side???
「それで…私にどんなご用向きが?」
「質問がある。“聖遺物”という言葉に聞き覚えは?」
聖遺物、と聞くとやはり最も最初に思い浮かぶのは
「……そうですね。
「認めるんだな…てっきりしらを切るものと…」
「極力嘘はつかない主義なんですよ。」
この言葉にも嘘は無い。
私の渇望はれっきとした覇道だが、自分が変われるなら変わろうかな、程度の心持ちはある。
つまりはその時の気分次第であり、私が前世(?)で形成位階までしか到達出来なかった不安定さの所以なのだろう。
「そうか…では、君は聖遺物を所持しているのか?」
続く赤髪の男からの質問、だが…
中々に答えづらい質問が来たなぁ…
というのが私の本音だった。
目の前の人物は力に溺れるように見えないが、永劫破壊の存在を知ってそれを利用しようなどと考える輩が現れてもおかしくない。
だが永劫破壊はれっきとした外法だ。完全に倫理を忘れた狂人共のための力だ。
というか狂人でなければ聖遺物に食われてお陀仏なのだ。
この質問の答え方次第でなし崩し的に永劫破壊の情報を渡すという展開も有り得てしまう故にこちらも慎重にならざるを得ないが…
「もし“持っている”と言ったら私はどうなりますか?」
「俺の組織で保護ということになるだろうな。」
「私の事を上司に話しましたか?」
「いいや?まだだ。」
そうか…なら、
「なら私の答えは“持っている”なのですが、少し事情がややこしいので“そちらの本部”でお話させて頂いても?」
「…!あぁ、わかった。ついてきてくれ。」
車に案内され、乗り込む。
やはり政府機関なのか車の性能が高い。
「そういえば、君の名前は?」
「名前を聞くなら先に名乗っていただけると。」
「あぁ、すまん。俺は風鳴弦十郎だ。」
「私の名前はアイムート・ヴァルトルート・フォン・キルヒアイゼンです。長いのでキルヒアイゼンでもアイムートでもお好きな方でどうぞ。」
「では、アイムート君、君はやはりドイツの生まれなのか?」
やはり?ということは…あぁ、そういう事か。
「あぁ、もうこの服の出自にたどり着いたんですね。年代特定を避けるために腕章を外していたんですが…優秀な組織のようですね。そうですよ。私はドイツ系貴族の生まれなんです。」
「年代特定ということは…「ストップ。続きは着いてからにしましょう。」…わかった。」
そうして、車に揺られたどり着いたのは…
「学校…ですか?この建物は。」
「私立リディアン音楽院高等科だ。そして俺たちの本部はこの地下にある。」
「なるほど…」
であるならばこの学校も政府の息がかかっているのだろうな…すると先程の少女が、歌を歌っていたことに何か関係があるのだろうか。ここは音楽院、音楽の学校なのだから。
生徒達のいない職員棟を通り、エレベーターに乗る。
物凄い速度で下に下がるが…姉さんに引きづり回された時よりは圧倒的にマシと考えると途端に楽になった。
そしてエレベーターシャフトを見てみるのだが…
「絵画?」
虹色に彩られたシャフトの内壁を見て、ふと出てきた言葉だった。
そして、エレベーターが止まる。
廊下を歩き、弦十郎が一つの扉の前で止まった。
扉が開き、弦十郎に連れられて中に入ると、途端にクラッカーの洗礼を受けた。
〈アイムートさん、人類守護の砦、特異災害対策機動部二課へようこそ!〉
という横断幕がある。
…なんだこれは?
私は困惑のまま、目を瞑って見なかったことにした。
遂に魔人と戦姫が邂逅する。
ファーストネームしかなかったのは、名前が長すぎたんだろうな…
第二話どうだったでしょうか。
少しグダってるかもしれないのでその場合は遠慮なく言って下さい。
そして、オリ主の名前も判明致しました。
ここから物語が動く…筈!
2022/10/08 12:22:52
修正しました。
今のところG編まではやろうと思っているのですが、その後どこまでやるかを募集します。
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G編までで良きよ。
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キャロル見たい!GX編までやれ!
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AXZ編までやらなければ許さん!
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XVまでやれ!やるんだァ!