魔王城•玉座の間
勇者「はぁ…はぁ…」ぼろっ…
大魔王「ぐふっ…よくぞ我を倒した…勇者よ…」
大魔王「だが貴様のような光がある限り…我の様な闇もまた生まれる…」
大魔王「ふはは…勇者よ…何ゆえもがき…生きる…のか…」シュウゥ…
大魔王「」シュン…
勇者「消えた…やったのか…ついに…」へたぁ
…勇者よ…よくぞ大魔王を倒してくれました…
私は精霊ルビス…こうして話すのは貴方が旅立って以来ですね…
あなたのおかげで私の封印も解けました…
お礼にあなたの願いを…おや?…そのような願いとは…ふふ…
分かりました…では目を閉じ祈りなさい…
次に目を開けた時…新しい世界が広がっていますよ…
…………
………
……
…
おきなさい、おきなさい、私のかわいいぼうや
きょうはお前が初めてお城に行く日だったでしょう?
勇者「…」パチッ
勇者(あれ…俺確か…魔王を倒して…)
父「もう、早く起きなさい?今日は王様に会いに行く日でしょう?」
勇者「…?」
勇者「!?」ギョッ
父「どうしたの?そんなにまじまじとお父さんの顔なんか見ちゃって」
勇者「お、おお親父!?」
父「そんな死人に会ったような顔しちゃって、ほらほら、早く支度して、お城に行くよ!」
父「お前はお母さんに負けない立派な勇者として育てたのだから、王様に失礼のないように挨拶するんだよ?」
勇者「これは…」
…
……
………
ルビス「女の子に囲まれて暮らしたい、ですか?」
勇者「はい…ずっと一人旅を続けてきたもんで…勇者になってもモテないし…」
ルビス「酒場でお仲間を集えば…」
勇者「ルビス様、よく考えてくださいよ?魔王討伐の旅なんです。酒場に登録されているのは屈強な男達しかいないんですよ…」トオイメ
ルビス「そ、それもそうかもしれませんね…」
勇者「だからこれからは、同じくらいの女の子に囲まれて冒険をしたいです…」
ルビス「…ふふ、わかりました」にこ
ルビス「世界を救った勇者様ですもの、私に出来る事なら叶えて差し上げましょう…」
では、目を閉じ祈りなさい…
………
……
…
勇者「ルビス様…何も最初から冒険させてくれなくても…」
勇者「レベルも1からになってるし…」
勇者「この世界はもしかして…」
…
〜それから色々〜
女王「では勇者よ!魔王討伐の旅に行くのだ!」
女王「最初は酒場で仲間を募るといい、くれぐれも無茶はせぬようにな」
勇者「はい」
勇者(王様も女王様になってるな…)
勇者(間違いない、この世界は男女が逆転している…ッ!!)
勇者よ…聞こえますか勇者よ…
勇者「ルビス様?」
女王「…?」
勇者よ…私は間もなく封印されるでしょう…
故にこれで助言も最後となります…
油断は禁物ですよ勇者…男女が逆転したという事は貞操観念も逆転したという事…
勇者「ルビス様…」
この世界では女性は男性よりも強く、また夜道に襲われるのも男性なのです。
あなたは今や、あなたの元の世界で言うところの、か弱い16歳の女の子になってしまったのと同じ事…
良いですね…くれぐれも…
油断は…禁物ですよ…
私の…ゆう…し………
勇者「私の…?」
勇者(最後の言葉が少し気がかりだけど、ルビス様の言う通り気を付けよう!)
女王「勇者よ、先程から何を言っておるのだ?」
勇者「はっ、申し訳ございません、自分を昂めておりました」
女王「そうか、まぁよい」
女王「では行くのだ!勇者よ!」
……
…
〜酒場〜
冒険者達「ワイワイワイワイ」
勇者(相変わらず賑やかだな…)
勇者(だけど…)チラ
勇者(みんな美人な女の人で…すごい格好の人もいる…)ごくり
勇者「女将さんは…あっちのカウンターか」
??「あら坊や」
勇者「?」くるっ
戦士・盗賊「」ニヤニヤ
勇者「は、はい」
盗賊「ダメじゃないこんな所に1人で来ちゃ…」にたぁ
戦士「ああ、アタシ達みたいな優しいお姉さんばかりじゃないんだぜ?」ニヤニヤ
勇者「い、いえ、勇者なので…ここで仲間を…」
戦士「ふぅん…お前が勇者…ねぇ…?」
盗賊「ふふ…」
戦士「よっしゃ、アタシ達に着いてきな」
盗賊「えぇ、登録所はこっちよ」にこ
勇者「」ほっ
……
…
戦士「なぁ女将、これで、な?」コソコソ
盗賊「悪い話ではないでしょう?」お金ジャラ…
女将「本当に悪い子たちね…」チラ
勇者「?」
女将「ようこそ勇者様、冒険のお仲間でしたらちょうどこのお二人が良いですよ」ニコ
女将「戦士の方は自慢の力で敵を蹴散らし、時には盾ともなります。」
女将「素早いアタッカーが必要でしたら彼女、盗賊を!時にはお宝をぶんどることもあります。」
勇者「へーっ!」
勇者「じゃあ、よろしくお願いしますっ!」
戦士「ふふ、まいどあり…」
盗賊「」ニヤ
??「ちょっとちょっとぉ〜何2人だけでまた遊び行く気〜?」
勇者「?」
戦士「あぁ…見つかっちまった…」
盗賊「まぁまぁ良いじゃない」にこ
遊び人「私も混ぜてよ〜」にこにこ
勇者「あの…」
遊び人「!?」
遊び人「きゃー!何この子可愛いー!」ぎゅうぅ!
勇者「ち、ちょっと!//」むにむに
遊び人「こんな女だらけのむさくるしい酒場に舞い降りた天使ね!」
遊び人「なになに!?お姉さんと遊びたいの?いいよ?じゃあ2階の宿屋行こっか?」ハァハァ
勇者「いやちがっーー」
戦士「おいっ!」
盗賊「遊び人!いい加減にしなさい!貴女またそうやって男壊す気?」
遊び人「え〜壊れないよ、だってこの子、勇者なんでしょ〜?」にや
遊び人「戦士ちゃんも盗賊さんもソレが目当てだったんじゃないの〜?」
遊び人「だったらさぁ…仲間に入れてよ〜」にたにた
戦士「そ、それは…」
遊び人「ね〜!勇者ちゃんも私と遊びたいでしょっ?」にこ
勇者「いや、ちょっとあの!」
遊び人「大丈夫大丈夫!痛い事とかしないし!男の子の扱いには慣れてるからさ〜」さわさわ
勇者「ひえぇ…」てれてれ
盗賊(なんかこの子満更でもなさそうね…)ふむ
盗賊「ま、たまには貴女に付き合うのも良いわね」ふっ
戦士「と、盗賊貴様!」
遊び人「さすが盗賊さん!話がわかる〜!」
遊び人「ほらほら〜戦士さんはどうするの??私と勇者ちゃんと盗賊さんだけで楽しんじゃうよ〜?」
戦士「…くっ、仕方ない、アタシも混ぜてもらおうか」
遊び人「はーい!という事で勇者ちゃん?今夜は頑張ってね♡」はむっ
勇者「そ、そんな急に言われてもっ!」ドキドキ
こうして…
こうして僕の冒険は…始まったのである…
〜つづく〜
不定期で更新しますので、落書き程度に読んでくだちい