天子と出久が受ける雄英高等学校の入試は全学科共通の筆記試験。そしてヒーロー科希望者が受ける実技試験の2つが存在するのだ。
「えー、出久とは別の実技試験会場か」
「仕方ないよ。友人同士で協力しないようにという事じゃないかな?」
実技試験はAからHまでの会場が存在しており、グループに分けられて実技試験を行うのだ。因みに天子はGグループで出久がBグループである。
実技試験は10分間という短い時間で競い会う物であり、ルールは3種類のヴィランに見立てたロボットを倒してポイントを稼ぎ…出来るだけポイントを稼ぐというやり方だ。なお、ヴィランロボットは4種類存在しているが、ポイントが入るのは3種類だけであり、4種類目のロボットは巨大なギミック的な役割であり倒してもポイントは一切入らないそうだ。
Gグループの試験会場。
実技試験の会場に案内された天子は周囲を見回す。同じく試験を受ける未来のヒーローは多く居ており、その中には透明人間や頭髪が葡萄のように成っている超小柄で小学生程の少年も含まれている。
「可愛い女の子ばっかだな…」
超小柄な少年は鼻の下を伸ばし、周囲の女の子を吟味するように見ている。まあ、確かに男性は美女に対して目が行ってしまうのは仕方ないとしよう…実際に令和から最低でもうん百年未来だから美女が多いのは仕方がない。
「おっ!!そこの可愛い女の子!!君も受験生だろ?」
「む?ボクの事かな?」
そんなグレープな超小柄な少年は天子に声をかけてきた。確かに天子は顔立ちは可愛い女の子に見えなくもない。だが、現実は残酷だ…天子は男の娘である。股間にはバベルが立っているのだから。
「オイラは峰田実!!宜しくな!!」
そんなナンパを仕掛けてきた葡萄の少年は峰田実。どんな個性なのかは分からないが、ヒーローを目指している事は間違いない。
「峰田実ね。ボクは千手天子。宜しく。因みにボクはオトコノコだよ」
衝撃のカミングアウト。その言葉を受けて峰田は勿論のこと、本気で天子の事を女の子だと思っていた少年少女は唖然としながら天子の方を見てしまった。
「「「えっ?男」」」
「オフコース!!」
にっこりと笑みを浮かべ、パチッとウィンクを決める天子。残念ながら天子は男の娘であり、折寺中学の一部の男子生徒達は性癖がネジ曲がったとかホモぉに目覚めたとか目覚めていないとか。
「君、男の子なの!?ウチ、てっきり女の子かと」
耳たぶがイヤホンジャックと成っているひんにゅー!!な女の子が驚きながらそう言った。
「いやー、良くいわれるんだよね」
やれやれっと言いたげな天子。しかし、時間は有限であり、天子を含めた受験生は会場の中に突入して…いざ、試験は始まるのだった。
「速い!?なんだアイツ!?」
「目が変わった!?発動系!?」
「あの細い身体の何処にどんな馬鹿力が!?」
試験開始早々、天子は好き勝手に動いていた。全身にチャクラと呪力を行き渡らせて全身を強化。更に両目を万華鏡写輪眼に変化させ、他の受験生を置き去りにして次々とポイントを稼いでいく。
「うーん。手応えないな?」
ロボットを蹴りの一撃で粉砕し、万華鏡を輝かせた天子は会場を見回す。万華鏡の力は勿論だが、天子は素の状態でもシャコに匹敵する程の視力を有しており…辺り一帯を瞬時に把握する。
「ブッコロ!!」
ロボットが背後から襲いかかってきたが、天子は目に見えない速度…瞬間転移とも言える速度でロボットの背後に回り込む。すると、天子の左手の掌にハンドボール程のチャクラの塊が乱回転をお越しながら瞬時に球体に纏まった。四代目火影考案、扉間から教えて貰った螺旋丸である。
「螺旋丸!!」
「ホンゲェェェーー!!」
解き放たれた螺旋丸の一撃を受けてロボットは見事に木っ端微塵に砕け散った。
「あと、5分か…天子ちゃん暴れるよ?」
此処まで数多のロボットを粉砕した天子はニヤリと笑みを浮かべて、印を高速で結び……
「多重木遁分身!!」
木遁分身を用いて20人に分身した。さあ、蹂躙の始まりである。
「おっちゃんが言っていた!!ヒーローは奉仕活動!!お金より人々の安全だ!!ボクBからGは人々の救助と援護!!他はロボット退治!!
ボク本人?ハハ、暴れるさ!!」
ヤヴェー男の娘が20人に増えた。お察し下さい。
「エルトール!!」
「地震パンチ!!」
「大丈夫!!ボクが来た!!」
「雷斬り!!」
「火遁業火滅失!!」
「水遁水断波!!」
「木遁樹海降誕!!」
雷撃がロボットを破壊する。地震の振動を宿した拳がロボットを粉砕する。雷撃を纏った抜き手がロボットを両断する。口から放たれた爆炎がロボットを消し炭に成るまで燃やす。口から放たれた超高水圧のウォーターカッターがロボットを両断する。そして降臨した樹海が他の受験生を守りながらロボットの群を押し潰す。
「おっ!」
だが、トラブルとは試験でも起きる。地響きを成らしながら巨大なロボットが現れた。恐らくは試験説明に出てきた0ポイントのギミック扱いと成っているロボットだろう。
「なんだありゃ!!」
「逃げろ!!ポイントは関係ない筈だ!!」
「オイラも無理だ!!千手!!お前も逃げるんだよぉぉ!!」
峰田を含めた受験生が巨大ロボットを見ては逃走を図る。確かに巨大ロボットを倒してもポイントは得られず、逃げた方が安全だろう。
「ヒーローが逃げてどうするってんよ」
逃げる人々とは違い、天子は巨大ロボットに立ち向かうようにゆっくりと歩きだした。
「千手!!」
「アンタ、逃げないの!!」
峰田と耳たぶがイヤホンジャックの女の子が叫ぶ。
「此処で逃げたらプロに成った後でも、逃げる事に成るかも知れないよ?」
天子がそう告げ、莫大なチャクラが吹き荒れる。
「完成体スサノオ……発動!!」
莫大なチャクラの奔流がやむと…巨大ロボットも見上げる程の巨大な烏天狗が降臨していた。その烏天狗は全身をチャクラで構成されており、色は白色だった。この烏天狗は完成体スサノオ…両目に万華鏡写輪眼を揃えたうちは一族の人物が身体に宿す秘術であり、瞬時に展開できる便利な物である。なお、完成体スサノオを発動させた天子は烏天狗の額に収まっており、天子はニヤリと笑みを浮かべ……
「うぺい!!」
完成体スサノオのワンパンで巨大ロボットをペッしゃんこに潰したのだった。
「今年は恐ろしいな…特に主席の千手天子。あの卑劣ヒーロー 千手扉間の子だけはある。合計ポイントが180だと…規格外にも程がある」
「次席の緑谷出久も相当だ。合計ポイントが150オーバー…」
「相澤先生、山田先生。千手天子は本気を出してません、信じて貰えるとは思いませんが…個性も使ってません」
受験生が頑張っている裏で、先生達が話を行っていた。
「本当に恐ろしいな。よし、この2人はA組で面倒を見る。但し、轟…お前も副担任としてサポートしろ」
「焦凍は毎日授業参観ですね…分かりました。ヒーロー トウヤこと轟燈矢、A組の副担任を引き受けます」
「カルチャーショックの準備は万端だぞ!!千手少年!」
その頃、オールマイトは学食でハラミステーキを食べながら今後を思い…ガクガクと震えていた。
天子くんちゃんの身長!!163cm!!まだ小柄だよ?
天子くんちゃんの体重!!線は細いよ?でもパラポネラ筋肉で重いよ?
天子くんちゃんアイ!!万華鏡写輪眼や輪廻写輪眼は勿論だけど、視力が滅茶苦茶良いよ!!扉間パパのアドバイスでシャコ位目が良いよ!!
天子くんちゃんストマック!!滅茶苦茶食べるよ?千手の家の料理担当は大変だね!!
天子くんちゃんチャクラ!!尾獣並み…だけどグルメ細胞と柱間細胞が合わさった天子細胞のお陰かお察し!!
天子くんちゃんIN!!扉間パパが最悪を想定し、天子くんちゃんの中に日本RPGが誇るチートドラゴン?を人柱力のように封印してるよ。あと術式としての無為転変も入ってるよ。勿論、扉間パパの入れ知恵。
オールフォーワン「どうやって勝てって言うんだよ…無為転変奪えても無理じゃん」
次回は入学式?A組にはないよ
エンデヴァー「どこだ!!焦凍!!」
番外編書くとしたら?
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