転生したら原作前だったので好き勝手やって覇権国家になってやる 作:阿鬼羅
カーペンタリア軍港
司令官「ミネルバと護衛の四季島艦隊は無事にたどり着けそうか?」
副官「護衛の四季島部隊は大被害を被ったようですが、無事にたどり着けると」
司令官「ならよいが、にしてもこの命令書は」
副官「ミネルバの修理と補給は最優先させます」
司令官「そうしてくれ、それとこっちからも護衛をつけよう、それと彼は?」
副官「機体の慣らし運転をしています、演習としてバビ隊や四季島のリック・ディアス隊と模擬戦もしてますので問題無いかと」
司令官「そうか、………にしてもザラ、な」
副官「司令はザラはお好きでないので?」
司令官「どうだろうな、この大戦の原因と糾弾するのは楽なのだろうが、なんとも言えんよ、子は親を選べんのだからな」
プラント国内でのザラ派に対する反感はパトリック・ザラの子たるアスラン・ザラにも向いていた、そんな状況に対して一部有権者からは【親が子を選べぬように子もまた親を選べん】のだという反論が出るなどザラという言葉は今やタブー視されかけていた、しかし戦時となった今、ザラかザラで無いかは重要にあらず、勝つための最善手を取ることを優先する、それがデュランダル議長の発表であった
通信士「哨戒線にミネルバと護衛の四季島艦隊が接近」
副官「司令」
司令官「直掩のディンとバビを回せ、エスコートさせろ、それと四季島軍にも伝えておけ、あちらも直掩機を出すと思うからな」
四季島軍カーペンタリア駐留艦隊司令部
エドワード・グリーン中将「巡洋艦カリーニン以下第3哨戒隊を迎えに行かせろ、MS隊は!?」
参謀長「ドダイ改に乗ったネモとGMⅡの混成中隊が出撃しています」
グリーン「そうか」
カーペンタリア沖四季島軍空母ザンドリフ艦橋
航海長「カーペンタリアの哨戒圏内に突入」
メイビス・ラーナ・クライスラー「全艦警戒レベルを1段階下げろ」
参謀長「了解」
観測士「前方に艦隊、艦種識別バトル型重巡洋艦1駆逐艦4、カーペンタリア駐留の警備隊と謂われます」
通信士「前方の艦隊より通信」
クライスラー「繋げろ」
通信士「繋がります」
クライスラー「ミネルバ護衛艦隊司令官メイビス・ラーナ・クライスラーだ」
?『小官は第3哨戒隊司令官オットー・シュタイナー大佐であります、艦隊のエスコートのため参りました』
クライスラー「ご苦労シュタイナー大佐、来援感謝する」
シュタイナー『にしても手酷くやられましたな』
クライスラー「空母8隻が相手だからな沈んだ艦が居ないのが奇跡だ、そう言えば直掩機は?」
シュタイナー『カーペンタリアから出ているはずです』
索敵士「前方上空にMS隊確認我軍のネモとGMⅡザフトのディンとバビ合わせて24機」
クライスラー「アレか、通信士、直掩感謝するとMS隊に伝えろ」
通信士「了解」
ミネルバと護衛艦隊が入港した頃四季島帝國帝都宰相府では戦略会議が開かれていた
中津「停滞してしまったな、ハルバートンの第8機動艦隊が厄介すぎる、あやつの艦隊だけでアルザッヘルの防衛を担っておる」
マックレーネ「はい、それに例のミラージュコロイド艦や小部隊による通商破壊も厄介です、地球軌道警備隊や飛梅駐留艦隊それにグランドアークの駐留艦隊とそこに展開する2個正規艦隊は発進する輸送船団の護衛に宙域警戒と休む暇がありません」
中津「軍務尚書どうにかならんか?」
長塚権次郎「もう少し持たせてください訓練中の第7第8宇宙艦隊が出揃えば少しは楽になります」
当時四季島宇宙海軍は艦隊決戦の為の正規艦隊や機動艦隊以外の地球〜プラント航路、地球〜コロニー航路、そして危険性の高い地球〜月航路の防衛戦力が不足していた、6個輸送戦隊と3個警備艦隊、3個パトロール艦隊が投入可能な兵力であった。
特に問題となったのは警備艦隊の火力不足であった球磨型哨戒型航宙巡洋艦を旗艦に大鷹型空母1隻占守型護衛艦12隻で編成されたこの艦隊はネルソン級1隻とドレイク級6隻で編成された通商破壊隊相手に苦戦を強いられていた。
これにより四季島宇宙海軍司令部は地球〜月航路に正規艦隊を投入、しかしそれにより地球軍も機動艦隊を投入する動きを見せるなど緊張の増加に繋がった、現在四季島宇宙海軍の艦隊決戦戦力は正規6個艦隊と2個機動艦隊、そして5個独立艦隊であった、この内アルテミスに2個独立艦隊(内1個艦隊は再編成中)、ルナツーに1個正規艦隊、地球〜月航路に2個正規艦隊、地球軌道に1個正規艦隊、月のグラナダ、フォン・ブラウン、アンマンに1個正規艦隊と1個機動艦隊と2個独立艦隊、プラントに1個独立艦隊コロニーに1個機動艦隊と余剰戦力は航宙親衛隊2個艦隊のみ(内1個は再編成中)と戦力不足であった、
中津「アーガマ級やラーディッシュ級を警備艦隊に編入できないか?」
長塚「ですがそれでは、船団襲撃に穴が空きますぞ」
中津「仕方あるまい、船団襲撃はザフトに依頼するしかない」
長塚「了解しました」
中津「………そう言えばミネルバは?」
長塚「カーペンタリアで整備と補給を受けているかと」
中津「……、カーペンタリアに停泊しているアウセンザイターを護衛につけてやれ」
長塚「しかしアウセンザイターにMS隊は」
中津「レイ大尉を少佐に昇進させ部隊を回してやれ、後リック・ディジェもな」
長塚「了解いたしました」
マックレーネ「次に東アジア共和国ですが」
中津「旅順に未だに多数居るか」
マックレーネ「はい」
長塚「旅順及びその周辺に水上艦艇80隻余り、潜水艦は探知しているものだけでも20隻を数えます」
中津「第1艦隊だけでは厳しいな、ジブラルタルに展開する第2艦隊とカーペンタリアの第3艦隊が必要か?」
長塚「はい、それに航空隊による空爆もです」
中津「どうにか釣り出したい物だな、あそこにあれがいては四季島海の通商安定は望めん」
長塚「一番良いのは成層圏からの空挺なのですが」
中津「流石に無理だ、それだけの部隊をどこから捻出するのだ、親衛隊でも引き抜かねば手が足りぬぞ」
長塚「、ではこのまま、しかし」
中津「手を一応考えてみるが何かあればよいのだが」
マックレーネ「閣下、例の隊を出しては?」
中津「亡命義勇軍か、使い物になるのか?」
片山陽加外務次官「外務省としては亡命義勇軍の参戦に賛成します」
ヨーゼフ・ゲッベルズ宣伝尚書「宣伝省としても亡命者や予備的亡命候補者に対するプロパガンダ効果は非常に高いと思われるために優先的に投入していただきたい」
中津「………そうか、軍務尚書、亡命義勇軍はどの程度出せる?」
長塚「MS隊としましては3個部隊歩兵ならば1個師団、宇宙海軍は艦隊、いや戦隊規模でならばどうにか、海軍は駆逐艦数隻空軍なら2個飛行隊程度です」
中津「そうか、ダッチハーバーに義勇MS隊と航空隊を派遣、渡洋爆撃を敢行する大西洋連邦軍機迎撃を行わせよ」
長塚「了解いたしました」
中津「これで兵力不足が少しは解消されると良いのだがな」
中津の脳裏にはクローンの大量製造という言葉が思い浮かぶ、亡命者として入国させ亡命義勇軍に入隊、戦力を拡充する、思い立った中津の行動は早い、すぐさまクローン製造部に増員を命じるとともに海外の特務隊に亡命者として亡命させる準備とカバーストーリーの作成を命じた
5日後にはカバーストーリー通りアフリカ解放戦線だの民族解放戦線だのに所属していた元軍人とか政府側で脱走して亡命してきたとされるクローン達が約1万5千人が入隊、それ以外にも普通の亡命者約8千人も入隊、その中でのクローン2500人亡命800人はMSの操縦経験があるとされ旧式のGM改やGMキャノン改を支給され、前大戦での併合地たるアリューシャン列島やフィリピン、マリアナ諸島に配属された、また一部はコロニー防衛隊やルナツー警備に回されていった
そんな中、カーペンタリア基地からミネルバ、ニーラゴンゴ、アウセンザイターの3隻と巡洋艦1隻駆逐艦8隻が発進、アウセンザイターにはリック・ディジェを受理したアムロ・レイ少佐が乗り込んでいた、目的地はアフリカと中東の連結点スエズ攻略を目指すザフト・四季島中東派遣軍司令部の置かれている中東アデン湾マハムール基地、そして支援艦隊として潜水艦伊601潜水艦以下24隻の潜水艦が参加、また援護として第3艦隊所属の第6起動戦隊(空母2MS搭載型空母2巡洋艦4駆逐艦12)と豪州各地の飛行場から盛んに航空機を飛ばし揚陸部隊を準備したあたかもミネルバらの迎撃のために部隊を引き抜けば艦隊と航空隊で叩き潰して揚陸するように見せかけてミネルバらの援護を行っていた、そして突如活発化した戦線に大慌てで対処する連合軍、これによりミネルバらから目を背けさせれた、そう思われたのだが。
数日後ミネルバから【敵の攻撃を受けたと】電信が届く、それはファントム・ペインとそれにより強引に動員されたウィンダム、ダガーL約50機それに対艦攻撃機40機によるものであった、情勢定まらぬインド洋に今火の手が上がる