超次元ゲイムネプテューヌ 王来爆熱物語   作:LEGION ONE

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最悪の襲撃

戦いで決着をつけることになったタツヤとレイは距離を離すと互いに睨み合っていた。

 

「さて…来なよ」

 

「上等だ!」

 

レイの言葉により戦いの火蓋は切られた。タツヤは拳や足に炎を纏わせてパンチや蹴りを繰り出すが、レイはそれを見切っているかのように避けていく。

 

「ほらほら、どうしたのさ。それで終わり?」

 

「舐めんじゃねぇ!」

 

近づいて煽ってくるレイに対し今度はアッパーを繰り出すがこれも簡単に避けられてしまう。ならばと回し蹴り、ミドルキック等の蹴り技を繰り出すがタツヤの攻撃は当たらない。レイは少しだけため息を吐くと、向かってくるタツヤの後ろに回り込んで背中に蹴りを喰らわせる。

 

「うわっ!?」

 

「戦い方が全く変わってない。馬鹿みたいに突っ込んでくるだけって…真面目にやってるの?」

 

「っ…俺は大真面目だ!」

 

あからさまな挑発に乗ってしまったタツヤは余計に動きが大振りになっていく。今まで黙って見ていたエターナルフェニックスはその攻撃に口を挟む。

 

『大振りになっているぞ。冷静さを取り戻せ』

 

「わかっている!!」

 

エターナルフェニックスの言葉にそう返しながらもタツヤは攻撃を大振りのまま続ける。それにレイは対し期待外れだと言いたげな表情になり、再びため息を吐いた。

 

「……やっぱり君はこれからの戦いに参加する資格なんてないよ。…そう言えば前、君は僕らと肩を並べるって言ってたね?」

 

「それが何だってんだよ!」

 

「あの時は答えを言いそびれたけどここで言わせて貰うよ。じゃあ僕らと肩を並べる事は出来やしない。隅っこでガタガタ震えてろ、弱虫」

 

「あ……?俺が弱虫だと?」

 

レイの言葉にタツヤは目を開き攻撃の手を辞めてしまった。その瞬間、タツヤには過去の光景がフラッシュバックした。炎をまともに使えず、弱くイジメられていたあの時を。

 

『炎もまともに使えないのにヒーローみたいなこと言ってるんじゃねぇよ!』

 

『お前なんて火文明の面汚しなんだよ!』

 

『炎をまともに使えない奴なんてここにいないんだよ!この弱虫!』

 

『弱虫!』『弱虫!』『弱虫!』

 

うるさい!うるさい!うるさい!!俺はもうあの時の俺じゃない!弱い俺じゃない!泣いているだけの俺じゃないんだ!!レイ……あの澄ました顔面をぶん殴ってそのまま……!!

 

「…………ぶっ殺してやる!!」

 

その瞬間、炎が吹き上がった。周りの温度が急激に上昇し、スター進化を果たしたタツヤの怒りが燃え上がり頂点に達していたのだ。

 

『凄まじい炎だ……』

 

「はぁ…やっぱりそうなるのか。」

 

怒りの炎に対しエターナルフェニックスは関心する中、レイもスター進化を果たす。レイの体をエンペラー・マルコの持つデータが鎧に変換され、纏わせる。

全ての知識を持つとされる頭脳を手に入れたレイは、電子レーザーを発射すると同時にタツヤに向かっていく。

 

「行くぞゴラァァァ!!」

 

タツヤはを操り、その進行を阻もうとするもレーザーによって炎を消されてしまう。それにはタツヤや見ていたリュウヤも驚いた。

 

「君程度の炎なんてこんなもんなんだよ」

 

レイはそう言いながら標準をタツヤに狙いを定め、電子レーザーを放つ。タツヤは二本の剣で防ぐことが精一杯でレイに攻撃することが出来なかった。

 

「(どうする!どうすればいいんだよ!)」

 

『(やれやれ……汝、あの男に勝ちたいか?)』

 

「(あ?当たり前だ!あいつの澄ました顔面を一発ぶん殴らないと気がすまねぇ!)」

 

エターナルフェニックスに勝ちたいかという問いにそう答えるタツヤ。エターナルフェニックスはその答えを聞くと話を続けた。

 

『(だったら汝の怒りの炎を解き放て)』

 

「(は?どういうことだよ……解き放ったところでまた電子レーザーに消されるんだぞ?)」

 

『(大丈夫だ。汝の極限に溜まった怒りの炎と我の永遠の炎……これを合わせた炎はそう簡単にかき消されない)』

 

エターナルフェニックスの提案に一瞬タツヤは考えるが、すぐに顔を上げニヤリと笑った。どうやらやることは決まったようだ。

 

「(いいぜ……乗ったぜその提案!)」

 

『(ここで倒されてしまっては我も気に食わないからな……あの男の顔面を思い切りぶん殴ってこい)』

 

「おうよ!!」

 

話を終えたタツヤは向かってくるレーザー砲を躱すとそのまま再び炎を操りレイに攻撃をする。しかし、先程と同じくレーザーによって炎を消されてしまう。

 

「チッ!」

 

「どれだけやっても無駄な物は無駄なんだよ」

 

突っ込んでくるタツヤに対してそういうとレイはレーザー砲をタツヤの周りに取り囲ませた。

 

「さっさと決めさせてもらおうかな

 

「しまっ…!」

 

「君の悪いところはそうやって直ぐに熱くなって周りが見えなくなる。ま、今後の課題として受け取ってくれ」

 

「………………お前は計算外が起こることも考えておけよな」

 

「なっ?!」

 

レーザー砲を放とうとした瞬間にタツヤは極限まで溜まった怒りの炎とエターナルフェニックスの永遠の炎が合わさった炎を解き放とうとした瞬間……解き放つことはなくタツヤはレイと同じく空を見た。

 

「なんだ……」

 

「これは……!」

 

『今すぐに戦闘態勢を取れぃ!来るぞ!』

 

『早く構えろ!奴らが来るぞ!』

 

エンペラー・マルコとエターナル・フェニックスがそう叫んだ瞬間…図書館が一瞬にして瓦礫の山と化した。

 

「……え…」

 

「図書館が…!」

 

いきなりのことにブランとリュウヤが驚く中、二人は図書館を破壊した正体を見ると……影は3つあった。その内の2体は、《紫天連結 ネバーシデンド》と《神龍連結 バラデスメタル》。

 

「ガァァァ!」

 

「ゥゥゥ…!」

 

2匹が唸り声と怒号にも似た声を上げるなか、一際存在感を放つディスペクターが二人を見下ろしていた。

 

「おいおい……!」

 

「君は別に呼んでないのにねぇ…!」

 

ー破壊の創造主。正義と不義が相食いで連結された存在。それが聖魔連結王ー

 

《聖魔連結王 ドルファディロム》が、2体の連結ディスペクターを引き連れ襲撃してきたのだ。

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