貞操が逆転した世界で幸せに生きようとしている人たち 活動中止   作:(´・ω・`)しょんぼりくん

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正直者

「ふぁ~」

 

そう欠伸を上げる男、周りは少し散らかっており近くにある机の上も物が散乱している。布団の上で目を擦りながら視界を確保する。

 

「…そういや今日、人と会う予定だったな。」

 

何時だったけか…結構早かったような。そう思い時計を見るとまだ7時を過ぎたばかりのようだ。集合時間は確か九時だった筈なので別にそこまで急がなくてもいいだろう。なら少し見出しなみを整えよう、風呂入って、そんで着替えて、飯でも食ったらいい時間になるだろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして集合場所に着いた、10分も前に来れば十分だろう。するとその五分後に目的の人物が来た。

 

「ご、ごめんなさい。待ちましたか?」

 

「いや、そんなに待ってないから気にすんな。」

 

ただたんに家で待つよりこっちで待っていた方が疲れもしないし焦ることもないからやっているだけで別に深くは考えてはいない。それにあまり女性を待たせるのはよくないと前世では通っていた気がする。とは言ってもここは少し違うのだが…

 

「んじゃ適当に回る感じでいいか?一応プランは立ててるからよ。」

 

「…ごめんなさい、私がやるべきなのに…」

 

「別に遊ぶ順序何か誰が決めてもいいだろ。」

 

「でも…」

 

そう次の言葉が出てくるデコピンで止める、それを受けた未来の方は当たった場所を抑えながら見上げている。

 

「いいから、ほら行くぞ。」

 

「は、はい。」

 

そう弱気な未来、澤崎 翔は気にしながらもそのまま行く事にした。今日は取り合えず気分転換のようなものだ、まず最初は飲食店に行った、まあファーストフードと言う物でそこで軽く食事をする。本来ならガッツリ食いたいけど相手がその気ではなさそうなのでここにした。

 

「カフェってよく来るのか?」

 

「えっと、よく来る方です。」

 

「ならここにするか…あんまり行ったことないけど…」

 

ホントに来たことないけど…そう言うと未来は自分が選んだおすすめを教えそれを注文する。カフェと言ってもコーヒーなどの飲み物だけではない、食べる物もある。とは言えカフェは飲み物中心なためその飲み物にあった食事になるが…前にワインが飲めるステーキ店を行ったことがあるがそんな感じなのだろうか?未来の方はコーヒーと軽い洋食を食べていた。

 

(カフェっていっても色々あるんだな。)

 

ステーキを食べたかったが仕方ない、それにせっかくのカフェなのだからたまには違った物を食べてもいいだろう。そう思いながら食べ進める、コーヒーはたまに飲むので大丈夫だが相変わらずこの口に広がるこの苦みが苦手だ。正直慣れない。

 

「…うまいか?」

 

「はい、美味しいです。」

 

「そっか。」

 

選んで正解だ、一応見た感じ少し落ち着いたようだ。なら少し話すか…

 

「どうだ、落ち着いたか?」

 

「はい、少しだけ。」

 

「よかった、まだ満足してなくて、まだ楽しませがいがあるな。」

 

「そ、そんな…」

 

そう顔を赤らめながら前髪をいじる未来、はて何か変なこと言ったか?俺から誘ったのに楽しませなかったらそれこそ失礼じゃないのか?まあ女性が多くて男性が少ない変な世界だから変な常識があるしもしかしたらそれかもしれない。とは言っても別に気にする必要はないが…一応常識なので頭に留めている。と言ってもあまり守ることはないが。

 

「お前こうやって人と行く時何して遊ぶんだ?」

 

「…私の親友がいるんですけど、行きつけの店に行ったり、カラオケしたり、公園でおしゃべりしたり…」

 

そう楽しそうに話す未来、と言うことは自分がしなくともその親友に相談していたかもしれない。余計なお世話だったか…まあやらないともやもやするしこれでいいかも知れないが…確かカラオケは駄目だったな、何か変な風習あったし、公園はOK、行きつけは店にもよるけど…親友との行きつけならそいつと行った方がいいだろう。

 

「俺はまあ…ほとんど仕事で潰れる事が多いが暇な時は釣りとかしてるな。」

 

「釣りですか?」

 

「ああ釣りしたり、ジム行ったり、家でゲームしたりだな。ほとんど人とは遊ばねぇ。」

 

「そうなんですか…あれ?それじゃこうやって人と遊ぶのは…」

 

「……初めてだよ、しかも女性とは…」

 

そう言うとポカンとしていた未来が急に笑いだした、ああそうだよな!悪かったな陰気な野郎でよ!しかたねぇだろうが前世では顔がごつくてこんな風に人と話す事なんてなかったんだからよ!しかも顔のわりには声が小さくてよく笑われてたよ!

 

「ごめんなさい、ちょっと」

 

「…悪かったな、陰気で…」

 

「ち、違うんです!私はただその…可愛いなって…」

 

「はぁ!?可愛い!?…俺が?」

 

そう自分に指をさすと小さく頷かれた、え何それちょっと俺気持ちわる、こんな歳で可愛いとか言われて何一つ嬉しくねぇぞ!?そこはもう苦笑いとか覚悟してたのに…ああけど何か前世では童顔の奴が何か可愛い性格だったら人気とか知り合いが言ってたような…いやけど何かキモイから無理だわ。

 

「可愛いね…お前よくそんな恥ずかしいこと言えるな。普通男ならカッコいいとかそんな事言われるかと思ってた。」

 

「あれ、という事はもしかして自分のことカッコいいとか思って…」

 

「違う揚げ足取るな!普通男ならそれで可愛いとかは女性が言われるんじゃないのか?」

 

「そうですけど…それじゃあその…私は可愛い方でしょうか?」

 

少し不安そうな顔を浮かべている、そして声の方も若干自信がなさそうだ。まああんな事あったらそう思うのかもしれない…けど

 

「お前は可愛いよ。だってあいつの好きな事調べてわざわざ作って渡そうとしたんだろう?そんなに愛が強い奴は可愛いって言う以外なんて言えばいいんだよ。」

 

そう俺がここにいる理由はこいつの告白現場を目にしたのだ、邪魔かと思ってその場を後にしようとしたがその告白相手が未来のプレゼントをその場で捨てて罵倒したのだ。別に迷惑をかけたわけでもない、ただ相手の傲慢によって出た行動、その後のことはまあその…頭に血が上ってぶん殴っちまった。そいつはそのまま気絶して泣きじゃくる未来をほっとけず取り敢えずなだめたのだ。その後起き上がったそいつをまた数発殴って乱闘(一方的にボコボコにした)になったがまあ相手もその事を掘り下げられたくないためそのまま何事もなく終わった。

 

それで今未来を誘ったのはただ少し心配だっただけだ、一応ほぼ無関係とは言え自分から関わってしまったしあのままほっとくと言うのは少し無責任だと思ったのだ。とは言えこの未来って言ったか?何かあんまり気にしてなさそうだけど…

 

と言うか何か顔赤すぎないか?大丈夫かこいつ?

 

「お、おい大丈夫か?顔赤いぞ?」

 

「だ、大丈夫でう。」

 

「噛んでるけど…」

 

「大丈夫です!」

 

そ、そうか?まあ何か深く聞かれたくないのならこれ以上探るのはやめとくか。その時にはもう食べ終わったのでそのまま会計に、何故か頑なに自分が払うと言っていたが取り敢えず黙らせ自分が払った。何故か男女で変な常識がある物ばかりでかなり組難かった、男女で服を買うとかただの買い物だけで変な噂立つし何なら映画やカラオケはかなり酷い、だから前世では男女で行きそうな場所が過剰評価されているためあまり行くことができなくなっている。とは言え流石にそれを気にし過ぎると何もできなくなる。そのため次の場所は…

 

「ゲームセンター?」

 

「あぁ。(流石にここなら大丈夫だろ。)」

 

ここは遊び場の整地だしそこまで変な噂は立てられない、立ったとしても他の連中はゲームに夢中だろう。と言うことでやる事にした、途中で色々やったが未来が一番楽しそうだったのは…

 

「む、難しいですね。」

 

「別に俺の趣味に合わせなくていいのに…」

 

いわゆるアーケードゲームだ、一応俺がよくやっている虫と英霊のゲームをやっている。こう言ったゲームは最初やれることが少ないのであまりオススメじゃなかったのだが何故か俺がやっていると言ったら勝手にやりだしたのだ。しかもちゃっかり専用カード作ってるし…俺がトイレ行ってる間に…

 

「どれ使ったらいいんでしょうか?」

 

「取り敢えずこのゲームは最初サポーターはフレンドから借りて…」

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後

 

 

 

「いけ、いけそのままやれ!」

 

「は、はい!」

 

 

 

さらに数分(ガチャ)

 

 

「えぇ!!何で一発でそれ引くの!?」

 

「え?駄目でしたか?」

 

「いや駄目じゃないよ、うん、駄目じゃないんだよ。(めっちゃ課金して出たのに…何か複雑な気分だ。)」

 

 

数分(虫)

 

「おおよかったな、結構いい小型の奴じゃねぇか。」

 

「これ強いんですか?」

 

「あぁ、防御はほぼ紙だが攻撃が大型並にいかれてるんだ。ちょうど技の方は俺が持ってるし貸してやるよ。多分序盤の敵はほぼ一発かもな。」

 

その後は楽しんだ、初回ということで俺が払ったがまあ別に虫の方はもうやらないんじゃないかな?いや英霊の方もか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後散々ゲーム三昧だったので切り上げて外に出た、まああのままゲームするのも流石に花がないので取り敢えず自分のお気に入りの場所に向かう事にした。

 

「あの、ここは?」

 

「あぁ、俺のお気に入りの場所だ。」

 

そこは公園だった、未来が知っている公園よりも高い場所にありここには噴水はなく人工物よりも自然が多い自然公園だった。そしてその公園は一か所だけ街の前景を眺める事ができる場所があり澤崎はイラついた時はよくここに来る、仕事とか…仕事とかで…

 

「いい景色だろ、ここら辺も大分復興してきたからな…」

 

あの馬鹿でかい気色悪い上に趣味も古臭く気持ち悪い黄金塔やその他いろいろな事があり過ぎて街が大変な事になっていた。そのため復興作業が遅れてしまい予定よりも時間が掛かっている上にさらにノイズによる被害もあるのでもう無茶苦茶である。そのストレスもあり気分転換にここに来る。

 

「私が知っている公園より広くて綺麗です。」

 

「そう言って貰えるんだったら俺も嬉しいな。」

 

自分と共感が出来るところがあるのは個人的にも嬉しい、にしてもよかった。あのクソみたいな事件のせいで落ち込んでりう物かと思ったんだが…大丈夫そうだ。

 

「…どうだった、今日は。」

 

「え?」

 

「だから、楽しかったか?」

 

「…はい、楽しかったです。」

 

「そう…」

 

少し間が空く、こういう時はタバコを吸いたい。けど前世では吸えたけど今の時代では男性は禁煙が基本的になってしまっている。しかも多分転生したせいだろうが何故かタバコが吸いにくくなっていたので吸う気になれなかった。

けどまあ体には悪いしやめられてよかったかもしれない。

 

「…あの。」

 

「ん?」

 

「どうして…助けてくれたんですか?」

 

「気に入らなかったからだよ。」

 

「それは自分のためですか…それとも私のため?」

 

「あ~、どっちかって言うとお前の嫌な顔見るのが嫌だったのかもしれない。」

 

昔から先生に言われてたっけか、お前は自分の事については流すが他人の事になると例え小さなことでも怒る破綻者だと、あの時確かにプッツンと来たのが未来の泣きそうな顔を見た時だ。他人の不幸が嫌いで自分の不幸はあまり気にしない、まあ多分自分の不幸になれて反応を忘れてるだけなんだけど…

 

「そんな理由で…」

 

「他人の不幸は蜜の味って言う言葉があるよな、あれ俺嫌いなんだよな。」

 

「え?」

 

「他人の不幸を見ても俺は喜べない、例えクソみたいな性格している奴でもあまり見てるのは少し気持ち悪くて喜べない。それって変な事か?」

 

「それは…変じゃないです。」

 

「だから手だしたんだ、他人の不幸が少し嫌いだから。」

 

先生は確か言ってたっけか、人は他人の不幸によって幸せを得られると、戦争で例えてたけど…あまり理解したくなかった。

 

「まあ今回のは珍しいくもないただのクソ野郎のやることだからな、それが嫌っていうのはある。けど一番の理由は多分最初に言ったやつだよ。」

 

「…優しい人なんですね。」

 

「…そうなんかね。」

 

暴力沙汰で解決するのが優しい人間がすることなのかと言う疑問はあるがまあ他人の意見だしそう言う捉え方もあるだろう。…何かこの話嫌だな。話題変えよう。

 

「そう言えばさ、お前ストレスたまった時とかどうしてんの?」

 

「そうですね…夜中に星を見たりとか、友達と一緒に遊んだりとかしてます。」

 

「星って、星座とか?」

 

「いえ精確には流星です。」

 

流星か…そう言えば聞いた事はあったが全然見た事もなかったな…昔は仕事仕事って忙しく休みの時もただ寝るだけで遊びに行く事もなかった、たまには別の綺麗な物を見てみるのもいいかもしれない。とは言え多分忘れるだろうけど…

 

「あ、あの…」

 

「ん?」

 

「そ、その、嫌じゃなければなんですけど…今度流星を見る機会があったら…一緒にみませんか?」

 

「え?」

 

「あ、いや別に変な意味じゃなくてその、ただホントに綺麗な物ですし私が見たい物でよければご一緒にどうかな~て…」

 

そう慌てた様子の未来、と言うか若干何か早口になってないか?そう言えば何かこういった光景なんかみた事がある。確か漫画で気の弱い少年が綺麗な女性を誘う時の焦り方のような…いやそんな事ないか、これはただ普通に誘われてる…いや普通流星は男女で見るにはちょっと難易度高いな…と言うまさしく女性に耐性がない情けない男のような事を考える澤崎、けどせっかくの誘いだし断るのもちょっと…

 

「あ~まあ暇が合えば。」

 

そう言うと少し嬉しそうにする未来、まあ気が紛れるまで付き合うって言っちゃったし気が済むまで付き合うかね。

 

「…いい時間だな、お開きにするか。」

 

「…そうですね。」

 

「帰り道どっちだ、送ってやるよ。」

 

「え?あ、いやえっと…え?」

 

あれ?これアウトだったか?嫌別に家まで行く訳じゃないからアウトでも何でもない筈なんだが…いやけど女性と一緒にいるのは基本的に駄目だしこの世界では男が送られるのがそうなんだっけ?いやけどそれでも女一人、しかも多分高校生ぐらいの子だしあまり一人で行かせるのは男としてちょっと…

 

「そ、それじゃその…お願いします。」

 

「おう。」

 

と言う事で送ることになった、と言ってもそう遠くないようで集合地点より少し離れた所で解散となった。

 

「んじゃこの辺で…」

 

「え?……はい。」

 

な、なに?何かめっちゃしょげてんだけど、なんで?やっぱり送るって言う事が不味かったのか?でももう解散したし今振り返るのは何かめっちゃ気まずい気がする。もうこのまま行こう、と言う事でそのまま振り返らず帰ることにした。

 

けど後でちゃんと謝らなきゃだよな…




澤崎 翔

身長173cm 体重81kg 

少し口数が少ない真面目な人間、だが気に入らないことがあったら素手で殴りにいくタイプ

未来さん

身長161cm 体重は……言えない

響と同じ大学に通っており一応シンフォギア装者である。
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