超次元ゲイムネプテューヌ 王来物語   作:アカリマシン

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襲撃

「さて…来なよ。」

 

「上等だ!」

 

始まってしまった、レイとタツヤの戦いが。タツヤは拳や足に炎を纏わせてパンチや蹴りを繰り出すも、レイはそれを見切っているかのように避けていく。

レイからすれば、タツヤの戦い方を分かっているからこそ避け方も知っている。

 

「ほらほら、どうしたのさ。それで終わり?」

 

「舐めんじゃねぇ!」

 

タツヤの攻撃は当たらない。レイは少しだけため息を吐くと、向かってくるタツヤの後ろに回り込んで。

 

「うわっ!?」

 

「戦い方が全く変わってない。馬鹿みたいに突っ込んでくるだけって…真面目にやってるの?」

 

「っ…俺は大真面目だ!」

 

レイの挑発に分かりやすく乗るタツヤ。それも相まって、余計に動きが大振りになっていく。

 

「……やっぱり君はこれからの戦いに参加する資格なんてないよ。

…そう言えば前、君は僕らと肩を並べるって言ってたね?」

 

「それが何だってんだよ!」

 

「あの時は答えを言いそびれたけどここで言わせて貰うよ。

君じゃあ僕らと肩を並べる事は出来やしない。隅っこでガタガタ震えてろ、弱虫。」

 

その瞬間、炎が吹き上がった。周りの温度が急激に上昇し、スター進化を果たしたタツヤが怒りを燃やしていた。

 

「……殺す!!」

 

タツヤは弱虫と言われるのが嫌いだ。負けず嫌いのタツヤは、それを言われるだけでキレてしまうぐらいには地雷なのだ。

 

「はぁ…やっぱりそうなるのか。」

 

そう言うや否や、レイもスター進化を果たす。レイの体をエンペラー・マルコの持つデータが鎧に変換され、纏わせる。

全ての知識を持つとされる頭脳を手に入れたレイは、電子レーザーを発射すると同時にタツヤに向かっていく。タツヤは炎を操り、その進行を阻もうとするもレーザーによって炎を消されてしまう。

 

「さっさと決めさせてもらおうかな。」

 

「!」

 

そう言うと、既にレーザー砲がタツヤの周りを取り囲んでいた。

 

「しまっ…!」

 

「君の悪いところはそうやって直ぐに熱くなって周りが見えなくなる。

ま、今後の課題として受け取ってくれ。」

 

その言葉を最後にレーザー砲を放とうとした瞬間…それは撃たれずに、レイは空を見ていた。

 

「これは…!」

 

『今すぐに戦闘態勢を取れぃ!来るぞ!』

 

エンペラー・マルコがそう叫んだ瞬間…図書館が一瞬にして瓦礫の山と化した。

 

「……え…」

 

「図書館が…!」

 

図書館を破壊した正体を見れば…3つの影。その内の2体は、《紫天連結 ネバーシデンド》と《神龍連結 バラデスメタル》。

 

「ガァァァ!」

 

「ゥゥゥ…!」

 

2匹が唸り声と怒号にも似た声を上げるなか、一際存在感を放つディスペクターが二人を見下ろしていた。

 

「…!」

 

「君は別に呼んでないのにねぇ…!」

 

ー破壊の創造主。正義と不義が相食いで連結された存在。それが聖魔連結王ー

 

《聖魔連結王 ドルファディロム》が、2体の連結ディスペクターを引き連れ襲撃してきたのだ。

 

 

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