幻想の賢者はトップ動画配信者を目指すようです。   作:架空柿

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 のーこめ


決着

 紫は後ろへと下がり、霊夢達もスキマで下げた。

依姫「ゼウスよ 全知たるその知恵と、全能たるその力を我に授けよ!」

 そう告げると依姫の刀は分解、再構成して小型の武器、『ケラウノス』に、服装の一部が肩当てや胸当てなどに変化した。

紫「本気ねぇ……尤魔。」

菫子(尤魔)「まったく、紫さんは人使いが荒いですね……」

 菫子(尤魔)は前へと出る。依姫は菫子(尤魔)を狙ってケラウノスを投げつけた。投げられたそれは月が溶けるような温度に達し、菫子(尤魔)に襲いかかろうとしたが、菫子(尤魔)はそいつを口に含んだ。

菫子(尤魔)あっふ(あっつ)!」

 菫子(尤魔)はケラウノスを頑張って飲み込もうとしたが吐き出してしまった。

依姫「それは貴方に飲み込めるようなちんけなものでは無い!」

 依姫は敬語を忘れる程本気になっていた。吐き出した反動で動けない菫子(尤魔)のところに豊姫が扇子を自身に仰ぎながら近寄る。

豊姫「これで一人。」

 豊姫は自身を仰いでいた扇子を菫子(尤魔)に向ける。あらゆるものを一瞬で素粒子まで分解するという菫子(尤魔)を襲う。しかし、菫子(尤魔)は分解されない。それどころか扇子の紙部を吸い込んでいっている。

菫子(尤魔)「『お腹をすかせたグリードモンスター』」

 それは菫子がしらないはずのスペルカード。自身に血液を纏わせ、周囲のもの全てを吸い付くすスペルカード。しかしここには血液が無い。では何を纏うのか。

紫「……『個体と液体の境界』」

 そう、先程凍らせた津波である。菫子(尤魔)は……いや、尤魔の幻影は着々と水を纏わせ、依姫らを吸い始める。

霊夢(ヘカーティア)「あれ不味いんじゃないの?」

紫「ええ。あの子の『偽物と本物の境界』が崩壊し始めてる。」

魔理沙(ピース)「崩れきったらどうなるんだ?」

紫「……恐らく、尤魔との完全融合ね。」

(八百)「どうするんですか!?」

 紫は思考を巡らせる……しかし、ある一人が提案した。

レミリア(桃海)「私達のこの体と本体を分離させて、あれに食わせればいいんじゃないかしら?」

紫「……それね。」

 紫は早速、『偽物と本物の境界』を応用して、レミリアス達のVの体と本体を分離させ、スキマで尤魔の前に送った。作戦通り尤魔は体を食べた。

紫「……完璧よ。良い塩梅で偽物の濃度が高まったわ。」

 2人を見てみると、既に刀と扇子は吸い込まれ、地面に手を付けていた。

紫「行きなさい。」

 その合図で尤魔は元の姿に戻った。戻ると手には扇子と刀を持ち、防止回りには惑星が飛び、髪は黒いロングに、そして服装が道化師のようになっていた。

菫子(尤魔)「これで……最後!」

 菫子(尤魔)は飛びかかり、二人を切った。




 次回、(多分)最終回。
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