あと月斗がまさかあんなことを…………。
最後はホモホモしいです。
月斗side
クラス代表決定戦のあと数日が過ぎた頃、僕にはちょっとした悩みのタネができていた。
「う〜〜ん…………」
「どうしたんだ月斗?」
「あっ!一夏、おはよう」
「おう、おはよう、それでどうした?何か悩んでたみたいだけど」
「うん、実はね、今日からあのメスb…………篠ノ之が監視を解かれるでしょ?それで一夏となるべく一緒にいるためにはどうすればいいかなって」
そう、あの暴力女が監視を解かれ、また暴虐の限りを尽くす可能性が高い(主に一夏に対して)
一夏も十分に強いけど、一夏は優しすぎるから暴力を振るったりできない。
だから一夏のそばにできるだけいないとあの暴力女にされるがままになってしまう。
その方法を考えているもののいい案が浮かばないまま、結局朝になってしまった。
「う〜〜ん…………千冬姉に言って、着替えるときとかも一緒にいる…………とかだと怪しまれるし…………」
「うん、どうすればいいのかな…………」
「まあ、とりあえず飯にしようぜ」
「うん、そうだね」
今日のご飯はなににしようかな…………。
「俺はカツ丼にしてみるか…………月斗はどうする?」
「ぼく…………私もたまにはお肉が食べたいからカツ丼にするよ」
「おう、じゃあ月斗は席とっといてくれ、俺が月斗のぶんももってくから」
「わかった、よろしくね」
えーと…………窓際に4人テーブルとその奥に2人テーブル…………2人テーブルにしよっと、邪魔されたくないし♫
「一夏〜、こっちだよ〜」
「おう!待っててくれ」
一夏はカツ丼ののったお盆を二つ持ってぼくの座る2人テーブルに近づいてくる。
一夏がカツ丼をテーブルにのせ、ぼくの向かいに座る。
「それじゃあ……」
「「いただきます!」」
お盆の上にのったカツ丼の蓋を取るとお肉のジューシーな香りが…………。
「美味しそう!」
「ほんとだ!これは勉強になるぜ!」
「うん!一夏、いつかぼくににも作ってね!」
「もちろんだぜ!…………って月斗、素が出てるぞ」
「あっ…………えへへ、美味しそうなものを見るとつい//」
「まあわかるけどな、それじゃあ食うか」
「ハム、ムグムグ…………ゴクッ、ふはぁ〜〜♫」
そういえばぼくって結構大食いなんだ、一夏に言ったときは驚かれたっけ。
「うめえ!ってはや!いつも食うのはやいな月斗は」
「ムグムグムグムグ…………」
「…………!月斗」
「?」
「ご飯粒ついてるぞ」
「ゴクッ、どこ?」
「ここだよ…………チュッ」
「ちょっ!?///」
一夏!ここは食堂だよ!人もいっぱい…………。
「ってあれ?」
「ここは人目がつきにくい席だからな、ついついちょっかい出してみたくなって…………嫌だったか?」
「嫌じゃないけど、節度はわきまえてよね」
「すまん、何か食ってる月斗ってかわいいからさ、つい…………」
「も、もう///」
お、怒るに怒れないよ〜///
〜〜〜〜20分後〜〜〜〜
「「ごちそうさま!」」
結局あのあと2回もキスされた///
ううぅ///一夏のせいで顔が熱いよ〜///
「ねえねえ、織斑君聞いた?」
「なにを?」
「転校生の話!なんでも、中国からくるそうだよ!」
「へーどんなやつなんだろうな」
「でもこの時期に編入できるとしたら頭もそうだけど、かなり強いはずだよ」
「2組に編入なさるということは、クラス代表がかわる恐れがありますわ、一夏さん気をつけてくださいまし」
「なるほど…………よし!なら負けないように放課後にもっと特訓しなきゃな!」
「うん!そうだね!」
「私も一夏さんを支えさせていただきますわ!」
あのあとセシリアさんはクラスのみんなに謝罪したあと、放課後にISでぼくと一夏の3人で特訓をしている。
主に一夏の遠距離の対処法の強化とセシリアさんの接近戦の強化、ぼくは全体的な底上げが目的。
ぼくは訓練機だけど織斑先生の根回しで毎日借りられる、一般生徒には悪いけど、一夏の安全のためと割り切っている。
一夏が弱いままだと何かあったとき身を守れない、だから力をつけてもらわないと困る、一夏はそこをよく理解してくれて、特訓も真面目にやってるから、ここ最近の成長ぶりはすごい。
セシリアさんも接近戦にも落ち着いて対処できるようになったし、いまじゃぼくの打鉄のシールドエネルギーを接近戦で2割も削るほどに成長した、狙撃だけじゃなく接近戦もこなせちゃうなんてね、セシリアさんには才能を感じるよ。
ぼくは底上げと【ぼくの専用機がくるまでの慣れ】だからとくにないかな?強いて言えば、一夏に打鉄で圧勝できるくらいに強くなったってことかな?
「じゃあ今日は遠距離武装で一夏を狙い撃ちして、一夏の回避率を上げる特訓にしようか」
「またあれかよ!でもあれのおかげでセシリアのレーザーをよけ易くなってるし、強くなってるのかな、俺」
「本国にもあそこまで避けれる人はなかなかいませんでしたのよ?あれ以上となると、織斑先生か生徒会長くらいしか思い浮かびませんわ」
「生徒会長っつうと月斗の幼馴染なんだっけ?」
「うんそうだよ、そういえばまだ挨拶に行ってないから近いうちに行かないとね」
「俺も一緒に行こうか?」
「うんそうだね」
いつぐらいに行こうかな?今日行ってもいいけど忙しそうだな…………。
「織斑君、あの人が用事があるって……」
「ひさしぶりね!一夏」
「鈴じゃないか!どうしてこっちに?」
「いろいろあってね、それで最近どう?」
「あーそれがな……」
「あの人が中国の転校生の方ですの?」
「そうみたいだね、おそらく代表候補生だろうね、専用機持ってるし」
「そのようですわね、あら、もうこんな時間、席に着いたほうがよろしいですわね」
「そうだね、それじゃあまたあとで」
「それではまたお昼に」
セシリアさんと別れて席に座る、織斑先生が入ってきて中国の転校生を引っ叩かれて2組に帰って行った。
授業が終わってぼくと一夏とセシリアさんの3人で食堂に向かう……………………道中で暴力女に後ろから睨まれていたが気にしない。
雑魚の相手なんかしてる暇なんかない、食堂が!美味しいご飯が!ぼくを待ってるんだから!
「待っていたわよ一夏」
「鈴、そこじゃまだからどいてくれ」
「う、うるさいわね、あんたが遅いのが悪いんじゃない」
うわ理不尽、あとで一夏を慰めてあげよう。
一夏side
「今日はこれにしよっと、一夏とセシリアさんはどうするの?」
月斗は相変わらずはやいな、今日も大盛りだろうな。
「俺は鯖味噌定食にするぜ」
「私はサンドイッチですわ、月斗さんはなににするんですの?」
「私はオムライスにしようと思う」
「また大盛りにするのか?よく食えるな」
「また、とは前にも大盛りを頼んだことがあったのですか?」
「昨日の晩はカレーライスの大盛り、今日の朝はカツ丼の大盛りだったっけ」
「いったいあの小さな身体のどこに入るのでしょうか……」
「俺にもわからねえ、だけど月斗は絶対に残さねえし、すごく美味しそうに食べるから余計腹が減るんだ」
「何と無くわかりましたわ……」
わかってくれたかセシリア、想像してみてくれ、大盛りのカツ丼やらカレーライスやらラーメンやらパフェやらを美少女(に見える美少年)がすごく美味しそうに食べている光景を…………。
どうだ?腹が減ってこないか?
実際いまも食券を持ってスキップ気味にあるく月斗を見てるだけで腹が減る、でもそのかわいさで腹が膨れる、プラマイゼロ。
食券と定食を交換して鈴の待つ席に向かう。
「こっちよ一夏!」
「おう、悪いな席とってもらって、あと2人ぶんのスペースあるか?」
「あるわよ」
「じゃあ俺はここで、ほら月斗」
俺は自分のとなりのスペースを軽く叩く。
「うん♫」
月斗は嬉しそうに俺のとなりに座る、俺のとなりのスペースは基本的に月斗のスペースだ。
鈴、俺、月斗、セシリアの順で並んで座る。
「「「「いただきます(わ)」」」」
「それで一夏、最近どうなの?」
「うーん、とくにこれといって無いかな、そっちは?」
「私は中国の代表候補生になったわ」
「そうなのか、おっそうだ、俺のとなりのやつが月斗、そのとなりがセシリアだ」
「はじめまして、龍宮寺月斗です」
「イギリス代表候補生セシリア・オルコットですわ」
「ふーん、あたしは中国代表候補生の鳳鈴音よ、よろしくね…………って月斗?…………月斗ぉ!?」
「鈴って…………まさかあの鈴!?」
月斗と鈴の声が食堂に響く。
「えっ!?なんで月斗がここにいんのよ!どうして女用の制服きてるの!?」
「鈴こそどうしてこっちに!?ま、まさか一夏を!?」
「な!?ち、違うわよ、い、一夏が目当てなわけ無いじゃない!」
「おい月斗、鈴、落ち着けって、な?ここ食堂だから、声響くから」
「「あっ」」
ほらー、視線が集中しちゃってるしー。
「…………鈴、ちょっと話があるの」
「奇遇ね、私もよ」
なぜか2人の空間だけダークなんですが…………。
あっ…………(察し)
「じゃあ一夏、ちょっと話てくるよ」
月斗は笑顔が一番かわいいと思ってるけど、いまの笑顔はコワイ。
月斗side
ぼくは鈴と2人で食堂の脇の人通りの少ない場所にある休憩室(本来は教師用)に入る。
そこにある椅子に腰掛けて鈴と向き合う。
「さて、なんと言ったらいいのやら…………とりあえず、ひさしぶりだね」
「そうね、まさかあんたがいるなんてね、このホモ野郎」
「相変わらず口がきたないね、もっと品を持ったらどうかな?」
まあそこが彼女のいいところ(?)なんだろうけどね。
人懐っこい猫のようなそんな性格。
「いいじゃない、別に、それであんたみたいなホモ野郎がなんでここにいんのよ?まさかホモをやめたの?」
「もう少し上品な言葉使いはできないのかい?まあいいけどね、IS適性が見つかってここに放り込まれたんだよ、まったくもって面倒くさいものだね」
そこでぼくは龍宮寺工業で試作され実用試験を任されている電子葉巻を取り出して咥え、スイッチを入れる。
「スゥーーー……フゥーー…………」
「私はもとからこんな言葉使いだって、あんたなら知ってるでしょ?ってか月斗、あんたいつからそんなものやるようになったのよ?」
鈴は鼻を摘まんで煙を払うように手を動かしている。
「これは龍宮寺工業の試作品の電子葉巻だよ、実用試験を任されたままここに入っちゃったからね、こうやってたまに吸ってるんだよ、こうやって使って、意見を出して、改良して、そしてまた使って意見を出して…………そうしてやっと完成するんだ」
「あんたのとこそんなの作ってたのね、というか葉巻を子供に吸わせるってどういう神経よ?」
「人体に影響がないし、ニコチンとかも使ってないからとてもクリーンな煙しかでないんだ、欠点は煙の量が少ないことぐらいかな?」
実際、この大きさの葉巻と比べると煙の量は半分くらいしかでない。
バッテリーの容量を確保した結果、煙の量を減らしてしまったため、煙の量を増やすのが今後の課題かな?
もしくはバッテリーを小さくするか…………。
「へー、ほんと、いろいろやってんのねー」
感心したように鈴は言う。
「そうでもしないともうからないってことだよ、IS用の武器やら装甲は確かに儲かるけど、それを買う方が圧倒的に少ないんだよ、だから売れる相手はアメリカみたいなでかい国とIS学園くらいなんだ、だからこうやって軍需産業以外にも視野を広げないと、潰れるかもしれないしね」
「なるほどね、確かに理解できるわ、うちの国でも軍需産業にこだわって生産続けて潰れた会社はごまんとあるわ、なかでも酷いのがそのほとんどが大企業ってのがうちの国にとっては辛いってわけよ、まあそのおかげで中小企業が儲かるようになってよかったって声もあるけどね」
「大企業がね〜、トップが頑固だと必然的にそうなるよね、じゃあこれからは中国にも売り込んでみようかな」
「あんた悪魔ね」
「儲かればいいの、儲かれば」
「ま、普通はそうよね、で、月斗、なんで女用の制服着てんの?」
「こっちのほうが狙われにくくなると思ってね」
「あ〜〜、なるほどね、あんたも考えたわね、一瞬誰かわかんなかったわよ」
「そりゃどうも、それでいまは一夏と付き合ってるんだ」
「へー一夏とねー、まっ、せいぜいとられないようにね、例えば…………あたしとか」
「はははっ、気をつけるよ」
やっぱり諦めないよね、鈴なら。
期待通りかな、とりあえず誰か来る前に退散しようかな。
「それじゃあ戻ろうか」
「そうね、一夏とセシリアが待ってるしね」
ぼくは葉巻のスイッチを切って煙を止める。
食堂に戻るといまはとセシリアは会話していた。
「(ああそうだ、ぼくと一夏が付き合ってるっていうのはみんなには内緒にしてあるから、そこんとこよろしくね)」
「(わかったわ、でもすぐに私と一夏が付き合ってるって噂が流れるわよ?)」
「(ふふふ、楽しみにしてるよ)」
鈴と小声で話して一夏のとなりにすわる。
「おまたせ一夏、ごめんね遅くなって」
「ただいまー」
「おう、2人ともおかえり、それじゃあそろそろ教室にいくか?」
「そうですわね」
「そうだね」
「それじゃああたしは2組だから、じゃね」
「また後でな」
ぼくたち3人は教室の前で別れて授業の準備をはじめた。
〜〜〜〜放課後・アリーナ〜〜〜〜
「それじゃあ特訓をはじめようか?」
「いいぜ」
「こちらもよろしいですわ」
ぼくは打鉄を、一夏は白式を、セシリアさんはブルーティアーズを展開する。
「それじゃあ今日は……「まて!」」
この声は…………暴力女か。
「龍宮寺、私と勝負しろ!」
「うん、やだ」
「なに!?」
いきなりやってきて戦えって言われても、無理でしょ。
「ふざけるな!私と戦え!」
「うん、だからやだ」
「おい箒!落ち着けって、月斗は戦いたくないって言ってるんだからさ」
「そうですわ、相手の嫌がることを強要してはいけませんわ」
一夏とセシリアさんの見事な援護射撃、これでまるくおさま……。
「ふん、そうか、戦いたくないか…………腰抜けが」
「っ!おい箒!月斗に謝れよ!」
「なぜだ?事実だろう?こいつは腰抜けだ、何度でも言ってやる」
「くそっ!この野郎……!」
「一夏……ダメだよ」
「月斗…………」
「無視すればいいんだから、別に気にしないで?私も気にしてないから」
「月斗さんもこう言っておりますし、私たちはいつも通り特訓をしましょう」
「……………ああ、そうだな」
「ちっ!腰抜けが!」
思惑通りいかなくて残念だったな暴力女。
ぼくは自分のことをバカにされても気にしないような人間だからね、もし一夏やセシリアさんや鈴とかを侮辱してたら、いくら篠ノ之束の妹でも【分解】してたと思うよ。
「ふぅ………じゃあ今日は接近戦の練習をしよう、3人でデスマッチだよ」
「OK、それでいこう」
「私の成長ぶり、見せて差し上げますわ!」
「じゃあカウントダウンいくよ!」
『5秒前…………』
「俺も強くなったんだからな」
一夏が雪片を展開する。
『4…………』
「私も、負けませんわ!」
セシリアさんがインターセプターを展開して構える。
『3…………』
「さて、量産機でどこまでいけるかな?」
ぼくは打鉄のブレードを構える。
『2…………』
「手加減しないからな!」
一夏が雪片を構える。
『1…………』
「それは私も同じですわ!」
空気が刺々しくなる。
『0!』
「「「勝つのは、俺だ!(私ですわ!)(私だよ!)」」」
絶対に雪片には、負けない!(キリッ
〜〜〜〜40分後〜〜〜〜
「雪片には勝てなかったよ…………」
「あ〜〜……惜しかったのにな〜〜」
「まさかセシリアさんがあそこでインターセプターを投げて来るなんてね」
「とても大きな賭けですわ、うまくいっただけです」
「それでも、俺は反応できずに当たっちまったし、俺の負けだよ」
「みんば接近戦だけでも十分強くなったね、この調子で対抗戦も頑張ろうね!」
「おう!目指すは優勝だぜ!」
「全力でお手伝いさせていただきますわ!」
士気も上がってるし、この調子で明日は弾幕回避の練習をしようかな?
一夏は接近戦での回避率も高くなってるし、零落白夜の無駄使いも少なくなってきた。
セシリアさんも接近戦はだいぶ強くなって遠近両方こなせるようになりつつある。
ぼく?ぼくはあまり強くなってないけど、それでも一夏とはほぼ互角くらいかな?やっぱり一夏はISだと強いね、遺伝…………じゃないよね。
遺伝でIS適性が高くなるってことは絶対にないって科学的に証明されてるからね。
それでも反則的な成長ぶりだよ、2、3回攻撃を見ればほとんど対応できるようになっちゃうし、やっぱり【才能】を感じるね。
スペックの差とかは言い訳にしない、作った人に失礼だからね、単純にぼくが弱いってだけ、ただそれだけ。
「よし、じゃあ飯にしようぜ」
「そうですわね、いきましょうか月斗さん」
「うん、そうだね、今日は何にしようかな〜」
「たまには洋食でもいいから定食とか食ってみろよ、おすすめは和食だぜ」
「和食か〜………じゃあ和食定食にしようかな、もちろん大盛りで」
「前から思っていたのですが、そんなに食べても大丈夫なのですか?」
「まあ、どっちかっていうと太りにくいほうだし、こうやってカロリー消費もしてるから大丈夫だと思うよ」
まああれだけ食べてれば女の子としていろいろ困るものが増えちゃうからね、そりゃあ気になるよね。
「さて、それじゃあ食堂にGO!」
「ゴーゴー!」
「ふふふっ、特訓したあとだというのに元気ですこと」
セシリアさんがお母さんみたいなこと言ってる…………確かに母性が溢れそうな顔してるからだと思うけど。
食堂に着くと鈴がテーブルに座っていた。
「あら、遅かったじゃない」
「あれ?鈴じゃねえか、どうしてここに?」
「ご飯食べようと思ったんだけど、1人じゃさみしいじゃない?だからあんたたちを待ってたのよ」
「そうなのかすまんな」
「ありがとうございます、鳳さん」
「鈴でいいわよ、あたしもセシリアって呼ぶし」
「ええ、では改めまして、ありがとうございます、鈴さん」
「私からも、ありがとね鈴」
「別にいいわよ、1人はさみしいしね、みんなで食べたほうが美味しいじゃない?」
「確かにそうだな、大人数で食ったほうが美味しいもんな」
「わかる気がするよ」
「私も家ではメイドとしか食事をしませんから、こうやって大人数での食事というものは、賑やかでいいですわね」
「よし、それじゃあ飯を買ってこようぜ!」
「うん、いこうか」
「あたしはラーメンにしよっと」
「それでは私は…………」
今日の晩御飯はいつになく賑やかで楽しいものだった。
鈴は前から全然変わってなかったし、セシリアさんともすぐに仲良くなれたようだし、本当によかった。
でも浮ついていられない、もうすぐ対抗戦がある、鈴が代表だって言ってるし、油断はできない。
これからはいままで以上に熱を入れていく必要がありそうだ。
でもその心配はなさそうかな、鈴はこそこそするようなタイプじゃないし、真っ向から挑んでくるはず、不意打ちするくらいなら真っ正面から宣戦布告するだろうしね。
一夏にとっても鈴にとってもいい経験になるはずだ。
専用機があとしばらくでできるけど、ぼくはしばらくは打鉄を使わせてもらおうかな。
なんの力も持たない一般生徒としてこの学園に紛れ込ませてもらおうかな。
そっちのほうがつごうがいいからね、ぼくにとっても学園にとっても、ひいては一夏や千冬さんにとってもね。
でも、受け取ったらこの体制はやめようと思う、もちろん女装もね。
真実は隠してあるからこそ解き明かすという行為が生まれる、真実だらけの世の中は素敵だと思うけど、逆にグロテスクでもある。
だからぼくが男だという真実はひとまず隠しておく、それでぼくが専用機をもらい、自分から明かすか、それとも第三者が解き明かすか。
もし第三者が解き明かしたのなら、情報は瞬く間に広がり、ぼくも狙われ出すだろう。
でも専用機ができるのは臨海学校のとき、それまでにぼくが男だと解き明かせたなら、ぼくと一夏を狙う組織が一歩リードできる、だけど解き明かせなかったならいままで通り、平行線を辿るだけ、ぼくはいつも通りの一般生徒のまま。
ま、せいぜい頑張ってよ、【亡国機業】さん。
「ふふっ………」
「ん?どうしたんだ?」
「なんでもないよ、一夏」
「そうか」
楽しみだなぁ、亡国機業、楯無姉さんから聞いただけだけど、ISを所有していて実力もそこらの雑魚組織とは比べ物にならない。
やっぱり、ぼくも龍宮寺だからかな?
「…………」ギュッ
ぼくは左手を握る、小刻みに震えているのが見える。
まさか漫画だけだと思ってたけど、本当だったなんてね。
【血が騒ぐ】なんて初めてだよ、ここまで戦ってみたいと思ったのも初めてだよ。
いつも特訓の時とかは苦労するよ、本気を抑えるのに神経使うからね。
本気を抑えて戦えば一夏と同程度、身体を動かすよりリミッターを掛け続けることのほうが疲れるなんて思わなかったよ。
このままじゃいつきれるかわからないし、早めに家に帰ってリミッター外して全力バトルがしたいよ…………。
「「「「ごちそうさま(ですわ)」」」」
「おいしかったね」
「おう、やっぱりうまいな食堂の飯は」
「そうですわね」
「ふぅ……それじゃあまた明日ね」
「おう、またな」
「ばいばい」
ぼくたちはそれぞれの部屋に戻った。
あとはシャワーを浴びるなりして寝るだけだ。
「なあ月斗、一緒に寝ようぜ」
「うん、いいよ」
シャワーを浴びて一つのベッドに寝転がる。
「それじゃあ消すぞ」
「うん」
電気を消して毛布をかける。
「おやすみ月斗」
「うん、おやすみ」
一夏は疲れていたのであろう、すぐに寝てしまったようだ。
「…………」
一夏の寝顔は普段のキリッとした雰囲気をまったく感じさせない可愛らしい寝顔だった。
「……………………チュッ」
気がつくと一夏の頬にキスをしていた。
一夏の肌は柔らかく、弾力のある綺麗な肌だった。
「/////」バサッ
ぼくは恥ずかしくなり、毛布を被ったまま寝た。
「一夏…………大好きだよ」
「………………………俺もだよ、月斗」
「!?///////」
このあとなぜか妙に攻め気な一夏にキスをされた。
最初は鈴と月斗の仲を劣悪にしようとしたのですが、2人にとって旧知の仲である鈴との関係が劣悪になるというのは少し考えられなかったので、一夏を狙い続ける友好的なライバル的な立ち位置になってもらいました。
高いプライドがなくなったセシリアとは仲良くなるようにしました、原作みたいな険悪なムードでもいいかなとは思ったのですが、せっかくなので仲良くしてもらいました。
この作品の鈴は暴力行為控えめでいこうと思います。
ますますモップの影が薄くなるよ!やったね月斗ちゃん!
さて、スタンド月斗のほうでもやったあとがきに登場人物を呼んで話をするコーナーをこちらでもやりましょうか。
まず最初なのでやっぱり月斗からでしょうね、ではどうぞ。
私「スタンド月斗から来た人は今回で二度目になりますね、はじめてのかたは初めまして、【倒錯した愛】です」
月「一夏の彼女兼彼氏の【龍宮寺月斗】だよ、よろしくね」
私「さてこちらの月斗さんに会うのは初めてでしたか」
月「そうだね、倒錯した愛さんと会うのは初めてだね」
私「長いから愛とか倒錯とか適当に読んでください、それでさっそく質問ですがぶっちゃけホモですか?」
月「ホモ…………というより好きになった人が一夏だったってだけだよ、ぼくはいたってノーマルだったんだけどね」
私「ホモだったわけではないのですね」
月「そうだよ、もとは普通に女の子が好きだったよ」
私「それで一夏くんとの出会いが君を変えた」
月「一夏は優しくてかっこ良くて、それでいて可愛くて/////」
私「うわぁ…………顔が同じなだけに驚きますね」
月「そういえばむこうのぼくってどんな感じなの?」
私「楯無さんと鈴さんを彼女にしていて、実質学園最強の実力者で空間を操れるスタンドを持っている存在自体がチートかバグとしか言えない人間ですね」
月「そんなに強いんだぁ、戦ってみたいなぁ…………」
私「そのことなんですが、むこうの月斗さんのスタンドの能力で次元に穴をこじ開けてこちらの世界にくる、ということが可能らしいです、なのでいつきてもいいように、ちゃんと鍛えておいてくださいね」
月「そうなんだぁ…………ふふふっ♫楽しみだなぁ、そんなに強い人と戦えるなんて、ところで性格はどんなかんじ?」
私「とにかく楯無さんと鈴さんにベタ惚れ、もう結婚しちゃえよっていつも思いますね、でも肝心なイチャイチャとかは月斗さんがウブなせいでほとんどないです」
月「へー、意外かな、ぼくだったら一夏と普通にイチャイチャできるんだけど、そこまで違うんだね」
私「むこうの月斗さんは基本的に無表情ですからね、鈴さんや楯無さんの前ぐらいでしか表情を変えないんです、あと知っていると思いますけど、彼も龍宮寺流剣術の使い手ですからね」
月「龍宮寺流剣術を…………確かに手強いね、ぼくももっと龍宮寺流剣術を磨かないと」
私「むこうの月斗さんはプライドかは知りませんが基本的にスタンド能力と龍宮寺流剣術を併用して使うことはないですね」
月「せっかくの能力だから使えばいいのにね」
私「それが彼なりの相手への敬意の示し方なんでしょうね、相手に見えない攻撃をして勝つなんてことは彼には無理でしょうしね」
月「正々堂々を地で行くんだね」
私「わざわざ相手の戦い方にのったり、ブレード一本で戦ったりなんてことを平気でしますからね、まさに【最強】ですよ」
月「戦うのが楽しみになってきたよ、早く会いたいな」
私「まだもう少し時間が必要ですが、時期が来たら必ず来るでしょう、それでは最後に一言」
月「この作品をどうかこれからもよろしくお願いしますね!」
私「それではまた」