「了解」
魔理沙「任せろ!」
レミリア「余裕よ!」
咲夜「お任せください。」
その声を聞き届け、紫は配信を開始した。
紫「どうも皆さんこんにちは。幻想賢者、紫よ。」
最終回近い……かも。