転生したら原作前だったので好き勝手やって覇権国家になってやる   作:阿鬼羅

16 / 50
導火線に火はついた

四季島帝國宇宙海軍第1輸送戦隊旗艦護衛艦弦月艦橋

 

「物資投下コースに乗った」

 

艦長「投下用意、マチャース司令よろしいですかな?」

 

カレン・マチャース大佐「構いません、全艦投下!」(これでこの隊だけでも3回目、切りがない。6個輸送戦隊を総動員しても物資は足りない、いつまで続くというのよ…いくらルナツーやコロニーに物資があるからと言って、このままでは………)

 

ユニウスセブン落下から3日地球各地には四季島帝國宇宙海軍による物資の空間投下が行われていた、しかし標準型輸送艦1隻で20万トン1戦隊12隻240万トンの補給物資も地球全土に投下すれば微々たる量であった

 

 

ルナツー司令部

 

斯波氏定大将「キャゼルヌ中将、厳しいことを言うがまだ足りん」

 

キャゼルヌ「ですがすでにルナツーの備蓄は…」

 

斯波「それはわかっているが、………はてさてどうしたものか」

 

キャゼルヌ「コロニーの備蓄を放出するしか…」

 

斯波「仕方ない。キャゼルヌ中将、各コロニーの備蓄とソロモンや各地の基地の備蓄を確認してくれ」

 

各地の余剰備蓄約1200万トンがかき集められたさらに地上から最新鋭の50万トン級輸送艦36隻がルナツーに向け出港、そのまま物資を投下しないのは輸送艦に投下能力が無いためであった

 

キャゼルヌ「これでも足りない…全く地球の連中はどれだけ物資を要求してくるんだ!」

 

 

地球全土の大半が被災した今回の事件、特に欧州では落ちた破片により発生した津波により沿岸部農業地帯が浸水、そして塩害が発生し回復までは年単位の時間がかかることになった。それにより食料の不足は決定的となり四季島帝國に対する食料支援要請は日に日に増加した

 

そして時間断層工廠と隣接する時間断層農場では毎日数百トンの穀物が生産されていたが、全くと言っていいほど不足していた

 

 

四季島帝國帝都時の離宮

 

デイムロラン「メリアーネ、いくら言われてもこれ以上の増産は現状出来ない、時間断層の増設はお父様が居られなければキケンが大きすぎる」

 

メリアーネ「わかってるけど、でもやらなければ、国内の穀物はどうにかなるとしても他国への援助が…」

 

デイムロラン「もらって当然という顔をする連中にくれてやることはない、とにかく量を絞らせて、でないと破綻するわよ!!!」

 

 

四季島による物資投下により食料支援は少しずつ減少した。それに対する世界の反応はあまりなかった

 

 

ジブリール私邸

 

ロード・ジブリール「また減ったのか。仕方ないとはいえ、どうにもならん。にしてもこんな時に中津宰相意識不明とは、運がない。それにオーブ、あの忌々しい国家が!!!」

 

パリーン

 

ジブリールの怒りも最もであった、連合参謀本部の見解ではアドゥ艦隊の妨害がなかった場合ビュコック艦隊は早急に到着し破砕作業に参加してユニウスセブンの82%を破砕できたと結論づけられていた

 

中津が倒れたことで四季島帝國の政情は混乱。特に宰相府秘書官部と各省庁の跳ねっ返りが激突し、特に反宰相派の急先鋒たる外務省は外務次官が宰相解任を声高々に主張するほどであった。それに対して皇帝シモン1世は強権を発動し外務次官を解任、しかし混乱は収拾しなかった。そうこうするうちに、オーブよりマックレーネ首席秘書官が帰還、これには反宰相派が震え上がることになる。

帝國憲法の宰相に関する条項では宰相が病欠などで政務不能の場合その代行は首席秘書官と明記されていた。そしてマックレーネの二つ名は宰相府の猟犬…猟犬に慈悲を求めることはできなかった、

 

帰国したマックレーネは宮廷警察、憲兵、宰相府情報統括局を総動員し反宰相派、特にその中でも強硬的な者たちを現代日本で言うところの外患誘致罪もしくは内乱罪として検挙。拘束したその中には宇宙海軍第5艦隊司令官ジョン・ジーク・ブルトハウゼン中将や同艦隊参謀長エドワード・クレランボー少将、第2機動艦隊副参謀長ウィリス・ウォーカ・クロイスト准将、設立予定の第1機動遊撃艦隊司令官の白原氏平中将、同艦隊副司令官ミカ・ドナス・ケーンマン少将と参謀の大半といった、宇宙海軍の実働部隊を率いる提督達やそのスタッフすら検挙拘束された。

各職の後任としては第5艦隊司令官はアレクサンドル・ビュコック中将(現飛梅第2駐留艦隊司令官)が新旗艦として改安芸型戦艦リオ・グランデと共に着任。第1機動遊撃艦隊司令官は先のユニウスセブン沖会戦でアドゥ艦隊の一翼を崩しアドゥ艦隊包囲殲滅のきっかけを作ったとして昇進したフリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト中将(現第3地球周回艦隊司令官)が新旗艦として改安芸型高速戦艦ケーニヒス・ティーゲルと共に着任するとともに艦隊の戦艦と空母が高速型に変更した。そして……

 

数日後オーブ首長国連邦ミネルバ艦内医務室

 

中津「………………う、こ、ここは」

 

ナース「!!気づかれましたか!宰相閣下、せ、先生を」

 

軍医「お気づきになられましたか閣下」

 

中津「私は、何日寝ていた?」

 

軍医「約1週間です」

 

中津「そうか、マックレーネは?」

 

軍医「すでに帰国なされました」

 

中津「そうか。すまぬも、う少し寝るとするよ」

 

軍医「はい」

 

 

中津目覚めるの報は政務不安をおこした四季島帝國の反宰相派の壊滅とともに知れ渡った

 

ミネルバ艦内医務室

 

タリア「中津宰相閣下、お怪我の方は」

 

中津「まだ痛むが一時期よりはよい。随分と腕のいい軍医だな彼は」

 

タリア「ならよいのですが」

 

中津「すまんが四季島本国に通信回線をつなげるかな?」

 

タリア「落下の影響で通信に乱れが」

 

中津「………そうか」

 

 

中津の意識が戻るとともにオーブ首長国連邦から自国の脱走兵により負傷させたことに対する謝罪の使者としてユウナ・ロマ・セイランが訪れていた

 

ユウナ「ご回復、おめでとうございます、中津閣下」

 

中津「そちらもご婚約おめでとうと言うべきかなセイラン殿」

 

ユウナ「…、はい」

 

中津「………あまり、上手く行っていないのかな?まあ夫婦間の話は昔から馬に蹴られるという、踏み込んではならんな」

 

ユウナ「いえ、カガリは彼女は恥ずかしがり屋。そうでした、本題ですが、此度は我が国から脱走した兵士がこのような怪我を負わせたことの謝罪に参りました。大変申しわけありませんでした」

 

そういうとユウナ・ロマ・セイランは頭を下げた

 

中津「………頭をあげたまえ、ユウナ・ロマ・セイランよ。この件は脱走した兵士によるもので貴国が関わっている証拠は薄い。まあ、あの未知の艦艇をどこが造ったのかはわからんが貴国ではないのだろうな」

 

ユウナ「はい、我が国ではないと思われます」

 

中津「そうか、貴国ではないとするとどこなんだろうね。あれだけの艦隊を作れるのは、考えたくないのだがな、して貴国の被害は?」

 

ユウナ「沿岸部は大波で相当、支援もなかなかあの件で届かぬ状況です」

 

中津「そうか、あまりよろしくない状況だな。支援に関しては私の方で手を回しておこう」

 

ユウナ「ありがとうございます」

 

 

中津とユウナ・ロマ・セイランの会談ののち四季島本国から中津の身辺警護と本国帰還のための護衛艦共に来た輸送船数隻による支援物資輸送が開始された。地球の復興が始まったがブルーコスモスが播いた反プラント感情は少しまた少しと高まり始めた。そんな時ユーラシア連邦の護衛艦がデブリベルトで放棄された造船ドックを発見、そこにはテロリスト艦隊に所属していた戦闘艦と同系列の艦艇の残骸や未完成の船体を発見。そしてこれの開発建造にザフト及びプラントが手を貸した証拠があると、ユーラシア連邦は世界に発表した

 

 

ユーラシア連邦の発表は世界に激震を走らせた、そして地球各地で反プラントデモが発生。謀略を主張するプラントに対して懲罰をと叫ぶ民衆、そんな中中立的立場からプラント、四季島、連合各国による調査をしてはどうかと、四季島帝國政府は提案するも、もとより対四季島帝國感情が悪かった東アジア共和国はこの件に四季島帝國が関係していると発言、対して四季島帝國は東アジア共和国に対する支援の中止を宣言すると同時に謝罪を要求したが東アジア共和国側は四季島帝國に対して

『軍事施設に対しての立ち入り調査』

『軍備解体』

『政府解体』

『賠償金の支払い』

を請求した。

 

対して四季島帝國政府は言い掛かりとし、3個水上艦隊を領海ギリギリの位置に展開させ宇宙空間に第4艦隊と空間降下猟兵部隊も展開し臨戦態勢を整えた。

 

これに驚いたのは引退したムルタ・アズラエルら前大戦時四季島の中立維持のために尽力したブルーコスモスの元老達であった。そしてブルーコスモスの現盟主ロード・ジブリールも反四季島を唱え始めた下部組織や構成員達の締め上げを行い始める。全員の考えは一つ、『四季島帝國の永続的な中立姿勢の維持』であった。

 

しかし反四季島、反コーディネーターの坂を転がり始めた民心を止めることはできず、遂に統制を取っていたロード・ジブリールの暗殺とブルーコスモス元老院に対するクーデターによりブルーコスモス新盟主劉孟権により宣戦布告が決定、月基地から主力艦隊がプラントに向けて出撃、そして東アジア共和国、旅順、大連から水上艦隊が発進、さらに前大戦で生き残ったアルテミスからもルナツーに向け艦隊が出撃、狙いはルナツーに貯蔵されている食料などの物資であった

 

オーブ首長国連邦軍港四季島帝國MS航空戦闘母艦ザンドリフ艦橋

 

参謀長「クライスラー少将、開戦間近と」

 

メイビス・ラーナ・クライスラー「そのようですね。ミネルバに出港可能か聞いて下さい。あくまで本艦隊の目的はミネルバを無事にカーペンタリアに送り届けることです」

 

参謀長「ハァッ!」

 

 

翌日オーブ国防本部

 

ユウナ「ミネルバや四季島艦隊を領海ギリギリまで送り届けるために護衛艦を派遣しろ!」(にしても開戦って連合は本気か!?)

 

オーブ士官「ユウナ様、その後命令には従えません」

 

ユウナ「なぜだ?僕の命令だぞ!!」

 

カチャ

 

オーブ士官「貴方はここで囚われますからね」

 

ユウナ「なんのマネだ、これは反乱だぞ!」

 

オーブ士官「いえ、反乱ではありません、正義の、大義の執行です!!!」

 

ユウナ「………なるほど、アドゥを支援していたのは君たちか」

 

オーブ士官「連れて行け!」

 

この日ミネルバと護衛の四季島艦隊が出撃したあとオーブ各地で決起が発生、ユウナ・ロマ・セイランを中心にセイラン家や複数の氏族家が囚われた

 

オーブ士官「連合にミネルバ出港を伝えろ。護衛艦群出撃、さあ始まるぞ大戦が!」

 

 

ミネルバ護衛艦隊編成

 

マーティリナ級MS航空戦闘母艦1隻(MS24機航空機12機)

 

播磨型戦艦1隻

 

レデリス級防空巡洋艦2隻

 

夕顔型駆逐艦12隻

 

第1機動遊撃艦隊編成(所属艦、MS、航宙機は全て黒く塗装されている)

 

改安芸型高速戦艦1隻

 

改出羽型高速戦艦8隻

 

改出羽型高速MS航宙戦闘母艦3隻

 

妙高型高速巡洋艦12隻

 

陽炎型駆逐艦24隻

 

秋月型防空駆逐艦12隻




原作が音を立てて崩れていく、勢いでここまで書いたが、はたして私はこれを完結させられるのだろうか
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。