逃亡海兵のルフィとウタ 短編集   作:Nines star

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海兵時代に大将との共闘があったらいいねという概念。
それが敵にまわる絶望感とか、いいと思います。


“背中”

 

 

 砂塵が舞い、血の匂いが立ち込める。

 

「“ゴムゴムの……”」

 

 あまりにも激しい戦闘の末、周辺の景色が変わってしまった。

 目の前の海賊の居城である館は粉砕され、彼の部下たちもその周囲で倒れている。

 モンキー・D・ルフィとウタの部下もまた、何人も倒れた。だが、覚悟の差か、信念の差か。

 勝者は、明白だ。

 

「“バズーカ”!!」

 

 最後の一撃が、その男の意識を刈り取った。

 懸賞金、一億五千二百万ベリー。ここ数年でいきなり名を上げた、超大物ルーキーだ。懸賞金とは政府から見た“危険度“を示す数字である。故にイコールでその戦闘能力を示すわけではないが、かといって全く結びつかないというわけではない。

 目の前の海賊について言うのであれば、安いとさえウタは感じていたくらいだ。少なくとも、海軍本部における中佐である自分と少佐であるルフィには荷が重いと通常でなら判断が下されるくらいには。

 

「……ルフィ……」

 

 海楼石の錠により、能力を封じられた自分には見ていることしかできなかった。能力がなくとも戦う力があるが、この錠は能力のみならず力さえも封じてしまう。

 

「ウタを、返してもらうぞ」

 

 倒れた海賊の隣で、麦わら帽子を被り直しながらルフィが言う。

 とある一つの薬……“miracle”と名付けられたそれの調査から始まった事件は、ルフィたちが想像もしていないほどに大きな事件となった。当初は少人数での調査命令であったために戦力も不足する中で、どうにかこの結末に辿り着いた。

 

「ナミ、鍵を」

「ええ」

 

 東の海のココヤシ村。海軍にとっては目を覆いたくなるとある兵たちの不祥事から起こった“アーロン一味”による暴虐。

 彼らから彼女の愛する村を救い出した、ルフィたちに、彼女はついてきた。その彼女は幹部との戦いでウタの鍵を手に入れており、それを用いてウタの手錠を外す。

 

「ルフィ」

「無事でよかった」

 

 こちらが何かを言う前に、抱き締められた。おずおずと、その体を抱き締め返す。

 その姿を見て、お熱いこと、とナミが顔を仰ぐ仕草をした。いつもなら否定するが、この時はできなかった。

 いつだって、そうだ。この幼馴染は、自分を助けてくれる。

 こんなにも、ボロボロに。

 傷だらけに、なってでも。

 

「おいルフィ。ウタの無事を確認をしたんだからさっさと行くぞ」

「あんたねぇ」

 

 妙な縁ができた賞金稼ぎ、“海賊狩り”の異名を持つ男の言葉にナミが半目で睨む。

 今回も、偶然居合わせた彼は成り行きで協力してくれた。命を懸ける理由などないはずだというのに、彼もまた傷だらけになって戦ってくれたのだ。

 

「ああ、そうだな。ししし、ありがとうゾロ!」

「まあ、いい修行になったよ」

 

 笑うルフィに対して、肩を竦めるゾロ。

 ルフィの体が離れたことに名残惜しさを感じつつ、ナミに視線を向ける。

 

「本部への連絡はついてる? とにかく、できるだけ早く」

 

 

 乾いた拍手の音が、響き渡る。

 

 

 一瞬で空気の温度が下がったような感覚。全員が、強制的に意識の切り替えをさせられた。

 いつの間に現れたのか、白い髪を角刈りにした男が立っている。その背後には、腰に刀を差した袴の男が控えるように立っていた。

 いつの間に、とウタは驚愕と共に男たちを見る。武装色では負けるが、ウタの見聞色はルフィよりも上だ。中佐という階級であるが、その実力は将官クラスにはある。その自分が、ここまでの接近で一切気付けなかったとは。

 

「誰だ、じいさん」

「はっはっは。中々言いおるわ小童が。……ああ、いい、いい。子供の戯れだ」

 

 背筋が、凍る。老人の背後にいる男が、こちらへ殺気を放ったのだ。

 強いと、誰もが理解させられた。先程、ギリギリでルフィが倒した海賊よりも遥かに。

 自然、身構える。全員が戦闘態勢に移行していた。だが、老人は笑い続ける。

 

「いやしかし、本当に驚いたとも。そやつはうちの新人でな。どうしてもと言うから仕事を任せたが……ふむ、見込み違いであったか」

「……お、お……頭……」

 

 ルフィによって倒された海賊が、息も絶え絶えに言う。

 あの強さで、新人だと? 一体、どういうことだ。

 

「…………」

 

 ルフィがウタへ自身の麦わら帽子を被せた。それが、意味することは。

 

「うむ? ふむ、まだ息があるか。これはいかんなぁ、小童。相手は海賊ぞ。息の根は止めねば」

 

 そして、そのまま老人は懐から取り出した銃の引き金を引いた。

 銃声。

 一瞬の躊躇いさえもなく放たれた一撃は、海賊の胸元へと叩き込まれた。鈍い呻き声をあげ、海賊の手が地面に沈む。

 

「お前っ!!」

 

 直後、ルフィが吹き飛ぶように突撃した。

“六式”の一つである“剃”。超高速の移動術。

 だが。

 

「遅い!」

 

 一撃。

 無造作に、踏み抜くようにしてルフィの頭部が地面へと叩き込まれる。

 

「消耗しておる状態で、このわしに勝てるわけなかろう。無謀と勇気は違うぞ小童」

「ルフィ!」

 

 思わず声を上げる。ルフィは足掻き、抜けようとするが抜け出せない。

 あのルフィが踏みつけられた状態から一切動けない。あの老人、あの見た目からは想像できない力を持っている。

 

「さて、交渉といこう。ああ、その前に二つほど。ウタ、 といったかな? キミの能力は我々には通用せんよ」

 

 ウタの持つ能力は、破格だ。歌声を聴かせさえすれば、強制的に彼女の世界へと誘うことで催眠状態にできる。

 だが、それは歌声が聞こえればの話だ。おそらくこの老人は、こちらが歌う前にねじ伏せてくる。

 

「そしてもう一つ。私の正体を告げておくべきだろう。ふむ、そうさな……“雀蜂”と言えばわかるかな?」

「“雀蜂”……!?」

 

 ウタとナミがその名に反応する。

 それはここ二十年、表舞台に現れなかった名前。“海賊王”の時代に名を挙げた、伝説の海賊の一角。

 かつてその巨大な勢力で、“四皇”に最も近付いた大海賊だ。

 

「ほう、若い娘さんたちはよく知っているようだ。ならば話は早い」

 

 鈍い音と共に、ルフィがこちらへと蹴り飛ばされる。慌てて受け止めると、後頭部を押さえて痛ぇ、と彼は呟いた。

 

「単刀直入に言おう。海軍を辞め、わしの下に来ないかね?」

「断る! おれたちは海兵だ!」

 

 即座に答えたのはルフィだ。老人は笑う。

 

「はっはっは。即答か。ふむ、他の者も同意見のようだ。だが、ううむ、惜しい。どうにも惜しい」

 

 だから、と。

 老人は、壮絶な笑みを浮かべた。

 

 

「意見を変えてもらおう。何人の首を落とせば、理解するかね?」

 

 

 直後。

 ルフィが、ウタの体を後方のゾロの方へと投げ飛ばした。

 

「逃げろ! こいつらはおれがぶっ飛ばす!」

「ルフィ!」

「急げ!」

 

 こちらに背を向けるルフィ。その背に、ゾロに受け止められながらやめてと、そう言おうとして。

 

「…………ッ! 総員、撤退!!」

「ウタ!?」

「急いで!!」

 

 ナミの声に対し、怒鳴るように叫んだ。彼女もまた、何かを噛み締めるようにして頷くと、走り出す。他の部下たちも同じだ。倒れた者たちに肩をかし、必死に逃げようと動き出す。

 

「ルフィ!」

 

 振り返る。

 

「待ってる!」

「おお!」

 

 それが、どれだけ虚しい言葉か。

 わかっていて、それでも。

 それでも、彼なら。

 

「行かせると思うかね?」

 

 老人が背後の男に指で合図を送る。男が頷き、動き出す。

 それを止めようと、ルフィが構えた瞬間。

 

「よそ見厳禁だな」

 

 轟音と共に、老人に蹴り飛ばされたルフィが近くの瓦礫へと叩き込まれた。

 袴の男が迫る。刀の柄に手を当て、そして。

 

「先に行け!!」

 

 ゾロが刀を構え、男の前に立ち塞がった。だが彼も既に満身創痍。状況は最悪だ。

 どうする、どうしたら。

 一か八かウタウタの力を……駄目だ、あの老人たちに対策があれば、不発に終わる。

 その、瞬間。

 ウタの見聞色が、その気配を捉えた。

 

「すまない。遅くなった」

 

 刀同士の衝突で鈍い金属音を響かせながら、一つの影が男とゾロの間に割って入った。

 肩にかけた、正義のコートが風に舞う。

 

「海軍本部中将、モモンガ」

「海賊に知られていたところでな」

 

 男の呟きにそう応じ、モモンガは刀を振るって距離を離す。

 

「ほう。これは」

 

 老人が何かを言いかける。ウタの捉えた気配は一つではない。

 もう一人、いる。

 

 

「ちょっとそこ、どいてくれるか」

 

 

 周囲の温度が、文字通りに下がる。

 

「こいつらは、大事な部下たちなんでな」

 

 海軍本部大将、青雉。

 海軍本部、最高戦力の姿がそこにあった。

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

「大将に、中将とは。ちょっと豪勢が過ぎるんじゃあないかね?」

 

 突然現れた青雉に対し、老人が肩を竦める。青雉はポケットに手を入れたままその老人へ視線を向けた。

 

「海賊を捕らえるのに、豪勢も何もねぇだろう?」

「それは道理だ。しかし、ふむ。……ここは分け、とすべきだろうなぁ」

 

 しょうがない、と老人は笑うと腕を組んだ。そして、青雉の背後にいるルフィに向かって言葉を紡ぐ。

 

「まあ、いい経験だろう小童。よく覚えておくといい。“ロジャー”や“白ひげ”に勝てなかった……ただそれだけで涙を呑んだ銀メダリストは、この海に大勢いる」

 

 ルフィが拳を握る。それを一瞥すると、青雉が言葉を紡いだ。

 

「おいおい、何を勝手に終わろうとしてるんだ?」

「んん? そりゃやり合うってことかい? このわしと?」

「海軍が海賊を前に退くわけがねぇだろう」

 

 青雉の足元が凍り始める。老人が笑った。

 

「はっはっは! これは痛いところを! じゃあ何か、わしらを相手に逃げようとしたそいつらは海軍じゃなかったか! これは失敬!」

 

 ぐっ、とウタは唇を引き結んだ。海賊から逃げようとした己。それが部下たちの命を守るための選択とはいえ、それに何も思わなかったわけではない。

 だが。

 

「こいつらはおれの部下だ。おれが退いてねぇ限り、こいつらもまだ退いちゃいねぇ」

 

 ふむ、と老人が頷く。

 

「だが、どうする? 僅か二人の増援で、わしらを捕らえると? まさか、ここに二人だけで来ているとでも思ったわけではあるまい?」

 

 老人が指を鳴らすと、多くの応じる声が上がった。

 瓦礫の向こう。深い森の奥に、無数の気配がある。

 

「とはいえ、ここでお前さんとやり合うのもメリットがない。だから」

「必死だな」

 

 青雉の言葉。老人の表情から、笑顔が消えた。

 

「どうしてもおれから逃げたいようだが、言ったはずだ。捕らえに来たと」

 

 そして、青雉はため息を零すように言葉を紡ぐ。

 

「それに、数だと? 海軍を相手に、よりによってそれを選ぶかね?」

 

 無数の、足音。

 それは、ウタたちの後方から響いてくる。

 

「援軍か……!」

「海“軍”だからな。さて、年貢の納め時だ」

「舐めるなよ青二才が!」

 

 老人が懐から銃を取り出し、吠える。

 

「わしはロジャーの時代を生きた海賊!! この時代の軟弱な海賊とは違う!!」

 

 直後、モモンガと向かい合っていた男も跳ね飛ばされたように青雉の所へ飛んだ。老人もまた、己の背後に控える部下たちへと声を張り上げる。

 

「所詮は一人!! 包んで潰せ!!」

 

 その言葉に、青雉は。

 

 

「“氷河時代”」

 

 

 

 たった一言。

 絶対的な力で、応えただけだった。

 青雉に対し、刀を振り下ろした男も。

 老人も。

 森の中に隠れていた部下たちも。

 文字通り、世界ごと氷漬けになっていた。

 

「……凄ぇ……」

 

 思わず、ルフィは呟く。

 相手にすらなっていなかった。自分が何もできなかった、あの老人が。

 こんなにも、容易く。

 

「銀メダリスト、ね。……挑みすらしねぇ奴は、失格って言われるんだよ」

 

 青雉は呟くと、振り返る。

 

「よくやった。お手柄だ。後の事後処理はやっておいてやる。だから……今は休め」

 

 そして、モモンガと共に増援の海兵たちへと指示を出し始める。

 ルフィたちは最優先で軍艦へと運び込まれ、治療を受けた。

 ただ。

 ルフィとウタの表情は、ずっと優れないままであったという。

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

 そのニュースは、瞬く間に世界へと放たれた。

 最近巷を騒がせていたドラッグ、“miracle”の元締めであった海賊の討伐と、その実験体にされていた市民たちの救助。しかもそれを成したのは今世間で話題を集める二人の英雄だ。世間が賑わうのも当たり前であった。

 更に、その黒幕であったロジャーの時代を生きる大海賊“雀蜂”。それを大将青雉が捕らえたのだ。しかもそれは、英雄たちの働きがあったからこそとされている。

 新たな時代の英雄たちに、人々は酔いしれる。

……当の本人たちの気持ちを、置き去りにして。

 

 

 

「辞退は認めん」

 

 今回の手柄を受けて勲章と昇進が決まった英雄二人は、元帥の執務室に来ていた。そこでセンゴクから放たれたのが、この言葉だ。

 

「お前たちの考えることなどお見通しだ。……昇進も、勲章の授与も。拒否することは許さん」

「でも、おっちゃん! おれたちは!」

「元帥と呼べ」

 

 手に持っていた資料を机の上に置き、全く、とセンゴクは呟く。その彼に、ウタが言葉を紡いだ。

 

「私たちは、敵前逃亡を」

 

 拳を握るウタ。その彼女と同じように強く拳を握るルフィを見て、

 

「……気持ちはわかる。だがな、二人とも。今回の件は大手柄ではあるが、はっきり言って“雀蜂”捕縛の件よりもお前たちの働きの方が大きいと私は思っている」

「えっ……?」

「無論、奴が黒幕であったことは間違いない。それを捕らえたことは大きい。だが、それよりも市民にとっては危険な薬と、それで利益を得ていた海賊の撃破の方がより大きな意味を持つのだ」

 

 考えてもみるといい、とセンゴクは言う。

 

「“雀蜂”など過去の伝説、それも脇役だ。市民にとってはそんないるかどうかもわからない存在よりも、今目の前にある危険を排除することの方が何倍も嬉しいのだ。昇進も勲章も政府から送られるものであるが、それは市民の想いでもある」

 

 受け取れ、とセンゴクは微笑んだ。

 

「お前たちは苦しんでいる市民を救い出した。それは、何よりも我々にとって誇らしいことなのだから」

 

 二人は、何も言えなかった。

 ただ、言われた言葉を考え続けていた。

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

 あの後、あの海賊について簡単にセンゴクの知ることを教えてくれた。

 大海賊時代の前にいた海賊。強大な勢力を誇っていたがしかし、彼はロジャーや白ひげといった四皇たちとやり合うことは終ぞなかったのだという。

 彼の勢力を壊滅させたのは、“英雄”ガープだ。

 元より、純粋な戦闘能力で生きてきた男ではないらしい。悪辣で、周到な策を用いて時代を生きてきた。

 銀メダリストと、彼は己をそう言った。

 そんな彼を、失格だと青雉は断じた。

 ただ、一つだけわかるのは。

 今の自分達では、そんな『失格者』相手にさえ勝てないというだけ。

 

「なあ、ウタ」

「うん」

 

 執務室を出て、屋上。人気のない場所で。

 

「おれ、強くなる」

 

 ルフィは、誓いを立てる。

 

「今のままじゃ、何も守れねぇ」

 

 あの日、立てた誓いさえ。

 今の己は、守れない。

 ウタの隣にいることさえ、このままではできなくなる。

 

「うん。……私も、強くなる。もう、逃げなくてもいいように」

 

 だけど、とウタはルフィを見た。

 

 乾いた音が響く。ルフィの頬が、打たれた音だ。

 

「だけど、その前に」

 

 ウタの瞳から、涙が溢れた。

 

「あんなこと、もう二度と言わないで」

 

 溢れる涙が、止まらない。

 

「る、ルフィが、死、死んじゃうかも、って、私」

「……すまねぇ。けど、あの時は」

「信じてた! 信じてたよ!」

 

 いつだって、どんな時だって。

 絶叫するように、ウタは言う。

 

「ルフィを信じてる! だから! だから私を置いて行かないで! 一緒にいさせてよ!」

 

 大粒の涙を流しながらのその叫びが、ルフィの胸を打つ。

 父に置いて行かれた彼女は、誰かに置いて行かれることを何よりも恐れている。

 ルフィもまた、置いて行かれた側だ。だが彼には父の記憶はない。

 それに、彼には兄がいた。祖父がいた。

 何より……ウタがいたのだ。

 

「……一人に、しないで……」

 

 嗚咽を漏らす姿に、ごめん、とルフィは呟く。

 そしてゆっくりと、彼女を抱き締める。

 

「ああ、わかった。……わかったよ」

 

 腕の中で泣く彼女を感じながら、誓いを立てる。

 あの、絶体的な背中。

 遥か遠くの、高みにある背中。

 

「ずっと一緒だ」

 

 この、大切な人を守るためには。

 あの領域まで、至る必要がある。

 

 強くなる。絶対に。

 今日は、その誓いの日だ。

 

 

 この数ヶ月後、アラバスタにて二人は更なる大事件の当事者となる。

 新たな英雄譚に、人々は明日への希望を見た。

 しかし。

 たった一つの不幸と、傲慢と、この世界の歪みが。

 この二人を、追い詰める。

 

 これは、世界を敵に回した二人の物語。

 二人が、世界がまだ、希望を抱けていた頃の物語。

 

 

 

 

 







この後のクロコダイル戦でのルフィは原作より更に根性に補正がかかってそう。
そして多分クロコダイルも開幕から全開なので結局地獄絵図である。



どうでもいいイメージというか妄想みたいな設定。
海賊“雀蜂”……ロジャーの時代を生きた海賊。その組織の規模は確かに四皇に匹敵するものであったが、彼自身の戦闘能力は全盛期でもロジャーたちに遠く及ばないものであった。ただ、彼が得意としたのは毒と数による圧殺であり、数を生かした影響力によって政治的な部分で危険な海賊であった。困窮する国や有力者に正体を隠して近付き、援助し、その後正体を明かして利益を貪るという非常に悪辣な海賊。しかし、“英雄”ガープにより片っ端から組織を破壊され、“雀蜂”自身も手も足も出ず倒され、組織は壊滅。その後、表舞台からしばらく名が消えることとなった。
終ぞ四皇の誰ともぶつかることはなく、金や交渉でそれを避けていたため、よく言えばクレバーであり現実主義者、悪く言えば挑みすらしなかった、敗北者にすらなれなかった者である。
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