Sideアルダン
「大きい…!」
私達がアルメールさん達のバトルを観戦していると突然巨大なガンプラが現れてフィールドは混乱していた。
「『ちょ、ちょっとPPSEの会長さーんこれは一体どういう?…え?サプライズ!?
でも今のバトル形式はって…えルール変更するって!?そんな事を急に!?ってあ、ちょっと!?』」
バトル司会者さんにも予想外の出来事だったようで困惑を隠せていなかった。
>これは不味いかもしれないな…
「え?」
それを目にした私のトレーナーさんがそう呟いた。
「そうですよ!ザクの方はバトルシステムに組み込まれている只のAIモデルボス…ですがあっちの二機のガンダムは相当に作り込まれています!
半端にかかったら逆に撃墜されてしまう可能性が…」
デジタルさんもそう力説してくる。
「で、でももうすぐタイムリミットですよね?それ迄逃げ切れれば…」
「さっきルール変更がどうとかって聞こえましたよね…そこん所どうなんですか司会者さん?」
チヨノオーさんがそう言うがデジタルさんにすぐにそう否定された。
そして司会者さんの返答は…
「『非っ常に!誠にファイターの皆様には申し訳有りませんがここでルール変更がされました…メガサイズガンプラを全て撃墜せよとの事です』」
「そんな!?…」
>PPSEは一体何を考えているんだ!?ここにきてメガサイズ投入所かレイドボス討伐にルール変更するだなんて…余力がほとんど残っていないであろう彼女達では対応し切れないぞ…
司会者さんの言葉に私達は言葉を失った。
「アルメールさん、皆さん…」
「これどうなっちゃうんですか…」
「こうなったら!…」
>やめろデジタル!
「でも!…あんな横暴な事いくら主催者だからって許されて良い訳が…!」
>落ち着くんだ!此処でお前達が出ていった所で彼女達が否応にも失格扱いされてしまうだけなんだぞ
「う…」
我慢の限界を迎えたデジタルさんがおもわずガンプラを持って乱入しようとすると彼女のトレーナーさんに必死に止められていた。
私達は彼女達を信じて事の成り行きを只見守るしか出来ないのだ…。
Sideアルメール
「『あのガンプラは!…間違い無いです!お師匠が作った武者サイコガンダムと武者サイコMKーⅡ…!』」
「『それってガンプラ心行流の珍庵氏作のか!?どうしてそんなガンプラが今この場にあるんだ!?』」
マオさんがメガサイズガンプラのガンダム二機の正体に行き着いた。
「『そういえば先日ガンプラが盗まれた言うてはりました!…考えたくはありまへんが…』」
「『おいいいー!?そんな大事な事先に言えよお!?』」
「『PPSEはガンプラマフィアと関わりがある可能性が…あっちのザクは明らかにビルドストライクを狙っている様な動きをしているしな…となるとあの武者サイコガンダム達は完全にこっちの足止めが狙いなのか!?』」
「一体何の為に?…」
私達は突然のルール変更を告げられ混乱していた。
今迄の戦闘でガンプラのコンディションもあまりよろしくない状態であのガンプラの相手をするのは正直厳しいでしょう…ですが!…
「こんな所で諦めたくなどありません!」
「『アルメールさん…ああそうだよな!』」
「『ったくしょうがねえなあ…!やれるとこまでやってやるよお!』」
私が諦めない意思を見せると他の皆さんも戦意を震わせていた。
「『それじゃあ、三手に別れはりましょう!
ワイとフェリーニはんがレイジはんの援護に回ってザクを相手取ります!』」
「『じゃあ、アルメールさんとアリサちゃんはあっちの武者サイコの相手を頼む!
MKーⅡの方は俺が相手取る!』」
「『分かった…!』」
「お一人で大丈夫なのですか?」
「『一人じゃないさ…ほら!』」
シーガさんがそう言った途端、何処からともなく武者サイコMK-Ⅱに向かって攻撃が飛んできた。
「『どうやら間に合ったようだね』」
「『ザクだけなら静観しているつもりだったのだがな…ルール変更も相まって無視する訳にはいかなくなったのでな!
我々はカナメ氏と共にMKーⅡを相手取らせてもらおう!』」
上空には藍色のケンプファーとブルーカラーのガンダムマックスターが居た。
「ミシヒトさんにタツヤさん!」
彼等が駆けつけてきてくれたのならやれる!
「『私の方でもフーくんに救援通信入れておいた!…』」
どうやらアリサさんも同伴のファイターに救援を頼んだようだ。
「『では皆かかれー!』」
「「『おう!』」」
それぞれメガサイズガンプラ討伐に動き出していったのだった。