sideアイムート
何故私は歓待を受けているのだろうか。
と現実逃避気味に考えた私を許して欲しい。
私はあくまで警戒すべき相手の筈なのだが…
「あったかいものどうぞ。」
「あ、はい。あったかいものどうも…」
このように飲み物を手渡されたり、先程は写真撮影を求められたりした。
うむ、訳が分からぬ。
まぁ、上司と同じく悪い人ではないのだろうな、と思いはしたが。
「アイムート君。話してもらえないか?君が何者なのか。」
「そうですね…言うなれば“魔人”でしょうか。」
私は少しづつ話すことにした。
「魔人?」
「はい。聖遺物と肉体的、霊的に完全な融合を果たした元人間、のことですね。」
「そんな事が…?」
「納得していただく前に、そこにいる青い髪の彼女。彼女が聖遺物を纏っていた仕組みについて概要を説明して頂けませんか?」
「ん…?どうしてだ?」
「恐らくですが、我々の“聖遺物”の認識に齟齬があるのではないかと思いまして。」
実際は、彼らの言う聖遺物と私の考える聖遺物は違うものだろう。というのは殆ど確信している事だ。
「…わかった。了子君。」
「はーい!じゃあ私の提唱した桜井理論について説明するわよん。」
そこから話されたのは、音波の特定振幅、即ち歌の力“フォニックゲイン”で起動する古代のオーパーツ、それが聖遺物であり、先程ツーショットを求めてきた研究者然とした服装の女性“桜井了子”の提唱した理論に基づき、聖遺物の欠片を鎧として再構築した物、それが青い髪の彼女が纏っていた“シンフォギア”なのだそうだ。
「なら今度はこちらの番…ですね。」
「私は
「魔術?」
「こちら風に言うなら異端技術の体系の一つですね。そして魔人になるために必要なのは“渇望”です。他を凌駕する圧倒的な、ソレが必要なんです。」
「渇望…か。ちなみにソレ無しでその、“永劫破壊”を扱おうとすれば、どうなるんだ?」
まぁ…聞かない訳には行かないのだろうが…まぁ、正直に答えよう。
「融合の前段階で聖遺物に喰われて死にます。」
「なっ!」
「ここで私の聖遺物に対する認識をお話しておきますが…私の考える聖遺物とは“善悪を問わず神性と固有の意思を持つ物”です。文字通りの神聖さでも、畏怖を伴う圧倒的な暴力性でも構わない。そういう物なんです。」
「我々の知る聖遺物と全く違う概念だな…」
弦十郎も困惑している。まぁそりゃそうだ。字義通り違う世界の話をされて着いてこれる方がおかしい。
「では…では君の聖遺物はなんなのだ?」
弦十郎の質問に一瞬答えるか迷ったが、素直に答えることにした。
「北欧神話に出てくる武装の一つ『
「君は…」
弦十郎がこちらを見ているが…そのような目で見られる程私はまだ擦り切れてない。
人を殺すのだって、今でも出来ればしたくない。
ただ…活動位階の状態だからまだ“渇き”が来ないが…元々私の聖遺物は大食らいだ。この世界に来て、魂のストックがかなり減ってしまった。
“権利”を消費すれば剣が私を殺してくれるとは言え…
それは最後の手段にしたい。別に自殺願望がある訳では無いのだ。
その日が遠くなることを心の中で祈った。
金の魔人と蒼の戦姫は出会った。
舞台はこれより一年の後に移る。
オリ主の聖遺物も判明。今度こそ物語が動く(筈!)
第三話、どうだったでしょうか。
オリ主の聖遺物は北欧神話より呪いの魔剣「ティルフィング」でした。
完全にいわく付きなのですが、Dies基準で聖遺物として扱えそうな武装がコイツぐらいしか思いつかなかったという残念な理由で採用されています。
今のところG編まではやろうと思っているのですが、その後どこまでやるかを募集します。
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G編までで良きよ。
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キャロル見たい!GX編までやれ!
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AXZ編までやらなければ許さん!
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XVまでやれ!やるんだァ!