間違って削除してしまったので再投稿です。
申し訳ありません。
ワカンダフォーエバー楽しみですね。
でも、個人的MCU最推しだったティ・チャラ陛下がいないのが今だに辛すぎる・・・
病魔と戦い続けて最後までブラックパンサーであり続けてくれたチャドウィック・ボーズマンさんは本当にカッコよ過ぎるのよ、マジで!
自分が死んだら真っ先に会いに行って一緒に「Yibambe!!」するって決めてます!
今回はトニー・スタークとヒロアカで最も科学が進んだ場所とで接点ができます!
どうしてトニーが遥々日本へ行ったのかも関係してくる、、、かも?
ある親切な方からご指摘頂いたので、本文を一部修正しました。
〜アメリカ合衆国・コロラド州 上空〜
[3番機、聞こえるか?こちらはエドワーズ空軍基地本部管制塔、そちらの様子を報告してくれ]
「了解、全機共に異常無し。外気圧も安定しています。」
[結構、スターの様子は?]
「ご機嫌ですよ、アイツだけクリスマスの朝気分でいます。高度15000mの空で。」
[相変わらずだな。何はともあれ、無事なフライトを祈る。Good Luck!]
無線を切った俺がコロラド州を通り過ぎた辺りで高度を下げると、赤いユタ州特有の地面が薄い雲越しに見える。カリフォルニアはもう目と鼻の先だ。
〜エドワーズ空軍基地・トニー・スターク専用特別開発試験場〜
「ああ、また焼き切れた。僕が洞窟で一週間の間に拵えたスーツより脆いじゃないか。よくもまあこんなレベルの低い接合技術で空が飛べるよ。」
「洞窟でパワードスーツを作るというのはどういう状況なのか知らんが、こっちには確かな腕と”個性”という名の武器がある。」
「ある病院のリストには、その武器で自滅する人間が患者の半数を占めると聞いた。自分の力も使いこなせないような腕は信用にならないね。」
アメリカの最先端技術がこのレベルとは本当にこの世界は科学を舐めてるな、その内僕の事を創造神と崇めだすんじゃないか?
僕はこのルパートが用意してくれた見掛け倒しの設備で60体以上のスーツを作っては失敗している。そもそもナノマシンに関しての技術は実用には程遠いし、ヴィブラニウムなんて存在すら定義されてないからどうしようもない。
一応あっちのラボにあった設備もこっちの素材を使って一部は作ったのだが、軍のお偉方がケチってクソみたいな素材を仕入れるから酷い出来になる。
例を上げれば・・・
「おい、
余談だが名前の候補としては「ロバート」や「チードル」、「ジョン」とか色々あったが響きが良かったという実に明快な理由で今の名前に落ち着いた。
いや、そんなことはどうでもいい。
こんなことなら最初から作れる旧式のスーツで妥協しておくんだった。というか、なぜ去年の僕はそうしなかったんだ?こっちに来て焦っていたのか、落下の衝撃で頭がおかしくなっていたのか、、、「世紀の天才、落下に敗北」か。
「クソ、、、あのデカブツアバターめ。」
「ご機嫌斜めなところ悪いがトニー、今日午後3時頃に来客があるからさっさと切り上げてくれないか?後でお前の分まで怒られるのは俺なんだ、分かるだろ?」
「全く分からない。今日の今日にそんなこと言われても無理に決まってるだろ、この後はフライデーを連れて今後の方針を話すんだ。後にするよう伝えてくれ。それから分をわきまえろともな。」
「そんなこと言っていいのか?人工知能の嬢ちゃんと悲しい打ち合わせするよりも、よっぽどいい来客だと思うんだが・・・」
[皮肉を察知、排除しますか?]
「ほら、お前がそんなこと言うからフライデーが気にしてるじゃないか。でも、お前がそこまで持ち上げるほどの相手とは少し気になるな。」
楽しげな顔つきでそう告げるルパートの態度が気になった僕は、役立たずアームとの格闘を一時中断してそちらを向き直る。・・・ん?いや、待てよ?
今の悲しいってもしかしなくても僕に対しての言葉か?そんな気がしてきたぞ。
取り敢えずこの件についてはあとで追求するとして、今日の特別ゲストを発表する気満々の中佐が真ん前にいるから早く言わせてやろう。
「スターアンドストライプ、アメリカナンバー1ヒーローにして米軍最高戦力だ。」
おお、これはこれは。想像していた胡散臭い政治家連中じゃないだけマシだ。
「彼女のことは知ってるよ。本名キャスリーン・ベイト、7月4日生まれのアメリカ国籍。将軍から特別指揮官の官位を与えられ空軍部隊と共に活動している。”個性”の「新秩序」は己の望むルールを新たに設置するもので「やめろ!それ以上喋ったらペンタゴンに消されるぞ!」
僕が知ってる彼女についての情報を喋ったら何故か怒られた。
ああ、今思い出したが彼女の”個性”の詳細は強力過ぎるとかで伏せられているらしい。普通に国防のファイルで調べられたから言っていいものかとうっかり勘違いしていた。
「お前なぁ、もう少し危機感を持って生活したらどうだ?この”個性”社会、いつどんな厄災が降り注ぐかも分からない。特にお前は人から恨みを買いやすいだろうし、尚更注意がいる。」
「災難に遭うのは慣れっこだ。そんなことより、まだまだ時間はあるだろう?このスーツが上手いこと完成すれば一段落つくからお前も手伝ってくれ。」
「パワードスーツ作りの手伝いって、機体のメンテナンスとは訳が違うんじゃないのか?ここが更地になっても知らないぞ?」
「MITで航空工学の資格取ってる奴がそう謙遜するな、少なくともそこの粗大ゴミ同然のアームよりはマシに作業できるだろう?」
僕がそう指差すと、ジュニアは抗議するように三本指のアームを開閉させる。心外だと思うなら君の先輩アーム達を見習ってもう少しまともに働くんだな。
さてと、一仕事終わらせるか。
〜1時間後〜
<エドワーズ空軍基地 第一滑走路>
「君達は毎度バカみたいに速いな、色々な意味で。何にせよ歓迎するよ、スターアンドストライプご一行。」
「速さがウチのチームの売りだからね。よろしく、将軍。」
私がそう言って手を差し出すと、将軍ことブラウンは肩をすくめて笑いながらその手を取る。昔からダンディな見た目によらず可愛らしいと思っていたが、それは今も変わらないようだ。
「将軍呼びはやめてくれ。」
「どうしてだい?似合ってると思うけどな、チャールズ将軍って響き。」
「呼び方を改めないなら特別指揮権を剥奪するぞ?」
私がからかうと良き上官は優しく笑いながら、笑えないことを普通に言い放った。
これ以上続けると本当に立場が危うそうなので、私はひとまずイタズラ心に蓋をする。
それに、わざわざここまで来たのにはちゃんとした理由があるから今はそちらを優先しなければ。
「ところで、今日の主役はどこにいるのかな?早く会いたくて仕方がないんだけれど・・・」
「Mr.スタークならすぐそこの試験場にいるはずだ。もうすぐ出て来ると思うんd
”ドゴォーン!!!”
一見格納庫にも見える試験場をブラウンが指さした刹那、そこの屋根をぶち抜いて赤い何かが飛び出して空へと躍り出る。ブロスどころか、周りの将校達も驚いているところを見るにあれは予定外のサプライズということか。
なるほど噂通りやることが洒落てるね、トニー・スターク?
そんなことを考えていると、見知った顔がこちらへ走って来るのに気づいた。私達の前まで信じられない速さで辿り着いたローズ中佐は息を切らしながら模範的な敬礼を決める。
「やあ中佐、お疲れのようだね。」
「いつものことですから。それより、本日はわざわざご足労いただき感謝します。チャールズ将軍ももご一緒でしたか。」
「まあ、念の為だ。あと、ブラウンでいい。そんなことよりも中佐、早くあの鳥人間を降ろしてくれないか?私もスターもアクロバット飛行を見ていられるほど暇では無いんだが・・・」
「了解。・・・おいトニー!!!」
うわっ、普通にビックリした。中佐の怒鳴り声なんて聞いたのは初めてだ。
というか、中佐は無線越しでも彼と名前呼びし合ってるんだな。ちょっと羨ましいかもしれない。
「トニーってば、聞こえてんのか?!もう皆待ってるんだぞ、早く降りてきやがれ!!」
[そう言うなルパート、一年ぶりの空中散歩なんだからもう少し楽しませてくれよ。お、珍しいな。こんな高さなのにコンドルが飛んでるぞ!やあ、調子はどうかな?]
「鳥と話してるんじゃない!!とっとと降りて挨拶を[すごいな、あんなにデカい鹿を獲物に狙うのか。君は知り合いの空軍よりも勇敢だね。フライデー、記念に写真撮ってくれ。]
「おお、そうか。無視を決め込むか。なら今から10秒以内にそっちへ新型のミサイルブチ込んでやるよ。お前ら、「ティアマト」をあのアホ面ロボコップにロックオンさせろ。」
(なるほど、生き物の生態調査にも応用が効くフライトスーツか。つまりは、飛行系の個性を持つヴィランの解析も簡単になると。欲しい・・・)なんてのんきな気分でいるのは私だけで、ブロスは今まで見たことがないほど荒ぶっている中佐の姿にビビっていたそうだ。そりゃ真顔で人間相手にミサイル使いだしたらおっかないね。
今回の一件以降、ブロスが中佐への態度を異常なほど改めていたのは恐らくそのせいだろう。
一方で私が、もともと滅多なことでは怒らない好漢である彼をあそこまで言わせるトニー・スタークという男が更に気になり始めているのは言うまでもない。
そんなことより、あのスーツ着てみたいなぁ・・・
〜30分後〜
懐かしいなMk.7、、、色々弄ったから正確にはMk.7改良型と言ったところか。改良型なんて毎回呼ぶのは鬱陶しいから後で略称を付けるとしよう。
改めて着て分かったが、結構初期モデルのスーツも味があっていいものだ。ナノマシン製のスーツに慣れつつあった僕が再びアナログなメカメカしいスーツの虜になりかけている。
とは言っても性能面で劣る以上はナノマシン技術を早く進歩させて、見るも無惨な状態で保存されているMk.85を修復したい。
ナノマシンについて考えていたら、ワカンダの馬鹿げているほどの先端技術が恋しくなって来た。陛下や妹さん達とヴィヴラニウムのナノマシン化について研究したのはいつだったか。彼らは僕と科学についての話がまともにできる数少ない友人だ、久し振りに会いたいな・・・
「そろそろ準備が整った。行くぞ、イカれスーツ男くん。」
なんて僕が旧友へ思いを馳せているところへ、空気を読まないルパートが怒りを隠すどころか露わにしながら報告して来た。
まあ、少しコイツには気の毒だった。元はと言えば突然訪問してくるなんて言い出した賑やか飛行チームが悪いんだから当たるならそっちに頼む。
全面的に僕は悪くない、ただ空が飛べたから飛んでいただけさ。
「それでは改めて紹介を。アメリカ軍技術産業アドバイザー兼スターク・インダストリーズ社長を務めているトニー・スターク氏。さっきの行動を見ての通り頭の方がアレですが、機械工学始めあらゆる学問に精通しているので技術だけは信用できます。」
ハマーの会社並みに酷い紹介文だ、倒産までの秒読み開始かな?
「大スターの紹介とはほど遠いね、印象が悪くなるだろう?ああ、それから思ったんだが、さっきの大根みたいなミサイルはなんだ?前時代的な自動追尾システムに加えて、全弾当たってようやく空母一隻沈められるかってところだろ?あれで新型とか、ジョークにしてもセンスがない。」
「そこまで言うからには、改良案くらい提示してもらえるんだろうね?Mr.スターク?」
キャプテンを連想させる星条旗のヒーロー「スターアンドストライプ」が、ルパートの頭がおかしい発言を取り払うべく、さっきのハリボテミサイルを酷評していた僕に挑戦的な笑みを浮かべてそう尋ねた。
生憎ミサイル嫌いだからなんとも言えないし、ぶっちゃけ改良より作り直した方が絶対に早い。
でも、待たせたお詫びにリップサービスくらいはしておこう。
「そうだな、君の”個性”をフル活用しつつ運用すればそれなりにいい活躍するんじゃないか?空に浮いた街は無理にしろ、人型AIの大群くらいならイケるだろ。」
「よく分からないが、”個性”との併用は考えてなかったな。参考にするよ。ところで、今からがようやく本題なんだけど、、、Mr.スタークにはこの計画に協力してもらいたいんだ。ぜひとも君の知識を借りたい。」
懐からサッと取り出すというテンプレを見せつけつつ彼女が取り出した書類の表紙には、丁寧な筆記体でこう書いてあった。
〜I・エキスポ最終計画書〜
登場人物紹介〜アメリカ空軍編〜
・ジェームズ・ルパート・ローズ
元アメリカ空軍パイロットにして、現在は中佐を務める男性。
トニー・スタークがMCUの世界線出身であることを知る数少ない人物の一人。
トニー本人いわく「限りなくローディに近い雰囲気を持った全くの別人」らしい。
マサチューセッツ工科大学で修士号を得た後に、空軍士官学校を卒業した学歴を持つ。
空軍に入隊後は、パイロットとして100回以上の空中戦に参加して生き残った生粋の軍人であり常人離れした空間把握能力と射撃のセンスを武器に数多の武功を上げた。
制御を失ったリパルサーが目の前の練習機に落ちてきた際には居合わせた練習生を避難させ、状況把握と時間稼ぎの為に自身は殿となり拳銃一丁で正体不明の存在に詰め寄るといった荒業も披露。
その後はトニー・スタークと初めて遭遇したからというだけの理由で、半ば押し付けられるような形でお目付け役に任命される。
近頃はアメリカ軍監視の元自由を手に入れたトニーの暴走とも取れる会社の設立に振り回されたり、その会社が信じられないほど成功して困惑したりと苦労が絶えないようだ。
・スターアンドストライプ(キャスリーン・ベイト)
アメリカのNo.1ヒーローにして、オールマイトと共に世界が誇る最強戦力。
”個性”の「新秩序」は名前を持つ対象に二つまで新たなルールを課せられるという強力無比なものであり、強化には上限があるものの弱体化は無制限であるためもはや何でもありである。
アメリカ軍から特別指揮権を与えられており、戦闘時は自身がブロスと呼び慕う選抜パイロットで構成された戦闘機部隊と共に作戦を遂行。
かつて自身を救ってくれたオールマイトに追いつく事を目標とし日々戦っている一方で、持ちつ持たれつの関係にあるブロスのことは本当の家族のように大切にしている。
しかし強大かつ残忍な悪意に対しては明確な殺意を向けることも少なく無く、確実かつ最短距離で相手を殲滅する一面も併せ持つが何だかんだで一線は越えないらしい。
今回ラストにてトニーに「I・エキスポ」の計画書を渡したが、その真意は果たして・・・
・チャールズ・ブラウンJr
アメリカ空軍の大将にして参謀総長を務める黒人男性で、年齢は御年60歳。
我々の世界の米軍にも同姓同名の大将がいるが、あくまで別人のようだ。
敬称で呼ばれることを嫌っており、部下からは敬愛を込めて「ブラウンさん」と呼ばれている。
スターアンドストライプとは彼女がヒーローになる以前からの知り合いで、自分が女性であることやヒーロー向きで無いのではないかと言った悩みを抱える彼女の背を押したのは他でもない彼であった。
現在60歳とは到底思えない若々しさが売りと自称し、近接格闘を訓練している育成校の生徒達の元をお忍びで訪れてはボコボコにして帰っていくともっぱらの噂。更には戦闘となるやいなや「自分だけ安全な場所にいられるか!」と勝手に出撃しようとしては部下に取り押さえられている。
そんな年寄りの冷や水を体現したような人物だが、指揮能力に関しては本物であり確実かつ最も効率的な方法で戦闘指示を与える。