奇数の話は小説家の小説です
偶数の話は売れない小説家本人です
宜しくお願いします
僕が住んでいる街は無職で金が無い人の集まりなんだ。この街には強い人も居ない。だから僕も弱くて当然。そのためこの街には危険かと言えばそうではない。
この街の人の9割が肉なんて食べた事がないし魚や野菜も食べた事がないが、飯を食べなくても何不自由なく生活を送っている。僕たちは食べ物は必要ないからだ。その代わりに圧倒的に他の町の人より弱い弱点がある。
ただ僕達の街の人は飯を食べなくても何不自由なく生活を送っている。僕たちは食べ物は必要ないからだ。その代わりに圧倒的に他の町の人より弱い弱点がある。
そして僕達には武器がなく、町の外にいる魔物とバトルはしない。
僕らはマイナスレベル99の最弱な人間だ。どの魔物や他の町の人にも勝てない最弱な体だ。
マラソン大会など意味はなく努力してもほぼ全員僅差で歩いてゴールする。そして一度勝った人間は勝てない呪いがある。マラソンで体力を失った人を運ぶ人はいない。
嫌そんな力持ちは存在しないのだから。
居ない時点で、それで死んでしまう事すらあり得る。僕らは、先程も言ったが弱く最弱だ。そんな僕らの救いはない。
マラソンの距離は一キロくらいで、ゴールするのに一時間もかかる。
実は今からなんと僕は地獄のマラソンを走らないといけない。それも参加者は、二人だけ。勝てる確率は高い。予定だともう10人いたけど悪いウィルスに感染したとかなんとかで休んだ。
完全に仮病である。何故なら彼ら以外ウィルスなどにかかった人は居ないからだ。
少しハイペースでいきなりマラソンの話にしてしまって申し訳ない。もう時間がないんだ。
「今スタートしました。良いスタートです。」
ふうなんとか良いスタートだった。ここからが問題だ。僕にはあいにく作戦はない。そのままぶっ倒れるまで先頭として加速するまで。
「おおっとこれは凄い。レコード更新出来るかもしれない走りだ」
え嘘でしょう顔がにやけてしまう。ダメ集中しないと。僕の靴はボロボロだから転びやすい。
良いペースだ。このままなら100メートルを6分で通過出来るかもしれない。
「ここでアクシデントか後ろの牛一くんが転んだ。怪我をしたぞ。助けてあげたいがそんな力俺達に持っていない。頑張れ立ち上がれ」
くく助けないといけないか?チラッと後ろにいる牛一くんを見ると直ぐ近くに居た。えええどうなっているのだ。
「忘れたか。この実況は僕のパパだと。だから嘘ついてでも勝たせたいのさ」
公平で有名な人が子供のために嘘ついた。そんな馬鹿な事あり得るのか。
「カカ頂きだぜ。急いでゴールしてやるぜ」
待てくく 「ハァハァ、」 くそ、スピードダーンしてペースが乱れた。ちっくしょう始めてのレース負けたくない。
勝って何がしたいんだっけ。そうだ優勝したらお肉が食えるんだよ。お肉が食べられる人は、1年に5人のみだ。簡単にお肉を食べれるから参加したんだ。
だが僕は食べたいがおじいちゃんにあげる。明日おじいちゃんの誕生日だから渡したいから頑張る。だから負けない。大丈夫彼だって、きっとバテル。
チャンスを伺って絶対その機会を逃すな。逃したら負ける。僕らのほぼレベルに差はないのだから。
……どれだけ走っただろうか。その機会がない。もう僕の限界が近づいているけど機会はないのか。そのまま歩いてしまう感じ。少し離されている。歩いたら負けは確実だと分かる。
まだだ粘る。絶対チャンスがある。ここでカーブをしたらどんな景色が待っているのだろうか?相手の勝ち確定演出だろうか。そしてもう少しで曲がりきれる。今コーナーを曲がり終えた。
ここから300メートルの直線
「頑張れ牛一」 「頑張るんだ牛一」 「キャアカッコいい牛一君」
僕は誰にも応援されない。僕のためではなくおじいちゃんだ。応援されようが僕は負けたくない。
後一歩でも速く牛一の馬鹿にまで届け。もうあいつは最低だ。これが逆ギレだと言うのも分かる。だけど気に入らない。勝つために走れ。
「牛一くん歩いても勝てるよ」
そう神崎さんが言った途端マジで歩きやがった。ニッコリと俺の方を見るがキレている。
神崎さん真剣勝負に邪魔するんじゃねぇよ。
俺も歩いたからこれで対等の関係。ここから抜く事は無くそのままリードはキープして、再び俺らは走り出す。
両者負けたくない気持ちがぶつかる気がした。
……だが遂にスタミナ切れ寸前まで追い込まれた。牛一君は恐れているのか歩き始める。だったらスタミナ切れでも勝てるチャンス。まだ希望や夢も捨てていない俺は走り続けて抜かす。
……抜かした牛一君は悔しそうな顔をして泣きそうだ。
そりゃあそうだ転んで大怪我したら立ち上がらせる力はない。死んでしまうかもしれないのだ。
だが俺は夢を捨てられ無いから死ぬ覚悟を持って走る。
「カッコいいな。
「ああ任せろ絶対僕が勝つ」
俺は諦めそうになる事なく走る。あと少しだ。もうなんの音も聞こえない。ただ俺がワクワクしてる気持ちだけあればいい。俺は、一人じゃない。あのいやで最低な牛一君が支えてくれたのだから。
絶対俺がレコードタイムでゴールする。
見えた。ゴールは近くにある。あもう涙がとまらない。
「さぁ来た来た。なんと先頭春、勢いは凄い。さぁ50メートルのキツイ坂がある。此処を登って下ればゴールだ。さぁ登った。勢いは止まらず問題なし、……さぁ登れ、……登りきれ。これが勢いの王様の走り。もうレベルが違う。この街に再び奇跡が起きた。100年ぶりの新しい王様此処に復活して今ゴール」
やっぱりさ怖かったよ。死ぬかもしれないから、でも無事ゴール出来たよやったー〜
それより100年振りの王様なんか勘違いされていない。僕王様なんてなれないよ。ほら信頼されていないし。もう意味分からないよ。
続くかも?