転生したら原作前だったので好き勝手やって覇権国家になってやる   作:阿鬼羅

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永らくお待たせいたしました、今年もpixivでとある企画に参加しますので投稿が減ります、すいません


デスティニープランに対する4者対談

地球衛星軌道上四季島宇宙海軍通信艦コーンウォール艦橋

 

コーンウォール艦長「設備は大丈夫か?」

 

コーンウォール技師「はい」

 

ルミナス・ルージン宇宙海軍艦隊総司令部総参謀総長「準備はできてますか?他の艦とのリンクは?」

 

コーンウォール艦長「これは総参謀総長閣下、前回同様できております!」

 

ルージン「まもなく始まります、頼みましたよ、艦長」

 

コーンウォール艦長「お任せあれ!」

 

コーンウォール技師「全艦リンク完了」

 

コーンウォール副長「護衛隊展開よし」

 

 

司会者『全世界の皆様聞こえていらっしゃるでしょうか、こちらは四季島国営放送です、これよりデスティニープランに対する4者通信対談の放送を開始します』

 

 

中津『全世界の皆様ごきげんよう、私は四季島帝國宰相、中津です、本日は先日デュランダルプラント最高評議会議長の発表したデスティニープランについて、プラント、ギルバート・デュランダル議長、大西洋連邦、ジョセフ・コープランド大統領、些か前に復帰なされたオーブ首長国連邦、ガガリ・ユラ・アスハ代表、そして私中津の4人でお送りさせていただきます』

 

ガガリ・ユラ・アスハ『率直にデュランダル議長、貴方は何故デスティニープランを行おうとしておられるのか、その真意をお伺いしたい』

 

ギルバート・デュランダル『アスハ代表、何故私がデスティニープランを導入しようとしているか、それはそれを行うことにより無駄を省けるから、とでも答えましょうか』

 

カガリ『無駄!?どのような無駄を省けると!』

 

中津『落ち着かれよアスハ代表、デュランダル議長、続けてもらえますかな?』

 

デュランダル『ええ、職業選択において適性が無い、若しくは限りなく少ない職種につくために行動する時間、これを無駄と、私は考えています』

 

ジョセフ・コープランド『なるほど、しかし、それは人の持つ可能性や夢を踏みにじる行為では?』

 

デュランダル『しかし、夢やぶれて自ら死に走る若者を見過ごすことはできません』

 

コープランド『なるほど、………確かに夢やぶれて自ら死に走る若者や、非行走る若者は多い』

 

カガリ『だが!それで強制するなど!』

 

コープランド『中津宰相はどうお考えか?』

 

中津『ふむ、その前にお聞きしたいが、コープランド大統領、アスハ代表、デスティニープランの実行にご反対かな?』

 

カガリ『当然だ!』

 

コープランド『どちらかといえば反対、とするべきかな』

 

中津『そうですか、私としては限定的導入は正直アリと、考えております』

 

デュランダル『限定的、ですか?』

 

中津『そうです。デュランダル議長、何分このような検査とそれを活用した制度は有史以来始めてですからね。完全導入はやはり慎重になるべきだと。そう私は思っております。ですので刑務所で適性検査を行い、若年収監者が出所後また罪を犯さぬように適正のある職場を政府が提供し再犯を可能な限り防ぎたいと、そう考えております』

刑務所で行い、若年収監者が出所後また罪を犯さぬように適正のある職場を政府が提供し再犯を可能な限り防ぎたいと、そう考えております』

 

コープランド『なるほど、確かに若年犯罪者の犯罪動機は自らに合った就労場所を手にすることのできなかったことによる金銭的トラブルが原因の物も少なくない』

 

中津『そうです。若年層の更生に使える可能性は非常に高い、またそれで実績を出せば、そうですな、適正検査の1つとして就学前に行なう事を検討しましょう、しかし、結果による就労場所の強制はいかなる場合とて認めることは出来ない』

 

コープランド『確かに、考え方を変えれば適正検査、なら四季島の結果を元に導入を考える余地も、無くはない』

 

ドン

 

カガリ『認められるか!!』

 

中津『認めるもなにも、新しい検査システムです、今までもやってきたでしょう、職業適性検査を、今回は遺伝子を使って行なうだけ、今までの検査はよくて今回のが駄目とはどのような了見か』

 

デュランダル『………あくまで結果の強制はしないと?』

 

中津『うむ、なにせ現行の検査システムでも100%の適合が確認できんのだ、それに元となる遺伝子データをどこまで信じれるのか、その点に疑問符が付いている、だが、けしてデスティニープランを拒絶するつもりはない、正味革新的な検査システムであるのは間違いないが、遺伝子ではその人間の生い立ちを反映できんのではないか、その点を考えると強制は二の脚を踏んでしまう』

 

デュランダル『つまり、四季島と大西洋連邦は就労先の強制はしないが実施はされると』

 

コープランド『検討するとしか言いようがない、すぐさまの実施は………議会を通らんだろうからな』

 

中津『確かに、貴国は議会を通さないと動けませんからな、だとすると我が国とプラントの結果を参考にと?』

 

コープランド『そうなるだろう』

 

ドン

 

中津『先程からドンドンとアスハ代表、貴方はどうやったら納得するのですかな?』

 

カガリ『そもそも、なぜ導入されると!?今のままでいいではありませんか!!!』

 

中津『今のままでは若年層の非行や自死を防ぎきれていないから今回検討しているのです!!それを妨げ現行制度を維持しようなどと、国民を死に追いやりたいのですか!!!貴方は!!!!!』

 

ドン!!!

 

カガリ『……、』

 

中津『……さて、このことから四季島としましてはデスティニープランの導入に部分的賛成とさせていただく』

 

コープランド『大西洋連邦としては四季島、プラント両国の結果を見ながらも、新式職業適性検査システムとして導入を推進していきたいと思います』

 

デュランダル『プラントは予定では今年中には完全実施していく予定です』

 

カガリ『………オーブはデスティニープランを導入しないことを宣言する!!!』

 

デュランダル『やはり、我々は分かりあえませんか、アスハ代表』

 

カガリ『そうなる』

 

 

ザーザーザー

 

中津『何事!?』

 

司会者『何者かが回線に!』

 

通信スクリーンに映し出されたのはラクス・クラインであった

 

中津『ラクス・クライン、なんの御用か?』

 

ラクス・クライン『この件について、そして、中津宰相、貴方に問いただしたいことがありましたので、今回介入させていただきました』

 

中津『問いただす、ですか、はて何を問いただすのか、一応聞きましょうか』

 

ラクス『デスティニープランをなぜ受け入れると』

 

中津『それは先程も話しましたが、若年層の自死を防ぐためです』

 

ラクス『他に手を打てばいいではありませんか、なぜ遺伝子で相性を決めるなど』

 

中津『おかしなことを言われる、貴方の父君、亡きシーゲル・クライン元プラント最高評議会議長時代にも遺伝子相性での婚姻統制を敷いていたではありませんか、アレはよくてこちらは駄目と、理屈が通りませんな』

 

ラクス『それは、……、ではもう1つ、平和になりつつある世界でなぜ軍拡を推し進めるのですか、平和を乱すおつもりですか』

 

中津『平和な世界ね、731件、この数字が何を表すのか、おわかりですかな?』

 

ラクス『何を』

 

中津『昨年我軍が発見、戦闘になった宇宙海賊との戦闘数です、そして、今年も既に300件以上海賊と交戦し数十隻の民間船が襲われているのです。これでも宇宙は平和になったと?軍備を縮小して民間人を見殺しにしろと?』

 

ラクス『それは………どうしても軍拡を止めないと』

 

中津『少なくとも海賊被害を抑えきれる戦力を保持するまでは拡張は続けさせていただく、クライン嬢、これは我々四季島だけではない、この宇宙に住む全ての人類のためなのです。そして、まだロゴス過激派は滅んでいない、まだ残党も居るのです。彼らを倒さねば枕を高くして眠られんのです。』

 

カガリ『そんな事!なぜ話し合おうとしない!なぜ軍を持ち相手を攻めようとする!!中立を保てば』

 

中津『話し合いで解決できるのならば軍は不要と?ナンセンスだ、非武装国家が中立国家が生き残れると?ではなぜ前大戦時オーブは攻め込まれたのか?武装国家ですら戦争に巻き込まれるのに、非武装国家など餌にしかならんと、何故わからんのか!!!

話し合いで解決できるのならば今次大戦も前大戦も起きないと、そのことが何故理解できんのか!!!』

 

カガリ『そ、それは、だが!大きすぎる力はさらなる争いを呼ぶ!!』

 

中津『しかし力無き声は掻き消される!!!中世、中立を唱えたルクセンブルクやベルギーの様に非武装、もしくは軽武装国家は大国の養分にされるのだ!!!なぜそのことがわからんのだ!!!!!』

 

コープランド『中津宰相、少しは落ち着かれて』

 

中津『すまんなコープランド大統領、デュランダル議長もご迷惑をおかけした』

 

デュランダル『いえ、宰相、私としても海賊対策としての軍備維持、拡張は考えねばならぬ問題と考えております』

 

コープランド『人が宇宙に住む以上、海賊対策は早急に行なうべき問題であるのは間違いないだろう』

 

カガリ『デュランダル議長にコープランド大統領まで、これ以上軍拡を進めるなどと!!そう言われるおつもりか!!』

 

コープランド『アスハ代表、我々も過度な軍備拡張は行いたくはない、しかし、情勢がそれを強いているのです、今軍備を削減すれば宇宙は海賊の跳梁跋扈を許しかねんのです、それに我が大西洋連邦宇宙軍は今次大戦で相応の被害を受けている、これの補填を軍拡と言われても困るのだよ』

 

デュランダル『アスハ代表貴方は海賊対策に手を抜けと?

それは我々プラントが最も被害を受けるのです、地上から物が入ってこなければプラントは干上がるのです、そう思われませんか?ラクス・クライン』

 

カガリ『クッ』

 

ラクス『それは、そうですが……、』

 

中津『さてと、軽い乱入もあったが、デスティニープランについてこれ以上意見はありますかな?』

 

コープランド『こちらとしてはとても有意義な対談となった、導入については前向きに検討したいと考えております』

 

デュランダル『デスティニープランについてお聴きになられたいことがあるのならば専用窓口を用意しますのでそちらに聞いていただけると幸いです』

 

 

数日後世界に衝撃が走る、大西洋連邦首都ワシントンDCにてジョセフ・コープランド大統領が暗殺されたというのであった、そして、副大統領ヒューイ・ホークランドは大統領に就任するとともにこれをプラントによる仕業と宣言しプラントに対して最後通牒を叩きつけたのであった

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