〜いざないの洞窟・最深部〜
勇者(あちゃ〜これは…)
遊び人「ねぇ勇者ちゃん、本当にこんな所に来たかったの?」
盗賊「ん〜、もうここから先へは進めそうにないわね?」
勇者「いやぁ、進める方法があるにはあるんですけど…あはは、ちょっと道具取り忘れちゃって…」
戦士「なんだよまた戻るってのか〜?」ヤレヤレ
勇者「うぅ、すみません…」
盗賊「ほらほらいじめないの、で?どこに向かえばいいのかしら?」
勇者「たしかレーベの村にあったと思うんです」
戦士「なかなか遠いなぁ、お前また攫われるんじゃねぇぞ?取り返すこっちの身にもなれよ?」
勇者「す、すみません」
遊び人「ほんとだよ〜、戦士さんったら勇者ちゃんが魔物に攫われる度に大騒ぎして駆け回っちゃって大変なんだから」はぁ
勇者「そうなんですか?」パァァ
戦士「お、おい!」
盗賊「そりゃあ今どきこんな何でも言うこと聞いてくれる若い男の子なんて居ないしねぇ?普通だったら私達、兵隊に捕まっちゃうわよ?」サワサワ
勇者「ちょ、盗賊さんっ」
戦士「まぁしょうがねぇ、そのかわり勇者、この分は今夜きっちりお前で支払ってもらうからな?覚悟しとけよ?」じゅる
遊び人「私も〜!勇者ちゃんのお陰で疲れちゃった〜!いっぱい遊んでもらわなきゃね〜♪」にこにこ
…
前回、ナジミの塔にて盗賊の鍵を手に入れた勇者一行…
その後、レーベの村の南東にあるいざないの洞窟へ行き、鍵で扉を開けたはいいものの周囲を壁で遮られ進めなくなってしまった…
レーベの村に問題を解決するための道具があると言うが…
…
〜3日後・レーベの村〜
戦士「ふぅ〜着いた着いた、ここにその道具があんのか?」
勇者「はい!おそらくこっちの方に建物が…お、ありましたね」
遊び人「おぉ〜」
盗賊「あら?鍵がかかっているわね」ガチャガチャ
勇者「それならこの盗賊の鍵で…」ガチャ
勇者「ね?」にこ
戦士「便利だね〜その鍵」
爺「む?おぬしら何の用じゃ?むむ!?そこの扉を開けたのか?」
戦士「あぁ、この鍵でちょちょっとな?」
爺「ふむ、ナジミの塔の爺の所へ行ったわけじゃな?するとお主らが勇者一行か…」
盗賊「まぁ、そう言ったところね?」
遊び人「ねね、お爺ちゃん、私達今いざないの…」
爺「ほっほっ、わかっておる、いざないの洞窟の奥にある壁が邪魔なんじゃろう」
勇者「はい、そうなんです、それで貴方からまほうのたまを…」
爺「おぉ、こりゃたまげたわい、勇者様のパーティーにこんな年端もいかぬ男の子が混じっておるとは…」
爺「勇者様もスキモノじゃのう、ジジイも若かったら何されてたかわからんわい」チラッ
戦士「ん?なぁ爺さん、アタシは勇者じゃないぜ?勇者様はそっちの男の子」ビシ
爺「なんと!そうであったか!」
遊び人「ねーお爺ちゃん、そのまほうのたまって本当に使えるの?」
爺「うむ、そうじゃ、お主らも使い方が分からんであろう?ワシが教えてやろうて、先に洞窟に行って壁の前で待っておるわい」
スタスタ…
盗賊「あら、親切なお爺さんね、私達も行きましょう?」
戦士「しかしなぁ、ここまで勇者の夢の通りだと何か恐いぜ…」ブルッ
勇者「そ、そうですかね?」
遊び人「ん〜、本当は勇者ちゃん、この先に何が起こるのか予知できちゃう能力があったりして〜」ジーっ
勇者「そ、そんな事…」
遊び人「…」じーっ
勇者「あの、遊び人さん…?」
遊び人「」ちゅっ
勇者「うわっ!?//」ドサッ
遊び人「あははっ!なんてね!その様子じゃ違うみたいね〜♪」スタスタ
戦士「ったく、ほら、立てるか勇者」ぐいっ
勇者「ありがとうございます…」
……
…
〜いざないの洞窟〜
爺「ここじゃここじゃ、ここにまほうのたまを置くのじゃ」
勇者「ここですね」かこっ
遊び人「ねぇねぇ、これ置いたらどうするの?」
爺「ふぉふぉっ、見ておれ見ておれ」つマッチ
まほうのたま「」シュボッ
まほうのたま「」ジジジジジ…
盗賊「離れた方が良さそうね」
戦士「そ、そうだな」
まほうのたま「」カッ!!
ドゴーーーン!!!
遊び人「ひゃっ!?」ぎゅっ
勇者「おっと!」ぐっ
もくもくもく…
戦士「おお!壁が壊れてるぞ!」
遊び人「すごーい!まるでイオみたいね!」
盗賊「あら?あんまり驚かないのね、勇者?」
勇者「け、結構驚きましたよ」
勇者(正直2回目だからな…)
爺「ほっほっほ、どうじゃ?なかなかの威力じゃろう?」
遊び人「どうやったのー!?」キラキラ
爺「ほっほっほ」
爺「ほれ、あれがおまえさん方の求めていたものじゃろう?」
遊び人「ん〜?なにあれ?」
戦士「な、なんかまぶしいぞ…」
盗賊「!あれはたびのとびらね?」
勇者「はい!」
爺「ほほっ、お主たちの中にも知っておる者がいるようじゃな、あれはまさしくたびのとびらじゃ」
爺「この世界は広い、それこそ歩いては回らんくらいにのう」
爺「ほれ、そこに立ってみとくれ」ほいほい
戦士「こ、ここか?」
勇者「皆さん一緒に行きましょう!」
盗賊「ふふ、どこに行くのかしら?」
遊び人「へ〜なんかすごい!」
爺「ほっほ、それでは勇者とその仲間たちよ、お主らに幸多からんことを」
シュウウゥゥ…
ぐにゃにゃー
ヒュパッ
…
…
戦士「…はっ!」
戦士「こ、ここは?」
遊び人「…?」キョロキョロ
遊び人「あ〜っ!」ユビサシ
戦士「む?どうした?」
遊び人「ほら!ロマリアのお城だよ〜!」キャッキャッ
盗賊「うそ…海も越えていないのに…?」
勇者「それがたびのとびらですよ、盗賊さん」にこ
盗賊「…ふふっ、貴方といると退屈しないわね」くすっ
遊び人「ね〜勇者ちゃん!みんなも早く行こうよ〜!」
戦士「そうだな、とりあえずアタシは武器が見たいな」
盗賊「私はお風呂に入りたいわ〜?」チラ
勇者「ま、またですか?」
盗賊「当然じゃない、汗もかいちゃったし、それに…♡」さわさわ
勇者「や、ちょっと盗賊さんっ、こんな所で…」
「止まれ」
勇者「?」
女門番「お前達、何者だ?」チャキッ
遊び人「ちょっと何よ〜、世界を救う勇者様一行なんですけど〜?」ムーッ
女門番「ほう?勇者一向がそんな年端もいかぬ少年を連れ回しているとはな?貴様ら、最近ここらを騒がせている盗賊団じゃなかろうな?」
戦士「お、おいおい、勇者はアタシじゃないぜ?そっちの男の子だ」
女門番「ふん、デタラメを言うな」
女門番「勇者は勇敢な女だと聞いたぞ?怪しい奴らめ」
盗賊「うぅん…困ったわね…信用してもらえないみたい…」
勇者(勇敢な女…多分母さんの事だな…)
勇者「あ、あの!僕本当に勇者なんです!」
女門番「ほう…」
女門番「…」
女門番「よろしい、そこまで言うのならば通してやろう」
遊び人「やった〜♪」
勇者「」ほっ
女門番「ただし…一人一人身を改めさせてもらうがなぁ?」じろ
勇者「え…?」びくっ
戦士「ま、やましい事なんて何も無いし、チャチャっと済ませて城下に入ろうぜ?」
女門番「」ニヤ
……
…
〜詰所〜
盗賊「ふぅ、職業柄こういうのはドキドキするわね…」
遊び人「勇者ちゃんまだかな〜?」
戦士「ん?まだ終わってないのか?」
…
…
女門番「ほら、さっさと服を脱げ」
勇者「え、えぇ!?」
女門番「何をしている?体の隅々まできっちり調べないとなぁ?こちらも都に賊を入れるわけにはいかんのだよ…」じゅる
女門番「それに…」ツカツカ
勇者「ひっ!?」
女門番「あんな女臭い奴らと旅をしているんだ…」さわさわ
女門番「君も経験がないわけではないだろう?」ニヤニヤ
女門番「毎晩毎晩…ご奉仕をしているのだろう?」さわさわ
勇者「あ、あの、人を呼びますよ!?」びくびく
女門番「ふふっ…呼びたければご自由に…」
女門番「ここの奴らは皆んな溜まっていてなぁ…呼んだところでお前の望む様な事は起こらんのだよ…」ぺろっ
勇者「ひぃ!?」びくっ
女門番「ほら!さっさと服を脱げ!」ぐいぐい
勇者「や、やめてくださいっ!」
女門番「ええい大人しくしろ!」ぐぐっ!
勇者「もごっ!?、、んんー!」バタバタ
女門番「勇者とは言っても所詮は男だなぁ…」じゅるっ
勇者(ま、まずい!このままじゃ本当に犯されっ…!)
ドア「」バタァン!!
戦士「大丈夫か勇者!?すごい物音が…」
戦士「なっ!?こ、これは…!?」
盗賊「…!」
遊び人「ゆ、勇者ちゃん!?」
女門番「…誰が入って良いと言った?」
勇者「せ、戦士さぁん…」服ビリビリ
戦士「き、貴様ああぁぁ!!!」
盗賊「っ!!」ヒュパッ
女門番「…ほう?」シュッ
盗賊「は、速い!?」
女門番「邪魔するな…盗人風情が!」
勇者「んんーっ!っ!」バタバタ
女門番「おっと、騒ぐな…すぐに可愛がってやる…♪」さわさわ
勇者「っ!」ギロ
盗賊「今すぐその汚い手を離せ…このゲスがぁぁぁ!!!」ドワォ
女門番「ふふっ…貴様らこそ毎晩この少年の体を弄んでいるのだろう?」つつーっ…
勇者「ひっ!?」ぞくぞくっ
女門番「私と何が違うのか教えて欲しいものだなぁ?」
勇者「くっ、!」ぐぐっ
女門番「むっ、意外と力はあるようだな…それに程よく引き締まった良い体じゃないか…♡」さわさわ
女門番は勇者の体に見とれている!
遊び人(!、いま!)
遊び人「っルカニ!!」ティロリロリロ
女門番「っ!?、足が重く…!」ぐっ
遊び人「戦士さん!勇者ちゃんを助けてあげてっ!」
戦士「ぬおぉぉぉぉ!!!」ダダダ
戦士「覚悟!」ギィン!
女門番につうこんのいちげき!
女門番「ぐぁっ!?」ドサ
勇者「んぐっ!」ドサ
盗賊「!!」シュッ
盗賊は女門番から勇者をぬすんだ!
遊び人「勇者ちゃん大丈 戦士「勇者!!大丈夫かっ!?」ぎゅうぅ
勇者「せ、戦士さっ…!?」ミシミシ
戦士「お、お前はどれだけ心配を掛けさせれば気が済むんだっ!?」ぎゅうぅ
勇者「あっ…ちょっ…」ミシッミシッ
盗賊「戦士?勇者の様子が…」
勇者(あ、意識が…)ふらぁ
戦士「ゆ、勇者!?おいっ!?どうしたんだ!?」ゆさゆさ
勇者「」ガクッ
遊び人「ちょっ」
戦士「勇者…?」サーッ…
戦士「…」
女門番「っ!」ぱちっ
女門番「…っ、くっ…よくも…!」よろっ
戦士「…」
戦士「おのれ…」ごごご…
戦士「おのれぇぇぇぇ!!!生きては返さんぞ!!!」ゴォアッ!
戦士はスーパーハイテンションになった!
女門番「っ…!」ぞくっ
戦士「…遊び人…かけろ…」ギロ
遊び人「ひっ!?」びくんっ!
遊び人(な、なにを!?)
盗賊(ば、バイキルト!バイキルト!)コソコソ
遊び人(さ、流石にそんなことしたら門番さん死んじゃうって!?)
戦士「遊び人、2度は言わん…」スーッ つ剣
遊び人「ひぃぃ!?ごめんなさいぃ!?、ば、バルキイトぉぉっ!」
戦士「でぇぇぇやぁぁぁぁぁ!!!」ダダダ
遊び人(す、スカラっ!!)コソッ
女門番のしゅびりょくがあがった!
女門番「っ!?」
戦士「覚悟おぉぉぉ!!!」ザシュッ!!!
女門番「うぐっ!?」ドサッ
女門番をやっつけた!
戦士「…?」テゴタエガナイ…
遊び人「す、すごーい!さすが戦士さん!ほら!勇者ちゃんも無事だし、ロマリアの城下町にいきましょーっ!?ねっ!?」
勇者「…zzz」くてっ
盗賊「そ、そうよ!ほらほら!早いところ宿屋にでも行って勇者の手当しないとじゃない!?」
戦士「待て、奴が本当に死んだか確認せねばな」スッ
遊び人「ラリホー」ボソ
戦士「んあっ…zzz」ドサッ
遊び人「ふぅ…私たち犯罪者になっちゃうとこだった…」
盗賊「ふふっ、バルキイトね」くすくす
遊び人「笑わないでよ〜!適当に言葉入れ替えただけだもん、間違って発動しちゃうかも知れなかったんだからね?」くすっ
盗賊「貴女ほどの魔力なら有り得たかもしれないわね」
遊び人「それにしても…」チラ
女門番「」びくっ
女門番「」シーン…
盗賊「はぁ…」ツカツカ
女門番「っ!」ガバッ
盗賊「まだ懲りないのかしら!」スチャッ
女門番「!?」
女門番「ま、まってくれ!わ、私が悪かった!つい!つい魔が刺したんだ!謝るからどうか!どうか命だけはっ…!!」土下座
盗賊「…」
盗賊「…ふん、私は盗賊であって殺し屋じゃないわよ」スッ
遊び人「むーっ!二度と勇者ちゃんに近づくなーっ!」べーっ
女門番「か、神に誓う!」
盗賊「ねぇ、とっととここを開けてくれないかしら」ギロ
女門番「ひいぃっ!はいぃぃ!!」ダダダ
…
〜ロマリアの城下町〜
遊び人「うへぇぇ…おもいぃぃ…」つ戦士
戦士「〜zzz」
盗賊「や、宿屋までもうちょっとよ…」つ勇者
勇者「…zzz」
サッ…
盗賊「…?」
盗賊「あらっ…急に背中が軽く… 遊び人「盗賊さん追いかけてぇぇぇ!!!」バッ! 戦士「zz…んがっ!?」ドサ
盗賊「えっ…!?」キョロキョロ
盗賊団子分A「若い男はみーんなボスのもんだー!きゃはははっ!!」ダダダダ!!つ勇者
勇者「…はっ」パチ
子分B「おやおやぁ?きみ、目が覚めたのかい?」ニタァ
勇者「…へっ!?」
子分C「きゃはははは!残念だけどお仲間とはここでお別れだよー♪!」
勇者「えっ!?ちょっ、下ろしてよ!?」
子分達「「「きゃはははは!上物上物ー!♪」」」ダダダダダ
盗賊「ちょっ…!ま、待ちなさっ…!」転びっ
遊び人「ゆ、勇者ちゃあああぁぁぁん!!!!」
戦士「んん…zzz」
なんと、一難去ってまた一難…
城下に入るや否や盗賊団の手下に攫われてしまった勇者…
どうなる勇者…お前は攫われるしか能が無いのか…
果たして…勇者の貞操やいかに…
つづく