白銀の少女は鋼の粒子世界を翔ける   作:カオスサイン

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少女達のデビューバトル!PARTⅤ

Sideアルメール

「こいつぁ番狂わせだな…」

「アルダン…」

決勝への駒を進めたのはアルダンとミホノブルボンさんだった。

だけど正直この展開は予想し得ていなかったのだ。

何故なら…

「ネオユニヴァースさんは私と同じくプラフスキー粒子が視えるファイターなのは間違い無いです…でもブルボンさん、いや彼女のトレーナーさんはそれを見越して逆手に取った…」

「それでなくてもトランザムは非常に厄介だな…しかもダブルオー系譜機と同じく量子化が可能なようだから猶更にな…やはり手っ取り早く倒すのがセオリーだが…」

「それは簡単にはさせてもらえないでしょうね…粒子をあそこまで逆手に取れる戦い方が出来るブルボンさんに小手先の戦い方ではまず通用しないと思います」

正直アルダンさんが何処迄ブルボンさんに食らいつけるかが肝になる。

「およよ?今日ってこのショップ、バトル大会があったんですね~ってひょええええ!?何かウマ娘ちゃんの参加が多いー!」

「デジタルさんお会計が終わり…え?…あ、アルダンさん!?なんで此処に!?…」

「わうー?」

私達の心配をよそに後ろからとある二人のウマ娘がやって来て驚いていた。

その内の一人がいくつかガンプラの箱を抱えていたので今日の大会の事を知らずに購入しに訪れていたのだろう。

そのすぐ後ろに黒い犬型のロボットも居た。

アレって確か最近発売されたというペットロボットだ。

それより…

「貴方、アルダンの…」

「あ、はいサクラチヨノオーです!こっちはアグネスデジタルさんで、この子はガイアちゃんです!えっともしかして貴方がアルダンさんが話していた…」

「ええ、ヴァイスアルメールと申します」

互いに自己紹介する。

「やっぱり!…それでどうしてアルダンさんまでもが出場ているんですか?!」

「彼女が始めたからですよ」

「もー!アルダンさんったら教えてくれてもよかったのにー!…」

チヨノオーさんはアルダンがガンプラバトルを既に始めていた事に関して愚痴を言っていた。

「あ、もうすぐ始まるようですよ」

「こ、これは是非共観戦せねば~!」

「わ、私も!…」

チヨノオーさん達とそうこう話している内に決勝戦が開始された。

 

Sideアルダン

「貴方がお相手ですか…!全力で挑ませて頂きますよ!」

「『それは此方の台詞です。マスターからの最終オーダープランを果たさせて頂きます!』」

初手はブルボンさんのルブリスウルがガトリングを放ってくる。

対して私はアルダートロンのビームトライデントを回転させて防御する。

「『これを防ぎ切りますか…!ならばこれならばどうです?!ファイア!』」

「え!?…」

ウルが背部のブースター下部を此方に向けて其処からビームを撃ってきた。

これは防ぎ切れないと感じた私は慌てて回避する。

「真逆そんなギミックまで…」

「『回避しましたか…ですが!』」

すぐにウルはビームサーベルを抜刀し此方に斬りかかってくる。

「そう来ると予想していました!」

「『!』」

アルダートロンのドラグハングで白刃取りして抑える。

「『ユニットビームキャノンのCTを見抜いていましたか…ですがその状態でもう一撃受け切れますか?!』」

「!…えい!」

「『なっ!?…』」

ブルボンさんはアルダートロンが隙だらけだと見たようだが私は脚部を伸縮させてウルを蹴り上げた。

私が繰り出したキックによってサーベルを落としたウルは再びガトリングを撃ってくるが私も再度トライデントを素早く取り出して防御しながら接近した。

「『トランザムッ!!…』」

「うっ!?…」

ウルが紅く輝きトライデントが空振りに終わる。

その隙を突いて量子化したウルがアルダートロンのバックパックを撃ち抜いた。

「『ラストフェイズとさせて頂きます!』」

「まだ終わらせません!」

「『その攻撃は無駄な事ですよ』」

アルダートロンのバルカンを放ってウルを牽制する。

がすぐに量子化されてしまう。

だが私はほくそ笑んだ。

「それは貴方の方ですよブルボンさん?」

「『?…こ、これは!?…』」

私の言葉にブルボンさんは首を傾げたがすぐに異変に気が付く。

量子化が解除されたウルのバックパックの片側にはトライデントが突き刺さっていたからだ。

「『い、何時の間に!?…』」

「貴方が量子化させた一瞬の隙に投擲させて頂きましたよ!」

そう私はウルが掻き消えた瞬間を狙って再びウルが出現するであろうおよその地点を予測して投擲したのだ。

「『機体出力急速に低下…!トランザムの安定維持不能…くっ!?…真逆まんまと誘い込まれたというのですか…』」

片方のGNドライヴが破壊された事でGN粒子の安定供給が行えずにウルのトランザムは解除される。

「『で、ですがまだ勝負はついていない!』」

「受けて立ちましょう!アルダートロンハング+レッグ!!」

ウルはデッドウェイトにしかならなくなったバックパックを急いで切り離してからビームサーベルを構えて急速突撃してきた。

対して私はハングとレッグの同時攻撃を繰り出して応戦する。

「はああああー!」

「『くうっ!?やはりサーベルの出力も安定せず…申し訳ありませんマスター…』」

ウルのビームサーベルを難無く突破しアルダートロンの攻撃が遂にウルを捉え貫いた。

そして私の優勝が確定したのだった。

 

 

 

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