リュウヤはある世界へと来ていた。それは、ある反応をキャッチしたからである。
「……ボルシャック。どう思う?」
『まさか、復活してしまったとでも言うのか…?』
目の前に居るのは異形の存在…ではあるのだが、そこに居るのはどれも見たことがある者達ばかり。
彼らはディスタスと言うクリーチャー達で、超獣世界に存在していたクリーチャーで形成された者。彼らは一つの体を持っているが、足りない部分は陶器のような物で補われている。
だが、彼らが居ると言うことは当然…
「さて、どうしようかな…タツヤに報告するか?」
『報告はしておいた方が良いだろう。どのみち、お主だけでどうにかできる訳ではあるまい。』
「そりゃそうだけど…」
俺は、タツヤに連絡を入れてディスタス達に見つからないように辺りを見回る。一体一体は大したことはないが、如何せん数が多い。
一度戦闘になれば面倒になる。
「ねぷ~~~!!」
「……おい、これってタツヤか?」
『違うな。少なくともこんな声は出さん。』
「だよな。」
声が聞こえた方面を見れば、ピンク色の髪を持った少女がディスタスの軍団に襲われていた。俺は直ぐに一本の刀を振るって飛び掛かった数体のディスタスを切り裂く。
「えっ!?」
「こっち!」
俺は女の子を連れて直ぐにこの場を離れた。
「いや~!助かったよ~!よく分からないところに飛ばされちゃったり、ネプギアともはぐれちゃったりで…」
「あんた、別の世界から来たのか?」
聞けば、ゲイム業界と言う場所から来たそうでワームホールのような空間からここに飛ばされたらしい。後、女神と呼ばれる存在だそうで…
「ホントかよ…」
「今は変身できないだけで立派な女神なんだよ私!」
「う~ん…」
やっぱりそうは思えない。これを口に出すのもあれだが、見た目からしてそんな感じには見えない。
と言っても憶測だけで判断するのも早計だしなぁ…
「取り敢えず…ネプテューヌさんだっけ?あんたは隠れてくれ。あいつらは俺が…」
「嫌だ!」
「…え?」
「見てるだけなんて出来ないよ!それに私、主人公ですから!ドヤァ!」
……意味が分からん。主人公だから何だと言うのか…。でもここに置いておくのも気が引けてはいる。
なんて葛藤をしていれば…ボルシャックが語りかけてきた。
『行かせてやると良い。』
「!?何言って…!」
『この者が女神だと言う話は間違いないと思うぞ。それに、スターの力を彼女から感じるからな。』
「…え?」
俺はその言葉に驚き、ネプテューヌさんの方を振り向く。まさか…この人にスター進化の素質が…あるって言うことか?
『あくまでも可能性の話だ。しかし、クリーチャーの感と言うのを信じて良いんじゃないか?』
「………分かったよ。」
ボルシャックがそう言うなら…多分そうなんだろうな。俺はネプテューヌさんを連れて、別の場所へと移動することにした。
それを一匹のディスタスがじっと見ていたのには気づけなかった。