転生したら原作前だったので好き勝手やって覇権国家になってやる   作:阿鬼羅

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中津の解説と意外な増援

オーブとの開戦後四季島帝國帝都東京宰相府

 

マックレーネ「閣下、なぜデュランダル議長はレクイエムを蘇らせたのでしょうか、国内外からの反発は相当なものです」

 

中津「ふむ、マックレーネ、なぜだと思いますか?」

 

マックレーネ「そうてすね……あのままでも戦局は膠着させられた、プラント本国艦隊と月艦隊、それに四季島艦隊が合流すれば犠牲は出たとしても反発は少なかったはず…アルザッヘル攻略は長引き冷戦状態に突入する………長期戦を嫌った?……焦った?」

 

中津「正解です、デュランダル議長にはもう残された時間は僅かしかありません」

 

そう言いながら資料を取り出し彼はマックレーネに渡す

 

マックレーネ「……これは!?」

 

驚きの表情を隠せないマックレーネ、そして、そこに書かれていたものは

 

 

中津「ある意味凄いものですね、これを作った人物は」

 

マックレーネ「以前から感じていたプラントの財政と軍備拡充の異常さ、これが理由ですか」

 

中津「アラ(ARA)手形、全く良く考えたものだ」

 

アラ手形それは

 

Alloy Research Association、合金研究協会が発行する支払手形であった

 

しかしこの協会は

 

マックレーネ「…、ペーパーカンパニー、いえ、実態はあるけど」

 

中津「殆ど意味のあるものではありませんね、仕組みとしてはこうです、まずプラント評議会がARAを通して各企業に資材を発注します、各企業は評議会からではなくARAから手形という形で代金を貰います」

 

マックレーネ「……閣下、これは」

 

中津「ええ、プラント評議会の予算を全く使いません、そして手形は一定期間後にプラントの中央銀行が買い取る事が義務付けられていますそしてプラント中央銀行はプラント評議会の傘下です。そして恐らく一定期間は5年程度でしょう、それ以上は手形の信用担保が厳しくなる」

 

マックレーネ「しかし、これは」

 

中津「ええ、企業は5年間現金化できませんが…銀行を通じて他社に他社手形として支払える」

 

マックレーネ「5年、5年?」

 

中津「時にマックレーネ、72年末を覚えていますか?」

 

マックレーネ「終戦すぐですね?」

 

中津「ええ、人が訪ねてきましたね?」

 

マックレーネ「……プラントのアイリーン・カナーバ前議長」

 

中津「そして要件は」

 

マックレーネ「復興のための円借款……まさか」

 

中津「当時のレートと当時償却される手形の概算値、この前調べさせましたが」

 

マックレーネ「一致したと……」

 

中津「ええ、73年初頭の償還額と一致しました、恐らくですが、この手形を使っていたのはシーゲル・クラインとパトリック・ザラ、特にパトリック・ザラでしょうね、最初期の振出は極僅か、恐らくMSの開発費ですかね、そしてシーゲル・クラインが議長に選出されると」

 

マックレーネ「量が増え始めた」

 

中津「ええ、大量のMS、艦艇の建造費、研究費、基地設備の整備費用、それらに充てられた」

 

マックレーネ「となると額は相当な事に」

 

中津「後は賄賂でしょう、監査役に対しての」

 

マックレーネ「となるとなぜアイリーン・カナーバ前議長はあのタイミングで?もう少し早く動けばよかったと思いますが」

 

中津「そうですね、カナーバ氏はとても顔色が悪かったですね……あの顔色、恐らくカナーバ氏は知らなかったのでしょうね」

 

マックレーネ「だから資源衛星の譲渡や四季島船籍の入港料の割引を条件に出したと?」

 

中津「ええ、プラントの通貨、プラント・クレジット(PC)の価値はだいぶ落ちてましたからね」

 

マックレーネ「しかし、知らなかったカナーバ前議長にこの事を伝えたのは一体」

 

中津「…………そうですね、戦中のパトリック・ザラは多忙でした、なら手形の管理を他者に委任していた可能性が高い、とするのなら……恐らくですがエザリア・ジュール議員、彼女はザラ派のNo.2しかし戦後逮捕される事もありませんでしたね、それに御子息も隊を任されるほどにまで………恐らく」

 

マックレーネ「この件で取引した、と?」

 

中津「ええ、これは爆弾ですよ、知らずに何もしなければプラントはデフォルトします」

 

マックレーネ「閣下、しかしそれがなぜデュランダル議長の焦りに?……いや、まさか」

 

中津「ええ、円借款の償却期限を覚えていますか?」

 

マックレーネ「75年2月」

 

中津「復興に使っていたのなら普通に返せるはずですね復興に使っていたのなら、の話ですが」

 

マックレーネ「手形の償却に使い果たしたのなら」

 

中津「ええ……恐らくプラント国内に外貨は殆ど残っていないでしょう自国通貨を刷り返済してもいいが」

 

マックレーネ「それは通貨の流通量を増やし」

 

中津「PCの価値は大幅に下落する水と食料を外に頼り切っているプラントにとってそれは死刑宣告に等しい。だからこそ彼は」

 

マックレーネ「外貨獲得の手段として……デスティニープランを」

 

中津「ええ、使う機材の導入費、検査費用、これで外貨を少しでも稼ぎインフレとデフォルトを回避する、また……これは想像ですがコープランド大統領暗殺の指示者もデュランダル議長かもしれませんよ?」

 

マックレーネ「……賠償金ですか」

 

中津「ええ、なあなあで戦争が終われば残るのは負債だけ、しかしアルザッヘルが落ち政府首班が死亡し宇宙艦隊が壊滅した連合相手なら搾り取れると考えたのでしょう」

 

マックレーネ「しかし借款を返せるほどの外貨を得られると?大西洋連邦の通貨たる大西洋連邦ドルの価値も下落しています。今価値が上がり続けているのは円程度でしょうか」

 

中津「何も金でもらう必要はありません、例えば土地利権とか技術とか」

 

マックレーネ「……確か返還は物納でも可能でしたか、しかし閣下、なぜデュランダル議長は再度の借款を願わなかったのでしょうか」

 

中津「そうですね……借款を繰り返していけばその度に少しずつ経済的に侵略されていく、気がついた時には経済的植民地……これでは戦争して独立した意味がない」

 

マックレーネ「……それは、だからこそこの手に」

 

中津「ええ、ふふ、とはいえ勝てるんですかね、彼」

 

マックレーネ「お出になられるので?」

 

中津「ええ、ちょうどアマデウスの改装も終わりました、試運転といきましょう、………マックレーネ、機体も用意させましたよ」

 

マックレーネ「ご一緒します」

 

 

翌日四季島本国から親衛隊所属艦が多数打ち上げられた、行き先は宇宙要塞メサイア、そしてこれが四季島から打ち上げられた最後の増援であった

 

 

 

月面都市コペルニクス内宇宙船ドック

 

現在ここにはアークエンジェルやオーブ宇宙艦隊の1部が集結していた

 

オーブ士官1「聞いたか?」

 

オーブ士官2「何をだ?」

 

オーブ士官1「明日増援が来るらしいぞ」

 

オーブ士官2「どっからだよ?」

 

オーブ士官1「アルザッヘル」

 

オーブ士官2「!?じゃ、じゃあ連合の残党!?」

 

オーブ士官1「大きい声出すなよ、でも、らしいぞ100隻を超える艦艇がバラバラに向かってるらしい」

 

オーブ士官2「そんなに生き残りが居たのかよ」

 

オーブ士官1「それにザフトからこっちについた連中も来てるし、勝てるぞこれは」

 

オーブ士官2「だな」

 

 

 

同日コペルニクス沖連合軍艦艦内

 

「大佐!もうすぐコペルニクスです」

 

「そうか、アークエンジェル、懐かしく感じてしまうな」

 

「そう言えば大佐は先の大戦でアークエンジェルに」

 

「ああ、アラスカで降りた」

 

「なら懐かしいのですか?バジルール大佐」

 

ナタル・バジルール「かもしれないな」

 

ナタル・バジルール、先の大戦を生き延び、また今時大戦でも一隊を率いて各地を転戦していた

 

 




と言うことでナタル・バジルールさん生存でした

それとプラントの経済とザフトの軍備増強については私の想像と感です
てか正史はどうやってあれだけ揃えたんだろ

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