アニメキャラを呼び出して戦わせるマスターに選ばれた件revival   作:100¥ライター

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2話 平穏を守る者

吉良吉影。33歳独身。仕事は真面目でそつなくこなすが、今一つ情熱に欠ける男。…ここまでだったら良かったんだがな。

 

殺人鬼吉良吉影。女の手に対して異常なフェチシズムを抱いており、今まで何人もの手の綺麗な女性を手にかけてきたとんでもない男だ。早めに倒さなきゃまずいことになる。

 

『国近、マーク。奴を逃す訳にはいかねぇ』

 

 

ワールドトリガーの国近柚宇の特権ルール

・戦闘時、一切の物理的干渉が出来なくなるオペレーターフィールドに送り込まれる。

・マスターとマスターが契約した天使、アニメキャラに対して自由に通信が可能。

・あらゆる精神的干渉を無効にし、状態異常にならない。

・マスター用のトリガーを1つ用意する事が出来る。

 

 

『はいよー、スタンドパワーも基本は探れるから不審な動きがあったらすぐ伝えるね』

 

 

「そうか、君も始末しなければいけないようだね…『キラークイーン!』」

 

 

さっき握った小石を爆弾に変えたってわけね。だが、俺の知る限り…

 

 

「カバームーブ!!」

 

 

「甘い!」

 

 

やはり触れた瞬間爆破した様をみると接触型の爆弾か。やはり想定内。ならば…

 

 

「きゃっ!」

 

 

「メイプル!!」

 

 

「ふふ、少しばかりやりすぎてしまったかな…手がくずれてないと良いが…」

 

 

 

「うわっ、びっくりした…」

 

 

メイプルに傷が付くことなどあり得ない。彼女には爆発攻撃に対して極端な耐性がある。爆弾喰らい(ボムイーター)。爆破属性のダメージを常に半分カット。メイプルの凄まじい防御力と併用すれば傷なんて付く通りもない。おまけに今回は失敗したが、最初の攻撃10回には盾のスキル『悪食』が働き、その攻撃を魔力に変換可能。吉良吉影は爆破以外の攻撃手段がほぼ無い。例え悪食無しでも100負けない。

 

 

「何ッ!?…しかし、焦ることはない!!空気弾!」

 

 

キラークイーンと猫草のコンボ技か。だが、メイプルには

 

 

「…君に攻撃が通らなくてもマスターは違うだろう?」

 

 

「身注ぐ慈愛!」

 

 

…攻撃が効かないと悟った瞬間にメイプルではなく、俺を狙うのも想定済み。

 

 

「メイプルはこの状態であれば常に俺への攻撃を肩代わりする」

 

 

「貴様ッ!」

 

 

吉良吉影のラッシュ攻撃か。爆破攻撃が効かないと見て、物理攻撃で来たんだろうけど…今は悪食の回数を減らされるとキツい。おまけにあの突き1回で吸えるMPなどたかが知れてる。早めに突っ込む!

 

 

「パラライズシャウト!毒竜(ヒドラ)!」

 

 

剣の納刀がトリガーとなる麻痺攻撃からの毒の波状攻撃。これが耐えられるはずもあるまい。

 

 

「ぐおぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

「やったぁ!勝ったよ!!」

 

 

「…いや、まだ油断ならん」

 

 

「っ、痛い…身体が思うように動かない上にこの毒に蝕まれる感覚…最悪だよ…まさか一番最初に君みたいなやつに遭遇するなんてね…」

 

 

「第三の爆弾…これを君に仕掛けて爆破し—」

 

 

「…な、何故バイツァ・ダストが発動しない!?」

 

 

「悪いな。…すまんけど俺は第三の爆弾にはなれねぇ。普通の人間は前回でもうやめてんだわ」

 

 

 

「…このクソカス共がぁぁぁぁ!!」

 

 

吉良吉影が跡形もなく霧散する。今は1キャラしか取れないのならルールの裏を突く特権ルールが無い限りは退場確定だろう。記憶の消えたマスターや担当天使を確認出来ないことは気がかりだが…悪食を削られたメイプルに万が一があっても困る。もし何かしらがあり、次戦うのなら機動力を手に入れてからだな。

 

 

「やった!今度こそ私達の勝利だよ!」

 

 

「確かに吉良吉影はいなくなったが…」

 

 

今メイプルの指揮をあえて下げるほど野暮では無い。一旦は俺の内に秘めておこう。

 

 

『その通りだよ、マスター!今急接近するのは2人!』

 

 

「ぽぽろん!見えるか?」

 

 

「一人?は…随分と大きくて黄色くて丸っこいの!一人は…黒い人間?は!?空中で消えたんだけど!」

 

 

まず一人目は…あのデカさに周りに浮かんでいるカラフルな宝石。そして…

 

 

「ジャネンバジャネンバ〜!!」

 

 

『あの知性の欠片も無い感じ…ジャネンバか。ジャネンバはワープゲートを使う!気を常に警戒!俺はワンパンで殺される!無理に退場させる必要は無い!今は生き延びるのが最優先だ!』

 

 

ジャネンバがいるけどもあの世の秩序が崩壊しているようには見えない事がまだ救い…なのだろうか。…それにしてもあんな制御不能の悪魔のマスターになった人間は少し気の毒だ。

 

 

『任せて〜!メイプルちゃんは常にハヤト君の側を離れないようにね〜!』

 

 

「下だ!」

 

 

「っ!」

 

 

早速容赦のないワームホール攻撃か。多段攻撃でエグいことしてきやがる…

 

 

「左!上!右!!」

 

 

メイプルがダメージを全て肩代わりしてくれてはいるし、あのジャネンバの攻撃すらメイプルの体力の1割すら削りはしないが…やはり俺を守る動きをしている。本当は他のスキルも上手く使えば問題なく…と言ってはアレだが、俺に配慮しなければ少なくとも負ける事はないはず。

 

 

「ジャネンバジャネンバジャネンバ〜!」

 

 

全く、ジャネンバめ…命かけてる戦いだってのにお気楽なもんだな。

 

 

「悪食は?」

 

 

「あと2回!」

 

 

吉良吉影のラッシュとジャネンバの攻撃で多少回数を使ったか。大盾で吸収する攻撃は選べんのが弱点だな。

 

 

「オーケーだ。まだいけるな」

 

 

「うん!」

 

 

「ジャネンバジャネンバ〜!」

 

 

今度はあいつが浮かせている宝石でメイプルを拘束しにかかったか。

 

 

カバームーブの進路が絶たれている上にこのままじゃ身注ぐ慈愛の射程からも離されてしまう。

 

 

『国近、あと何分だ?』

 

 

『あと10分と25秒!』

 

 

「あっちも第二形態を切っていない。ならば…」

 

 

「はよ出せやこのカス野郎がぁ!!」

 

 

「…!!」

 

 

周りの宝石が割れ、ジャネンバが一瞬怯んだ…何でだ…?いや、そうだ。あいつは形態が変わろうが、悪口には弱い!事実パイクーハンの悪口攻撃により結界は破られたし、ジャネンバ自体にも攻撃は効いていた!!

 

 

「メイプル!あいつには悪口がよく効く!…何かないか!?」

 

 

『えっ、急にそんな事言われても…えっと、えっと…このおたんこなす〜!あんぽんた〜ん!』

 

 

…お、おう。…まぁ、割れて出られたから良しとしよう。よし!こっから逆転を…

 

 

「…キヒヒヒヒ!ヒャハハハハハ!!」

 

 

最悪だな。…あいつはもう本気でぶち飛ばしてくるつもりってことね。

 

 

「…第二形態は油断せずに物理攻撃のみで攻撃するんだ!」

 

 

『了解!』

 

 

メイプルと距離を詰め、防御耐性は完璧。そう思ってはいたが…

 

 

「しまった!」

 

 

ジャネンバに身体を拘束されて、口からエネルギー弾!?まずい、このままじゃ…

 

 

「何やってやがんだ、てめぇ!」

 

 

その手に握る刀でジャネンバを斬り裂いたその男は黒い装束を着ており、正に死神とでも言わんばかりだ。そしてあとはその夜中でも目立つオレンジの髪とまで来れば該当者は1人しかいないだろう。

 

 

「…キキ?」

 

 

まぁ、切り裂いたと言ってもあいつは身体を分解して上手く回避したようだがな。

 

 

「お、お前は…」

 

 

「よう、大丈夫か?お前」

 

 

「…すまない、助かったぞ。一護」

 

 

「あわわわわ!飛んでる!?」

 

 

一護が抱えている一人の黒髪ショートの少女が見たところマスターか。隠すよりかはまぁ、安全よな。

 

 

「…俺が片付けてやるからこいつ預かってくれねぇか?まだ自分の置かれた状況すらも理解出来てねぇみたいでな」

 

 

「お、おう…」

 

 

気絶…しているのか?全く、この状況でよく気絶出来るよな…

 

 

「とりあえずメイプルはジャネンバを警戒してくれ。他は国近達に任せる。俺はこいつだ」

 

 

「一護!月牙天衝を打つタイミングは明確に隙が出来てから!それ以外は打つな!」

 

 

「あ!?どういう…何!?月牙天衝を吸収した…?」

 

 

「吸収じゃない!後ろだ、一護!」

 

 

「…そういうことかよ!」

 

 

「あいつがその気なら…俺も一気にケリをつけさせてもらうぜ」

 

 

一護の風貌や斬月の見た目から薄々勘付いてはいたが、やはりあいつ虚化まで出して本気出してきやがったな。

 

 

「すぐに片を付けてやる。サポート頼む!」

 

 

「ヒャハハハ!!」

 

 

 

 

こちらのサポート込みとはいえ、ジャネンバの奴を一蹴してしまうとは。やはり能力自体はかなり引き上がっているな。原作の敵が強すぎたからあんま強く見えなかっただけか。

 

 

「なぁ、あんた。その落ちつきぶりからして経験者だろう?こいつにこの状況を説明してやってくれよ。俺達がマスターに何言っても理解してくれねぇんだ」

 

 

「こ、これは夢…夢に違いない…目を覚ませば…」

 

 

「おい、夢じゃないだろ。現実見ろ。ほれ」

 

 

今のままでは話にすらならなそうな雰囲気なのでマスターの頬を思い切りつねる。

 

 

「いはい、いはい!分かった!分かったから!」

 

 

「じゃあ、とりあえずそっちも頭脳枠と神様出して、マスター証明証見せてから話を進めさせてくれ」

 

 

マスター証明証は原則偽装不可。確認が出来ればまず確実な証明になる。逆に言えば確認が無ければ幻術や影武者を常に疑わなければいつか痛い目を見る恐れがある。

 

 

「やっほー、お久しぶりかな?津島隼人君」

 

 

「やれやれ、抜け目ない小僧じゃのう」

 

 

頭脳枠は斉木楠雄のΨ難の斉木空助、神々枠はドラゴンボールの老界王神ってわけね。

 

 

「隼人君、早いところあの猿マスターにでも分かるような説明をしてあげてくれないかな?」

 

 

「…言い過ぎだぞ、自分のマスターなのに…まぁ、構わない。正式なマスターである事を確認させろ」

 

 

マスター証明証

マスター 【桐生心美】

担当者   老界王神《ドラゴンボール》

頭脳キャラ 斉木空助《斉木楠雄のΨ難》

戦闘キャラ 

・黒崎一護《BLEACH》

 

 

マスター証明証

マスター 【津島隼人】

担当者   ぽぽろん《邪神ちゃんドロップキック》

頭脳キャラ 国近柚宇《ワールドトリガー》

戦闘キャラ

・メイプル《痛いのは嫌なので防御力に極振りしようと思います》

 

「オーケー。確認出来た。マスターが何なのか手取り足取り話してやるよ。必要な事をかいつまんでな」

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