ただ其処に居座るドルファディロム…其処に飛び込んできたのは、レイだ。レイはスター進化状態で電子レーザーを射出。
全弾命中したがドルファディロムには効いていないのかケロッとしている。ドルファディロムが腕を動かして、光を放っている剣を発生させて、レイに向かって攻撃を仕掛ける。
「予想通りの動きだよ!」
レイはその剣に当たらないように走り回る。こっちは兎に角走り回ることだけに集中する。…後は彼らのタイミング次第と言った所だろう。
ドルファディロムも逃げるレイを追い掛けて追撃を仕掛けていく。
「…よし、行くぞ!」
ブラックハートが黒い竜を再び呼び出してその背中にリュウヤを乗せてドルファディロムに向かって飛ばす。だがそれを後ろから追い掛けてくる者が現れる。
斬龍電融 オロチリュウセイだ。だが今はこいつに構っている暇はない。
「レイの言った通りだな…!」
作戦の際にレイが言っていた事だがあの戦いの音を聞き付けて別のディスペクターがやって来る恐れがある。もしそうなった場合は出来る限り逃げて欲しいと言っていた。
しかし相手はどうにも逃がしてくれそうにない。其処でタツヤが炎を発生させた。
「逃がしてくれないなら…無理矢理にでも逃げる!」
そう言ってオロチリュウセイの足元に火球を投げてバランスを崩れさせ、転ばせる。オロチリュウセイは見事に引っ掛かり地面に向かって派手に転んだ。
「うわっ…酷い…」
「言ってる場合か!?」
タツヤのツッコミを受けながらもドルファディロムの元へと向かっていく一同。ネプテューヌもブランも、そんな二人のやり取りを見ていた。
「緊張感は何処に行ったのかしら…?」
「とてもこれから決戦に行くとは思えないよね~」
そうこうしている内にドルファディロムへと近づいていく…が、そこにオロチリュウセイが怒りの形相で追い付いてきた。
「しつけぇなあいつ!」
「やっぱり…苦しんでる…!」
あまりのしつこさに苛立ちを覚えるタツヤだがネプテューヌはガイアトムシックスの時と同じ感覚を覚えていた。
そして…ネプテューヌは飛び降りた。
「何やってんだ!」
「ごめん!だけど、あの子を助けないと!」
ディスペクターの素材にされているクリーチャーは魂の無い脱け殻とされている。それでも、彼らの存在そのものが侮辱され…傀儡として動かされている。
ネプテューヌは、それを肌で感じ取っていた。オロチリュウセイは降りてくるネプテューヌに対して炎をぶつけようと向かっていくが、それよりも早く尻尾を叩き切った。
「待ってて…!絶対に助けてあげるから!」
そう言うとネプテューヌはガイハートでオロチリュウセイの頭を唐竹割の要領で切った。頭を真っ二つにされたオロチリュウセイはEXライフで再生しようと試みるが、タツヤの更なる追撃を受けてそれは叶わず…その魂は王来列伝へと還っていった。
「このアホ!」
「あたっ!」
直ぐにネプテューヌをどついたのは回収しに来たタツヤだ。説教よりも先にタツヤはネプテューヌを拾ってこっちに戻ってきた。
しかし前を見れば既にドルファディロムが近づいてきていた。
「来る…!」
リュウヤは直ぐ様進化する。光を纏った天使のような姿へと変わり、ドルファディロムへと突っ込んでいく。ドルファディロムはこっちを振り向いてドルファディロム砲を発射した…が、それをリュウヤが光の盾で防ぐ。
「ぐっ…!辛いなこれ…!」
ドルファディロムによる砲撃を防いだが思ったよりも反動が辛い。次を受けられるか…もしも受けられなかったらと考えるが、その考えは直ぐに捨てる。
自分達は必ず勝たなきゃならない。その為に…今は要らない考えは捨てる!
「ノワール!後は良い!」
「ちょっと!?」
黒い竜から飛び降りて自身の刀に光を纏わせる。そしてその刀で、ドルファディロムに一撃を与える。EXライフを削ることは出来ずとも後退させる。
そして近くに居たレイと合流する。
「レイ!」
「来たね。さぁ、やるよ!」
レイは電子レーザーでドルファディロムの周りに檻を作る。だが当然、それだけじゃあ止まらない。
だからこそ、そこに追撃が入る。
「二段重ねだ!」
タツヤが発生させた火柱が更に動きを封じる。その隙に、リュウヤは翼を出現させて一気に近づく。
そして…光を纏わせた刀をドルファディロムに刺し込んだ。
『…!!!』
それが痛かったのかドルファディロムはリュウヤを振り払おうと腕を振り回す。だが腕を振る度に、電子レーザーと火柱が邪魔をして振り払うことが出来ない。
其処に黒竜が突進してきて、火柱に押し込んだ。
「せやあぁぁ!」
一気にドルファディロムが燃え上がり苦しみ悶える。継続的に燃えていき、そのままEXライフ事燃やし尽くした。
やがて電子レーザーと火柱…更に聖なる光を流し込まれたドルファディロムはダメージの許容範囲を越えて…その姿はやがて崩壊していく。
聖魔連結王ドルファディロムは悪魔王と天聖王の魂に別れ、超獣王来列伝へと還っていった。