転生したら原作前だったので好き勝手やって覇権国家になってやる   作:阿鬼羅

29 / 50
砲声響く欧州陸戦の始まり

ダーダネルス海峡海戦同日深夜ユーラシア連邦領トゥールーズ基前線地哨戒塔

 

哨戒兵「異常無し」

 

指揮官「異常ないか?」

 

哨戒兵「ありません。静かなもんですよ、戦時だと忘れそうです」

 

指揮官「ならいいが、旧アンドラ公国辺りに四季島の欧州方面軍が展開しているとの話だ。なにもないとは思うがな」

 

ブーーーン

 

哨戒兵「うん?味方の哨戒機か?」

 

指揮官「この時間に飛んでいるのは不思議だな」

 

 

ヒューーーウ、ドカーーーーーーーン

 

哨戒兵「うわ!!」

 

指揮官「砲撃!!何だ何事だ」

 

哨戒兵「た、隊長、あ、アレを!!」

 

兵が指差す先を指揮官が見た、そして見たものはとんでもない状況であった

 

 

それはビッグ・トレー級やヘビィ・フォーク級で編成された陸上戦艦戦隊や580㎜連装砲を装備したペガサス級統合戦闘母艦やそれを護衛する護衛艦艇の集団であった

 

大陸打通作戦、それは旧ドイツや東欧に発生したユーラシア連邦からの独立運動により当該地域に駐留したザフト軍とジブラルタルの陸上連絡線構築作戦であった、

 

駐留当初はアンドラからフランスを通過しドイツへの連絡線が構築されていたがガルナハン戦前に連合軍のABC作戦によりフランス全土が開放されイタリア半島に上陸したザフト軍部隊は壊滅しアペニン、アルプス両山脈を超えた少数部隊が生き残っただけであった、これによりザフトドイツ駐留軍は補給不足を起こしかけていた

 

これに対してプラント最高評議会は四季島欧州方面軍に救援を依頼、依頼を受けた欧州方面軍は参謀本部の指示により本作戦を開始したのであった。投入される戦力は第1第2第3陸上戦艦戦隊12隻、歩兵48個師団、戦車12個師団、砲兵12個師団、MS混成旅団12個。ペガサス級4隻、出雲型4隻、秋月型12隻、3個航空団を投入した

 

トゥールーズ基地司令部

 

基地司令官「状況は!!」

 

基地オペレーター「敵の大攻勢です!」

 

基地司令官「そんなことはわかっている!戦況は!」

 

基地オペレーター「前衛防衛線は崩壊!」

 

ドカーーーン

 

「第2トーチカ陣地破壊されました!」

 

「飛行場に敵空挺降下しました!」

 

基地司令官「近隣の部隊に救援要請!!」

 

基地オペレーター「駄目です!近隣の第102師団司令部通信途絶、第241師団司令部は撤退を命じたと」

 

基地司令官「なんだと!!MS隊は!」

 

基地オペレーター「準備砲撃でハンガーが破壊されたため既に壊滅状態です」

 

基地司令官「なんということだ」

 

 

ドカーーーン

 

基地司令官「今度は何だ!」

 

「敵兵侵入!」

 

「警備隊と交戦」

 

基地司令官「なんだと!迎撃しろ、この基地を落とさせるな」

 

基地オペレーター「しかし」

 

陸戦士官「司令官既に1階は制圧されました。敵は連隊規模の重装歩兵、我々の装備では!」

 

基地司令官「だがここが落ちればボルドーやリオン、マルセイユに敵が迫るのだぞ!」

 

ドカーーーン

 

基地司令官「何事!?」

 

 

?「四季島陸軍空挺団のロイ・オング大佐だ基地司令官とお見受けする、降伏していだだきたい」

 

そこには、ロイ・オング大佐に率いられた空挺部隊が居た

 

基地司令官「………わかった、降伏する」

 

こうしてトゥールーズ基地は陥落、四季島陸軍はリオンに向け進撃を開始する

 

リヨン前方50km防御陣地

 

指揮官「急げ!敵は近いぞ」

 

連合兵1「っても塹壕なんて効果あるのか?」

 

連合兵2「ぼやくなよ」

 

連合下士官1「MS隊が来るぞ」

 

連合下士官2「ここだ、ここの壕だ」

 

連合士官「旧型のストライクダガーにキャノンをつけてトーチカか。これで戦えるというのか?」

 

 

同時刻最前線

 

ドカーーーンドカーーーンドカーーーン

 

ダダダダダダダダダダダダダダ

 

「第1塹壕線を抜かせるな!」

 

「戦車を前に出せ!」

 

対MS特技兵指揮官「目標正面の赤の1つ目」

 

「装填よし」

 

対MS特技兵指揮官「同時弾着、撃て!」

 

パスパスパス

 

 

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

 

ドカーーーンドカーーーン

 

ヒューーーウドカーーーン

 

「右腕をやりました!」

 

対MS特技兵指揮官「クソ!撃破出来ず、ずらかれ!お返しが来るぞ」

 

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

 

頭部バルカンで掃射するリック・ディアス

 

「う、うわぁ~」

 

まさか四季島軍が攻撃してくるとは思っていなかったユーラシア連邦を中心とする連合西欧方面軍は兎に角ありとあらゆる火器を投入、その中には歩兵携行型対MSミサイルリベレーターすら投入されていた

 

しかしいくら旧式兵器を投入したとしてもリック・ディアスやホバー式移動可能な機動型ネモに戦線は食い破られた

 

この時西欧方面軍の指揮を取っていたのはユーラシア連邦屈指の愚将と知られるグレゴリー・グリゴリエヴィッチ・ガムラン上級大将であった。ガムラン大将は敵の大攻勢の報告を聞くとすぐさま司令部をリヨンからトロアに後退させるという敵前逃亡を行った。更にこのことは前線で戦う各部隊には通達されず、各部隊はリヨンに救援要請を出し続けていた。そしてトロアに四季島の重爆撃機が迫ると更に司令部を更に後退させグレートブリテン島に近いリールまで下がらせた。

この後退は参謀達にも極秘であり撤退したのは副参謀長ら20人にも満たず司令部スタッフの10%程度であった。特に普段からソリの合わない西欧方面軍総参謀長ウィリアム・ド・ゴール大将はリヨン後退時にはリヨンの最前線視察中であり置いていかれ、副司令官のアルゴス・ジューコフ大将はストラスブールに麾下の部隊と共に視察の名目で追い出されるなど指揮統制は崩壊していた

 

攻勢開始から4日でリヨンは陥落。残存部隊は各地に散り散りとなったがド・ゴール大将はトゥールーズからリヨンの補給路襲撃のために部隊を掻き集めた。ジューコフ大将はストラスブールに撤退してきた部隊を集結させるとストラスブールで徹底抗戦の構えを取る。これに困ったのが大陸打通作戦の総司令官として派遣されたマックレーネであった

 

ビッグ・トレー級あきつ丸艦橋

 

マックレーネ「………まさか敵前逃亡した司令官の下にこんな傑物が複数居たか、さてどうしたものか」

 

ゲラート・ブラッドマン作戦参謀「後者は兎も角前者に関しては補給路襲撃が主目的ですので囮を使っては?」

 

マックレーネ「それも手ではあるが、………ボルゴ大佐を呼んでくれ」

 

ワルター・G・F・マイントイフェル総参謀長「では」

 

マックレーネ「ブラッドマン作戦参謀の意見具申通り囮部隊を使う」

 

 

翌日ボルゴ大佐率いる鉄道輸送隊が出撃そしてその報告はしっかりとド・ゴール大将の元に届いていた

 

ド・ゴール「やるぞ!罠の可能性もある、だがここでやらねば総参謀長としての名が廃る」(ジューコフの野郎、いくら先任といえどストラスブールに立て籠もらず俺に援軍を出しやがれ)

 

共においていかれたといえどド・ゴールとジューコフの間には確執があった。共に階級は同じ大将だが先任のジューコフと西欧方面軍総参謀長としてNo.2のド・ゴール。ジューコフは気にしていなかったが、日頃から兵達の信望の厚いジューコフをド・ゴールは嫌っていた。そしてストラスブールに居る部隊の指揮権を渡すようにド・ゴールは伝えていたが、返答は帰ってきていなかった。これは無視したのではなくストラスブールに届かなかったのであるが、ゴールは仲の悪い自分の要請を敢えて無視したと受け取った

 

この時ゴールの手元には第182歩兵師団と第5戦車師団の内1個戦車大隊、ウィンダム17機があった、その中からゴールは部隊を2つに分けMS隊と戦車隊で護衛を撃破し歩兵師団から抽出した1連隊で補給物資を強奪するとした、そして残りの連隊も予備として周囲に伏せた

 

 

 

翌日鉄道は護衛の鉄路装甲車と見慣れないMSを無天蓋貨車に載せながら補給列車は進む

 

ドカーーーン

 

ド・ゴール「今だ!突撃」

 

ブーーーン

 

四季島指揮官「敵襲だ!迎撃しろ」

 

ダダダダダダダ

 

ドン

 

装甲車の12.7㎜機関砲と列車に取り付けられた105㎜砲で反撃する四季島軍

 

ド・ゴール「予想以上に抵抗が激しいな、予備も出せ!」

 

ド・ゴールの命令により予備も出撃したがその時

 

ドカーーーンドカーーーンドカーーーン

 

列車の貨車から緑の見慣れぬMSが出現した

 

「ザフトのザクか?、いや似ているが違う!」

 

ハイザック。それはアフリカ解放を願うアフリカ解放戦線を中心とする親四季島勢力に輸出されたMS。四季島が安価で整備性の良い機体を作るためにザクウォーリアを輸入し、ザクの頭部にGM系列の技術を胴体に詰め込んだ機体として完成、武装にマシンガンや脚部ロケットポッド等実弾兵器を搭載することで整備性と量産性を向上させた。そしてこの機体は大洋州連合等の独自にMSを生産出来ない、若しくは生産出来ても開発出来ない勢力に安価で売却された。この戦場に投入されたのは四季島軍戦技教導隊24機であった

 

ダダダダダダダダダダダダダダ

 

ドカドカドカドカドカーーーーン

 

ド・ゴール「MSだと!?」

 

「ウィンダム隊壊滅!」

 

ド・ゴール「引くぞ!」

 

副官「え!?」

 

ド・ゴール「嵌められた!罠だったんだ」

 

 

ドカーーーンドカーーーンドカーーーン

 

ド・ゴールが後退を決意したのとほぼ同時に近くに進出していた第3陸上戦艦戦隊の艦砲射撃が行われる、それは待機していたド・ゴールの予備連隊を吹き飛ばし、ド・ゴール軍団の継戦能力を損なわせた

 

ド・ゴールはなんとか生き延びトロアまで撤退したがトロア守備軍はその時には壊滅寸前、定数割れを起こした3個師団がすべてであった。仕方なく英仏海峡まで後退するド・ゴール軍を第7第8歩兵師団と第3MS混成旅団が追撃する。潰走中に部隊を増やし戦力増強を行うド・ゴールの下にダンケルクに撤退部隊が集結しているとの報告が入る

 

ド・ゴール「遺憾ながらダンケルクに撤退する、全軍無期限行軍を開始せよ」

 

参謀「しかし、それは至難の業です。昼は大量の航空機が乱舞し我々は夜間の移動以外マトモにできません」

 

ド・ゴール「だが敵主力に追いつかれるよりはいい」

 

非常な決断をするド・ゴール

 

しかしド・ゴールの予想を裏切り翌日からの航空攻撃は低調な物であった

 

それはストラスブールに展開するジューコフ軍が一斉攻撃に出たためである

 

次回ジューコフの反撃!欧州方面軍の苦戦

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。