『月の裏にある都で戦争してみた』というタイトルで始められたLIVE配信は、そのタイトルのインパクトや紫自身の知名度もあり同接は32万人に上った。
紫「さて、今からタイトルにある通り、あそこにある都へ襲撃しに行くわ。でも、その前に、私が本当にここに居るかどうか、気になるでしょう?」
そう言って紫は『表と裏の境界』を弄って地球から見える月の面を裏にした。
紫「ふふふ、見えるかしら?まぁ、流石に遠すぎて見えないわね。失敬失敬。」
今度は紫は『近と遠の境界』『幻影と実物の境界』等10の境界を弄り、地球に何の影響もなく月の裏の様子が見える程に近づけ、更にその月の幻影を全世界の空に配置した。
紫(同接200万突破。順調ね。)
地上ではニュースが大々的に流れ、チャンネルの宣伝兼指名手配でニュースで紹介されることでさらに同接が上がる。『死亡と生存の境界』の応用利用によりチャンネルは
『よく見ると後ろに尤魔ちゃんいる!』『コスプレ?』
『紫さんならもしかしたら……』
紫「あ、そうそう。今日はソニウムライブ幻想期生の皆と5期生のルナちゃんと尤魔も来てるわ。後……」
紫が指パッチンをすると無数のスキマが現れ、数々のVCablerが現れた。
紫「観客としてVCablerの方々を呼んだわ。」
本来、こんなに力を使えば紫は失神していたであろう。しかししないのは何故か。それは200万人による畏怖と信仰により、紫は境界を司る神となったのだ。
紫「ええ。存分に暴れなさい。」
紫のその発言を皮切りに幻想期生は結界へと攻撃を仕掛け始める。神の炎、素粒子にする扇子、須臾の間に行われる千に等しき攻撃、狂気的な月、地獄の女神3柱による圧倒的な打撃。それに『強固と脆弱の境界』によって弱体化され、月の都を囲う結界は粉砕された。崩壊の様は余りにも美しく、配信を視聴していた全員が息を飲んだ。
??「『建速須佐之男命』よ 目前の煩わしき無法者全てを破壊せよ!」
同存在と解釈される神による破壊と再生、勝利したのは再生のようである。
紫「ふふふ、久しぶりね依姫。」
依姫「また貴様ですか。どえやら今回は中々なメンバーを揃えたようだな。私と姉上の偽物まで用意するなんてね。」
紫「ふふ、さてその余裕はどこまで続くかしらね。」
紫はスキマを開き、その中から三種の道具を取り出した。
紫「『引退と現役の境界』で仕上げよ。」
そして、その三種の道具は神器である現役時代へと返り咲いた。
いよいよ次回はVS綿月姉妹です。