旅館にて PARTⅠ
Sideアルメール
地区ブロック予選大会の優勝の副賞として貰えていた旅行券を使って私達はとある旅館を訪れて羽休めしていた。
人数制限等は特に設けられていなかったのでアルダンや先日の限定バトルで出会ったサクラチヨノオーさん、アグネスデジタルさんもお誘いした。
ネオユニヴァースさんやミホノブルボンさん、アストンマーチャンさんに関しては直近の予定が詰まっていたようなので残念ながら来れなかったようだが。
「だからよお、とっとと此処の土地を空け渡してくれってんだよ!」
「どんなにお金を積まれても此処を売る気は微塵もありませんってば!何度も来られて大変迷惑なんですよこっちは!」
旅館の女将さんと女性従業員さんが大男とその取り巻きの男達に囲まれて口論になっていた。
「典型的な地上げ屋連中か…そんな姑息な事やって下らないモン作ろうってか?
それやられる方が土地の無駄使いだろ」
「あァン?!関係無い奴は引っ込んでいろよ!」
「いや俺ら此処の客だし面倒事起こされて黙っていられる訳無いだろ…」
「そうですそうです!アンタ等ミサキちゃんと女将さんを困らせるなや!」
「ぐう!?…」
シーガさんが仲裁に入る。
男達は彼を睨みつけるが彼とこの旅館で出会った別ブロックの優勝者のヤサカ・マオさんに反論されて押し黙った。
「よくもそこまで落ちぶれたものだな…のう、<灼熱のタツ>よ…」
「ら、ラル大尉!?何故この様な所に…」
またも別ブロックの優勝者である謎のガンプラファイターのレイジさんとその補佐ビルダーであるイオリ・セイさんの後ろに居たおじ様が地上げ屋のリーダー格の男、タツさんにそう言い放った。
どうやら彼等は知り合いみたいだ。
「この子らの付き添いじゃ、それにしても地上げなどやろうとは何のつもりなのかな?」
「大尉には関係ございませんよ…」
ラルと呼ばれたおじ様がタツさんに問いかけるが彼は答えるつもりがないらしい。
「そういう訳にはいかぬよ…そうだここは一つ提案しよう!
幸い此処にもバトルシステムは設置されておる。
お前達とこの子らでガンプラバトルをしようではないか」
おじ様がそんな事を言ってくる。
アレ?私達も何時の間にか巻き込まれている?…。
「何?…俺らがこんなガキ共と?ははは!」
それを聞いたタツさん達は盛大に笑い声を上げている。
「何を笑っておる、彼等は今年の世界大会に名乗りを上げられているファイター達だぞ?
舐めてかかったら痛い目を見るぞ、それにウマ娘のファイターだっている」
「へえ…なんならそのバトル受けて立とうではないか!一旦戻って準備してくるから待っとけ!」
どうやら私達も彼等とバトルする事になりそうだ。
タツの取り巻きファイター募集!(ほぼ踏み台になりますが)
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