転生したら原作前だったので好き勝手やって覇権国家になってやる   作:阿鬼羅

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発動心臓作戦

C.E.70年2月緊張が高まるプラントと理事国の間で交渉がもたれることとなっていた爆弾テロにより会議参加予定の地球側理事国の代表者と、国際連合総長を含む国際連合首脳陣が死亡した事件。 なお、同じく会議に参加する予定であったプラント代表のシーゲル・クライン議長は、シャトルの故障により到着が遅れていたため難を逃れた。この事件により国際連合は崩壊し。新たに地球連合が成立同時に宇宙艦隊がプラント侵攻を開始数に物を言わせ一挙プラント本国制圧を目指した

 

そして2月14日バレンタインの日に地球艦隊は攻撃を開始モビルスーツ、ジン相手にモビルアーマーしか持たぬ地球軍は多数の艦艇を撃沈されたが1機のメビウスが防衛線を突破ブルーコスモスの思想を受けていたこともあり核ミサイルを使いプラントを攻撃ユニウスセブンが崩壊することとなった

 

2月17日四季島帝國帝都東京

 

シモン「参戦要請かバルマー軍務大臣」

 

バルマー「はい」

 

シモン「モビルスーツ相手にはモビルスーツというのが当たり前になりそうだな」

 

バルマー「そうなります」

 

シモン「宣伝大臣我軍がモビルスーツを発表した際の影響は?」

 

ゲッベルズ「国内においては政府の先見の明を示す良い機会となりましょう、しかし国外においては連合各国からの参戦要請か要求に変わるやもしれません。技術的なことはわかりませんが、プラントのモビルスーツ開発が早まる可能性もあります」

 

シモン「その事についてどう思う中津首相」

 

中津「可能性は高いかと連合各国も開発を急ぐでしょうから」

 

シモン「現状は中立を取るだがプラントの動き次第では連合に加入せずの開戦を考慮してくれ」

 

「「「御意」」」

 

2月19日積極的中立勧告を受け入れた南アメリカ合衆国に連合軍が侵攻全土併合した

翌20日大洋州連合は地球連合軍の中南米侵攻を批判すると共にプラント支援を表明し親プラント国家となった。

これに対して四季島帝國は28日絶対的武装中立を発表どちらにも付かないが連合、プラントどちらが攻撃もしくはそれに匹敵する行為が行われた場合単独で報復行為に移ると表明した。

 

これに対して連合プラント両国は外交的圧力を加えていた。連合はプラント利権を餌に連合加入と参戦を要請世界樹攻防戦により失った3個艦隊の損失を増強激しい四季島宇宙艦隊で埋める狙いがあった。

対するプラントはモビルスーツの供与や技術の寄与プラントとの優先的交易権利を武器にプラントとの交易解放やL2コロニー群からの食料輸出を要請していた

 

そんな駆け引きが続く中4月1日プラント側がNJ(ニュートロンジャマー)を地球に投下地球全土に対するエネルギー不足と通信障害による厭戦気分の拡大を狙ったものであるがそれに足して四季島帝國に対する軍事的圧力でもあった。7日にプラントは親プラント国家となれば電気などのエネルギーを安価で輸出すると四季島帝國に伝えてきた。これに対して四季島帝國はプラントに対して中立国にすら攻撃する彼の国を信じぬことなどできぬと断言4月19日にプラント対しての懲罰行動に出ると宣言した。

 

同日フォン・ブラウンからヤキン・ドゥーエ攻撃艦隊前衛艦隊として第1艦隊が出撃宇宙艦隊司令長官飯島俊彰大将は将旗を第2戦艦戦隊旗艦比叡に掲げた、同日月のグラナダより戦艦三笠を旗艦とする攻撃艦隊機動部隊の第3艦隊が出撃艦隊は合流するとすぐさまヤキン・ドゥーエに進撃を開始した

 

発進した艦隊を捉えたザフト上層部はパニック状態に陥っていた、何故なら

 

「グラナダ、フォン・ブラウン、ルナツーから9個艦隊だと」

 

「敵はどこに来るのだ」

 

「ヤキンだろ、最短距離でヤキンを抜く気だ」

 

「いや、その艦隊は囮で我が方の部隊を引き付けルナツー方面から来るのではないか」

 

「そもそも本当に本国攻撃か!?そう見せかけて地球降下部隊をカーペンタリアに降ろすのではないのか?本国艦隊も動いているというし」

 

「いや、真の狙いはカーペンタリアから打ち上げられる食料だ、奴らは我々の胃袋を締め上げる気だ」

 

9個艦隊と四季島が保有する艦隊数より多い理由は囮として出したダミーバルーンとそれを操作する操作艦、護衛艦隊であった、実際はフォン・ブラウン、グラナダの2個艦隊がプラント攻撃艦隊であったのだが四季島本国から水上艦隊や揚陸部隊が動いていた、それによりザフト宇宙艦隊は1部を地球軌道上に派遣したが、パナマ等から打ち上げられる地球軍の物資輸送隊と接敵、護衛隊と交戦している所に宇宙ステーション飛梅の航空隊と小型艇が襲来ザフト艦を撃沈するなどザフトの艦隊戦力を削いでいた、そんな中攻撃艦隊では最後の打ち合わせが行われた

 

 

 

艦隊総旗艦戦艦比叡艦内

 

飯島「諸君知っての通り3日後には我が艦隊はヤキンにたどり着く作戦は知っての通りヤキンに大穴をあけその後帰還することであるモビルスーツ隊の面々には機動部隊の直掩と突入する前衛艦隊の露払いを行ってもらうランパルト中将頼んだぞ」

 

ランパルト「お任せあれ」

 

飯島「第1艦隊は戦艦隊を中央に横一文字後方に空母両翼に第1第2宙雷戦隊を配置頃合いを見て両宙雷戦隊を突入させる第3宙雷戦隊は部隊を2分割し空母の直掩と周辺警戒を務めともらう、突撃こそできんがとても重要な任務だ、いいかね?ウェーマス少将」

 

ウェーマス少将「了解しました、空母には指一本触れさせません」

 

 

 

 

そして4月25日ヤキン・ドゥーエ宙域に四季島艦隊は展開事前のザフト軍のブリーフィングでは四季島帝國にモビルスーツはなく航空機やモビルアーマー程度が主力とされていたそのためザフト軍パイロット達は舐めてかかっていたしかしそれは四季島艦隊からモビルスーツが発艦したとき驚きに変わった

 

ザフトパイロット1「な、ナチュラルがモビルスーツだと」

 

ザフトパイロット2「そんな馬鹿ななにかの間違えだろ」

 

 

ヤキン・ドゥーエ司令部

 

司令「ま、間違いないのか四季島軍がモビルスーツを出したのは」

 

オペレーター「間違いありません、映像入ります」

 

司令「な、ナチュラルにナチュラルごときにモビルスーツが作れるのか、ええい撃墜しろどうせハリボテだすぐに破壊できる」

 

 

ザフトパイロット1「そ、そうだ、ナチュラルの人形など」

 

ザフトパイロット3「く、喰らえ」

 

ダダダダダダダダ

 

四季島パイロット1「効くかよそんなヘナチョコ弾。喰らいやがれ」

 

ダダダダダダダダ

 

ザフトパイロット4「ぐうぁ」

 

ドカーーン

 

四季島パイロット2「ぶった斬ってやるぜえぇーコーディー」

 

ザシュ

 

ドカーーン

 

想定されていないモビルスーツ戦にザフト軍部隊はよく抵抗したがこの日のために訓練されパイロットとしての素質を高く持ち生み出されたクローンパイロットを相手にするのは厳しかった

 

飯島「よし前衛艦隊前進ヤキンにデカい穴を開けてやれ」

 

「「「了解」」」

 

飯島「全艦主砲3斉射撃て」

 

ドドヒューーン

ドドヒューーン

ドドヒューーン

 

四季島艦隊の猛攻にザフト艦隊は押されていた金剛型の36㎝高圧光線砲の直撃にはローラシア級は耐えきれず当たりどころによってはすぐさま中破していた

 

ローラシア級ケプラー

 

オペレーター「デカルト撃沈されました」

 

副長「レンツ戦列を離れる」

 

艦長「撃ち続けろここを抜かれれば本国は目と鼻の先なんだぞ」

 

ドカーーン

 

副長「左舷スラスター破損」

 

艦長「ダメコン急げ」

 

砲術士「火器管制システム大破砲撃不能です」

 

艦長「くそ、後退だ」

 

ヤキン・ドゥーエ司令部

 

オペレーター1「ケプラー戦列離脱」

 

オペレーター2「左翼戦列薄くなります」

 

司令「べバル隊とファンザス隊を回せ近隣からの援軍は?」

 

オペレーター2「警戒中のナスカ級4ローラシア級8が急行中していますが」

 

司令「なんとしても持たせろ!ここだけはなんとしても死守せねばならんのだ、2度目のプラント本土攻撃など許してはならん」

 

オペレーター1「敵駆逐艦隊突っ込んでくる」

 

司令「近づけるな叩き落とせ」

 

号令とともにヤキンの各ビーム砲レールガン、ミサイルランチャーが火を吹く

 

 

駆逐艦暮風艦橋

 

オペレーター「涼霜轟沈、マニュリス戦列離脱」

 

副長「司令いかがいたしますか?」

 

中村「決まってるじゃないかね副長前進だ通信士他の駆逐隊や宙雷戦隊司令部に伝えろ『第3駆逐隊ハ突撃ヲ続行セリ他ノ戦隊モワレニツヅケ勝利ハ我ラノ働キニアリ』とな」

 

副長「司令」

 

中村「今は艦長と呼び給え副長、にしても艦長と駆逐隊司令を兼任するのは楽しいね艦の指揮を取りながら隊を率いるのは」

 

観測員「正面敵ローラシア」

 

中村「魚雷発射すぐさま再装填、僚艦にも伝えよ」

 

砲雷長「照準よし」

 

中村「叩きつけろ!」

 

観測員「敵ローラシア轟沈」

 

副長「流石は61㎝対艦大型魚雷ローラシアでは2隻合計6本全てが突き刺されば持ちますまい」

 

観測員「上方よりローラシア近づく」

 

中村「対空防御」

 

 

ダダダダダダダ

 

 

ケプラー艦橋

 

艦長「行かせるな」

 

副長「艦長直接照準では精度が」

 

艦長「砲が当たらんならこの艦をぶつけろ」

 

 

暮風艦橋

 

副長「敵艦突っ込んでくる」

 

中村「上部VLS開けミサイル斉射」

 

中村がそう命じた瞬間ローラシア級ケプラーが大破した

 

中村「何だ?」

 

観測員「後方より味方艦これは、巡洋艦ユークロイヤルと村雨、第1巡洋艦戦隊です」

 

通信士「戦隊旗艦春日より入電『我貴隊ヲ援護スル要塞に穴を開ケラレタシ』です」

 

中村「そいつは最高だ」

 

副長「司令、離脱したマニュリスが戦列に戻りました」

 

中村「よろしい。全艦突撃ヤキンに穴を開けるぞ」

 

 

第3駆逐隊を最先頭として20隻の駆逐艦と4隻の巡洋艦がヤキン突撃を敢行、対するザフト艦隊でこの部隊に対抗出来たのは補修工事中でドックに係留されていたナスカ級サミュエルと金剛型の艦首48㎝高圧増幅光線砲により損傷後退していたローラシア級ブランバーグの2隻であった

 

サミュエル艦橋

 

艦長「撃て近づけさせるな」

 

ドカーン

 

副長「モビルスーツカタパルトに直撃火災発生ダメコン間に合いません」

 

艦長「総員退艦」

 

ドカーーン

 

艦長「ぐわぁ」

 

 

ヤキン司令部

 

オペレーター3「サミュエル轟沈」

 

オペレーター4「ブランバーグ大破要塞砲の27%が使用不能に」

 

司令「くそ、総員衝撃に備えろ、来るぞ」

 

司令官がそういった矢先にヤキンに72本の61㎝対艦大型魚雷と160発の46㎝対艦ミサイルの大半が直撃20本程は開いていた艦艇発進ゲート内に入り込み発進中のローラシア級レーダーバーグの艦橋に命中操舵不能となったレーダーバーグはメインゲート上擱座補給が終わり発進準備中のローラシア級3隻とナスカ級1隻を閉じ込めることとなった。更に他の魚雷、ミサイルもモビルスーツ発進ゲート内で爆発し置かれていた弾薬に誘爆するものもあった

 

オペレーター1「第7ゲートに敵大型ミサイル命中発進不能に」

 

オペレーター2「レーダーバーグメインゲート上に擱座艦艇発進不能です」

 

オペレーター3「第3ゲートにミサイル直撃、誘爆発生」

 

司令「な、なんと言う被害だ、復旧を急がせろ」

 

オペレーター4「敵艦隊後退していきます」

 

司令「なんだと!?」

 

攻撃成功を確認した飯島は全艦に後退を指示ゆっくりそして大量の宇宙機雷をばら撒きながら後退する四季島艦隊をヤキン守備隊は追撃することができなかった

 

 

 

 

艦隊編成

第1艦隊

第1第2戦艦隊金剛型8隻

第1直掩航空戦隊鳳翔型4隻

第1第2第3宙雷戦隊村雨型12隻磯風型36隻

宙雷戦隊編成

1個巡洋艦戦隊4隻3個駆逐隊12隻

 

第3艦隊

第5戦艦戦隊金剛型4隻

第1第2第3機動戦隊大鷹型12隻磯風型12隻

第7第8宙雷戦隊村雨型8隻磯風型24隻

 

囮部隊編成

金剛型バルーン8基

大鷹型バルーン4基

村雨型バルーン12基

磯風型バルーン36基

コントロール艦1隻

薩摩型戦艦1隻

浪速型巡洋艦2隻

桃型駆逐艦8隻

輸送船改装型空母1隻

モビルスーツ12機


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