side立花響
「えっ、うえええっ!?…わたし、どうなっちゃってるの!?」
胸に浮かんだ歌を歌うと、アニメのキャラクターのような鎧に早着替えしてしまっていた。
「お姉ちゃん、かっこいい!」
そうだ、私はこの子に言った。「生きるのを諦めないで」と。そしてこの子は生きようとしている。
私を頼りにしてくれる。その期待に応えたい!
繋いだこの手を、絶対に離さない!
女の子を抱きかかえてノイズから離れようとして…
「なにっ!?うわわわわぁ!」
想定より飛んだ、飛べてしまった。
足場を見失い落下してしまう。
地面が近づく。
まだ死ねない。諦めない!
膝を曲げて衝撃の吸収を試みる。
が思った激痛は来ず、弱い痺れだけが残った。
鎧の力なのだろうか…?
でも、この力ならこのまま逃げ続ける事が…
嫌な予感がした。
再度跳躍。高所に懸架してあったパイプにぶら下がる。
先程までいた場所を見るとノイズだらけになっていた。移動しなければ炭素転換で死んでいたと思うとゾッとする。
しかもずっとこのままでもいられない。
2年前、
両手が使えない今襲われるのはマズい。
パイプから手を離して一旦降りるが…
「お姉ちゃん!後ろ!」
近づいてくるノイズに気づき、反射的に拳を突き出してしまった。
気づいた時には後の祭り。
自分と女の子が炭素転換される未来を確信し…
しかしてそうはならなかった。
「わたしが、やっつけたの…?」
突き出した拳はノイズのみを炭化させ、自分と女の子は無事だったからだ。
混乱は続く、大型のノイズまで現れ、バイクのエンジン音が聞こえ、隣の地面が突如
最初に思った「何故」という疑問は、続く恐怖に握りつぶされた。
周りのノイズが何もしてないのに一斉に炭化したからだ。喜ばしい事の筈なのに、恐れている私がいた。
鎧に満ちていた力が
土煙が晴れると現れた
「痛たたた…なんとか渇きは収まったけど…」
私にとってはノイズより怖かった。
sideアイムート
突如生まれた力の波動を感じた私は、自分の聖遺物の食欲が増したのを感じた。
そして、猛烈な“渇き”に襲われた。
「ぐっ…!」
周りのノイズ共を殺し尽くして、止まった。
ノイズ、そしてシンフォギア起動にも用いられるフォニックゲインが永劫破壊の燃料にできる事。
この一年でわかった事の一つなのだが、しかしノイズの方は人間の魂に比べると微々たるものだ。
実際今も足りていない。
私は理性をギリギリ保ちつつ、コンビナートに向けて跳躍した。
良質な
そして十数秒の滞空の後、着地。轟音が鳴り響き、大型、小型含めて自壊したノイズ達のエネルギーで満たされていく。
近くに翼がいたのかフォニックゲインまで吸収できたのは僥倖だったが…後で謝っておこう。
そして渇きも幾分マシになった…か。
自分でも何を言ったか分からないままに何事か呟き、横を見ると民間人が、シンフォギアを纏っていた。
いや、おかしい。絶対におかしい。
二課が持つシンフォギアは翼の天羽々斬のみだ。
聖遺物というだけならもう一つあるが、サクリストD…デュランダルはそもそもシンフォギアに加工などしないし、イチイバルやネフシュタンは所在が分からない。
とすると…?
そして、ようやく感覚が戻ってきた耳に司令の声が響く。
「アイムート君!大丈夫か!?」
「今は永劫破壊も安定してる。それで、目の前にシンフォギアを纏った少女がいるのだけれど、彼女、何者?」
「俺達も必死で探してる。わかっていることと言えばその少女のギアはガングニールということだけだ。」
「ガングニール…消滅したと聞いたけど。」
「それも含めて調査中だ。アイムート君は彼女にコンタクトを取ってくれ。」
「そうしたいのはやまやまなんだけどね…」
私の目の前にはこちらを警戒した目で見ている少女の姿。
「翼にやらせた方がいいんじゃないかしら、アイドルだし。私は怖がられているようだから。」
「…わかった。コンタクトは翼と緒川に任せる。一旦帰投してくれ。」
「了解。」
一旦通信を終え、近づいてきた翼に向き直る。
「あとをお願い。」
「わかりッ…ました…」
オリ主が大量虐殺を犯さずに正気を保っていられた理由が判明しましたね…
こういう設定じゃないと理由付けが出来なかった非力な私を許してくれ…
第五話、どうだったでしょうか?
ちなみに、響とオリ主は聖遺物の関係を元に相性を微妙に悪く設定しました。
和解する日は来るのでしょうか(すっとぼけ)
今のところG編まではやろうと思っているのですが、その後どこまでやるかを募集します。
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G編までで良きよ。
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キャロル見たい!GX編までやれ!
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AXZ編までやらなければ許さん!
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XVまでやれ!やるんだァ!