超次元ゲイムネプテューヌ 王来爆熱物語 作:LEGION ONE
「まさか……こんなに早く来るとは……」
「おいおい……どうするんだよ……」
連結王と連結王が従える2体のディスペクターが図書館の壁をぶち壊し俺たちに襲いかかってきた。バラデスメタルは乾坤圏のような武器を使い予想外なことが起き呆然としているレイに向かって襲いかかる。
「ッ!おい来るぞ!」
「どうすれば……どうすればいいんだ……」
「ああもう!」
避けるように叫ぶが呆然としているレイに届くことはなかった。俺はイラつきながらもレイを担ぎバラデスメタルの攻撃をギリギリで回避する。
「ッ……す、すまないタツヤ」
「たく、さっきも言ったけど予想外なことが起きても冷静になれよな?」
「……まさか君にそれを言われるとは。ここに来る途中に頭でも打ったかい?」
「相変わらずだなお前は。とりあえずアイツらをどうにかして親玉を倒さないとな!」
担いでいたレイを降ろすと背中の翼を広げ、二本の剣を出現させるとそのままバラデスメタルに攻撃しようと突っ込むがネバーシデンドが俺の前にいきなり現れ2対の剣を振りかざした。
「ッ!」
「させないよ!」
しかし、レイのレーザー砲によりネバーシデンドは後退する。しかし、ダメージは全然入っておらず雄叫びをあげていた。
「突っ込む癖を直せって言ったよね?全く……僕やリュウヤがいないと君はダメなんだから」
「へいへい!悪かったな!」
レイの呆れに対し俺はそう返しながら剣を構え再び攻撃を繰り出そうとした時、今度はバラデスメタルが襲ってくる。
「ゴアァァァァ!!」
攻撃が来ると思い防御しようとしたが、バラデスメタルはいきなり吠えた。その声が大地を震わせ、警報をならしている。その直後、光を纏った鎖が俺たちの体の自由を封じた。
「何これ…!?」
「このやろ…!」
バラデスメタルはその巨体と強大なパワーだけで体の自由を奪った二人を追い詰めていく。なんとか自由を取り戻そうとする二人だったが更に其処からネバーシデンドの追撃が迫る。
「辛いねぇ…これは…!」
『紫電…何とも奇っ怪な姿にされおって…!』
「体が…思うように動かねぇ…!」
『くぅ…!』
ネバーシデンドの攻撃により追い詰められていく。何とか動こうとするタツヤとレイだが体の自由を封じられており攻撃することも出来なかった。しかし、そんなことお構い無しにバラデスメタルは容赦のない攻撃を仕掛けてくる。
「でやぁぁぁぁ!!!」
そこにスター進化したリュウヤが突撃してくる。顔面に拳を打ち付けて、数ミリだけ動かすも勢いは止まらない。だが其処にネバーシデンドが現れて、リュウヤを地へと叩きつけた。
「ガッ!」
「リュウヤ!」
リュウヤの攻撃により体の自由が戻った二人は距離を離し地面に叩きつけられたリュウヤの元に駆け寄る。今まで戦ってきたのとは訳が違う。強さの次元が違うのだ……。
「連結王に辿り着く前に倒されちゃたまんねぇぞ…!」
「でもどうすんだよ!」
「目くじらたてないでくれないかな?…って、言いたいけど今回は君の意見をそのまま使わせてもらおうかな。」
「こんな時でも相変わらずだなお前らは……!」
マジでどうする……一か八かアレをしてみるか?いや、こんな状況で未完成の技をしても状況が悪化するだけだ!だったらどうすればいいんだ……!
この絶望的な状況をどう打開するか考えるタツヤだったが後ろに大量のディスタスが迫っていたことに気づくことが遅れてしまった。
「しまっ…!!?」
「畜生!離れろ!」
リュウヤとタツヤはなだれ込むディスタスを引き剥がす。だが、数が多い上に次から次へとやって来る。
「ッ!まずい!」
2体のディスペクターの後ろで連結王は何かのエネルギーをチャージしている。それを誰よりも早く感知したレイは、電子レーザーを展開して回りのディスタスを消し炭にして行く。無論、二人のディスタスもだ。だが…もう遅い。
「ッ!」
ドルファディロムから聖と魔の2つの力を混ぜたエネルギー砲を発射する。これはドルファディロムの必殺技、ドルファディロム砲だ。
発射されたドルファディロム砲は三人を軽々と飲み込む程に大きく、当たれば死を覚悟する程の力。
「なっ!」
「ガッ!?」
「グッ!」
ドルファディロム砲は三人を飲み込みディスタスごと吹っ飛ばした。三人は声を上げる暇もなく三人の鎧は引き剥がされスター進化を解除されてしまい地面に倒れてしまう。
「(マジかよ……これが連結王の力……5体の王の力……こんなのどうやって勝てば……いいんだ……よ)」
圧倒的力、絶望的状況を前にタツヤは立ち上がろうとする力も出ず、そのまま意識を失ってしまった。