Sideアルメール
「出来た!…」
親友であるアルダンさんと予想外の再会を果たした私は己と彼女の為のガンプラ制作に精を出していた。
「お?出来上がったのか!ってアスクレプオスが二機…」
様子を見に来たシーガさんが完成させたガンプラを目にして目を丸くする。
「レースもガンプラバトルも共に並んでやりたいですから…」
「そっか、なら最初はこれに出場する事を薦めようか!丁度直近で気軽な良さげなのがあったからな」
「これは…」
シーガさんは私の言い分に納得しあるチラシを見せてくる。
「「女性限定ショップバトル」ですか…良いですね!」
「まあ今回は君は観戦するだけの方が良いかもな…」
「あ…」
私は早速アルダンさんに出場を打診し彼女の操縦訓練に買って出たのだった。
そして、大会当日…Sideアルダン
「アルダンさん大丈夫ですか?」
「ええ、私とてもわくわくしていますよ!」
「それならよかった」
メジロアルダンです、一番の級友との再会を果たし私もがんぷらばとるの世界に足を踏み入れる事を決意致しました。
「では私もエントリーをしにいって参りますね…ってあら?」
お店の受付に行くと其処は既に大勢の大会参加者らの列が出来ていた。
其処でふと私は気が付いて驚いた…見知った顔が数人参列していたからだ。
「貴方方は!…」
「んー?…」
「あ!…」
「!メジロアルダン、貴方もこの大会にエントリーを?」
「そうですよ」
そこに居たのは同じウマ娘であるアストンマーチャンさんにミホノブルボンさん、そしてネオユニヴァースさんだった。
「私はマスターからのオーダーもありましたので馳せ参じました」
「ん…キラキラなエントロピー…」
「ふふふ~、マーチャンはトレーナーさんが制作してくれたこのマーチャンガイさんで目立っていくのですよ~!」
「まあ、可愛らしいガンプラですね!」
どうやら皆それぞれ理由があって参加を決めたようだった。
その中でマーチャンさんが自身のガンプラを見せてきた。
私ははじめたてなのでガンプラの種類は分からない物が多いのだが完成度が高い事だけは確かで可愛らしかった。
これはおいそれと負けられなくなりましたね…そして遂に初戦が開始される。
「ではメジロアルダン、ガンダムアスクレプオスアルダートロンで参りますわ!」
親友が作り託してくれたガンプラでバトルフィールドへと躍り出た。
「!それくらいなら!…」
息をつく間もなくすぐに攻撃が飛んできたが私は慌てず回避する。
「『流石はウマ娘…このくらいじゃあ堕とせないか~』」
お相手の方は確か…ノーベルガンダムですね…セーラー服のガンダムでマチカネフクキタルさんとかがご覧になったら拝みそうですね。
「『だったらとっとと片を付けてやる!うあああああー!』」
そう言って相手のガンプラは赤くなったかと思うと右手を構えながら突っ込んできた。
「『ゴォォッドフィンガァァァー!』」
「アルダートハング!」
対する私はアルダートハングを繰り出して受け止めた。
「『そんな!?…私のノーベルのゴッドフィンガーを正面から、それも片手で受け止め切ったの!?…バーサーカーシステムだって使っているのよ!?…』」
相手のノーベルは簡単に受け止められた事に驚愕していた。
「私の親友が作り託されたガンプラなのです!そう簡単に敗北する訳にはいきません!」
私はアルダートロンのハングを戻しながら前進させてノーベルガンダムにへと迫る。
「『しまっ!?…』」
「これで決めます!」
私はアルダートロンの空いている片手のハングで渾身の一撃を叩き込む。
慌てて回避を試みるも彼女の右腕に絡みついているハングを振り解けておらずそれも出来ない。
ハングの一撃をモロに受けたノーベルのボディは貫かれて爆散した。
<WINNER、メジロアルダン!>
勝者のコールが鳴り渡り初戦を無事に突破出来たのだった。
オマケミニストーリー③「チヨノオー、ガンダムを知る」
「チヨノオーさん!あの子の詳細が分かりましたあ!」
「本当ですか!?」
「…のはよかったんですがねえ…」
「え?…」
あの黒い機械のワンコ、ガイアちゃんの経緯が分かったと報告してきたデジタルさんでしたが重い口を開きました。
「そんな酷い!…」
「全くですねえ…」
どうやら問い合わせて経緯は分かったもののこの子はプレゼント目的で買われたようだがその相手が気に入ってくれずにそのまま購入者に置き去りにされてしまったようなのだ。
それが巡り廻って学園に彷徨いこんできたみたいだ。
それなら心置きなくこの子と一緒に居れると思った私はデジタルさんにお願いしてみた。
「デジタルさん!」
「ひょえ!?」
「デジタルさんにそのがんだむの事教えて欲しいんです!」
「そういう事ならば!」
かくして私はがんだむの事を勉強するのだった。