朝…荒野となった世界には似合わない太陽に照らされながら、リュウヤとタツヤはある場所に来ていた。
女神達は隠れ家で休んでいる為、リュウヤがタツヤだけを引っ張ってきたのだ。今二人が居る場所は、大自然が広がる森があった……筈の場所であった。
「フィオナの森…この森が燃やされ続けた原因が分かれば良いんだがなぁ。」
「あいつらの仕業なんじゃないのか?理由のつかない現象ってのは殆どがあいつらの仕業だろ。」
タツヤの言うことは一理ある。だけど、それが原因なんだと決定付けることは出来ない。
「この森が燃やされちゃうと困るんだよなぁ。こんなんじゃあ食糧確保だって危ういのに…」
「そうだな。でも原因が見つからないならほっといても良いんじゃないか?
この森、歴史上でも何度か燃えたらしいじゃん。」
それもそうか…。俺もタツヤも、この森で取れる食糧を幾つか取ってから帰ろうと思ったが…不意にタツヤが後ろを振り向いた。
「どうした?」
「いや、何か嫌な予感がしたんだけど……気のせいか…?」
「……いや、わりと当たってるかも…!」
リュウヤが空を見た時、そこには謎のゲートが浮かんでいた。それは…ユニバースゲートと呼ばれた扉であり、不死の象徴であったフェニックスを呼び出す扉であった。
『ユニバースゲート!?何故これが…!』
エターナル・フェニックスは突然現れたこの扉に酷く驚くが、そうも言ってはいられない。
その扉から、2体のフェニックスが出現した。
超神星ブラックホール・サナトスと超神星ビッグバン・アナスタシスが出現し、ぶつかり合う。そのぶつかり合った2体はその余波で対消滅。
そして地上で眠っていたサバイバーが活発化し始めたのだ。
『サバイバー…!』
「っ!ボルシャック、急ごう!もしかしたら…もうディスペクターがドルファディロムを倒したことを感付かれたのかもしれない!
リュウヤも!」
「分かった!」
二人は食糧を投げ捨てて隠れ家へと向かっていく。だが、それを阻むかのようにその後方からキング・コマンド・ドラゴンの軍団が二人に向かって進軍している。
その先頭に立つのは…砕立接続 グレイトフル・ベン。新たなディスペクターが、敵として現れたのだった。
「タツヤ!相手をせずに逃げよう!」
「はぁ!?何でだよ!」
「あんな大群を相手にするのは二人だけじゃ無理だ!それに今はネプテューヌ達が心配だ!
あっちにもディスペクターがやって来ているかもしれない…!」
「分かった…。」
二人は帰りを急ぐ。その途中で、彼らは感じ取ってしまったのだろう。
敵の攻撃は、もう始まっているのだと。